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第四章 種族会談
第99話 世界を知るために
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「良かったです、無事お目覚めになられて。急に倒れられたときはどうしたものかと思いましたよ」
そうだ、ミアリーゼはデウス・イクス・マギアとの邂逅で最後に意識を失ってしまったのだ。
多分、状況を察するにファルラーダが介抱してくれたのだろう。
「その、ありがとうございますファルラーダ様。気絶した私を介抱していただいて……」
ここがどこだとか、結局何がどうなったのか聞きたいことは山程あったが、まずは目の前の人物にお礼を言わなければ始まらない。
恐らくミアリーゼが眠っている間、ずっと看病してくれていたのだろう。
「お気になさらず。御前からあなたを看病するように仰せつかり、その命を全うしたまでのこと」
「そうですわ……私、あの御方にお会いして、それで」
"ミアリーゼ、世界を知りなさい。肌で感じなさい。闇雲に基地を巡るだけではこれ以上は何も得られません。俗世に塗れ穢れを知るのです。
そして――その穢れの中で一際輝く宝石となった暁には、もう一度私の前に顔を見せに来なさい"
そうだ。デウス・イクス・マギアと邂逅し、世界を知るように命ぜられたのだ。要約すると試練を乗り越えなければ、グランドクロスの力は借りられない。
それならば一刻も早く、世界について知らなければ――
「落ち着いてください。御前の了承を得て興奮する気持ちは分かりますが、まずはシャワーを浴びて着替えることを優先していただかないと」
「そ、そんな悠長な! 今この時でも最前線で戦っておられる方々は――」
瞬間、ファルラーダによって物理的に声を遮られる。
「ピーピーうるせぇっつの。小娘ごときがどうこうした程度で、フリーディアが潰されるわけねぇだろ」
先ほどの紳士な態度とは打って変わり、ドスの効いた声で睨みを利かせるファルラーダ。
「御前が仰られただろう? お前には他にやるべき事があるだろうが」
「やるべき……こと」
ファルラーダが手を離したことによって、自由となったミアリーゼの口からは先程の勢いは失われていた。
「今のお前が戦場に立って何ができる? 精々私の足を引っ張ることしかできねぇだろうが。それなら私一人が出向いて暴れ回れば済む話だ。お前など必要ない。
何故そうまでして焦るのかは知らねぇが、お前には果たすべき務めがある。グランドクロスを連れて、はい終わりじゃねぇ。
戦争を、世界を軽く捉えるな。お前が思うより単純なものじゃねぇんだよ、世の中ってのはな」
「…………」
ミアリーゼは何も言い返せない。ファルラーダの言葉は彼女の内側に深く突き刺さる。己の無知と未熟さ、それが戦場にどう影響を齎すのか真剣に考える。
「あなたは、私を真っ当にすると仰っていましたわね?
つまりそれは、私に今の世界がどういう状況なのか、見て、学んで、全て知って、改めて答えを出せということですか?」
「そうだ、今のお前では話にならん。心から尽くしたいと思えん。
だからお前が私を屈服させるまで、戦場へは赴けないってことだ」
「屈服……」
つまりミアリーゼが戦場に赴くためには、ファルラーダを認めさせ、真に主としての器を示さねばならぬということ。
それはつまり、人類の祖――デウス・イクス・マギアを超えろということだった。
「安心しろ、手助けくらいはしてやる。流石にいきなりこんなことを言われたんじゃ、どうしていいか分からんだろうからな」
「そうですわね、ありがとうございます」
ミアリーゼはファルラーダに感謝の意を示して、まずは言われた通りシャワーを浴びに脱衣所へと赴く。
シュルリと衣服の紐を解き、裸体を晒すとシャワールームに入る。蛇口を捻ると暖かなシャワーが流れ出し、ミアリーゼの身体を濡らしていく。
シャワーのお湯が頭から爪先まで落ちていく。その感触が現実感を与えていく。
一難去ってまた一難、といったところだろう。
ミアリーゼへ尽く押し寄せる試練。あのファルラーダ・イル・クリスフォラスを従えるとなると、相応の格を示さねばならない。
まさにそれは王すら超える未知の領域。善も悪も等しく呑み込み、全ての人々を束ね満たす器となる。
「私の、役目……」
そう、かの存在――デウス・イクス・マギアが求めるものはミアリーゼ・レーベンフォルンが全てを内包する器を示すこと。
千術姫=ファルラーダ・イル・クリスフォラスを。
極光の英雄=グレンファルト・レーベンフォルンを。
最厄=シャーレ・ファンデ・ヴァイゼンベルガーを。
緋色の亡霊=テスタロッサを。
グランドクロスを率いて戦場に立つ。そう覚悟を決めたときからミアリーゼの運命は大きく動き出していたのだ。
人類の歴史は大きく変わる。グランドクロスが表舞台に立つとはそういうこと。
「私はもう、あの頃には戻れないのですね」
ミアリーゼは流れるシャワーの雨に打たれながら、ユーリと過ごした日々を想い重ねる。
「これは、全て自分で決めたことです。ファルラーダ様が強制しているわけではありません、デウス・イクス・マギア様と謁見したのは全て私の意思によるもの。
誰かの敷いたレールの上で踊らされるのはもう終わりです――異種族を殲滅し戦争を終わらせる。人類の争いの歴史に終止符を打つ。それこそが、私の使命です」
言葉は魔法だ。一度口にしたら取り消すことはできない。誰に聞かれるわけでもない、例え自分の耳にしか届かない言葉であっても――口にしたからにはもう、絶対に止まれないのだ。
◇
「顔付きが変わりましたね。余計な雑念を汗と共に洗い流してくれたようで何よりです」
シャワーを出て、バスローブに身を包んだミアリーゼを恭しく出迎えるファルラーダ。
「ファルラーダ様、私に対して畏まる必要はありません。そのような態度で接されると困ります」
「そうか? こっちの態度の方が評判良いんだけどな」
「あなたが二面性を使い分けているのは重々承知致しましたが、私に接するときは統一していただきたいのです」
「分かったよ、本当注文が多い小娘だな、おい」
「ふふふ」
「あ? 何がおかしいんだ?」
「やっぱりあなた、そちらの態度の方が素敵だと思いますわ」
「………………」
ポカンと目を丸くしているファルラーダに何故か勝った、と心の中で思ってしまったミアリーゼもまだまだ子供なのだろう。
「ははっ、小娘が減らず口叩きやがって」
ファルラーダはミアリーゼの仕返しに怒ることなく、小さく笑う。
「それより早くこれに着替えろ」
そう言ってファルラーダはベッドの上にスーツケースを置き蓋を開ける。ミアリーゼは中に入っている衣服を覗き見る。すると――
「これは……服?」
スーツケースの中に入っているのは何の変哲もない、一般市民が身に着けている服装だった。
青色のジーンズと、シンプルな白いTシャツ。その上に着るための薄手の黒いパーカーや黒のスニーカー、加えて変装用の眼鏡等が見受けられる。
これをミアリーゼが着る?
「何か文句でもあるのか?」
「いえ、文句というより……その、お恥ずかしながらこのような衣服を着用したことがないので、どのように着ればいいのか、戸惑ってしまって……」
「………手伝ってやるからさっさとそれ脱げ」
ファルラーダ・イル・クリスフォラスは態度は横柄だが、中身は面倒見が良いお人好しに思える。看病してくれたこともそう、ミアリーゼに改めて考える時間を与えてくれたことも、こうして着替えを手伝ってくれることも。
ミアリーゼはファルラーダがどういう想いでグランドクロスの地位に立っているのか純粋に気になった。彼女の求める理想の世界とは、そしてデウス・イクス・マギアの目指す先に何が待っているのか。
無事に着替えを終えたミアリーゼは鏡の前に立ち、自身の姿を確認する。
「まぁ、本当に私ですの!?」
長い白光色髪を束ね上げ、バケットハットを被り隠す。その上から伊達眼鏡を装着したミアリーゼはどこからどう見ても庶民の少女だった。
「今のお前を見て、誰もミアリーゼ・レーベンフォルンだと思うまい。
さて、それじゃさっさと出るとするか」
「あの、まず初めにどちらへ行かれますの?」
「あ? 飯に決まってんだろ。お前丸一日寝てたんだから、何か食わないと身が保たんだろ?」
ファルラーダに言われて、ようやくミアリーゼは自身のお腹が空腹を訴えていることに気が付いた。
「せっかく庶民になったんだ、上流階級じゃまずお目にかかれない普通の飯を味わいやがれ」
「は、はい!」
何をするにしても腹ごしらえは大切だ。ミアリーゼとしても庶民が普段どんな食生活を送っているのか預かり知らぬため、少し楽しみでもあった。
(まず知る。そして自分の目で確かめる。それが私のやるべき第一歩ですわ)
世界を変えるには、世界を知らなければ始まらない。戦争を終わらせるために、自分にできることを見つけよう。
新たに決然した誓いを胸に、ミアリーゼ・レーベンフォルンはファルラーダ・イル・クリスフォラスと共に世界を変えるための第一歩を踏み出した。
そうだ、ミアリーゼはデウス・イクス・マギアとの邂逅で最後に意識を失ってしまったのだ。
多分、状況を察するにファルラーダが介抱してくれたのだろう。
「その、ありがとうございますファルラーダ様。気絶した私を介抱していただいて……」
ここがどこだとか、結局何がどうなったのか聞きたいことは山程あったが、まずは目の前の人物にお礼を言わなければ始まらない。
恐らくミアリーゼが眠っている間、ずっと看病してくれていたのだろう。
「お気になさらず。御前からあなたを看病するように仰せつかり、その命を全うしたまでのこと」
「そうですわ……私、あの御方にお会いして、それで」
"ミアリーゼ、世界を知りなさい。肌で感じなさい。闇雲に基地を巡るだけではこれ以上は何も得られません。俗世に塗れ穢れを知るのです。
そして――その穢れの中で一際輝く宝石となった暁には、もう一度私の前に顔を見せに来なさい"
そうだ。デウス・イクス・マギアと邂逅し、世界を知るように命ぜられたのだ。要約すると試練を乗り越えなければ、グランドクロスの力は借りられない。
それならば一刻も早く、世界について知らなければ――
「落ち着いてください。御前の了承を得て興奮する気持ちは分かりますが、まずはシャワーを浴びて着替えることを優先していただかないと」
「そ、そんな悠長な! 今この時でも最前線で戦っておられる方々は――」
瞬間、ファルラーダによって物理的に声を遮られる。
「ピーピーうるせぇっつの。小娘ごときがどうこうした程度で、フリーディアが潰されるわけねぇだろ」
先ほどの紳士な態度とは打って変わり、ドスの効いた声で睨みを利かせるファルラーダ。
「御前が仰られただろう? お前には他にやるべき事があるだろうが」
「やるべき……こと」
ファルラーダが手を離したことによって、自由となったミアリーゼの口からは先程の勢いは失われていた。
「今のお前が戦場に立って何ができる? 精々私の足を引っ張ることしかできねぇだろうが。それなら私一人が出向いて暴れ回れば済む話だ。お前など必要ない。
何故そうまでして焦るのかは知らねぇが、お前には果たすべき務めがある。グランドクロスを連れて、はい終わりじゃねぇ。
戦争を、世界を軽く捉えるな。お前が思うより単純なものじゃねぇんだよ、世の中ってのはな」
「…………」
ミアリーゼは何も言い返せない。ファルラーダの言葉は彼女の内側に深く突き刺さる。己の無知と未熟さ、それが戦場にどう影響を齎すのか真剣に考える。
「あなたは、私を真っ当にすると仰っていましたわね?
つまりそれは、私に今の世界がどういう状況なのか、見て、学んで、全て知って、改めて答えを出せということですか?」
「そうだ、今のお前では話にならん。心から尽くしたいと思えん。
だからお前が私を屈服させるまで、戦場へは赴けないってことだ」
「屈服……」
つまりミアリーゼが戦場に赴くためには、ファルラーダを認めさせ、真に主としての器を示さねばならぬということ。
それはつまり、人類の祖――デウス・イクス・マギアを超えろということだった。
「安心しろ、手助けくらいはしてやる。流石にいきなりこんなことを言われたんじゃ、どうしていいか分からんだろうからな」
「そうですわね、ありがとうございます」
ミアリーゼはファルラーダに感謝の意を示して、まずは言われた通りシャワーを浴びに脱衣所へと赴く。
シュルリと衣服の紐を解き、裸体を晒すとシャワールームに入る。蛇口を捻ると暖かなシャワーが流れ出し、ミアリーゼの身体を濡らしていく。
シャワーのお湯が頭から爪先まで落ちていく。その感触が現実感を与えていく。
一難去ってまた一難、といったところだろう。
ミアリーゼへ尽く押し寄せる試練。あのファルラーダ・イル・クリスフォラスを従えるとなると、相応の格を示さねばならない。
まさにそれは王すら超える未知の領域。善も悪も等しく呑み込み、全ての人々を束ね満たす器となる。
「私の、役目……」
そう、かの存在――デウス・イクス・マギアが求めるものはミアリーゼ・レーベンフォルンが全てを内包する器を示すこと。
千術姫=ファルラーダ・イル・クリスフォラスを。
極光の英雄=グレンファルト・レーベンフォルンを。
最厄=シャーレ・ファンデ・ヴァイゼンベルガーを。
緋色の亡霊=テスタロッサを。
グランドクロスを率いて戦場に立つ。そう覚悟を決めたときからミアリーゼの運命は大きく動き出していたのだ。
人類の歴史は大きく変わる。グランドクロスが表舞台に立つとはそういうこと。
「私はもう、あの頃には戻れないのですね」
ミアリーゼは流れるシャワーの雨に打たれながら、ユーリと過ごした日々を想い重ねる。
「これは、全て自分で決めたことです。ファルラーダ様が強制しているわけではありません、デウス・イクス・マギア様と謁見したのは全て私の意思によるもの。
誰かの敷いたレールの上で踊らされるのはもう終わりです――異種族を殲滅し戦争を終わらせる。人類の争いの歴史に終止符を打つ。それこそが、私の使命です」
言葉は魔法だ。一度口にしたら取り消すことはできない。誰に聞かれるわけでもない、例え自分の耳にしか届かない言葉であっても――口にしたからにはもう、絶対に止まれないのだ。
◇
「顔付きが変わりましたね。余計な雑念を汗と共に洗い流してくれたようで何よりです」
シャワーを出て、バスローブに身を包んだミアリーゼを恭しく出迎えるファルラーダ。
「ファルラーダ様、私に対して畏まる必要はありません。そのような態度で接されると困ります」
「そうか? こっちの態度の方が評判良いんだけどな」
「あなたが二面性を使い分けているのは重々承知致しましたが、私に接するときは統一していただきたいのです」
「分かったよ、本当注文が多い小娘だな、おい」
「ふふふ」
「あ? 何がおかしいんだ?」
「やっぱりあなた、そちらの態度の方が素敵だと思いますわ」
「………………」
ポカンと目を丸くしているファルラーダに何故か勝った、と心の中で思ってしまったミアリーゼもまだまだ子供なのだろう。
「ははっ、小娘が減らず口叩きやがって」
ファルラーダはミアリーゼの仕返しに怒ることなく、小さく笑う。
「それより早くこれに着替えろ」
そう言ってファルラーダはベッドの上にスーツケースを置き蓋を開ける。ミアリーゼは中に入っている衣服を覗き見る。すると――
「これは……服?」
スーツケースの中に入っているのは何の変哲もない、一般市民が身に着けている服装だった。
青色のジーンズと、シンプルな白いTシャツ。その上に着るための薄手の黒いパーカーや黒のスニーカー、加えて変装用の眼鏡等が見受けられる。
これをミアリーゼが着る?
「何か文句でもあるのか?」
「いえ、文句というより……その、お恥ずかしながらこのような衣服を着用したことがないので、どのように着ればいいのか、戸惑ってしまって……」
「………手伝ってやるからさっさとそれ脱げ」
ファルラーダ・イル・クリスフォラスは態度は横柄だが、中身は面倒見が良いお人好しに思える。看病してくれたこともそう、ミアリーゼに改めて考える時間を与えてくれたことも、こうして着替えを手伝ってくれることも。
ミアリーゼはファルラーダがどういう想いでグランドクロスの地位に立っているのか純粋に気になった。彼女の求める理想の世界とは、そしてデウス・イクス・マギアの目指す先に何が待っているのか。
無事に着替えを終えたミアリーゼは鏡の前に立ち、自身の姿を確認する。
「まぁ、本当に私ですの!?」
長い白光色髪を束ね上げ、バケットハットを被り隠す。その上から伊達眼鏡を装着したミアリーゼはどこからどう見ても庶民の少女だった。
「今のお前を見て、誰もミアリーゼ・レーベンフォルンだと思うまい。
さて、それじゃさっさと出るとするか」
「あの、まず初めにどちらへ行かれますの?」
「あ? 飯に決まってんだろ。お前丸一日寝てたんだから、何か食わないと身が保たんだろ?」
ファルラーダに言われて、ようやくミアリーゼは自身のお腹が空腹を訴えていることに気が付いた。
「せっかく庶民になったんだ、上流階級じゃまずお目にかかれない普通の飯を味わいやがれ」
「は、はい!」
何をするにしても腹ごしらえは大切だ。ミアリーゼとしても庶民が普段どんな食生活を送っているのか預かり知らぬため、少し楽しみでもあった。
(まず知る。そして自分の目で確かめる。それが私のやるべき第一歩ですわ)
世界を変えるには、世界を知らなければ始まらない。戦争を終わらせるために、自分にできることを見つけよう。
新たに決然した誓いを胸に、ミアリーゼ・レーベンフォルンはファルラーダ・イル・クリスフォラスと共に世界を変えるための第一歩を踏み出した。
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