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五十二話『ビターと質問』
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「ゆきなん。今日、家にきてくれない? ちょっと話したいんだけど~」
古町さんと別れて教室に戻り、のんびりお弁当を食べていると命がそう訊いてきた。特段珍しいことでもないのだが、視線が私から外れていた。
「別に問題ないけど。今じゃダメ? 別に家まで行かなくても放課後少し残ってとか」
「学校で話すことじゃないかな~。いや、あるある学校で話す話題なんだけどさ」
命は歯切れ悪く、内容には触れようとしない。提案しておきながら、その話をしようかどうか命自身が迷っているようにも見える。NGそうな質問しようとしているコメンテーターや、イタズラがバレる前に自首する小学生のような態度だ。
何かやましいことでもあるのか? この前も勝手に人の写真を古町さんと志穂さんに送ってたし。……冷静になって考えると、絶対に送ったの二人だけじゃないよね。あとで夢国さんと七津さんにも訊いておかないと。礼ちゃんは命のデータ消せば大丈夫でしょ。
「わかった。行けばいいんでしょ」
「さっすがゆきなん。なんだかんだお人好し~」
私が行くことを決めたことで腹を括ったのか、命は意気揚々と頷いた。一瞬まだ迷ったような顔をしていたので、括りきれてはいないようだが。
まあ、仮に懺悔とかならあまり怒らないであげよう。でも、わざわざ家に言って話す内容とは思えないんだよな。命は悪ふざけが過ぎるところはあるけれど、写真を送った相手は少なからず私を知っている人たちだけだろうし。ましてやネットにアップしたりはしないし、しようとするなら一言ある。基本断っているけど。
「じゃあ、学校終わったら直ね~」
「はいはい」
スマホを操作しておそらく家族に連絡を入れている命を横目に、私は買ってきたコーヒーの缶を開ける。舌を火傷しないようにゆっくりと缶を傾ける。
コーヒーの飲むの久しぶりだなぁ。最近はココア買ってもらってばかりだったし、自分で買うのは基本お茶だったし。このコーヒー特有の匂いは結構好きなんだよね。そこにミルクのまろやかな口当たりと砂糖の甘さ……甘さ?
想定外の苦さに思わずコーヒーを戻しそうになるのを堪えて飲み込む。顔が硬直したように強張っているのを感じながら改めて缶に目を向ける。
これ、稀に見かけるガチの微糖コーヒーだ。無糖ほど飲みづらさはないけれど、甘い、よ? くらいの甘さしか感じない。それとも、最近甘いもの飲みすぎて私の味覚がおかしくなっているだけなのか。どちらにせよ、残り時間で飲み切るのは難しいかもしれない。せめてペットボトルタイプにするべきだった。
「どしたの? 苦い顔して」
「いや。コーヒーが思ったより苦くて」
「大人しく練乳コーヒーにしとけばよかったのに」
最もな指摘をしながら、命は私からコーヒーを取り上げて自分でも一口飲んだ。命からしても苦かったようで、かなり微妙な表情をしている。そもそも命は私以上に甘党なので、自然な反応だ。
どうしよ、このコーヒー。飲みかけを誰かにあげるのは気が引けるし、気兼ねなく上げられるヤトちゃん先生は無糖しか飲まないし。大人しく飲み切るしかないか。せめてアイスコーヒーなら少しは飲みやすいんだけどなぁ。
悪戦苦闘しながらコーヒーを飲み進め、最後の一口に。捨てる時間も考えて、自販機横のゴミ箱近くで飲み干すことにした。
ちょっと胃がキリキリしてきた。流石に一気に飲み進めすぎたかな。かといって授業中机の上に置いて置くわけにもいかないし、床に置くのはもっと嫌だし、最後の一口くらい、飲み終わらないと。
「何してんだ、三条。深刻な顔で缶コーヒー見つめて」
「あ、ヤトちゃん先生」
ここまで飲んでおいて気が進まずコーヒーと睨めっこになっていると、やや呆れ顔のヤトちゃん先生が真っ黒な缶を右手に持ちながら立っていた。
やっぱり飲むのブラックコーヒーなんだ。私も家でコーヒー入れた時に一口だけ飲むけれど、耐えられなくてお砂糖とミルクたくさん入れちゃうんだよなぁ。ちょっとだけ憧れ。
「飲みます? 飲みかけですけど」
「ほぼ空で渡すか、普通。それに微糖コーヒーじゃねぇか。自分で飲め」
「あはは。ですよねぇ」
期待していない望みも外れ、クイッと残りのコーヒーを流し込む。最後まで苦味になれることはなかった。次からは大人しく加糖、もしくはお茶を買うことにしようと決めた。
私が空き缶をゴミ箱に入れると、続いてヤエちゃん先生も空き缶を捨てた。教室に戻ろうとした時、ふと、古町さんと話したことを思い出した。私と古町さんが少し似ているらしい、という話。
「ヤトちゃん先生」
階段を上って戻ろうとするヤトちゃん先生を呼び止めると、段差に足をかけたままこちらに振り向いてくれた。何も言わす、静かに私に質問を待っている。
「私と古町さんって、似てる?」
「…………」
ヤトちゃん先生は表情を変えることなく、視線を横に逸らして僅かに首を傾けた。質問の意図がわからないという様子で考えていたが、ピクッ、と一瞬だけ驚いたような表情をした気がした。
「かもな。頑固でお人好し同士」
しかし、すぐに冗談めいた揶揄ったような口調と表情に戻り、そのまま上に戻っていってしまった。私も授業に遅れないように、普段の移動よりも少し足を速く動かす。
ヤトちゃん先生も、命や友杉先輩と同じ意見ってことでいいのかな。ちょっと気にかかる表情はしていたけど、嘘をついたり、気を遣ったような感じには見えなかった。
小さなモヤモヤを抱えて教室に戻った。命にそのことは話さずに、五限目の授業を受ける。そのまま六限、掃除とこなして帰りのホームルーム。大した連絡事項もなく下校となった。
「よーし、うちの家までレッツラゴー!」
「うるさいよ、命」
妙にハイテンションな命と一緒に、通学路を歩く。前回とは違い、私にとって普段より短い帰り道。最も、今日は泊まる予定がないので寄り道でしかないのだが。
命の家に行くのもなんだかんだで久しぶりだな。確か礼ちゃんは手芸部に入ってたから、もしかしたら会う前に帰ることになっちゃうかも。帰ってくるまでは待っていようかなぁ。せっかく行くなら会いたいし。
命の家に到着すると、予想通り礼ちゃんは帰ってきていなかった。予定よりも長くお邪魔することになりそうだ。
「たっだいま~。って、誰もいないんだけどさ~」
陽気なご帰宅の挨拶をして、命は靴を脱ぎ捨てて洗面所の方に歩いていった。行儀の悪さと育ちの良さを同士に発揮する親友の靴を綺麗に並べてから、自分も靴を脱技、整えてから洗面所をお借りする。
「先にうちの部屋行ってて~。飲み物持ってくから~」
命の言葉通り、私は階段を上がって先に命の部屋にお邪魔する。おしゃれなクローゼットに大量の服。白いミニテーブルにピンクと水色の丸型クッション。一言で言えば、女の子らしい部屋。壁にかけられたコルクボードには、私とのツーショット写真と、それぞれのソロ写真が貼り付けられている。
改めてこう見せられると結構恥ずかしいな。
「お待たせ~。はい、ホットなストレートティー。うちは甘いミルクティー」
「ありがと、命」
コーヒーは砂糖が入っていないと飲めないが、紅茶はなぜか砂糖が入っていない方が好きな私だ。購入する際は。しっかり無灯火どうかの確認している。
一口飲んでホッと一息吐くと、命が立ち上がって部屋の鍵をガチャリと閉めた。今までこんな対応はされた記憶はない。なんとなく、嫌な予感がする。ティーカップをテーブルにおいて次の言葉に少し身構えた。
「まどろっこしいのなしでズバリ訊くよ、ゆきなん。……琉歌ちゃんのこと好きっしょ?」
古町さんと別れて教室に戻り、のんびりお弁当を食べていると命がそう訊いてきた。特段珍しいことでもないのだが、視線が私から外れていた。
「別に問題ないけど。今じゃダメ? 別に家まで行かなくても放課後少し残ってとか」
「学校で話すことじゃないかな~。いや、あるある学校で話す話題なんだけどさ」
命は歯切れ悪く、内容には触れようとしない。提案しておきながら、その話をしようかどうか命自身が迷っているようにも見える。NGそうな質問しようとしているコメンテーターや、イタズラがバレる前に自首する小学生のような態度だ。
何かやましいことでもあるのか? この前も勝手に人の写真を古町さんと志穂さんに送ってたし。……冷静になって考えると、絶対に送ったの二人だけじゃないよね。あとで夢国さんと七津さんにも訊いておかないと。礼ちゃんは命のデータ消せば大丈夫でしょ。
「わかった。行けばいいんでしょ」
「さっすがゆきなん。なんだかんだお人好し~」
私が行くことを決めたことで腹を括ったのか、命は意気揚々と頷いた。一瞬まだ迷ったような顔をしていたので、括りきれてはいないようだが。
まあ、仮に懺悔とかならあまり怒らないであげよう。でも、わざわざ家に言って話す内容とは思えないんだよな。命は悪ふざけが過ぎるところはあるけれど、写真を送った相手は少なからず私を知っている人たちだけだろうし。ましてやネットにアップしたりはしないし、しようとするなら一言ある。基本断っているけど。
「じゃあ、学校終わったら直ね~」
「はいはい」
スマホを操作しておそらく家族に連絡を入れている命を横目に、私は買ってきたコーヒーの缶を開ける。舌を火傷しないようにゆっくりと缶を傾ける。
コーヒーの飲むの久しぶりだなぁ。最近はココア買ってもらってばかりだったし、自分で買うのは基本お茶だったし。このコーヒー特有の匂いは結構好きなんだよね。そこにミルクのまろやかな口当たりと砂糖の甘さ……甘さ?
想定外の苦さに思わずコーヒーを戻しそうになるのを堪えて飲み込む。顔が硬直したように強張っているのを感じながら改めて缶に目を向ける。
これ、稀に見かけるガチの微糖コーヒーだ。無糖ほど飲みづらさはないけれど、甘い、よ? くらいの甘さしか感じない。それとも、最近甘いもの飲みすぎて私の味覚がおかしくなっているだけなのか。どちらにせよ、残り時間で飲み切るのは難しいかもしれない。せめてペットボトルタイプにするべきだった。
「どしたの? 苦い顔して」
「いや。コーヒーが思ったより苦くて」
「大人しく練乳コーヒーにしとけばよかったのに」
最もな指摘をしながら、命は私からコーヒーを取り上げて自分でも一口飲んだ。命からしても苦かったようで、かなり微妙な表情をしている。そもそも命は私以上に甘党なので、自然な反応だ。
どうしよ、このコーヒー。飲みかけを誰かにあげるのは気が引けるし、気兼ねなく上げられるヤトちゃん先生は無糖しか飲まないし。大人しく飲み切るしかないか。せめてアイスコーヒーなら少しは飲みやすいんだけどなぁ。
悪戦苦闘しながらコーヒーを飲み進め、最後の一口に。捨てる時間も考えて、自販機横のゴミ箱近くで飲み干すことにした。
ちょっと胃がキリキリしてきた。流石に一気に飲み進めすぎたかな。かといって授業中机の上に置いて置くわけにもいかないし、床に置くのはもっと嫌だし、最後の一口くらい、飲み終わらないと。
「何してんだ、三条。深刻な顔で缶コーヒー見つめて」
「あ、ヤトちゃん先生」
ここまで飲んでおいて気が進まずコーヒーと睨めっこになっていると、やや呆れ顔のヤトちゃん先生が真っ黒な缶を右手に持ちながら立っていた。
やっぱり飲むのブラックコーヒーなんだ。私も家でコーヒー入れた時に一口だけ飲むけれど、耐えられなくてお砂糖とミルクたくさん入れちゃうんだよなぁ。ちょっとだけ憧れ。
「飲みます? 飲みかけですけど」
「ほぼ空で渡すか、普通。それに微糖コーヒーじゃねぇか。自分で飲め」
「あはは。ですよねぇ」
期待していない望みも外れ、クイッと残りのコーヒーを流し込む。最後まで苦味になれることはなかった。次からは大人しく加糖、もしくはお茶を買うことにしようと決めた。
私が空き缶をゴミ箱に入れると、続いてヤエちゃん先生も空き缶を捨てた。教室に戻ろうとした時、ふと、古町さんと話したことを思い出した。私と古町さんが少し似ているらしい、という話。
「ヤトちゃん先生」
階段を上って戻ろうとするヤトちゃん先生を呼び止めると、段差に足をかけたままこちらに振り向いてくれた。何も言わす、静かに私に質問を待っている。
「私と古町さんって、似てる?」
「…………」
ヤトちゃん先生は表情を変えることなく、視線を横に逸らして僅かに首を傾けた。質問の意図がわからないという様子で考えていたが、ピクッ、と一瞬だけ驚いたような表情をした気がした。
「かもな。頑固でお人好し同士」
しかし、すぐに冗談めいた揶揄ったような口調と表情に戻り、そのまま上に戻っていってしまった。私も授業に遅れないように、普段の移動よりも少し足を速く動かす。
ヤトちゃん先生も、命や友杉先輩と同じ意見ってことでいいのかな。ちょっと気にかかる表情はしていたけど、嘘をついたり、気を遣ったような感じには見えなかった。
小さなモヤモヤを抱えて教室に戻った。命にそのことは話さずに、五限目の授業を受ける。そのまま六限、掃除とこなして帰りのホームルーム。大した連絡事項もなく下校となった。
「よーし、うちの家までレッツラゴー!」
「うるさいよ、命」
妙にハイテンションな命と一緒に、通学路を歩く。前回とは違い、私にとって普段より短い帰り道。最も、今日は泊まる予定がないので寄り道でしかないのだが。
命の家に行くのもなんだかんだで久しぶりだな。確か礼ちゃんは手芸部に入ってたから、もしかしたら会う前に帰ることになっちゃうかも。帰ってくるまでは待っていようかなぁ。せっかく行くなら会いたいし。
命の家に到着すると、予想通り礼ちゃんは帰ってきていなかった。予定よりも長くお邪魔することになりそうだ。
「たっだいま~。って、誰もいないんだけどさ~」
陽気なご帰宅の挨拶をして、命は靴を脱ぎ捨てて洗面所の方に歩いていった。行儀の悪さと育ちの良さを同士に発揮する親友の靴を綺麗に並べてから、自分も靴を脱技、整えてから洗面所をお借りする。
「先にうちの部屋行ってて~。飲み物持ってくから~」
命の言葉通り、私は階段を上がって先に命の部屋にお邪魔する。おしゃれなクローゼットに大量の服。白いミニテーブルにピンクと水色の丸型クッション。一言で言えば、女の子らしい部屋。壁にかけられたコルクボードには、私とのツーショット写真と、それぞれのソロ写真が貼り付けられている。
改めてこう見せられると結構恥ずかしいな。
「お待たせ~。はい、ホットなストレートティー。うちは甘いミルクティー」
「ありがと、命」
コーヒーは砂糖が入っていないと飲めないが、紅茶はなぜか砂糖が入っていない方が好きな私だ。購入する際は。しっかり無灯火どうかの確認している。
一口飲んでホッと一息吐くと、命が立ち上がって部屋の鍵をガチャリと閉めた。今までこんな対応はされた記憶はない。なんとなく、嫌な予感がする。ティーカップをテーブルにおいて次の言葉に少し身構えた。
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