ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~

taki

文字の大きさ
上 下
4 / 14
彼のお風呂

バスタオル巻いて ❤︎

しおりを挟む


泡を流し終わりバスルームを出る。


体はほかほかと温まっているが、体を冷やさないよう手早く水分を拭き取る。
水川の方が先に拭き終わり、ナイトウェアに着替える。グレーのパーカーとスウェットズボンというカジュアルな感じが新鮮だ。

体にバスタオルを巻き付けて、髪のタオルドライが済んだところで、私も早く着ようと替えの下着や服に手を伸ばす。


「下着の替えって、他にもあるんですか?」

「ううん、一泊だけだしこれだけだよ」

「じゃあ今は着けない方が良いんじゃないですか?」

「え?なんで?」
今日の昼間に着けていたものをまた着けるのもイヤなのに、なんでだろう。

水川はふぅと息を吐き耳元に口を寄せる。
「……これから汚しちゃいますよ」

「…………っ、何言ってんのよ!」
やっと意味が分かり、肩をパンと叩く。痛いなぁと笑いながらいう水川は事もなげに「だって本当のことでしょう」と言ってくる。

恥ずかしい奴めと睨むが、本当に恥ずかしいのはそれを否定できない私だ。

「そのままでベッド来て下さいよ」

「バスタオルのまま?でも濡れちゃってるから」

「じゃあ新しいバスタオル出しますから、それ巻いて下さい。下着は上も下も着けたらだめですよ」

水川はそそくさと新しいバスタオルを出して手渡される。「待ってます」という艶のある低い声に黙って頷いた。



◆◆◆◆



ブオーーーーー

ドライヤーと大きな音が寝室に響く。バスタオル1枚という無防備な姿で寝室のドアを開くと、髪を乾かしてあげますとドライヤーを手に持ってニコニコ笑う水川がいたので、任せることにした。

バスタオルが取れないようにキツく巻いたが、そのせいで胸はこんもりと盛り上がり谷間が丸見えだ。胸の先端はタオル越しに位置が分かる。下だって、ミニスカどころの話ではなく脚の付け根ギリギリしか隠していない。どうにかはだけないようにベッドの端に腰掛け、後ろからドライヤーの温かい風を受ける。



ブオーーー


温風が心地良い。
あぁ幸せ~~

なんか愛されてるーって感じだ。泡風呂で体を温めて、濡れた髪を彼氏に乾かしてもらう。なんて幸せなんだ。

カチッという音と共にドライヤーが止まったのが分かった。
「あらかた、乾きましたよ」

水川は手櫛で髪の毛を整えてくれる。
「ありがとう~」

「こちらこそですよ」

「ん?こちらこそって何が?」

「髪を乾かすのって恋人の特権でしょう。それに……良い眺めでしたから」

水川の視線の先には胸の谷間。とっさに腕で隠す。
「もうっ、エッチ」

「すみません、浮かれちゃってますね。……なんか良いですね。泡風呂に恋人と入って髪を乾かしてって幸せなひと時って感じです」

乾かしたばかりの髪を撫でられながら、穏やかな表情を向けられる。

「泡風呂もですけど、うちの入浴剤でこんな風にユーザーに幸せなひと時を感じてもらってたら、やりがいありますね」

「ふふ、そうだね。もっと良い入浴剤どんどん作らなきゃだね」

髪を撫でていた手が頬を辿り、くいっと顔を変えられる。

ちゅっ、ちゅっ、ちゅぷ。





穏やかな空気が次第に甘い夜の空気に変わっていく。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~

吉沢 月見
恋愛
ひたすら妻を溺愛する夫は50歳の仕事人間の服飾デザイナー、新妻は23歳元モデル。 結婚をして、毎日一緒にいるから、君を愛して君に愛されることが本当に嬉しい。 何もできない妻に料理を教え、君からは愛を教わる。

処理中です...