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留学編
実地視察 5
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5人の王女殿下から、僕の女性恐怖症克服大作戦の内容が伝えられた翌日の午前中、害獣対応の最前線である砦における対応手順の内容についての講義を副司令官から受けていた。
具体的には、砦近隣の簡易地図を示されながら日々の巡回ルートや緊急時の対応方法、害獣の棲みかに対する一斉討伐を行う間隔、それによって得られる国の利益、安全性等、話の内容は多岐にわたった。
軍事的な話を他国の王女殿下達に開示して大丈夫なのかとも思うが、そこを国の上層部の人達が考えていないことはあり得ないだろうと、考えても仕方のないことは思考から追いやり、僕も害獣討伐の最前線基地における具体的な対応方法を他の王女達と一緒になって学んだ。ただ、他の王女殿下達の表情を見てもそこに驚きは無かったので、他国でも同様の対応が取られているのだろうと考えた。
「ねぇねぇ、ジルジル?このあとは昼食を挟んで、午後には実際の害獣討伐の見学だったよね~?」
会議室にある2人掛けの長机の隣に座るルピス様が、僕の服の裾を引っ張りながら身体を寄せてきて、これからの予定について声を潜めながら聞いてきた。
「そ、そうですね。何かありましたか?」
今日から始まっている僕の女性恐怖症克服大作戦の先鋒として、先ずはパピル様に慣れるまで、こうして常に近い距離での行動を余儀なくされている。まだ少しその距離感に不安を覚えることもあるが、見た目が幼いパピル様であれば、それほど恐怖心を掻き立てられることは無かった。
ただ、他国の王女とのこの距離感に、周りからどのような目で見られるかという不安もあるのだが、王女達はそんな僕の懸念を一蹴してしまった。エドナー司令官に相談してみても、「皆、暗黙の了解として何も言わないはずだ」という、どこまで事情を把握しているのか分からないような返答だった。
「それって~見学だけじゃなくて、パピル達も討伐に加わって良いのかな?」
「えっ?討伐ですか?さすがに他国の王女殿下達を働かせるような真似は出来ないのではないですかね?」
パピル様の質問は、僕の予想外の事だった。そもそも今回の実地視察に関しては、あくまで視察であって、実際に討伐することはないと聞いている。それは他国の王族が実戦に出て万が一の事があれば、ドーラル王国側の責任問題になってしまうからだ。だからこそ、外交的にもしない方が良いだろうと判断されたと聞いている。
そういった事情を伏せつつも、無難な返答でパピル様の質問に答えたのだが、残念ながらそれでは諦めてくれなかった。
「でもでも、やっぱり共同作業っていうのは、2人の仲を親密にさせる良い機会だと思わない?」
「えっと、それはつまり、僕の恐怖症を克服させるためということでしょうか?」
もしそんな理由であれば、他国の王女殿下を実戦に立たせる訳にはいかないと思い、その真意を確認した。
「えっ?当たり前じゃん。パピル達は早くジルジルに女性に慣れて欲しいんだよ?出来る事は何だってするよ?」
当然でしょ、とでも言うようなパピル様の様子に、目を見開いてしまう。それほど僕の女性恐怖症を治すという事が、王女殿下達にとっての重要事項になっているというのが信じられなかった。
「その、お気持ちは嬉しいのですが、万が一の事があった場合の責任問題がーーー」
「そんなの心配しなくて大丈夫だよ~。確かに前は老成体相手に無様を晒しちゃったけど、これでもパピルは序列8位、その辺の成体相手なら全然問題ないんですけど~」
「で、ですが・・・」
僕の言葉を遮るように捲し立ててくるが、だから良いですとはとても言えなかった。ただ、パピル様は引き下がるつもりはないようで、悪戯を思い付いたような悪そうな笑みを浮かべながら口を開いた。
「まぁ、後でこの砦の司令官から許可を貰ってくれば良い話しなだけだし、ジルジルは心の準備だけしておいてね?」
「えぇ・・・」
それだけ言い残すと、パピル様はもう話しは終わりとばかりに前を向いてしまった。その様子に僕は内心で盛大なため息を吐きながら前を向くと、副司令官からの厳しい眼差しと視線が合ってしまった。
「ジール・シュライザー、私の講義で余所見とは良い度胸ですね?」
「あ、いえ、これはその・・・」
さすがにパピル様に話し掛けられたからとは言えず、僕は副司令官からのお小言を、身体を縮こまらせて聞くしかなかった。その隣でパピル様は、申し訳なさそうに僕に向かってウィンクをしながら、小さな舌をチロっと出していた。
昼食後、エドナー司令官とどのようなやり取りがあったか不明だが、パピル様は先程宣言したように、害獣討伐についての実戦許可を貰ってきた。今回の視察先については、老成体の目撃情報が無い場所なので、安全面と他国の王女殿下の懇願を天秤に掛けた結果、許可が出たのかも知れない。
視察場所までは、砦から大型トラックを使用して約1時間程の場所にある草原となっている。視界を遮る邪魔な木々もないので、比較的危険度の低い場所だ。その草原には大きな沼がいくつかあり、ピッグディザスターの棲家となっている。今回は、その内の1つに襲撃を仕掛ける作戦だ。
当初の予定では、その沼の近くに仮設されている拠点から討伐状況を見学するはずだったのだが、パピル様本人の意向もあって、共に討伐部隊に組み込まれることになった。
とはいえ、急な変更という事もあったので、基本的には遊撃部隊と称して、群れからはぐれた成体を中心に討伐することになった。これは、急造の部隊として組み込んでしまうと既存の部隊との連携に混乱が生じることが予想されるため、それを避けるための処置だ。直接的な表現をすれば、「邪魔せずに適当に時間を潰していろ」という返答とも言える。
「さぁ、ジルジル!初めての2人の共同作業、張り切っていくわよ!!」
僕らについての扱いを知ってか知らずか、パピル様は満面の笑みを浮かべながら準備を済ませた僕に話し掛けてきた。
「そ、そうですね。ただ、僕らの役目はあくまで遊撃ですので、あまり本隊の方へは突っ込まないで下さいね」
パピル様のテンションに不安を感じた僕は、一度落ち着いてもらうために優しく苦言を呈した。この様子では勢い余って、本隊の討伐部隊に混ざって行ってしまいそうだったからだ。
「大丈夫、大丈夫!もぅ~、ジルジルは心配性なんだから~。パピルだって作戦行動の重要性くらい理解してます~!」
僕の言葉に唇を尖らせてくるパピル様に、苦笑いを浮かべながら、今回の僕らの遊撃隊の他の面々にも挨拶をする。
「お2人もよろしくお願いします。作戦行動中は、パピル殿下の安全最優先でお願いします」
「分かっております。こちらこそ殿下の思い付きでご迷惑を掛けますが、よろしくお願いします」
僕の言葉に、従者の一人が丁寧な物腰で頭を下げてきた。その疲れたような、達観したような表情から、どうやらパピル様の無茶振りは日常茶飯事のようだ。
今回の僕達の部隊は4人編成だ。僕とパピル様の他に、パピル様の従者の2人が同行する。従者の方達はパピル様と同じくらいの身長をしているので、額から生えている触覚が無ければ幼い子供にも見えてしまう。とはいえ、そもそも2人はリーグラント王国で序列100位以内の実力者でもあるので、よほどの大群に囲まれない限りは戦力的に問題ない。
それは従者の2人も分かっているようで、害獣討伐に関しては特に気負いなく、悠然とした佇まいをしている。
「もぅ!いつまでも頭を下げ合ってないで、行くよ~!」
僕らのやり取りに痺れを切らしたパピル様は、僕の背中を強引に押しながら、出発を促してきたのだった。
具体的には、砦近隣の簡易地図を示されながら日々の巡回ルートや緊急時の対応方法、害獣の棲みかに対する一斉討伐を行う間隔、それによって得られる国の利益、安全性等、話の内容は多岐にわたった。
軍事的な話を他国の王女殿下達に開示して大丈夫なのかとも思うが、そこを国の上層部の人達が考えていないことはあり得ないだろうと、考えても仕方のないことは思考から追いやり、僕も害獣討伐の最前線基地における具体的な対応方法を他の王女達と一緒になって学んだ。ただ、他の王女殿下達の表情を見てもそこに驚きは無かったので、他国でも同様の対応が取られているのだろうと考えた。
「ねぇねぇ、ジルジル?このあとは昼食を挟んで、午後には実際の害獣討伐の見学だったよね~?」
会議室にある2人掛けの長机の隣に座るルピス様が、僕の服の裾を引っ張りながら身体を寄せてきて、これからの予定について声を潜めながら聞いてきた。
「そ、そうですね。何かありましたか?」
今日から始まっている僕の女性恐怖症克服大作戦の先鋒として、先ずはパピル様に慣れるまで、こうして常に近い距離での行動を余儀なくされている。まだ少しその距離感に不安を覚えることもあるが、見た目が幼いパピル様であれば、それほど恐怖心を掻き立てられることは無かった。
ただ、他国の王女とのこの距離感に、周りからどのような目で見られるかという不安もあるのだが、王女達はそんな僕の懸念を一蹴してしまった。エドナー司令官に相談してみても、「皆、暗黙の了解として何も言わないはずだ」という、どこまで事情を把握しているのか分からないような返答だった。
「それって~見学だけじゃなくて、パピル達も討伐に加わって良いのかな?」
「えっ?討伐ですか?さすがに他国の王女殿下達を働かせるような真似は出来ないのではないですかね?」
パピル様の質問は、僕の予想外の事だった。そもそも今回の実地視察に関しては、あくまで視察であって、実際に討伐することはないと聞いている。それは他国の王族が実戦に出て万が一の事があれば、ドーラル王国側の責任問題になってしまうからだ。だからこそ、外交的にもしない方が良いだろうと判断されたと聞いている。
そういった事情を伏せつつも、無難な返答でパピル様の質問に答えたのだが、残念ながらそれでは諦めてくれなかった。
「でもでも、やっぱり共同作業っていうのは、2人の仲を親密にさせる良い機会だと思わない?」
「えっと、それはつまり、僕の恐怖症を克服させるためということでしょうか?」
もしそんな理由であれば、他国の王女殿下を実戦に立たせる訳にはいかないと思い、その真意を確認した。
「えっ?当たり前じゃん。パピル達は早くジルジルに女性に慣れて欲しいんだよ?出来る事は何だってするよ?」
当然でしょ、とでも言うようなパピル様の様子に、目を見開いてしまう。それほど僕の女性恐怖症を治すという事が、王女殿下達にとっての重要事項になっているというのが信じられなかった。
「その、お気持ちは嬉しいのですが、万が一の事があった場合の責任問題がーーー」
「そんなの心配しなくて大丈夫だよ~。確かに前は老成体相手に無様を晒しちゃったけど、これでもパピルは序列8位、その辺の成体相手なら全然問題ないんですけど~」
「で、ですが・・・」
僕の言葉を遮るように捲し立ててくるが、だから良いですとはとても言えなかった。ただ、パピル様は引き下がるつもりはないようで、悪戯を思い付いたような悪そうな笑みを浮かべながら口を開いた。
「まぁ、後でこの砦の司令官から許可を貰ってくれば良い話しなだけだし、ジルジルは心の準備だけしておいてね?」
「えぇ・・・」
それだけ言い残すと、パピル様はもう話しは終わりとばかりに前を向いてしまった。その様子に僕は内心で盛大なため息を吐きながら前を向くと、副司令官からの厳しい眼差しと視線が合ってしまった。
「ジール・シュライザー、私の講義で余所見とは良い度胸ですね?」
「あ、いえ、これはその・・・」
さすがにパピル様に話し掛けられたからとは言えず、僕は副司令官からのお小言を、身体を縮こまらせて聞くしかなかった。その隣でパピル様は、申し訳なさそうに僕に向かってウィンクをしながら、小さな舌をチロっと出していた。
昼食後、エドナー司令官とどのようなやり取りがあったか不明だが、パピル様は先程宣言したように、害獣討伐についての実戦許可を貰ってきた。今回の視察先については、老成体の目撃情報が無い場所なので、安全面と他国の王女殿下の懇願を天秤に掛けた結果、許可が出たのかも知れない。
視察場所までは、砦から大型トラックを使用して約1時間程の場所にある草原となっている。視界を遮る邪魔な木々もないので、比較的危険度の低い場所だ。その草原には大きな沼がいくつかあり、ピッグディザスターの棲家となっている。今回は、その内の1つに襲撃を仕掛ける作戦だ。
当初の予定では、その沼の近くに仮設されている拠点から討伐状況を見学するはずだったのだが、パピル様本人の意向もあって、共に討伐部隊に組み込まれることになった。
とはいえ、急な変更という事もあったので、基本的には遊撃部隊と称して、群れからはぐれた成体を中心に討伐することになった。これは、急造の部隊として組み込んでしまうと既存の部隊との連携に混乱が生じることが予想されるため、それを避けるための処置だ。直接的な表現をすれば、「邪魔せずに適当に時間を潰していろ」という返答とも言える。
「さぁ、ジルジル!初めての2人の共同作業、張り切っていくわよ!!」
僕らについての扱いを知ってか知らずか、パピル様は満面の笑みを浮かべながら準備を済ませた僕に話し掛けてきた。
「そ、そうですね。ただ、僕らの役目はあくまで遊撃ですので、あまり本隊の方へは突っ込まないで下さいね」
パピル様のテンションに不安を感じた僕は、一度落ち着いてもらうために優しく苦言を呈した。この様子では勢い余って、本隊の討伐部隊に混ざって行ってしまいそうだったからだ。
「大丈夫、大丈夫!もぅ~、ジルジルは心配性なんだから~。パピルだって作戦行動の重要性くらい理解してます~!」
僕の言葉に唇を尖らせてくるパピル様に、苦笑いを浮かべながら、今回の僕らの遊撃隊の他の面々にも挨拶をする。
「お2人もよろしくお願いします。作戦行動中は、パピル殿下の安全最優先でお願いします」
「分かっております。こちらこそ殿下の思い付きでご迷惑を掛けますが、よろしくお願いします」
僕の言葉に、従者の一人が丁寧な物腰で頭を下げてきた。その疲れたような、達観したような表情から、どうやらパピル様の無茶振りは日常茶飯事のようだ。
今回の僕達の部隊は4人編成だ。僕とパピル様の他に、パピル様の従者の2人が同行する。従者の方達はパピル様と同じくらいの身長をしているので、額から生えている触覚が無ければ幼い子供にも見えてしまう。とはいえ、そもそも2人はリーグラント王国で序列100位以内の実力者でもあるので、よほどの大群に囲まれない限りは戦力的に問題ない。
それは従者の2人も分かっているようで、害獣討伐に関しては特に気負いなく、悠然とした佇まいをしている。
「もぅ!いつまでも頭を下げ合ってないで、行くよ~!」
僕らのやり取りに痺れを切らしたパピル様は、僕の背中を強引に押しながら、出発を促してきたのだった。
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