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手本
休憩
しおりを挟む英吏はぐったりとベッドに突っ伏したまま、自分の体の初めての感覚に理解が追い付かない。
(はぁぁ、はぁぁ、なに、、いまの、、、)
「どうだったかな、初めてイッた気分は」
「はぁあ、あれが、イク……?」
「そうだよ」
「すごい……」
「さて本島さんの触り方は分かった。次は僕が飛虎君に手本を見せよう。飛虎君、いいかい?」
飛虎は目の前で英吏がイったことに興奮し、股間を痛そうにしている。神幹が自分のことを呼んでいるのは分かるが、まともな返事ができない。
神幹はふぅと息を吐き、休憩を提案する。
「少し休憩しよう。本島さんだけじゃなく飛虎くんにも必要みたいだね」
「すみ、ません。ちょっとトイレに……」
神幹は苦笑いをしながら心の中で(ごゆっくり)と呟いた。
飛虎がトイレに行っている間に、英吏のケアをしようと神幹は温かいタオルを持ってくる。そしてまだぐったりとして視線も虚ろな英吏の汗を拭きとる。更に下半身のケアをしようと声をかける。
「濡れて気持ち悪いよね。一度脱がせるよ」
「…………!?あっ!」
しゅるるる、しゅるるるる
サイドを結んでいるビキニパンツの紐を神幹が引く。英吏は急に締め付けのなくなった下半身と、秘部に空気が触れる感覚に意識をはっきりとさせた。
しかし神幹は紐を解ききり、何のためらいもなく英吏の下半身からビキニパンツを抜き取った。
英吏はいま下半身丸出しだ。
「きゃぁっ」
英吏は慌てて手で隠す。
「一度愛液を全部拭き取らせて。オナニーで濡れていたのかこれからの研修で濡れたのか分からないから」
「い、いやぁ」
「失礼するよ」
英吏の手をいとも簡単に外し、脚をぱっと開かせる。
「ああぁ、やめっ」
イってすぐで体に力が戻りきっていないこともあるが、いくら脚を閉じようとしても神幹が手を添え摩っているところは特に力が入らずに脚を閉じられない。
「じゃあ拭き取るからね。……あぁ、すごいな。濡れやすいんだね。愛液の量もすごいし粘り気もある」
(言わないでっ、あぁ、、そんなに触られちゃうと)
「んふぅ、んふっっ、あぁぁ」
「ダメだよ、またイったら。拭いてるだけなんだから」
優しい手つきで秘部がぬぐわれる。下からすーっと拭き取られる感触にびくびくと体が震える。
「あぁ、だってっ、あぁ」
(どうしよう、さっきと同じのが、あぁ、きそう……っ)
「さて、こんなもんだな」
神幹がぱっとタオルを取り、折りたたむ。しとどに濡れていたところは、温かいタオルで一通り拭いて清めた。
「新しいパンツ持ってくるからちょっと待っていて」
「えっ……」
バタン。
神幹は英吏のもの言いたげな視線は無視し、部屋を出て行った。英吏はマッサージルームで一人きり、下半身を開放した状態で取り残された。先ほどタオルで拭われていた感覚が名残惜しく、股を閉じずに開きっぱなし。
(あぁ、すごく、うずく……触りたいっ)
英吏は誰もいないことをいいことに、自分の胸へと手を置く。そして、ぐにゅ、ぐにゅう、ぐにゅうと揉み始めた。
(きもち、いいっ)
ぐにゅう、ぐにゅう
ぐにゅう、ぐにゅう
そこへトイレに行っていた飛虎が戻ってきた。
「すみません、戻りまし……っ!」
飛虎の目には、ビキニパンツも履いていない英吏が股を広げて自分で乳房を揉んでいる姿が飛び込んできた。
「えっ……」
英吏が声のした方を見ると、ばっちりと飛虎と目が合った。
「きゃあっ!」
慌てて英吏は手を胸から離し、開いていた脚をぎゅっと閉じる。
「お取込み中、すみませんでした!」
飛虎は一度は落ち着けた自身に、またもや急激な刺激が視界から入り込み慌てて外に出て行ったのであった。
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