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第二章 マナのポーション
第17話 息抜きしても良いですか……?
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「はい、お待たせ」
作業の合間に、マツモトはシュカにポーションの入った袋を手渡す。
シュカは首を傾げて、袋とマツモトを交互に見つめた。
「あの、マツモトさんこれは……」
「そろそろマナのポーションが無くなったんだろう? 『嗤うヒツジ亭』は店を閉めてるから、こっちに来たんだと……違った?」
「あっ、ありがとうございます……けど、そのために来たわけじゃなくてですねっ」
相変わらずあたふたと忙しないシュカに、まずは落ち着いて、と水を差し出す。
それを一口飲み込んでから、シュカは意を決したように表情を引き締めた。
「マツモトさん、一緒に……お出かけしませんか?」
「……お出かけ?」
マツモトの手が一瞬ぴたりと停止する。
何故、わざわざアトリエにまでやってきて外出を提案するのだろうか?
重要な話ならここですれば済むことだ。ということは、外でしかできないこと、例えば何かを見せたいとか?
それとも、何かを手伝わせようということだろうか? いや、あるいは……
ぐるぐると思考を巡らせるマツモト。
「マツモトさん、ずっとここで作業してるんですよね」
「まあ、そうだね。夜は家に帰ってるよ」
「そんなことしてたら倒れちゃいますよっ! たまには息抜きしないと……!」
マツモトは呆然とする。息抜きをするほど疲れている気はしない。
企業勤めだった頃もこのくらい働いていたし、今は作業の合間合間で休息を挟める。それに、この作業が楽しくて苦にならないのだ。
ともかく、シュカの真意はようやく分かった。せっかくの申し出でもあるし、必死な顔のシュカをここで追い返すのも忍びない。
「たまには息抜きしても良いかもな」
「本当ですか!?」
「ああ、この作業が終わったらね。夕方くらいになるけど良いかな」
「はい! ここで待ってますねっ」
1つ目のマナのポーション精製で作業を終えれば、16時からは自由時間だ。
仕事量を自由に変えられるのも良いものだな、とマツモトは思うのだった。
*
かくして、マツモトは『アナザー』に来て初めての観光をすることとなった。
連れ出したは良いものの、どこに行こうか悩むシュカだったが、正直マツモトはどこでも構わなかった。
何があるかも知らないし、どこを見ても新鮮なのだ。極端な話、道端に座り込むだけでもマツモトは満足しただろう。
「……お、ここにもポーション売ってるんだ」
不意に、店先に並んだポーション粉末入りの箱が目についた。
マツモトが精製済みの『疲労回復のポーション』は勿論、『パワフルポーション』『解毒のポーション』、更には『若返りのポーション』などというものまで売られている。『マナのポーション』は値札だけがかかっていて、品物は置いていなかった。
「若返りのポーションはお金持ちがよく買うんですけど、肌に張りが出るとか言われてて……ホントに若返るわけじゃないですよ」
シュカがひそひそと耳打ちする。だが、マツモトの興味は別のところにあった。
疲労回復のポーション、300レナス。マナのポーションは800レナス。『嗤うヒツジ亭』は卸売価格を小売の6割に設定しているらしい。
パワフルポーション900レナス、解毒のポーション650レナス、若返りのポーション1,400レナス。原価率の低いポーションを探せば、更に利益を上げることが出来るかもしれない。
「初級ライセンスで作れる範囲にもよるけど……帰ったらマニュアルで確認してみるか」
「もう、マツモトさん!」
ぐいぐいと腕を引っ張られた。見るとシュカは頬を膨らませて、思いっきりマツモトを睨みつけている。
「また仕事のこと考えてるんでしょ! ちゃんと休まなきゃ駄目ですよ!」
「ああ、ゴメンゴメン……」マツモトは頭を掻いた。
また別の店では、剣やハンマーのようなものが並んでいる。武器や防具を取り扱っている店だと、シュカが教えてくれた。
どれも数万レナス、高いものだと100万レナス近い物もある。当然強固な鎖で固定されており、屈強な男が数人、目を光らせていた。
自分には縁のないものだろう。マツモトは男たちの前を、そそくさと通り過ぎる。
「マツモトさん、こっちこっち!」
シュカに手招きされ、マツモトは人をかき分けつつ進む。
ようやく視界が開けると、そこには露店がずらりと並んでいた。
「これは……宝石か?」
「宝石ってほどではないですけど、装飾石って呼んでます。それぞれに精霊のマナが宿っていて、邪なるものから所有者を守ってくれるんですよ」
「へぇ、これがね……」
「加工してアクセサリーにしたものが、冒険者に人気なんです。防具はゴテゴテしたものになりがちですけど、アクセサリーはお洒落も兼ねられるし、ファッションとして取り入れられてるんですって」
シュカはしゃがみ込み、まじまじと石を見つめている。
視線の先には、透明な中に黄色が混ざった石があった。『1カット1200レナス』と書いた値札がかかっている。1カットがどの程度なのかすら分からないマツモトには、それが高いか安いかも判断できなかったが。
「……欲しいのか?」
「えっ!? い、いえ、そんなんじゃないですっ!」
慌てて立ち上がり、シュカはその場から離れる。
マツモトは首を傾げつつ、小走りにシュカの後を追うのだった。
作業の合間に、マツモトはシュカにポーションの入った袋を手渡す。
シュカは首を傾げて、袋とマツモトを交互に見つめた。
「あの、マツモトさんこれは……」
「そろそろマナのポーションが無くなったんだろう? 『嗤うヒツジ亭』は店を閉めてるから、こっちに来たんだと……違った?」
「あっ、ありがとうございます……けど、そのために来たわけじゃなくてですねっ」
相変わらずあたふたと忙しないシュカに、まずは落ち着いて、と水を差し出す。
それを一口飲み込んでから、シュカは意を決したように表情を引き締めた。
「マツモトさん、一緒に……お出かけしませんか?」
「……お出かけ?」
マツモトの手が一瞬ぴたりと停止する。
何故、わざわざアトリエにまでやってきて外出を提案するのだろうか?
重要な話ならここですれば済むことだ。ということは、外でしかできないこと、例えば何かを見せたいとか?
それとも、何かを手伝わせようということだろうか? いや、あるいは……
ぐるぐると思考を巡らせるマツモト。
「マツモトさん、ずっとここで作業してるんですよね」
「まあ、そうだね。夜は家に帰ってるよ」
「そんなことしてたら倒れちゃいますよっ! たまには息抜きしないと……!」
マツモトは呆然とする。息抜きをするほど疲れている気はしない。
企業勤めだった頃もこのくらい働いていたし、今は作業の合間合間で休息を挟める。それに、この作業が楽しくて苦にならないのだ。
ともかく、シュカの真意はようやく分かった。せっかくの申し出でもあるし、必死な顔のシュカをここで追い返すのも忍びない。
「たまには息抜きしても良いかもな」
「本当ですか!?」
「ああ、この作業が終わったらね。夕方くらいになるけど良いかな」
「はい! ここで待ってますねっ」
1つ目のマナのポーション精製で作業を終えれば、16時からは自由時間だ。
仕事量を自由に変えられるのも良いものだな、とマツモトは思うのだった。
*
かくして、マツモトは『アナザー』に来て初めての観光をすることとなった。
連れ出したは良いものの、どこに行こうか悩むシュカだったが、正直マツモトはどこでも構わなかった。
何があるかも知らないし、どこを見ても新鮮なのだ。極端な話、道端に座り込むだけでもマツモトは満足しただろう。
「……お、ここにもポーション売ってるんだ」
不意に、店先に並んだポーション粉末入りの箱が目についた。
マツモトが精製済みの『疲労回復のポーション』は勿論、『パワフルポーション』『解毒のポーション』、更には『若返りのポーション』などというものまで売られている。『マナのポーション』は値札だけがかかっていて、品物は置いていなかった。
「若返りのポーションはお金持ちがよく買うんですけど、肌に張りが出るとか言われてて……ホントに若返るわけじゃないですよ」
シュカがひそひそと耳打ちする。だが、マツモトの興味は別のところにあった。
疲労回復のポーション、300レナス。マナのポーションは800レナス。『嗤うヒツジ亭』は卸売価格を小売の6割に設定しているらしい。
パワフルポーション900レナス、解毒のポーション650レナス、若返りのポーション1,400レナス。原価率の低いポーションを探せば、更に利益を上げることが出来るかもしれない。
「初級ライセンスで作れる範囲にもよるけど……帰ったらマニュアルで確認してみるか」
「もう、マツモトさん!」
ぐいぐいと腕を引っ張られた。見るとシュカは頬を膨らませて、思いっきりマツモトを睨みつけている。
「また仕事のこと考えてるんでしょ! ちゃんと休まなきゃ駄目ですよ!」
「ああ、ゴメンゴメン……」マツモトは頭を掻いた。
また別の店では、剣やハンマーのようなものが並んでいる。武器や防具を取り扱っている店だと、シュカが教えてくれた。
どれも数万レナス、高いものだと100万レナス近い物もある。当然強固な鎖で固定されており、屈強な男が数人、目を光らせていた。
自分には縁のないものだろう。マツモトは男たちの前を、そそくさと通り過ぎる。
「マツモトさん、こっちこっち!」
シュカに手招きされ、マツモトは人をかき分けつつ進む。
ようやく視界が開けると、そこには露店がずらりと並んでいた。
「これは……宝石か?」
「宝石ってほどではないですけど、装飾石って呼んでます。それぞれに精霊のマナが宿っていて、邪なるものから所有者を守ってくれるんですよ」
「へぇ、これがね……」
「加工してアクセサリーにしたものが、冒険者に人気なんです。防具はゴテゴテしたものになりがちですけど、アクセサリーはお洒落も兼ねられるし、ファッションとして取り入れられてるんですって」
シュカはしゃがみ込み、まじまじと石を見つめている。
視線の先には、透明な中に黄色が混ざった石があった。『1カット1200レナス』と書いた値札がかかっている。1カットがどの程度なのかすら分からないマツモトには、それが高いか安いかも判断できなかったが。
「……欲しいのか?」
「えっ!? い、いえ、そんなんじゃないですっ!」
慌てて立ち上がり、シュカはその場から離れる。
マツモトは首を傾げつつ、小走りにシュカの後を追うのだった。
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