24 / 37
①
あの日のこと
しおりを挟む
午後から会議があった。
1時間ほどで終わり、会議室を出ようとした時、
「城嶋」
「あ、古門くん」
同期入社の古門恵介くんだった。
同期と言っても、古門くんは大卒なので4歳上だ。
「体調、大丈夫なの?」
「え、うん」
「今日は定時じゃん?食事にでも行かない?」
「あ、ごめん。予定あるから」
「そうなんだ?じゃ、またな」
また?これって・・・。
「鈍感」
「え?」
これまた、同期入社の百瀬柚乃だった。
柚乃ちゃんは同い年だ。
「柚乃ちゃん」
同期は5人いた。古門くん意外は女性だった。
入社後1か月は研修があって、毎日一緒だった。
でも、その後は別々に配属されたので、あまり会わなくなった。
こうゆう会議の時くらいだ。
「古門くんは、ずっと、里桜ちゃんの事見てたのになぁ」
「え、何?」
「だから、鈍感」
「は?」
「食事くらい行ってあげたらいいのに」
「私は・・・」
「眼中ないんだ?可愛そうに」
「だって・・・」
「ま、しょうがないわね」
何よ、その言い方。
でも、柚乃ちゃんの言ってる事が本当なら、古門くんは私の事を思っていたってこと?
いや、そんなはずない。
「でも、里桜ちゃんは自分の事、過小評価し過ぎ。もっと自信もったらいいのに」
とも言う。
1時間ほどで終わり、会議室を出ようとした時、
「城嶋」
「あ、古門くん」
同期入社の古門恵介くんだった。
同期と言っても、古門くんは大卒なので4歳上だ。
「体調、大丈夫なの?」
「え、うん」
「今日は定時じゃん?食事にでも行かない?」
「あ、ごめん。予定あるから」
「そうなんだ?じゃ、またな」
また?これって・・・。
「鈍感」
「え?」
これまた、同期入社の百瀬柚乃だった。
柚乃ちゃんは同い年だ。
「柚乃ちゃん」
同期は5人いた。古門くん意外は女性だった。
入社後1か月は研修があって、毎日一緒だった。
でも、その後は別々に配属されたので、あまり会わなくなった。
こうゆう会議の時くらいだ。
「古門くんは、ずっと、里桜ちゃんの事見てたのになぁ」
「え、何?」
「だから、鈍感」
「は?」
「食事くらい行ってあげたらいいのに」
「私は・・・」
「眼中ないんだ?可愛そうに」
「だって・・・」
「ま、しょうがないわね」
何よ、その言い方。
でも、柚乃ちゃんの言ってる事が本当なら、古門くんは私の事を思っていたってこと?
いや、そんなはずない。
「でも、里桜ちゃんは自分の事、過小評価し過ぎ。もっと自信もったらいいのに」
とも言う。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
通学電車の恋~女子高生の私とアラサーのお兄さん~
高崎 恵
恋愛
通学途中で会うサラリーマンに恋をした高校生の千尋。彼に告白するが、未成年であることを理由に断られてしまう。しかし諦めきれない千尋は20歳になる3年後のバレンタインの日に会いたいと伝え、その日が来るのをずっと待っていた。
果たしてサラリーマンのお兄さんは約束の日に、彼女の所に来てくれるのだろうか。
彼女の終電まで残り7分。あと7分で彼が現れなければこの長かった恋にお別れをしなくちゃいけない。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
悪役断罪?そもそも何かしましたか?
SHIN
恋愛
明日から王城に最終王妃教育のために登城する、懇談会パーティーに参加中の私の目の前では多人数の男性に囲まれてちやほやされている少女がいた。
男性はたしか婚約者がいたり妻がいたりするのだけど、良いのかしら。
あら、あそこに居ますのは第二王子では、ないですか。
えっ、婚約破棄?別に構いませんが、怒られますよ。
勘違い王子と企み少女に巻き込まれたある少女の話し。
愛することをやめたら、怒る必要もなくなりました。今さら私を愛する振りなんて、していただかなくても大丈夫です。
石河 翠
恋愛
貴族令嬢でありながら、家族に虐げられて育ったアイビー。彼女は社交界でも人気者の恋多き侯爵エリックに望まれて、彼の妻となった。
ひとなみに愛される生活を夢見たものの、彼が欲していたのは、夫に従順で、家の中を取り仕切る女主人のみ。先妻の子どもと仲良くできない彼女をエリックは疎み、なじる。
それでもエリックを愛し、結婚生活にしがみついていたアイビーだが、彼の子どもに言われたたった一言で心が折れてしまう。ところが、愛することを止めてしまえばその生活は以前よりも穏やかで心地いいものになっていて……。
愛することをやめた途端に愛を囁くようになったヒーローと、その愛をやんわりと拒むヒロインのお話。
この作品は他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID 179331)をお借りしております。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる