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①
コトハジメ
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先輩のお母さんが、お茶を入れてくれて、お菓子も頂いた。
先輩はなかなか戻らなくて、お母さんとお話ししていた。
話しやすくて、楽しい人だった。
お琴の教室をしてて、私も誘われたが、
「すぐに決めなくてもいいから、今度、遊びにいらっしゃい」
と言われて嬉しかった。また、先輩の家に来る口実が出来た。
先輩が、部屋から戻ってから、
「じゃ、送ってくよ」
「え?もう帰っちゃうの?」
ん?送ってく、って?何処まで?
戸惑いながらも、一緒に家を出て、歩き出した。
「ありがとな」
「え?」
「琴の教室してるって言ってただろ?」
「うん」
「でも、最近、生徒減っててさ、話し相手にもなってくれたし、嬉しそうだったしさ」
私にお母さんの話し相手になって欲しかったって事なのか?それでも、先輩の役に立てて嬉しかった。
「あの、お琴の教室って、月謝はいくら?」
「え?習う気あるの?」
「う~ん、少し・・・」
「俺はよくわからないけど、また来て、聞いてみれば?」
「うん」
先輩は、最寄りの駅まで送ってくれて、帰って行った。
先輩はなかなか戻らなくて、お母さんとお話ししていた。
話しやすくて、楽しい人だった。
お琴の教室をしてて、私も誘われたが、
「すぐに決めなくてもいいから、今度、遊びにいらっしゃい」
と言われて嬉しかった。また、先輩の家に来る口実が出来た。
先輩が、部屋から戻ってから、
「じゃ、送ってくよ」
「え?もう帰っちゃうの?」
ん?送ってく、って?何処まで?
戸惑いながらも、一緒に家を出て、歩き出した。
「ありがとな」
「え?」
「琴の教室してるって言ってただろ?」
「うん」
「でも、最近、生徒減っててさ、話し相手にもなってくれたし、嬉しそうだったしさ」
私にお母さんの話し相手になって欲しかったって事なのか?それでも、先輩の役に立てて嬉しかった。
「あの、お琴の教室って、月謝はいくら?」
「え?習う気あるの?」
「う~ん、少し・・・」
「俺はよくわからないけど、また来て、聞いてみれば?」
「うん」
先輩は、最寄りの駅まで送ってくれて、帰って行った。
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