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最終章
決戦 12
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「来たか・・・」
陽が昇り、辺りを太陽の光が照らし始めてきた頃、地鳴りのように聞こえる足音が拠点に迫ってきた。
「まさに化物ね。本当に生物なの?」
俺が奴の襲来にポツリと言葉を漏らすと、隣に並び立っているレイチェルは、呆れのような言葉を吐いていた。
そう感じるのも当然だろう。奴とは未だ距離があるものの、既にその上半身はこちらから目視できるほどに巨大なのだ。
この森に生えている樹木は、軒並み50メートルを越えるほどの巨木であるにもかかわらず、普通に奴の姿が見えるのだ。
体長約500メートルの巨大な生物を実際その目で見ると、もはや乾いた笑いしか出てこない。その巨大さもさることながら、全身を覆う灰色の鱗は如何なる攻撃も通さない強固さを誇り、そのブレスは全てを凪払う威力を有する。とても人間が太刀打ちできる存在とは思えない。
「これからその化物を討伐するんだ。怖じ気づいてないだろうな?」
ここで第二騎士団の団長であるレイチェルの心が折れてしまっては、その部下である団員達の精神状態に悪影響を及ぼしかねない。俺たちの背後には、500人の騎士達が戦闘態勢で待機しているのだから。
俺は彼女の精神状態の確認も兼ねて問い掛けた。
「正直、ここまで圧倒的な存在と戦うのは初めてよ。あの姿・・・恐怖や絶望というより、畏敬の念すら抱いてしまうわ」
「まぁ、分からないでもないな。だが襲ってくる以上、対処しなければならない。帝国だけでなく、王国をも滅ぼそうとい
うのであれば、奴を確実に討伐する!」
彼女が奴の存在感に呑み込まれないよう、強い言葉でやるべきことを口にする。
「えぇ、もちろんよ。私の全身全霊をもって打ち勝つわ!」
「頼むぞ」
「ふっ。あなたから頼りにされるなんて初めてね。その期待、しっかりと応えてあげるわ!」
彼女の返答に、奴の存在に呑まれていないと俺は判断した。指揮官の戦意は部隊全体の士気に関わってくる。この部隊に新兵はいない。全員が覚悟を決めた騎士だ。わざわざ士気高揚のための前口上を叫ぶよりも、己のやるべきことを確実に把握させる事に時間を割いた方が成功率が上がると判断した。
すると、ゆっくりとした歩調で近づいてきていた奴は立ち止まり、睥睨するようにこちらを見据えてきた。
「――っ!」
その視線には、歓喜と殺意が込められているように感じた。
自らを害した相手を見つけたという喜びと、俺から逃げ去ったという屈辱を払拭するために、確実に殺すという感情が流れ込んでくるようだった。
「アルバート・・・ずいぶん恨みを買っているんじゃない?」
「そのようだな。奴は神樹の実を食べてから敵なんていなかっただろうが、俺がそれを否定した。復讐に燃える感情が見てとれる」
奴の視線からレイチェルも感情を読み取ったのだろう、苦笑いを浮かべながら俺に話しかけてきた。そんな彼女に、奴の今までの環境を推察した返答をする。
「感情・・・つまりは知性があるってことね。人間という存在に危機感を覚えたなら、根絶やしにしてくるわね」
「だろうな。実現可能な力があるなら、やらない理由はない。食料としても、人間より魔物の方が食べごたえがあるんだ。わざわざ危険分子を放置しないだろう」
「そうなると、帝国を滅ぼしたのは戯れ。王国を滅ぼすのは危険の排除ね」
「まったく、この世界は人間に厳しすぎる」
俺が達観したような言葉を溢すと、動きのなかった奴が大きな口を開けて息を吸い込んだ。
「っ! 咆哮が来る! 作戦開始だレイチェル!」
「総員、行動開始!」
「おぉぉぉ~!」
レイチェルの言葉に、後ろに控えていた騎士達が雄叫びをあげる。その声には、己を叱咤するような声音も含まれているように感じられた。
常識の埒外の存在と相対しているのだ、心が折れないように大声をあげて、自分の身体を無理矢理に動かそうとしているのだろう。
その直後・・・
『――――っ!!!!!!!!』
人間の可聴域を遥かに超える轟音での咆哮が、周囲に響き渡る。ただ、奴の咆哮の危険性については予め全体に周知していたため、全員しっかりと耳を塞ぎながら、奴を囲むように周囲へ展開している。気を失ったり、鼓膜が破けたりして戦闘不能になるような騎士はいない。
そして――。
「「「魔法陣展開!・魔力供給!・照準!・発動!」」」
この防衛戦のため、命を投げ出す覚悟で参加してくれた魔術師の騎士達の半数が、奴に向かって火魔術を叩き込んだ。
更に――。
「「「魔法陣展開!・魔力供給!・照準!・発動!」」」
時間を僅かにずらし、もう半数の魔術師達が水魔術を叩き込む。
業火とも表現できるような圧倒的な火力。そして、災害と見紛うような圧倒的な水量が奴の巨体に直撃すると、大量の水蒸気が発生した。
これは、急激な温度差による攻撃だ。
事前に共有した奴の特性として、通常の物理攻撃はおろか、魔術による攻撃に対しても全くの無傷だったことを伝えていた。そこで、どのようにすれば奴にダメージを与えられるか、という議論がなされた。
皆、俺の実力を知っている者達なので、俺の全力でも傷一つ付けることができなかったと聞いて絶望的な表情を浮かべている者が多かった。そんな中、一人の騎士が全く別の観点からの攻撃手段を提案したのだ。
「ヒートショック・・・はたして効果はあるか?」
その騎士が発案したのは、急激な温度の変化によって身体に不調をきたす『ヒートショック』という現象を人為的に再現してはどうかというものだった。
これは、温度変化によって身体の血圧が変化し、不整脈や心筋梗塞を引き起こし、場合によっては急死に繋がる現象なのだという。
とはいえ、それは人間の身体で起こる現象であり、同じ生物であるといっても、相手は神樹の実を取り込んだ化物。効果があるかは不確かだが、その場合は次の策へと移行する。
『・・・・・・』
火魔術と水魔術を浴びた奴は、微動だにせずにこちらを見つめていた。その視線には、蔑みを含んでいるようなに感じられる。その程度の威力の魔術は、痛くも痒くもないと見せつけているようだった。
「効果見られず! 作戦を第二号へ移行!」
レイチェルが号令を出すと、魔術師達は次の魔術の発動に取りかかる。
「「「魔法陣展開!・魔力供給!・照準!・発動!」」」
今度は火魔術と水魔術を交互に何度も何度も発動して、短時間の内に急激な温度変化を起こす。
肉体へのダメージが確認できなかったため、今度はその強靭な防御力を誇る鱗への攻撃となる。
物体は熱せられると膨張し、冷却されると収縮するのだという。その性質を応用し、短時間での急激な膨張と収縮を繰り返すことで、その物体を脆くすることができるらしい。
辺りは攻撃の副産物として発生する水蒸気に包まれていくが、奴が巨体過ぎるがために見失うようなことはなく、また、動きもすぐにわかるような状況だ。
しかし、これだけ攻撃を加えているというのに、奴はまだ動き出してこない。
何かを待っているのか、あるいは自分には人間の魔術など全く効果がないと思い知らせて、こちらの戦意を折ろうとしているのか・・・。
「不気味だな」
「でも、やるしかないわ。戯に国を滅ぼせる存在よ? 仮に撃退できても、今後はその存在にずっと怯えていくことになる。なんとしてでもここで奴を倒さないと、人間の未来に光はないわ!」
俺の疑問の言葉に、レイチェルは使命感を露にしていた。
昨日の話では、帝国の亡命者の報告を聞いた際には、現実感のない話にそんな存在がいるわけない、いたとしても帝国から遠く離れた我が国には関係ないと楽観的に考えていたようだが、現実を見せつけられ、考えが変わったようだ。
「ああ、そうだな。ここで奴を倒す!」
「ええ! 剣士達よ! 行動を開始せよ!」
そして作戦は、次の段階へと進んでいく。
陽が昇り、辺りを太陽の光が照らし始めてきた頃、地鳴りのように聞こえる足音が拠点に迫ってきた。
「まさに化物ね。本当に生物なの?」
俺が奴の襲来にポツリと言葉を漏らすと、隣に並び立っているレイチェルは、呆れのような言葉を吐いていた。
そう感じるのも当然だろう。奴とは未だ距離があるものの、既にその上半身はこちらから目視できるほどに巨大なのだ。
この森に生えている樹木は、軒並み50メートルを越えるほどの巨木であるにもかかわらず、普通に奴の姿が見えるのだ。
体長約500メートルの巨大な生物を実際その目で見ると、もはや乾いた笑いしか出てこない。その巨大さもさることながら、全身を覆う灰色の鱗は如何なる攻撃も通さない強固さを誇り、そのブレスは全てを凪払う威力を有する。とても人間が太刀打ちできる存在とは思えない。
「これからその化物を討伐するんだ。怖じ気づいてないだろうな?」
ここで第二騎士団の団長であるレイチェルの心が折れてしまっては、その部下である団員達の精神状態に悪影響を及ぼしかねない。俺たちの背後には、500人の騎士達が戦闘態勢で待機しているのだから。
俺は彼女の精神状態の確認も兼ねて問い掛けた。
「正直、ここまで圧倒的な存在と戦うのは初めてよ。あの姿・・・恐怖や絶望というより、畏敬の念すら抱いてしまうわ」
「まぁ、分からないでもないな。だが襲ってくる以上、対処しなければならない。帝国だけでなく、王国をも滅ぼそうとい
うのであれば、奴を確実に討伐する!」
彼女が奴の存在感に呑み込まれないよう、強い言葉でやるべきことを口にする。
「えぇ、もちろんよ。私の全身全霊をもって打ち勝つわ!」
「頼むぞ」
「ふっ。あなたから頼りにされるなんて初めてね。その期待、しっかりと応えてあげるわ!」
彼女の返答に、奴の存在に呑まれていないと俺は判断した。指揮官の戦意は部隊全体の士気に関わってくる。この部隊に新兵はいない。全員が覚悟を決めた騎士だ。わざわざ士気高揚のための前口上を叫ぶよりも、己のやるべきことを確実に把握させる事に時間を割いた方が成功率が上がると判断した。
すると、ゆっくりとした歩調で近づいてきていた奴は立ち止まり、睥睨するようにこちらを見据えてきた。
「――っ!」
その視線には、歓喜と殺意が込められているように感じた。
自らを害した相手を見つけたという喜びと、俺から逃げ去ったという屈辱を払拭するために、確実に殺すという感情が流れ込んでくるようだった。
「アルバート・・・ずいぶん恨みを買っているんじゃない?」
「そのようだな。奴は神樹の実を食べてから敵なんていなかっただろうが、俺がそれを否定した。復讐に燃える感情が見てとれる」
奴の視線からレイチェルも感情を読み取ったのだろう、苦笑いを浮かべながら俺に話しかけてきた。そんな彼女に、奴の今までの環境を推察した返答をする。
「感情・・・つまりは知性があるってことね。人間という存在に危機感を覚えたなら、根絶やしにしてくるわね」
「だろうな。実現可能な力があるなら、やらない理由はない。食料としても、人間より魔物の方が食べごたえがあるんだ。わざわざ危険分子を放置しないだろう」
「そうなると、帝国を滅ぼしたのは戯れ。王国を滅ぼすのは危険の排除ね」
「まったく、この世界は人間に厳しすぎる」
俺が達観したような言葉を溢すと、動きのなかった奴が大きな口を開けて息を吸い込んだ。
「っ! 咆哮が来る! 作戦開始だレイチェル!」
「総員、行動開始!」
「おぉぉぉ~!」
レイチェルの言葉に、後ろに控えていた騎士達が雄叫びをあげる。その声には、己を叱咤するような声音も含まれているように感じられた。
常識の埒外の存在と相対しているのだ、心が折れないように大声をあげて、自分の身体を無理矢理に動かそうとしているのだろう。
その直後・・・
『――――っ!!!!!!!!』
人間の可聴域を遥かに超える轟音での咆哮が、周囲に響き渡る。ただ、奴の咆哮の危険性については予め全体に周知していたため、全員しっかりと耳を塞ぎながら、奴を囲むように周囲へ展開している。気を失ったり、鼓膜が破けたりして戦闘不能になるような騎士はいない。
そして――。
「「「魔法陣展開!・魔力供給!・照準!・発動!」」」
この防衛戦のため、命を投げ出す覚悟で参加してくれた魔術師の騎士達の半数が、奴に向かって火魔術を叩き込んだ。
更に――。
「「「魔法陣展開!・魔力供給!・照準!・発動!」」」
時間を僅かにずらし、もう半数の魔術師達が水魔術を叩き込む。
業火とも表現できるような圧倒的な火力。そして、災害と見紛うような圧倒的な水量が奴の巨体に直撃すると、大量の水蒸気が発生した。
これは、急激な温度差による攻撃だ。
事前に共有した奴の特性として、通常の物理攻撃はおろか、魔術による攻撃に対しても全くの無傷だったことを伝えていた。そこで、どのようにすれば奴にダメージを与えられるか、という議論がなされた。
皆、俺の実力を知っている者達なので、俺の全力でも傷一つ付けることができなかったと聞いて絶望的な表情を浮かべている者が多かった。そんな中、一人の騎士が全く別の観点からの攻撃手段を提案したのだ。
「ヒートショック・・・はたして効果はあるか?」
その騎士が発案したのは、急激な温度の変化によって身体に不調をきたす『ヒートショック』という現象を人為的に再現してはどうかというものだった。
これは、温度変化によって身体の血圧が変化し、不整脈や心筋梗塞を引き起こし、場合によっては急死に繋がる現象なのだという。
とはいえ、それは人間の身体で起こる現象であり、同じ生物であるといっても、相手は神樹の実を取り込んだ化物。効果があるかは不確かだが、その場合は次の策へと移行する。
『・・・・・・』
火魔術と水魔術を浴びた奴は、微動だにせずにこちらを見つめていた。その視線には、蔑みを含んでいるようなに感じられる。その程度の威力の魔術は、痛くも痒くもないと見せつけているようだった。
「効果見られず! 作戦を第二号へ移行!」
レイチェルが号令を出すと、魔術師達は次の魔術の発動に取りかかる。
「「「魔法陣展開!・魔力供給!・照準!・発動!」」」
今度は火魔術と水魔術を交互に何度も何度も発動して、短時間の内に急激な温度変化を起こす。
肉体へのダメージが確認できなかったため、今度はその強靭な防御力を誇る鱗への攻撃となる。
物体は熱せられると膨張し、冷却されると収縮するのだという。その性質を応用し、短時間での急激な膨張と収縮を繰り返すことで、その物体を脆くすることができるらしい。
辺りは攻撃の副産物として発生する水蒸気に包まれていくが、奴が巨体過ぎるがために見失うようなことはなく、また、動きもすぐにわかるような状況だ。
しかし、これだけ攻撃を加えているというのに、奴はまだ動き出してこない。
何かを待っているのか、あるいは自分には人間の魔術など全く効果がないと思い知らせて、こちらの戦意を折ろうとしているのか・・・。
「不気味だな」
「でも、やるしかないわ。戯に国を滅ぼせる存在よ? 仮に撃退できても、今後はその存在にずっと怯えていくことになる。なんとしてでもここで奴を倒さないと、人間の未来に光はないわ!」
俺の疑問の言葉に、レイチェルは使命感を露にしていた。
昨日の話では、帝国の亡命者の報告を聞いた際には、現実感のない話にそんな存在がいるわけない、いたとしても帝国から遠く離れた我が国には関係ないと楽観的に考えていたようだが、現実を見せつけられ、考えが変わったようだ。
「ああ、そうだな。ここで奴を倒す!」
「ええ! 剣士達よ! 行動を開始せよ!」
そして作戦は、次の段階へと進んでいく。
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