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ビジネスホテル

10.ユニットバス ❤︎

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30分後。


トントン

水川の部屋のドアをノックすると、返事と共にドアが開く。

「入っても大丈夫?」

「どうぞ」

部屋にはビジネスホテルによくある長細い備え付けの机、ベッド。

「コンビニ行って、アイス食べたくなったので買ってきたんですけど、一緒に食べませんか?」

「いいねぇ」

ガサガサ。
ベッドに座り、アイスを受け取る。なんだ、コンビニに行ったのはアイス食べたかったんだ。可愛いところあるなぁ。
夜に食べるアイスって美味しい。



アイスを食べ終え、今日の会議の感想をひとしきり話をしたところで、ベッドに置いていた私の手に、水川の手が被さってくる。

あ、そろそろ?

「じゃあシャワー浴びましょうか」

きたっ
「うん…」

「脱がせてもいいですか?」

「えーっ、それはちょっと勘弁して」
恥ずかしすぎるでしょう!

「そうですか、残念だなぁ。じゃあ先に僕入ってますんで、適当に温子さんも入ってきてください」

じゃあお先にと、水川は鞄から替えの下着を取り出しバスルームへと消えていった。





サーーーー
サーーーー

ほどなくしてバスルームから水音が聞こえる。ひゃーー!なんか大人の階段登る感じ!いやもう登ってはいるんだけど、なんだかエッチな状況だ。

「まだですかーーー?」

バスルームから水川の声。
「もうちょっとーー」

5分程どうしようどうしようと部屋をうろつき、覚悟を決めて水川の待つバスルームへ入った。






ガチャリ

フェイスタオルで一応は体の前面を隠しながらバスルームに入る。
バスルームはユニットバス型で湯船とトイレの間に仕切りのシャワーカーテンが付いている。
湯船に立ってシャワーを浴びている水川がいた。もちろん素っ裸である。

「遅いですよ、もう体洗っちゃいました」

「ごめんね」

「温子さんもこっちに入って。僕が洗ってあげます」

「え!?いい!いい!自分で洗うから!」

「遠慮しないで」
不敵に笑う水川は私の手を取り、ほらっと湯船に誘う。ううう、私が先に入って体を洗うべきだった!

けれど時間を巻き戻すことはできず、あれよあれよとボディタオルを泡だてている水川に捕まり、体を申し訳ない程度に隠していたタオルは取り上げられた。


シャワーカーテンが閉められ、狭い空間に何も身に纏うものがない裸の男女が立つ。
シャワーの音が鳴り響く中、「まずは背中から」と壁を向かされる。



うう、背中もお尻も全て水川に見られている。

ゴシゴシ、ゴシゴシ
「力加減どうですか?」

「大丈夫っ」
もう正直なところ力加減なんて気にもならないほど、羞恥で頭がいっぱいだ。

「お尻失礼しますね」

「っ、ひゃん」

お尻をゆっくりとボディタオルで撫でられる。明らかに背中を洗っていた時よりも、官能的な動きに変化している。

「柔らかい…」

ゆっくりと撫でられる感覚に足から少しずつ力が抜けて行き、私は倒れないように目の前の壁に両手をつく。すると、お尻を突き出すような形になってしまった。

「洗いやすくしてくれて、ありがとうございます」

「ちがっ」

ボディタオルは尻を下から上へと力を込めながら動かされる。たぷん、たぷんと尻たぶが動く。

「ふぁっ、ふあん、ふぅんん」

感じてしまっていることを隠したいが、膝をこすり、腰がうねる。

「もしかして感じちゃってますか?僕はただ単に洗っているだけなんですけど」

「感じてなんかっ」

「本当かな」
するとボディタオルは股間に当てられ、下から上へとお尻の割れ目に沿ってぐぐっと動かされた。

ぞくぞくぞくっ
「ひやゃゃあん」

ユニットバスに声が響く。秘部がヒクっと蠢く。

「っもう、お尻はいいからぁっ」

「了解です。じゃあ次は…脚ですね」

お尻からボディタオルが離れ、ほっとする。次は足首やふくらはぎを洗われる。背の高い水川がどうやって私の足首を洗っているのか不思議に思い、腰をひねって後ろを向く。

「ちょっっ、やだ、その格好」

水川はそれほど広くはない湯船の中で、両膝を付いて私の足を洗っていた。問題は顔の位置である。水川の顔の位置は私の尻のあたりである。

「だってこうしないと脚を洗えませんよ」

「そんな、洗わなくていいからっ!」

「でも今日は長距離の移動で脚も疲れたでしょう。労らせて下さい」

ボディタオルは足首からふくらはぎ、太もも、お尻へと動かされる。特にふくらはぎを通る時、ぞくっとする感覚に襲われる。

「あぁ、んん、あん」

抵抗することもできなくなり、水川のされるがままに脚を丹念に洗い上げられる。

「ふぁっ、もう、だめぇ」

「温子さん、ここ、お湯じゃないものが…」

「へ?」

内ももの際どいところを、水川が指でスッとなぞる。

「いやぁぁ、あん」

「体を洗っているだけなのに、濡れてしまうんですね」

秘部から溢れ出た愛液を指摘され、顔が真っ赤になる。

「もう、いいかげんっ」



この前のリゾートホテルでもそうだったが、水川はどうも焦らせて私の反応を楽しんでいるところがある。大学のときの彼氏は、こういうスキンシップや焦らすことはせずに、すぐにベッドでお互いに最低限の前戯をしたら挿入をしていた。

焦らしてくるのは水川の性的な趣味なのだろうか。それを受ける私は体の力が抜けるから困ってしまう。
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