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事件発生
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「そろそろ、行きましょうか?」
そう尋ね、サファイア・テレジア女王はバッグから財布を出す。
「えっ、お詫びになりませんからご馳走させて下さい」
アーチェ・レガイロ大佐は慌てて手と口で拒否を入れた。
サファイア・テレジア女王は薄笑みをつき、サリノ・セシル近衛隊長にレストランスタッフを呼ばせた。
「ご馳走様、とても美味しかった」
レストランスタッフに礼を言い、サファイア・テレジア女王はカードで会計を済ませた。
「私は政治家だ。奢ってもらう訳にはいかないよ」
「本当にすみません」
サファイア・テレジア女王に、アーチェ・レガイロ大佐は恐縮しながら頭を下げ、自身の飲食代を渡した。
「ご馳走様です。美味しかったし、素敵なレストランだし、また来たいです」
リリア王女が、レストランスタッフとアーチェ・レガイロ大佐に頭を下げる。
「リリア様、屋外プールの一つにイルカを用意したんですよ。魔界には海洋生物がいないと聞いたので……」
そうアーチェ・レガイロ大佐が言うと、リリア王女は驚きと喜びに目をキラキラさせた。
「嬉しいっっ! イルカ観たかったんです。ありがとうございます!」
「じゃあ、行きましょうか」
アーチェ・レガイロ大佐は、別れて会議場に向かうサファイア・テレジア女王とサリノ・セシル近衛隊長に一礼し、案内を始める。シェリー・ミッシェルが付き添い、リリア王女等は屋外プールに向かった。
「初めまして、リリア様」
二人の日本人ドルフィントレーナーが挨拶する。
「初めまして。観れるだけでも贅沢なのに、本当にありがとうございます。——わぁ、イルカだぁ」
リリア王女は、一番深いプールにいる二頭のイルカに心躍らせ、キラキラした目を向けた。
「規制がありますので、少しだけですがショーをお楽しみ下さい」
言い終えると、ドルフィントレーナーはイルカに合図を送る。
二頭のイルカが、大きくジャンプし、後方に回転するとリリア王女は歓声を上げた。
「逃げろっ‼︎」
——突然、頭の小さい羽を僅かに動かす。シェリー・ミッシェルは怒鳴り命じた。
場に動揺が走る
「えっ! 何ですか?」
アーチェ・レガイロ大佐が驚きながら尋ねると、シェリー・ミッシェルは背中の羽と十字槍を出す。
「シェルターまで走れっ!」
険しい顔を向け、シェリー・ミッシェルは怒鳴った。
リリア王女は慌てて二人のドルフィントレーナーの手を取る。背中から色と上部の角がない羽を出す。頭から先端がスペードの形をした触角、尾骶骨から先端がスペードの形をした尻尾を出した。
サキュバスは、二度覚醒し完全体になる為、一度も覚醒していないリリア王女は形態が異なる。
間も無くして、斜め上空から大量の血刃《ちじん》(血の刃)が降り注いだ。
『迎撃シールド!』
シェリー・ミッシェルは瞬時に左手から広域の迎撃シールドを出す。血刃が勢いよく跳ね返っていく。
跳ね返った先に二十人前後のドラキュラがいる。軍服ではなく私服、軍隊ではない。
何人かが血刃に当たり、地面に墜落していく。
「リリア様、急いでっ!」
腰のホルスターからマシンピストルを抜き、撃ちながらアーチェ・レガイロ大佐が走り出す。
「お二人、掴まってて下さい」
二人のドルフィントレーナーの手を取り、リリア王女は飛び逃げる。
私がいたら足手纏いだ。情けない、逃げるしか出来ない……。
リリア王女は、逃げながら自身の非力さを内心で嘆いていた。
跳ね返った血刃を、武器で払ったドラキュラ達が、シェリー・ミッシェルに襲い掛かる。シェリー・ミッシェルは十字槍で応戦する。
十字槍の長い柄で攻撃を難なく躱し、十字槍から放つ無数の赤い刃と斬撃で仕留め、シェリー・ミッシェルは圧倒していく——。
アーチェ・レガイロ大佐を先頭に、屋外プールから一番近い地下シェルターに四人は向かう。
通れて、大人二人だけの狭い通路の前で、高さ一メートルの鉄柱に青で光るスイッチが見える。アーチェ・レガイロ大佐はスイッチを押した。
すると、入口の地面が上にずれ、下り階段が見えた。下りた先がシェルターだ。
満員だった場合、鉄柱のスイッチは赤く光る。シェルターがある場所は、空中ディスプレイか標識を設置し、分かり易くしてある。
「リリア様、入ってっ!」
アーチェ・レガイロ大佐が促す。
「民間人が先です!」
リリア王女はドルフィントレーナーの二人を優先した。
「——えっ⁉︎」
リリア王女は気付くと同時に驚愕した。
通路の先にドラキュラが二人いる。
二人のドラキュラは長身で大柄な男だ。一人は私服、もう一人は黒い軍服を纏う軍人だ。
リリア王女は、右手からシールドを出し、左手でスイッチを押して入口を閉めた。
アーチェ・レガイロ大佐も気付き、マシンピストルを向けた。
——が、引き金を引くより先に踏み込まれた。シールドを切断され、マシンピストルを持った右手を斬り飛ばされた。
「ぐはぁっ」
腹に猛烈な蹴りを受け、アーチェ・レガイロ大佐の身体は壁に叩きつけられる。
「——っ‼︎」
吐血し倒れるアーチェ・レガイロ大佐を見て、リリア王女は声も発せず固まってしまった。
その瞬間に、心臓の上に雷撃を受け気絶した。
放ったのは軍服のドラキュラだ。左手を前に向け、にやりと意味深な笑みを浮かべている。
軍服のドラキュラは、倒れたリリア王女を片手で抱えて飛び立つ。
二人は攫って行ってしまった。
しばらくして、全てのドラキュラを倒したと思っているシェリー・ミッシェルが来た。
「っ⁉︎」
「おいっ! どういう事だ⁉︎ リリア様はどうした⁉︎」
右手を拾い、息も絶え絶えのアーチェ・レガイロ大佐に問い質すも、返事がない。
シェリー・ミッシェルは頭を抱えて左目を見せた。アンティファクトを使い、右手を接合させ、再度問う。
「リリア様は何処だ?」
「……げほぉっ」
黒い血を吐いた。
胃も破裂したか……。
そう気付き、アンティファクトで治癒を施す。
「リリア様は何処にいる?」
「はぁっ……。リリア様が誘拐されました」
「っ何だとっ⁉︎ 貴様っ‼︎」
事態に怒り、シェリー・ミッシェルは慌てて捜索するも、リリア王女は見付からなかった——。
そう尋ね、サファイア・テレジア女王はバッグから財布を出す。
「えっ、お詫びになりませんからご馳走させて下さい」
アーチェ・レガイロ大佐は慌てて手と口で拒否を入れた。
サファイア・テレジア女王は薄笑みをつき、サリノ・セシル近衛隊長にレストランスタッフを呼ばせた。
「ご馳走様、とても美味しかった」
レストランスタッフに礼を言い、サファイア・テレジア女王はカードで会計を済ませた。
「私は政治家だ。奢ってもらう訳にはいかないよ」
「本当にすみません」
サファイア・テレジア女王に、アーチェ・レガイロ大佐は恐縮しながら頭を下げ、自身の飲食代を渡した。
「ご馳走様です。美味しかったし、素敵なレストランだし、また来たいです」
リリア王女が、レストランスタッフとアーチェ・レガイロ大佐に頭を下げる。
「リリア様、屋外プールの一つにイルカを用意したんですよ。魔界には海洋生物がいないと聞いたので……」
そうアーチェ・レガイロ大佐が言うと、リリア王女は驚きと喜びに目をキラキラさせた。
「嬉しいっっ! イルカ観たかったんです。ありがとうございます!」
「じゃあ、行きましょうか」
アーチェ・レガイロ大佐は、別れて会議場に向かうサファイア・テレジア女王とサリノ・セシル近衛隊長に一礼し、案内を始める。シェリー・ミッシェルが付き添い、リリア王女等は屋外プールに向かった。
「初めまして、リリア様」
二人の日本人ドルフィントレーナーが挨拶する。
「初めまして。観れるだけでも贅沢なのに、本当にありがとうございます。——わぁ、イルカだぁ」
リリア王女は、一番深いプールにいる二頭のイルカに心躍らせ、キラキラした目を向けた。
「規制がありますので、少しだけですがショーをお楽しみ下さい」
言い終えると、ドルフィントレーナーはイルカに合図を送る。
二頭のイルカが、大きくジャンプし、後方に回転するとリリア王女は歓声を上げた。
「逃げろっ‼︎」
——突然、頭の小さい羽を僅かに動かす。シェリー・ミッシェルは怒鳴り命じた。
場に動揺が走る
「えっ! 何ですか?」
アーチェ・レガイロ大佐が驚きながら尋ねると、シェリー・ミッシェルは背中の羽と十字槍を出す。
「シェルターまで走れっ!」
険しい顔を向け、シェリー・ミッシェルは怒鳴った。
リリア王女は慌てて二人のドルフィントレーナーの手を取る。背中から色と上部の角がない羽を出す。頭から先端がスペードの形をした触角、尾骶骨から先端がスペードの形をした尻尾を出した。
サキュバスは、二度覚醒し完全体になる為、一度も覚醒していないリリア王女は形態が異なる。
間も無くして、斜め上空から大量の血刃《ちじん》(血の刃)が降り注いだ。
『迎撃シールド!』
シェリー・ミッシェルは瞬時に左手から広域の迎撃シールドを出す。血刃が勢いよく跳ね返っていく。
跳ね返った先に二十人前後のドラキュラがいる。軍服ではなく私服、軍隊ではない。
何人かが血刃に当たり、地面に墜落していく。
「リリア様、急いでっ!」
腰のホルスターからマシンピストルを抜き、撃ちながらアーチェ・レガイロ大佐が走り出す。
「お二人、掴まってて下さい」
二人のドルフィントレーナーの手を取り、リリア王女は飛び逃げる。
私がいたら足手纏いだ。情けない、逃げるしか出来ない……。
リリア王女は、逃げながら自身の非力さを内心で嘆いていた。
跳ね返った血刃を、武器で払ったドラキュラ達が、シェリー・ミッシェルに襲い掛かる。シェリー・ミッシェルは十字槍で応戦する。
十字槍の長い柄で攻撃を難なく躱し、十字槍から放つ無数の赤い刃と斬撃で仕留め、シェリー・ミッシェルは圧倒していく——。
アーチェ・レガイロ大佐を先頭に、屋外プールから一番近い地下シェルターに四人は向かう。
通れて、大人二人だけの狭い通路の前で、高さ一メートルの鉄柱に青で光るスイッチが見える。アーチェ・レガイロ大佐はスイッチを押した。
すると、入口の地面が上にずれ、下り階段が見えた。下りた先がシェルターだ。
満員だった場合、鉄柱のスイッチは赤く光る。シェルターがある場所は、空中ディスプレイか標識を設置し、分かり易くしてある。
「リリア様、入ってっ!」
アーチェ・レガイロ大佐が促す。
「民間人が先です!」
リリア王女はドルフィントレーナーの二人を優先した。
「——えっ⁉︎」
リリア王女は気付くと同時に驚愕した。
通路の先にドラキュラが二人いる。
二人のドラキュラは長身で大柄な男だ。一人は私服、もう一人は黒い軍服を纏う軍人だ。
リリア王女は、右手からシールドを出し、左手でスイッチを押して入口を閉めた。
アーチェ・レガイロ大佐も気付き、マシンピストルを向けた。
——が、引き金を引くより先に踏み込まれた。シールドを切断され、マシンピストルを持った右手を斬り飛ばされた。
「ぐはぁっ」
腹に猛烈な蹴りを受け、アーチェ・レガイロ大佐の身体は壁に叩きつけられる。
「——っ‼︎」
吐血し倒れるアーチェ・レガイロ大佐を見て、リリア王女は声も発せず固まってしまった。
その瞬間に、心臓の上に雷撃を受け気絶した。
放ったのは軍服のドラキュラだ。左手を前に向け、にやりと意味深な笑みを浮かべている。
軍服のドラキュラは、倒れたリリア王女を片手で抱えて飛び立つ。
二人は攫って行ってしまった。
しばらくして、全てのドラキュラを倒したと思っているシェリー・ミッシェルが来た。
「っ⁉︎」
「おいっ! どういう事だ⁉︎ リリア様はどうした⁉︎」
右手を拾い、息も絶え絶えのアーチェ・レガイロ大佐に問い質すも、返事がない。
シェリー・ミッシェルは頭を抱えて左目を見せた。アンティファクトを使い、右手を接合させ、再度問う。
「リリア様は何処だ?」
「……げほぉっ」
黒い血を吐いた。
胃も破裂したか……。
そう気付き、アンティファクトで治癒を施す。
「リリア様は何処にいる?」
「はぁっ……。リリア様が誘拐されました」
「っ何だとっ⁉︎ 貴様っ‼︎」
事態に怒り、シェリー・ミッシェルは慌てて捜索するも、リリア王女は見付からなかった——。
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