武装魔術戦争

めぐりん

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第三章 最厄の饗宴

第71話 姫巫女

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 ユーリが語ったのは、あの日の夜ナギと一戦交えたことから始まり、ビーストたちと和解したこと、ドワーフとエルフの存在、ゲオルグの造った魔術武装マギアウェポンのこと、シオンのこと、そしてグランドクロス=シャーレ・ファンデ・ヴァイゼンベルガーが裏で関わっていたことだ。

 時間もあまり残されていないので、掻い摘んで説明を終えると、皆の表情は一様に強張っていた。

「まさか、グランドクロスが独自に動いていたなんて……それも僕たちに何も知らせずに」

「なるほどな、ドワーフの拠点の在り処もそいつが突き止めたってわけだ。どおりで俺らだけ先行かされたわけだぜ」

 オリヴァーとダニエルは今回の作戦について思うところがあったのか、不服そうな表情を隠しもせず納得する。

 特にシャーレがシオンを陥れた事実については許し難く、皆憤りを隠せない様子。

「シャーレ・ファンデ・ヴァイゼンベルガー……死んだとは思えないが、あの様子じゃ追ってくることはしないだろう。
 表立って行動することを好んでいないみたいだったしな」

 思い出すだけで、怖気が走る。あれだけの悲劇と絶望を引き起こして笑っていられる神経が分からない。純真無垢たる悪の化身、最厄そのものである彼女に目的なんてきっとない。

「意外と瓦礫に埋もれてやられちまってんじゃなぇの?」

 と、ダニエルがシャーレの辿った末路を語るが。

「――いきてるよ、シオンにはわかる」

 シオンはどこか確信めいた声音で告げる。

「……シオン、シャーレおねーちゃんとすこしだけお話したの。
 そうしたらね、人の意識は認識という名の一つの世界で完結してしまう。誰も彼も自分の世界しか見えていないんですよ――って言ってたの」

「「「「………………」」」」

 シオンは実質魔術武装マギアウェポンそのものになった。その影響でシャーレの内なる世界を垣間見たのだろう。

「本当、捻くれてる。人は自分勝手で我儘な生き物なんだって決めつけてる。
 まぁ、間違ってないから何にも言えないけど」

 シャーレの言葉はある意味で的を得ていると同時に極端すぎる考えだとも思う。

「思えば、フリーディアの連中は皆そうだ。
 分かってるくせに、異種族を侵略者って勝手に決めつけて自分たちの行いを正当化してる」

 ユーリの言葉にダニエルも同意し頷く。

「だな。俺らも実戦行く前は異種族は人類を害する化け物としか認識してなかったしな。あの惨状を見たときは勘弁してくれよって思ったね」

「あぁ。けどそれはこれからもきっと続く。このままいけば、フリーディアは際限なく異種族を狩り尽くす」

 それを指示しているのは、ダリル・アーキマン大佐含めた軍の上層部。

「俺たちは変わらなくちゃいけない。異種族に対する認識を改めて、殺し合うんじゃなくて共生し合う道を模索していくべきなんだって」

 ユーリがナギたちと分かり合えたように。規模が大きいだけで、それは決して不可能じゃない。

「だから俺は、ミグレットが言っていたエルフって種族に会いに行く。エレミヤ……だっけ? その人の力を借りてフリーディアと交渉してもらうよう取り計らう」

「「「「「!?」」」」」

 ナギ、サラ、シオン、ミグレット、アリカ、オリヴァー、ダニエル。この場に集う七名はそろって驚愕の声を上げる。

「ユーリ、それってまさか……」

「ごめんな、アリカ。俺は戻らない。戻っても軍からは裏切り者として処理されるし、このままナギたちを放ってはおけない」

「なら私も――」

 そう言いかけたアリカへユーリはゆっくりと首を横に振り否定する。

「いや、アリカは軍に残っててくれ。オリヴァーは特にそうだけど、家の事情が絡んで迂闊なことはできないだろうし、色々とフォローしてやってほしいんだ」

 どこか納得のいかない様子のアリカ。

「アンタだってそうじゃない。クロイス家のこと……お母さんやお姫様はどうするのよ?」

 ユーリとて故郷に大切な家族や友人を残している。事情はオリヴァーと何ら変わらない。けど、もう決めたから。一度走り出したら簡単には止められない。

「うん、母さんやミアリーゼ様には適当に誤魔化しておいてほしい」

「は!? ちょっと誤魔化すってそんないい加減な――」

 ユーリの発言に納得がいかず、尚も食ってかかるアリカだが。

「――分かったよ、ユーリ。僕が責任を持って伝えておく」

 アリカの肩を掴み、引き留めたオリヴァーは決意の籠った眼差しをユーリへ向ける。

「アンタッ」

「貴様だって分かっているだろう? ユーリが単なる思い付きで言ったんじゃないってこと。彼は決断したんだ。それを尊重してこその仲間じゃないのか?」

「……くっ」

 理屈では分かっていても感情が納得いっていない。けれどこれ以上喚き立てるのは皆んなに迷惑をかけるだけなので、アリカは渋々引き下がった。

「それにいつ増援が来るかも分からないんだ。悠長なことはしていられない。行くなら急いだ方がいいんじゃないか?」

「「「「「あ……」」」」」

 オリヴァーの放った言葉にユーリとナギとサラとシオンとミグレットは揃って顔を見合わせる。

 間もなくフリーディア統合連盟軍の増援が到着し、アルギーラは完全に制圧される。それは覆ることのない確定事項。

 同時に、ユーリたちが一緒にいられる時間が僅かしか残っていないことを示していた。


 
 アルギーラからさらに西に離れた山々で覆われた世界を駆け抜ける一団がある。カタコトと蹄を鳴らせ大地を踏む複数の馬たちは大仰かつ豪奢に彩られた小部屋を引き走っていた。

 馬車、と呼ばれる異種族にとっては慣れ親しんだ長距離移動手段の一つであった。

 フリーディアから見れば前時代的な代物でも異種族からすれば最先端の移動手段だ。

 ビーストなど一部を例外してほぼ全ての種族が馬車での移動を主流としている。

 向かう先はドワーフ国辺境の地にあるアルギーラと呼ばれる渓谷。

 そこではフリーディアなる種族が造り上げた魔術武装マギアウェポンと呼ばれるマジックアイテムが存在する。

 数ある馬車の中でも中央に布陣する一際大きな一台には六人の男女の姿があった。

 内四名は大仰な甲冑を身に纏い、まるで戦にでも挑まんとする気迫で馬車内の椅子に腰を降ろしている。

 四名とも子供のような小柄な体躯をしていることからドワーフであると窺える。アルギーラにいたゲオルグやミグレットとは明らかに違う戦闘に特化した彼らはドワーフ国お抱えの近衛騎士だ。

 戦闘能力、スキル、魔法。どれも一線級といってよく、馬車に虫一匹入ろうものなら容赦なく蹂躙することだろう。

 そんな彼らに守られるようにそれぞれの座席の中央に座る二人の女性。

 その内の一人の少女が恐縮そうにおずおずと手を上げて告げる。

「あの……馬車の中でくらい楽にしてもいいのよ? 護ってもらえるのは嬉しいけど少々暑苦しいというか、狭苦しいというか……もうちょっと気楽な感じにできない?」

 少女の言葉を受け、ドワーフの面々は申し訳ないと勢いよく頭を下げる。

「窮屈な思いをさせて申し訳ありませんエレミヤ様! また、我らのような一介の騎士の身を案じてくださり感謝の年が堪えません!
 ですが、我々は王よりあなた様を全命を賭して御護りせよと仰せつかっております故、何卒ご容赦を」

「だからそれを止めてほしいのだけど……もっと普通でいいのに」

 ドワーフの身命を賭した言葉にエレミヤと呼ばれた少女は苦笑いを浮かべるしかない。

「エレミィ、彼らの気持ちも分かってあげなさい。あなたに万が一のことがあってはいけない。ドワーフにも面子というものがある。
 同盟関係にある我々を自国の領内で死なせたとあっては面目が立たない。ドワーフにとってそれだけは絶対に避けなければならない事態なのですから」

 エレミヤの声に答えたのは対面に座る一人の女性だった。エレミィと愛称で呼んでいるにも関わらずその声音には頼もしさと上品さを合わせ持っていた。

 彼女の言葉に場は静寂に包まれカタコトと馬の蹄の音が耳朶を打った。

「もう、イリスってばそんなこと言っちゃダメじゃない。皆んなが困ってしまっているわ」
 
「私は事実を言ったまでです」

 護衛のドワーフたちと違い、エレミヤとイリスと呼ばれた女性は傍から言えば浮いていた。

 二人共大自然を彷彿とさせる静謐な民族衣装を身に纏い、赤と銀を基調とした装飾品を飾り付けていた。

 一見すれば聖なる森から顕現せし女神のごとき美貌を兼ね備え、エレミヤは透き通るような長い金髪を靡かせ、イリスは後ろ髪を馬の尾のように束ね上げ青みがかった銀髪を揺らしている。

 両者ともに整った顔立ち、イリスの方は宝石のように煌めく銀蒼色、そして美の究極とも評せるほどの美しい肢体。腰には鞘を携えており剣の柄が顔を覗かせていた。

 護衛のドワーフ王国騎士たちがそろってイリスに懐いた感情は、彼女を絶対に敵に回してはいけないということ。

 王国騎士の名を連ねるドワーフの猛者たちがイリスと対面しただけで畏敬の念を懐かせるほどの威圧感。

 近寄り難い孤高の存在でありながらも、他者の目を引く圧倒的なカリスマ性。そんなイリスがエレミヤに対し従属の姿勢をとっているのは一体どういうことなのか?

 エレミヤも絶世の美女の部類に入るが、イリス程のカリスマ性は感じられない。どこか俗世に染まったような振る舞いと仕草に護衛するドワーフたちも戸惑いを覚えたものだ。

 エレミヤという名を知らぬドワーフはいない。彼らの中でエレミヤは敬うべき神にも等しき存在のはず。

 だがエレミヤは今も落ち着きなくソワソワと馬車の内装を見回している。唯一ドワーフたちが気になったことといえば、彼女は出会ってから一度も瞳を開いていない。

 エレミヤの閉ざされた瞳には何が映っているのだろうか? 見えない、という状況に陥ったことがないドワーフたちには預かり知らぬことといえる。

 そんな特徴的な二人だが目を引く部分は他にある。先ほどからエレミヤもイリスもドワーフという種族を他人のように語っているのだ。

 つまり、彼女たちはドワーフではない別の種族ということになる。

「全く、あなたは本当に落ち着きのない。少しはエルフの姫巫女としての御立場をですね――」

「あー、聞きたくない聞きたくないーーー!」

「エレミィ……」

 耳を塞ぎ誤魔化すエレミヤに対し頭を抑えながら深い溜め息を吐くイリス。そんな二人のやり取りに護衛のドワーフたちはどう反応していいものか迷っている様子だった。

 そう、彼女たちこそのエルフ国からの使者。鋭く尖った長い耳が特徴的な亡きシンの代行者と呼ばれる種族である。

 イリスはこれ以上エレミヤに何を言っても無駄だと悟ったのか、頭を切り替え目先の問題を口にする。

「フリーディア、世界に仇なす侵略者。その存在がアルギーラに一人いるとのことですが、本当にあなたが出向く程の価値があるのでしょうか?」

 エレミヤと呼ばれるエルフの少女の存在はイリスの命よりも遥かに価値が高い。

 彼女を失うことは世界を失うということ。その重要性をエレミヤ本人も分かっているはずなのだ。

 王を含めた多くの諸侯たちの反対を押し切り、このような辺境の地へ訪れた理由は何なのか?

 おかげでドワーフたちは使節団を率いて赴くはめとなり、別の馬車に乗るエルフの要人たちも完全に巻き込まれた形となってしまった。

 エレミヤの行動は亡きシンの御意志と同義という理屈はイリスにも分かっている。彼女の起こした行動には必ず結果が伴い、世界が望む未来が訪れることも。

「あなたはシンの代弁者たる姫巫女。あなたのその瞳に宿る神遺秘装アルスマグナ――千里眼アインハクラが何よりの証。
 亡きシンの代弁者であるあなたは全てを見通し、誰もあなたの目から逃れることはできず、また誰にもあなたを捉えることはできない。
 教えてくださいエレミィ、あなたは一体何を見たのです? シンはこの状況を何と言っていたのですか?」

――千里眼アインハクラ。それは世界と同化し同じ景色を視ることができるといわれている。

 平時は身体に負担が掛からぬよう瞳を閉じているエレミヤだが、その気になればいつでも発動は可能だ。さらに加え世界と同化することで亡き神の意思を受け取ることも……。

 閉じた瞳をそのままにイリスに問われたエレミヤは困ったような笑みを浮かべていた。

「えーと、何を見たって言われると困っちゃうんだけど、何度も言うけどシンは誰かに何かを強制したりはしないの。こうしたらいいんじゃないか? ってアドバイスをくれるくらいで……」

「それは知っています。もう何度も聞かされました。
 それを踏まえて聞いているのです。亡き神から御声を賜わったあなたが何をお考えなのかお聞かせください」

 イリスの言葉にエレミヤは困ったように眉を下げる。

 エレミヤはシンの代弁者とされているが、基本的に自由人なところがあるため、苦労が多かったりする。だからいつも曖昧な表現になってしまうし、姫巫女本人も亡きシンの本音を理解しているわけではない。

「そんなに気になる?」

「はい。フリーディアの危険性はエレミィが一番よく知っている筈。本来なら対話の必要もない、愚かしくも我らの魔力を糧とする化物共は一掃すべきだと私は考えています」

「…………」

 フリーディアが様々な種族と交戦し、遺体を持ち帰って利用していることはエルフにも知れ渡っている。

 彼らにとって異種族にあたるエレミヤたちを糧とし、マジックアイテムとして使役するフリーディアに嫌悪感を懐くのも無理はないだろう。

「……ダメよ」

 だがエレミヤはイリスの言を否定する。

「それは、あなたの直感ですか?」

「直感というよりは、確信ね。私はフリーディアが単なる化け物でないことを知っている。中には優しい人もいるんだってことも……。
 それに罪のない者を一方的に殺戮していくやり方ではフリーディアと変わらない。予感があるの、私がアルギーラへ赴くことには意味があるのよ」

 エレミヤの脳裏に浮かぶ一人のフリーディアの少年。会いに行くと、そう約束した。彼はきっと待ってくれている。だから――

シンならまだしもあなたの意思に巻き込まれたこちらの事情は度外視ですか……」

「それは……ごめんなさい。でも、こうでもしないと彼に会えないから」

 どこか遠くを見つめて彼と溢すエレミヤに、イリスは嫌な予感が増していく一方だった。彼とは恐らくフリーディアの少年を指していることは把握しているが、千里眼アインハクラを用いた魔法の中でどんなやり取りをしていたのか追及しても頑なに教えてくれないのだ。

「分かりました。これ以上は何を言っても無駄のようですね」

 エレミヤの我儘をしかと受け止めたイリスは諦めを孕んだ声音で告げる。

「エレミィ、あなたの身に降りかかる危険は私が全て排除します。それこそ私の存在意義――」

 イリスはカチャリと鞘を鳴らしながら手に取った。

「我らがシンより賜いし神遺秘装アルスマグナに誓います!」

 そう強く宣言したイリスの姿はまさしく戦乙女と呼ぶに相応しいものだった。

 だがエレミヤはそんなイリスを見て苦笑いを浮かべ。

「とりあえずそれ、危ないから閉まってね」

 と冷静なツッコミを受け「は、はい。失礼しました」とイリスは恥ずかしそうに顔を赤らめ伝家の宝刀を仕舞うのだった。
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