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10.クチコミの真偽 ❤︎

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日が暮れかけているため、手早く温泉に入る準備をする。

今回は旅館指定などはないから水着にした。


運転中に水着の話になり……



「水川くんはどんな水着?」

「持ってる水着って全部競泳の水着なので、それにしました」

「そっか、水泳してるって言ってたもんね」

「温子さんはどんな水着ですか?」

「ワンピースタイプとビキニタイプで迷ったんだけど、できるだけお湯に体を触れさせたいからビキニにした」

「……そうですか」

「見苦しいものをまたお見せしますが、ご勘弁下さい」

「見苦いだなんて」



◆◆◆◆



事前に水着を服の中に来ていたため、服を手早く脱ぎ、準備する。

森の木々を背景にした水川の逞しい身体に目が奪われる。

良い体してるなぁー
競泳のって面積小さいなぁー

と余計なことを考えた。

私のビキニはというと、首の後ろで紐を結ぶタイプのもの。三角形タイプではなく、ホルタータイプだからズレる心配も少ない。


準備はOK
夕日に照らされた湯気の世界に入っていく。






私の体に異変が起こったのは、お湯に入って5分もしないうちだった。

全身温まってきたが、妙に下腹部に熱がこもってきた。内腿の奥が何度かひくつく。
水川に気づかれないように膝をすり合わせた。


なんだかこれは良くない気がする。何が良くないって、肌がざわめきだし、目の前の男にどうしても触ってほしくて仕方ない。

生唾を飲み込む。
舌で上唇をなぞり、下唇を軽く食む。


あぁぁっなんなんだろう、この感覚。私ってこんなにおかしい奴だったか。

物欲しげな目を向けちゃいそうで、下を向く。
水川が温泉の感想を言っているが全く頭に入ってこない。


黙り込んだ私を心配そうに水川が覗き込んでくる。

「温子…さん?」と手が私の肩に触れた。




その瞬間



ビリッッッ

電流が走った



「あんっっっっっ!」



さっきのカップルの女の人のような声をあげた。



そこからはもう止まらなくなってしまった。
「みずかわくん、ごめん、私にさわってくれない?」

「どうしたんです?大丈夫ですか?」

「だいじょうぶじゃないっ」

「どこか痛むんですか?」

「……っちがうの、ううん、ちがわない。手を貸して?」

私は待ちきれず彼の大きな手を取って、胸に押し当てた。
水川は焦り「離してっ」と手を引こうとする。
けれど私も必死に手を押さえた。

「ねぇ、こんなに心臓がうごいて痛いのっ……分かる?」

「っな、な、わかりません…っ」

「わからないっ?ほら、ちゃんと触って」

胸を支える首の後ろのビキニ紐を引きちぎる勢いで解いた。


しゅるるっ


何の締めつけもなくなった胸がこぼれ落ちる。揺れるそれに、水川は目が離せない。
紅く染まった豊かな膨らみと先端は、夕日に照らされただけではなく温子自身の興奮が表れている。

私は邪魔な布がなくなった左胸に直接水川の手を押し当てた。
水川は驚きで思わず指に力が入り、柔らかな肌を強く揉んだ。


それが刺激となり

「あんっ……!きもちいい……っ」

もっと触って欲しくて、腰掛けている水川の太腿の上に向かい合わせで座った。恥ずかしげもなく足を開き、水川の腰を挟む。
濡れはじめた秘部が水川の太腿に布一枚隔てて当たる。

ぎゅっと抱きつき密着度を高める。
あぁぁぁ、きもちいい。


「ぬ、ぬくこさん、色々当たってます!それっやばいですから」

「あんっっ、あんっっっ」

「ちょっと!動かれると、、ぅあっっ!しっかりしてくださいって」

「みずかわぁ、おねがい、触られてないところが早くこっちもっていってるのぉっ、さわってくれたら何でもするからぁ」

「な、な、な」

「やだ、なにこれっ!もうわけ、わかんないよぉ」

私は涙をにじませながら、とにかく水川に色んなところを触ってほしくて懇願した。






水川は温子のあまりの豹変ぶりに驚き、自分の見込みの甘さを後悔した。

(まさかこんなにすごいなんて。温泉の効能はおおかた女性が性的に興奮する、つまりは媚薬的なものだろうと予想してた。
ちょっと気持ちよくなってる温子さんが見れたらラッキーって思ってたけど。こんな乱れた姿見せられたらこっちが持ってかれそうっっ)




「ねぇぇおねがい、こっちでもさわって?」

「っっっダメですって」

競泳水着の下の固くなったものからも温子は刺激を得ようと腰をくねらせる。


水川は競泳水着なんて脱いでしまいたいが、僅かに残る理性がそれはダメだという。

しかしこのままでは陥落させられるのも時間の問題。この状況を打破したいと、この温泉のクチコミを思い出す。

(たしか、興奮は女性が最後までいくまで止まらないって書いてたっ。温子さん、ごめん、あなたのためだからっ)



防戦一方だった水川は、攻撃に転じた。
所在なく彷徨わせていた手を、温子の希望通り肌に這わせた。


「あぁぁぁ、そう、みず、かわく、うれしいっ、もっとさわって」

「いっぱいさわってあげますよっ、だからはやく気持ちよくなって」

「もう死にそうなく、らい、きもちいいのぉ」

「もっと、きもちよくなれますよっ、ここはどうですか?」

「ひゃぁっあんんんっ、耳はだめぇ」

「温子さんの耳、真っ赤で美味しそうです。もっと食べてあげますね」

ちゅぷ
ちゅぷ

ぬめった水音が左耳から脳内へと侵食する。

「ひゃっん、やぁっ、おいしくないからぁ」

「とっっ、てもおいしい。僕も止まらないっ。温子さん、こっちはどう?」

「ひゃゃゃああん、だめ、おっぱいたべないでっ」
絶頂が近いのか細かく震え出す。

水川は擦りつけられている温子のビキニパンツへと手を伸ばした。
早く達してもらえるように、クロッチのところから中に指を潜り込ませた。お湯とは違うぬめりが指に絡みつく。




ビクっっ


「あぁぁぁーーーーーーっっ」



甲高い声が森に響く。






はぁはぁはぁ

「温子さん、大丈夫?…………まさか気を失ってる?」

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