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②
信じていれば
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年が明けた頃、隼人くんから、
「夢莉さ、もうすぐ留学するんだって」
「留学って、海外?」
「まぁな。音楽の勉強したいんだって」
「でも、隼人くん、これから売り出したいって思ってたんだよねぇ?」
「まぁ、そうだな。でも、本人の意思じゃ、しょうがない。事務所も辞めるって言うしな」
事務所は、隼人くんと同じだった。
次の日、夢莉くんから連絡があって、会って話した。
「留学の事・・・」
「うん」
「あの・・・」
「もっと喜んでよ」
「え?」
「将来のために勉強に行くんだよ」
「でも・・・」
「寂しい?」
「えっと・・・」
「万帆ちゃんは、隼人くんの事が心配なんだ?」
「え?」
「言っちゃえば?」
「え、別に私は・・・」
「俺は応援してる」
応援って何を?仕事の事?それとも・・・?
聞き返せなかった。
「夢莉さ、もうすぐ留学するんだって」
「留学って、海外?」
「まぁな。音楽の勉強したいんだって」
「でも、隼人くん、これから売り出したいって思ってたんだよねぇ?」
「まぁ、そうだな。でも、本人の意思じゃ、しょうがない。事務所も辞めるって言うしな」
事務所は、隼人くんと同じだった。
次の日、夢莉くんから連絡があって、会って話した。
「留学の事・・・」
「うん」
「あの・・・」
「もっと喜んでよ」
「え?」
「将来のために勉強に行くんだよ」
「でも・・・」
「寂しい?」
「えっと・・・」
「万帆ちゃんは、隼人くんの事が心配なんだ?」
「え?」
「言っちゃえば?」
「え、別に私は・・・」
「俺は応援してる」
応援って何を?仕事の事?それとも・・・?
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