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ナイトメア
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「では、行きましょうか」
日本刀を腰に差した那智がリリア王女に促す。言い方に顔も、眼鏡の奥にある瞳すら優しい。
「はい……」
座席から立ち、返事をするリリア王女の顔は恐怖と緊張で強張っている。
旭が操縦する中型戦闘機は、洋館の上空十数メートルで夜の空に停止飛行していた。
胴体部のドア前では、羽月がドアを開けて様子を窺っている。その隣で、伊吹が膝に手を当てて脚を屈伸し、準備運動をしている。
「殺しに来る奴は、それ以上の殺意が無ければ殺される。何言っても無駄だったよな?」
リリア王女を振り返り、羽月が余裕のある声と表情を向けてきた。
「……大丈夫です。覚悟は出来ていますっ」
震えが隠せない声で言い、リリア王女は引き締めた顔を羽月に向けた。
「よかった。リリア様が殺されたら、私達の首が飛びますから」
「……はい」
優しい表情で膝を折り、リリア王女の頭を撫でながら、背筋が凍る発言を那智はしてきた。
羽月は軽く笑っていたが、伊吹は屈伸のしゃがんだ状態で固まった。
「……脅しじゃねぇかよっ」
引き気味に驚き、旭は声を漏らした。
三〇一隊の四人は、腕章は付けているが、軍服ではなく通常通りのスーツとオフィスカジュアルだ。
リリア王女は、志保から貰った背中が開いた丈の長いパーカーに、フリルのスカートに見えるキュロットを着用している。
「旭、寄せろ!」
「了解っ!」
羽月の命を合図に、旭は戦闘機を下降させた。
下降して行く戦闘機から、羽月と伊吹が飛び降りる。
洋館の真ん中部分、円形の屋根に二人は着地した。
着地前に、二人は腰、脇下のホルスターから銃を抜き撃ち、屋根に大穴を一ヶ所ずつ開けた。
使った銃はゴッドスター。
黒味がかった銀色で、大口径のマグナム弾使用拳銃に似た、装弾数が八発の回転式拳銃だ。この銃は細胞結合を破壊し、対象を爆発させる弾薬を装填している。
その為、撃った反動はかなり激しい。握力が桁外れの羽月と伊吹は、魔界製グローブを着けた手で片手撃ちが出来るが、殆どの使用者は出来ない。魔界製のグローブで補強した手を支えながら両手で撃つ。
十八年前に日本の国公立大学、薬学部と工学部が共同開発した。
外した場合と被害想定を考えると用途は限られる。現状の技術では、ハンドガン以外の製造は困難。一撃づつハンマーを起こす必要があるシングルアクションで、連射は不可。最大射程距離も五十メートルと短いが、破壊出来ない物は殆ど無い。
魔人のシールドを破り、剣や槍の武器も一、二分は消せる。治癒力の高い魔人ですら修復に一ヶ月要し、急所を撃てば殺せる。
マシンピストルや戦闘機等の対魔人兵器は、魔界の原料を使い人間界で造られる。そんな中で、ゴッドスターは唯一、原料も開発も全て人間界で造られる、革命的な武器になる。通貨価値の違いから、既存の最も安い武器になっている。
開けた穴から那智に続き、羽と触覚、尻尾と刀を出したリリア王女が屋内に入った。
待ち構えていた民兵のドラキュラ、駆け付けたドラキュラ達、二十人前後が二人に襲い掛かる。
血刃や剣撃に対抗する二人を、穴の側に立つ羽月と伊吹がマシンピストルで援護する。
二人というより一人だ。
那智に援護は全く不要だった。
日本刀を武器にしている那智は、穴に入ったと同時に無数の血刃を、一振りで全て払った。とても綺麗な姿勢で、一撃で急所を仕留めていく。ドラキュラ達の誰一人も、かすり傷どころか剣すら交わせられない。
那智が使っている日本刀は、魔界製の原料から造られ、日本の刀匠が製作している。魔人の武器と同じく刃を飛ばせるが、那智は使わずに倒している。刃を出す時は、刀身が黒く光り黒い刃が放たれる。
伊吹と羽月、旭も着けている、チェーンとシールドが出せる魔界製グローブを、那智も左手に着けている。着けているが、普段から使うのはチェーンぐらいで、シールドは滅多に使わない。
右手にも全く同じデザインのグローブを着けているが、こっちは日本製の只のグローブだ。
「ぶっちゃけ、なっちー(那智)一人で勝てるんだよね。さっすが、最強エリート部隊の最強」
下を見て、援護射撃をしている伊吹が口を開く。
那智が所属する陸軍特殊遊撃部隊とは、エリート部隊と称される対イーブル軍の最強部隊だ。その中でも、那智が最強だ。
陸軍特殊遊撃部隊よりは劣るが、羽月達が所属する警察部隊も実力者が集まっている。隊を率いる必要がある為、戦闘指揮を取れる中尉以上の階級が必要になるからだ。例外だが、実力が備わっていれば、少尉でも所属が認められている。
実力者が集まっている警察部隊でも、たった四人で三十人以上のドラキュラに勝てるのは羽月達だけだ。
リリア王女も、次々に駆け付けてくるドラキュラを刀で倒していく。……が、仕留めきれずに二人が、窓から羽月に向かう。
腕だけを向けて、羽月がマシンピストルで仕留めた。
伊吹にも、他の窓から民兵が飛び掛かる。
羽月と伊吹、二人でマシンピストルを乱射し倒していく。
「サキュバスでも、ガキはこの程度か……」
視線を動かし、剣撃に押されるリリア王女を援護した後で、羽月は言葉を漏らした。強いサキュバスしか見た事はないが、羽月には納得の見解だった。
作戦通り、羽月達は中央部分からは出ない。その方が、羽月と伊吹は敵を仕留め易い。那智とリリア王女は応戦し易いからだ。
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日本刀を腰に差した那智がリリア王女に促す。言い方に顔も、眼鏡の奥にある瞳すら優しい。
「はい……」
座席から立ち、返事をするリリア王女の顔は恐怖と緊張で強張っている。
旭が操縦する中型戦闘機は、洋館の上空十数メートルで夜の空に停止飛行していた。
胴体部のドア前では、羽月がドアを開けて様子を窺っている。その隣で、伊吹が膝に手を当てて脚を屈伸し、準備運動をしている。
「殺しに来る奴は、それ以上の殺意が無ければ殺される。何言っても無駄だったよな?」
リリア王女を振り返り、羽月が余裕のある声と表情を向けてきた。
「……大丈夫です。覚悟は出来ていますっ」
震えが隠せない声で言い、リリア王女は引き締めた顔を羽月に向けた。
「よかった。リリア様が殺されたら、私達の首が飛びますから」
「……はい」
優しい表情で膝を折り、リリア王女の頭を撫でながら、背筋が凍る発言を那智はしてきた。
羽月は軽く笑っていたが、伊吹は屈伸のしゃがんだ状態で固まった。
「……脅しじゃねぇかよっ」
引き気味に驚き、旭は声を漏らした。
三〇一隊の四人は、腕章は付けているが、軍服ではなく通常通りのスーツとオフィスカジュアルだ。
リリア王女は、志保から貰った背中が開いた丈の長いパーカーに、フリルのスカートに見えるキュロットを着用している。
「旭、寄せろ!」
「了解っ!」
羽月の命を合図に、旭は戦闘機を下降させた。
下降して行く戦闘機から、羽月と伊吹が飛び降りる。
洋館の真ん中部分、円形の屋根に二人は着地した。
着地前に、二人は腰、脇下のホルスターから銃を抜き撃ち、屋根に大穴を一ヶ所ずつ開けた。
使った銃はゴッドスター。
黒味がかった銀色で、大口径のマグナム弾使用拳銃に似た、装弾数が八発の回転式拳銃だ。この銃は細胞結合を破壊し、対象を爆発させる弾薬を装填している。
その為、撃った反動はかなり激しい。握力が桁外れの羽月と伊吹は、魔界製グローブを着けた手で片手撃ちが出来るが、殆どの使用者は出来ない。魔界製のグローブで補強した手を支えながら両手で撃つ。
十八年前に日本の国公立大学、薬学部と工学部が共同開発した。
外した場合と被害想定を考えると用途は限られる。現状の技術では、ハンドガン以外の製造は困難。一撃づつハンマーを起こす必要があるシングルアクションで、連射は不可。最大射程距離も五十メートルと短いが、破壊出来ない物は殆ど無い。
魔人のシールドを破り、剣や槍の武器も一、二分は消せる。治癒力の高い魔人ですら修復に一ヶ月要し、急所を撃てば殺せる。
マシンピストルや戦闘機等の対魔人兵器は、魔界の原料を使い人間界で造られる。そんな中で、ゴッドスターは唯一、原料も開発も全て人間界で造られる、革命的な武器になる。通貨価値の違いから、既存の最も安い武器になっている。
開けた穴から那智に続き、羽と触覚、尻尾と刀を出したリリア王女が屋内に入った。
待ち構えていた民兵のドラキュラ、駆け付けたドラキュラ達、二十人前後が二人に襲い掛かる。
血刃や剣撃に対抗する二人を、穴の側に立つ羽月と伊吹がマシンピストルで援護する。
二人というより一人だ。
那智に援護は全く不要だった。
日本刀を武器にしている那智は、穴に入ったと同時に無数の血刃を、一振りで全て払った。とても綺麗な姿勢で、一撃で急所を仕留めていく。ドラキュラ達の誰一人も、かすり傷どころか剣すら交わせられない。
那智が使っている日本刀は、魔界製の原料から造られ、日本の刀匠が製作している。魔人の武器と同じく刃を飛ばせるが、那智は使わずに倒している。刃を出す時は、刀身が黒く光り黒い刃が放たれる。
伊吹と羽月、旭も着けている、チェーンとシールドが出せる魔界製グローブを、那智も左手に着けている。着けているが、普段から使うのはチェーンぐらいで、シールドは滅多に使わない。
右手にも全く同じデザインのグローブを着けているが、こっちは日本製の只のグローブだ。
「ぶっちゃけ、なっちー(那智)一人で勝てるんだよね。さっすが、最強エリート部隊の最強」
下を見て、援護射撃をしている伊吹が口を開く。
那智が所属する陸軍特殊遊撃部隊とは、エリート部隊と称される対イーブル軍の最強部隊だ。その中でも、那智が最強だ。
陸軍特殊遊撃部隊よりは劣るが、羽月達が所属する警察部隊も実力者が集まっている。隊を率いる必要がある為、戦闘指揮を取れる中尉以上の階級が必要になるからだ。例外だが、実力が備わっていれば、少尉でも所属が認められている。
実力者が集まっている警察部隊でも、たった四人で三十人以上のドラキュラに勝てるのは羽月達だけだ。
リリア王女も、次々に駆け付けてくるドラキュラを刀で倒していく。……が、仕留めきれずに二人が、窓から羽月に向かう。
腕だけを向けて、羽月がマシンピストルで仕留めた。
伊吹にも、他の窓から民兵が飛び掛かる。
羽月と伊吹、二人でマシンピストルを乱射し倒していく。
「サキュバスでも、ガキはこの程度か……」
視線を動かし、剣撃に押されるリリア王女を援護した後で、羽月は言葉を漏らした。強いサキュバスしか見た事はないが、羽月には納得の見解だった。
作戦通り、羽月達は中央部分からは出ない。その方が、羽月と伊吹は敵を仕留め易い。那智とリリア王女は応戦し易いからだ。
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