1875

速水双六(はやみすごろく)は競馬好きで、どこにでもいる大学生。母親の友人からの紹介で、二泊三日の無人島旅行に参加する。それは、旅費が無料というだけでなく、参加賞として10万円、そして、ゲームに勝てば、さらに賞金が貰えるという魅力的なものだった。同年代の5、6人と過ごすという話なので、 美少女が来るかもしれないのと、一年前から筋トレをして準備万端だ。
当日、待ち合わせの場所へ行くと、案内役の運転手とマスク姿の女性が待っていた。マスクを外した女性は、期待を大きく上回る美少女だった。彼女はゲームの賞金を100万円と予想していて、双六にチームとして協力しないかと持ち掛けてくる。 双六は、美少女「小倉四葉(おぐらよつば)」と同盟を組んだ。
無人島の別荘に着き、早速、ゲーム内容が発表された。告げられた内容は「1875」、それだけ。しかも、賞金は1億円だと言うのだ! 双六と四葉のタッグによる謎解きが開始される。参加者は6人で、女性は四葉だけのようだが、鍵の閉まった謎の部屋があり、参加者がもう1人いるのかどうかが分からない。
まず、全ての部屋と参加者を確認したのだが、双六は、昔から自分にそっくりだと言われていた幼馴染みの「横浜七音(よこはまなおと)」が参加している事に気付き、10年ぶりの再開を喜んだ。
双六、四葉、七音と他の奇妙な参加者が「1875」の謎解きに挑むのだが、翌朝、殺人事件が起こってしまう。犯人は一体誰なのか? そして、双六と四葉の恋の行方は?
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,736 位 / 192,736件 ミステリー 4,339 位 / 4,339件

あなたにおすすめの小説

『量子の檻 -永遠の観測者-』

葉羽
ミステリー
【あらすじ】 天才高校生の神藤葉羽は、ある日、量子物理学者・霧島誠一教授の不可解な死亡事件に巻き込まれる。完全密室で発見された教授の遺体。そして、研究所に残された謎めいた研究ノート。 幼なじみの望月彩由美とともに真相を追う葉羽だが、事態は予想外の展開を見せ始める。二人の体に浮かび上がる不思議な模様。そして、現実世界に重なる別次元の存在。 やがて明らかになる衝撃的な真実―霧島教授の研究は、人類の存在を脅かす異次元生命体から世界を守るための「量子の檻」プロジェクトだった。 教授の死は自作自演。それは、次世代の守護者を選出するための壮大な実験だったのだ。 葉羽と彩由美は、互いへの想いと強い絆によって、人類と異次元存在の境界を守る「永遠の観測者」として選ばれる。二人の純粋な感情が、最強の量子バリアとなったのだ。 現代物理学の限界に挑戦する本格ミステリーでありながら、壮大なSFファンタジー、そしてピュアな青春ラブストーリーの要素も併せ持つ。「観測」と「愛」をテーマに、科学と感情の境界を探る新しい形の本格推理小説。

リクの夢見事件簿

くっちー
ミステリー
夢中リクには悩みがあった。毎日のように悪夢を見るのだ。 ある日夢の中で、最愛の姉が殺された。そしてそれは現実になってしまった。 その時から、薄々感じていた予想がことが的中する。「自分が見た夢は、全て現実になってしまうのだ」

考える椅子

HAHAH-TeTu
ミステリー
長く使われた物にはある種の霊魂が宿ると言われます、そんな椅子紹介したいと思います。

橋まで

折原ノエル
ミステリー
 橋に間に合って。  私は、彼女を救えるか?

クオリアの呪い

鷲野ユキ
ミステリー
「この世で最も強い呪い?そんなの、お前が一番良く知ってるじゃないか」

ポイズン ~少女は眠ったまま目を覚まさない~

closet
ミステリー
あらすじ:大屋敷内で開かれたティーパーティーに招待された少女たち。 くじ引きゲームで13のカードを引いた少女は紅茶に仕込まれていた毒薬で即死した。  その後も立て続けに、招かれた少女たちは消失していった。その中で唯一生き残ったメアリーは、メイド長の指示でメイドとして働かされる。  地下室に集まっていた他のメイドたちもティーパーティーの参加者での生き残りだということを知る。  ある時、刑事のデイビットが最近の連続少女失踪事件についてメイド長に聞き込み調査をしてきたが、すぐに帰って行った。  その翌日、メイド長は探偵とも話をするが、何かを隠し守っているようにメアリーとマーガレットには見えた。 果たしてティーパーティーで消えた少女たちはどこへ行ってしまったのか。  メイドたちの推理合戦が始まる。 ※表紙画像はピクルーのsaf.Orionさん・作です。 ※フーダニットよりホワイダニットに 重きを置いて書いています。

勿忘草 ~人形の涙~

夢華彩音
ミステリー
私、麻生明莉は村を治めている『麻生家』のお嬢様。 麻生家に生まれた者はその生涯を村に捧げなくてはならない。 “おきて”に縛り付けられている村。 「私は自由に生きたい。何も縛られずに、自分の心の向くまま。……それさえも許されないの?」 これは、抗うことの出来ない“役目”に振り回され続ける明莉の悲運な物語。 勿忘草(ワスレナグサ)シリーズ第2弾 <挿絵 : パラソルさんに描いて頂きました> 《面白いと感じてくださったら是非お気に入り登録 又はコメントしてくださると嬉しいです。今後の励みになります》

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...