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第三章 神樹の真実
神樹 26
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俺の師匠は魔法剣士だった。
正確には魔術師でありながら剣術をも得意とする存在と表現すればいいだろうか。その為、日々の鍛練は魔術と剣術の両方を叩き込まれていた。
平民で孤児だった俺は知らなかったが、世間では師匠の戦い方は邪道と言われていた。魔力を外に放出する魔術と、内に凝縮する身体強化の両方を習得するというのは、非常に効率が悪いからだ。
何も知らなかった俺は、それを当たり前だと思いながら鍛練に励んではいたが、やはり上手くはいかなかった。何度も壁にぶち当たり、何度も挫折を経験し、それでも諦めることなく繰り返し修練を行う。全ては生きるためだった。
この世は弱肉強食の世界だ。強い者が贅沢な暮らしを堪能し、弱い者は貧しい生活を余儀なくされる。この場合の強者や弱者というのは何も単純な武力だけではなく、権力や資産も含まれている。そんな社会の仕組みを理解せざるを得なかったのは俺が5歳の頃、両親が流行り病で亡くなり、浮浪者のごとく彷徨っていた時に直面した現実からだった。
物乞いをし、その日を食い繋ぐのに精一杯な俺の隣を、豪華な服を着飾った商家の一家が歩いていた。傍らには俺より少し年上くらいの子供もおり、その子供は露天で購入した肉串を食べていたが、「お腹いっぱい」と言って食べかけの肉串を捨てていた。その瞬間、俺はこの世の理不尽さを思い知った気がした。
片やこんなにも空腹に喘いでいる者が居ると言うのに、その一方で満腹以上に食事をすることが出来るという不平等。全ては金が有るか無いか。
金を稼ぐには働くしかない。より多くの金を稼ぐには良い職業に就くしかない。良い職業に就くには、そもそも良い家柄であるか、裕福な家庭である必要がある。信用の無い孤児程度の存在では、一生を下働きとして僅かな金を稼ぐのが精々だ。
自分の人生に絶望感しか感じられなかった俺にチャンスをくれたのは師匠だった。どうしようもない女好きの性格破綻者だったが、武術に関して言えば間違いなく天才だった。それまで存在しなかった魔法剣士というスタイルを独自に作り出し、王国最強にまでのし上がったのだから。
師匠は身体強化の才能こそ皆無だったが、それでも俺は一度も剣術において師匠に勝てなかった。身体強化を習得して挑んでも結果は変わらずで、師匠を前に俺は一歩も動けず、成す術無くやられていた。
倒れる俺に師匠が放った言葉を思い出す。
「間合いを掌握すれば、力も早さも要らん」
「やってるよ!ちゃんと自分の間合いは管理できてる!」
「自分の間合いの管理だけしてどうする。相手の間合いも全て掌握して己の管理下に置くんだ。そうすれば相手は一歩も動けなくなる。今のお前のようにな」
「そんなのどうやってやるんだよ!」
「もっと心を落ち着かせろ。お前は攻撃に気が逸りすぎる。相手をよく見て、相手の立場になって考えろ。そうすれば見えてくる境地がある。ほら、明鏡止水って有名な言葉があるだろう?」
「・・・それは一番師匠に似合わない言葉だよ」
「いや、私生活じゃなくて実戦なっ!」
そう言いながら苦笑いを浮かべて指導してくれていた。
(あぁ、そうだったな・・・純粋な剣術師でもないのに、剣術において師匠の右に出るものは居なかった。おっさんも間合いの管理は上手いが、師匠と比べるのも烏滸がましい)
魔力欠乏による体調不良は、皇帝からの魔力供与のお陰で既に治まっている。
俺はゆっくり立ち上がると、力を抜いた自然体の構えをとった。
「むっ!騎士達よ!アルバートを取り囲め!まだ魔力欠乏の影響で満足に動けぬはずだ!」
俺が立ち上がったのを視界に捉えたのか、エリーゼさんと戦っているおっさんが声を上げると、それに反応するように帝国の騎士と応戦していた王国の騎士3人が大きく後退し、向きを変えて俺の方へと走り込んでくる。
「アルバート殿っ!」
その様子に、相手をしていた帝国の騎士の一人が焦りの声を発するが、俺はそれを手で制した。既に帝国の騎士は満身創痍の状態で、限界が近いと分かったからだ。
「「「うおぉぉぉぉ!!!」」」
決死の表情を浮かべる王国の騎士達が、咆哮を上げながら俺に向かって剣を突き込んでくる。自我は保たれているようで、俺の実力を良く理解しているからこその行動に感じる。
「・・・自我を失っていたら面倒だったが・・」
そう呟き、3方向から攻撃を仕掛けてくる騎士を相手に、焦点は誰にも合わせず、全体を俯瞰するような感覚で視線を巡らせた。
(正面の騎士の間合いが僅かに近い・・一拍遅れるタイミングで左右の騎士が中段と下段からの攻撃か・・・ならっ!)
正面の騎士が上段に構えた剣を振り下ろしてくる。俺の頭部を狙ったその一撃が髪に触れる寸前、上体を僅かに右にずらし、剣の腹を左手で押し退けて、剣筋を逸らすと同時に半歩踏み込み、剣を握る王国の騎士の手を右手で掴むと、そのまま俺との位置を入れ換えるようにして引き込んだ。
「「なっ!?」」
「ぐあっ!」
寸前まで俺が居た場所と騎士の位置が入れ替わったことで、時間差で攻撃を仕掛けていた2人の騎士は剣を止めきれず、味方である騎士の胴と足を斬りつけた。
「何をやっておる!!瀕死の獣などさっさと仕留めろ!!」
その様子におっさんは怒声を張り上げるが、その声には僅かに恐怖や不安が混じっているように感じられた。
(相手の立場になって考える・・・分かるぞ、おまえ達の感情が)
彼らは焦っている。俺が自由に動けてしまうことを。
彼らは恐怖している。策が失敗し、罰を受けることを。
その焦りは動きを単調に、その恐怖は思考を鈍らせる。
「シッ!」
「「がっ!」」
味方を斬りつけてしまったことで、一瞬動きが止まった騎士に回し蹴りを喰らわせると、その対面にいる味方ごと吹き飛ばす。更に状況の変化に唖然としている魔術師達へ向かって一気に間合いを詰めると、超接近しての掌底を顎先に放ち、意識を刈り取っていく。
「距離を取れっ!奴を懐に入れるな!全員で殺せっ!!」
俺が次々と騎士を倒している状況に、おっさんが焦りながら指示を出す。俺は身体強化をしているわけではない。強化している騎士から見れば、本来はあくびが出るほど遅い動きのはずだ。
しかし恐怖は時として必要以上に相手の実力を強大なものに見せる。特に、俺の実力を身に染みて理解している存在にとっては。
「戦いの最中に余所見とは余裕だな!!」
「ぐぅ!」
おっさんの注意が散漫になったところで、エリーゼさんが連続攻撃を仕掛けた。何とか反応してみせたおっさんだったが、数撃打ち合った後、躱し損ねた斬撃によって吹き飛んだ。
「総員!今が好機だ!!全身全霊で、一気呵成に敵を退けろ!!」
「「「おぉぉぉぉ!!!」」」
エリーゼさんの言葉に、帝国の騎士達は今までの疲れや負傷を吹き飛ばすように咆哮を上げると、それまで以上の力と速さでもって攻撃を仕掛ける。騎士達もわかっているのだろう、この好機を逃せば後はないと。故に、残りの体力や魔力の配分を考えること無く、この瞬間に全てを賭けている。
「ばかな!こちらは神樹の薬まで使っているのだぞっ!お前達!分かっているのか!?負ければ命はないのだぞ!!」
「「「うおぉぉぉぉ!!」」」
吹き飛ばされたおっさんが立ち上がり、口の端しから血を流しつつも檄を飛ばすと、王国の騎士達も咆哮をあげる。ただそれは、追い詰められた者達の嘆きの声に感じられた。
(戦いの流れはこちら側に傾きつつあるな。単身の実力は向こうが高くとも、人数と士気はこちらが優勢。ならっ!)
俺もここが勝負所と感じ、僅かな魔力を使用して身体強化を施すと、体勢を整えているおっさんに肉薄する。
「ちっ!まだ魔力が残っていたか!だが、剣術師の私に接近戦を仕掛けてくるとは、師弟揃って不愉快にさせてくれる!!」
俺が間合いを詰めると、おっさんは今まで見たこともない憎悪に満ちた顔を向けてきたのだった。
正確には魔術師でありながら剣術をも得意とする存在と表現すればいいだろうか。その為、日々の鍛練は魔術と剣術の両方を叩き込まれていた。
平民で孤児だった俺は知らなかったが、世間では師匠の戦い方は邪道と言われていた。魔力を外に放出する魔術と、内に凝縮する身体強化の両方を習得するというのは、非常に効率が悪いからだ。
何も知らなかった俺は、それを当たり前だと思いながら鍛練に励んではいたが、やはり上手くはいかなかった。何度も壁にぶち当たり、何度も挫折を経験し、それでも諦めることなく繰り返し修練を行う。全ては生きるためだった。
この世は弱肉強食の世界だ。強い者が贅沢な暮らしを堪能し、弱い者は貧しい生活を余儀なくされる。この場合の強者や弱者というのは何も単純な武力だけではなく、権力や資産も含まれている。そんな社会の仕組みを理解せざるを得なかったのは俺が5歳の頃、両親が流行り病で亡くなり、浮浪者のごとく彷徨っていた時に直面した現実からだった。
物乞いをし、その日を食い繋ぐのに精一杯な俺の隣を、豪華な服を着飾った商家の一家が歩いていた。傍らには俺より少し年上くらいの子供もおり、その子供は露天で購入した肉串を食べていたが、「お腹いっぱい」と言って食べかけの肉串を捨てていた。その瞬間、俺はこの世の理不尽さを思い知った気がした。
片やこんなにも空腹に喘いでいる者が居ると言うのに、その一方で満腹以上に食事をすることが出来るという不平等。全ては金が有るか無いか。
金を稼ぐには働くしかない。より多くの金を稼ぐには良い職業に就くしかない。良い職業に就くには、そもそも良い家柄であるか、裕福な家庭である必要がある。信用の無い孤児程度の存在では、一生を下働きとして僅かな金を稼ぐのが精々だ。
自分の人生に絶望感しか感じられなかった俺にチャンスをくれたのは師匠だった。どうしようもない女好きの性格破綻者だったが、武術に関して言えば間違いなく天才だった。それまで存在しなかった魔法剣士というスタイルを独自に作り出し、王国最強にまでのし上がったのだから。
師匠は身体強化の才能こそ皆無だったが、それでも俺は一度も剣術において師匠に勝てなかった。身体強化を習得して挑んでも結果は変わらずで、師匠を前に俺は一歩も動けず、成す術無くやられていた。
倒れる俺に師匠が放った言葉を思い出す。
「間合いを掌握すれば、力も早さも要らん」
「やってるよ!ちゃんと自分の間合いは管理できてる!」
「自分の間合いの管理だけしてどうする。相手の間合いも全て掌握して己の管理下に置くんだ。そうすれば相手は一歩も動けなくなる。今のお前のようにな」
「そんなのどうやってやるんだよ!」
「もっと心を落ち着かせろ。お前は攻撃に気が逸りすぎる。相手をよく見て、相手の立場になって考えろ。そうすれば見えてくる境地がある。ほら、明鏡止水って有名な言葉があるだろう?」
「・・・それは一番師匠に似合わない言葉だよ」
「いや、私生活じゃなくて実戦なっ!」
そう言いながら苦笑いを浮かべて指導してくれていた。
(あぁ、そうだったな・・・純粋な剣術師でもないのに、剣術において師匠の右に出るものは居なかった。おっさんも間合いの管理は上手いが、師匠と比べるのも烏滸がましい)
魔力欠乏による体調不良は、皇帝からの魔力供与のお陰で既に治まっている。
俺はゆっくり立ち上がると、力を抜いた自然体の構えをとった。
「むっ!騎士達よ!アルバートを取り囲め!まだ魔力欠乏の影響で満足に動けぬはずだ!」
俺が立ち上がったのを視界に捉えたのか、エリーゼさんと戦っているおっさんが声を上げると、それに反応するように帝国の騎士と応戦していた王国の騎士3人が大きく後退し、向きを変えて俺の方へと走り込んでくる。
「アルバート殿っ!」
その様子に、相手をしていた帝国の騎士の一人が焦りの声を発するが、俺はそれを手で制した。既に帝国の騎士は満身創痍の状態で、限界が近いと分かったからだ。
「「「うおぉぉぉぉ!!!」」」
決死の表情を浮かべる王国の騎士達が、咆哮を上げながら俺に向かって剣を突き込んでくる。自我は保たれているようで、俺の実力を良く理解しているからこその行動に感じる。
「・・・自我を失っていたら面倒だったが・・」
そう呟き、3方向から攻撃を仕掛けてくる騎士を相手に、焦点は誰にも合わせず、全体を俯瞰するような感覚で視線を巡らせた。
(正面の騎士の間合いが僅かに近い・・一拍遅れるタイミングで左右の騎士が中段と下段からの攻撃か・・・ならっ!)
正面の騎士が上段に構えた剣を振り下ろしてくる。俺の頭部を狙ったその一撃が髪に触れる寸前、上体を僅かに右にずらし、剣の腹を左手で押し退けて、剣筋を逸らすと同時に半歩踏み込み、剣を握る王国の騎士の手を右手で掴むと、そのまま俺との位置を入れ換えるようにして引き込んだ。
「「なっ!?」」
「ぐあっ!」
寸前まで俺が居た場所と騎士の位置が入れ替わったことで、時間差で攻撃を仕掛けていた2人の騎士は剣を止めきれず、味方である騎士の胴と足を斬りつけた。
「何をやっておる!!瀕死の獣などさっさと仕留めろ!!」
その様子におっさんは怒声を張り上げるが、その声には僅かに恐怖や不安が混じっているように感じられた。
(相手の立場になって考える・・・分かるぞ、おまえ達の感情が)
彼らは焦っている。俺が自由に動けてしまうことを。
彼らは恐怖している。策が失敗し、罰を受けることを。
その焦りは動きを単調に、その恐怖は思考を鈍らせる。
「シッ!」
「「がっ!」」
味方を斬りつけてしまったことで、一瞬動きが止まった騎士に回し蹴りを喰らわせると、その対面にいる味方ごと吹き飛ばす。更に状況の変化に唖然としている魔術師達へ向かって一気に間合いを詰めると、超接近しての掌底を顎先に放ち、意識を刈り取っていく。
「距離を取れっ!奴を懐に入れるな!全員で殺せっ!!」
俺が次々と騎士を倒している状況に、おっさんが焦りながら指示を出す。俺は身体強化をしているわけではない。強化している騎士から見れば、本来はあくびが出るほど遅い動きのはずだ。
しかし恐怖は時として必要以上に相手の実力を強大なものに見せる。特に、俺の実力を身に染みて理解している存在にとっては。
「戦いの最中に余所見とは余裕だな!!」
「ぐぅ!」
おっさんの注意が散漫になったところで、エリーゼさんが連続攻撃を仕掛けた。何とか反応してみせたおっさんだったが、数撃打ち合った後、躱し損ねた斬撃によって吹き飛んだ。
「総員!今が好機だ!!全身全霊で、一気呵成に敵を退けろ!!」
「「「おぉぉぉぉ!!!」」」
エリーゼさんの言葉に、帝国の騎士達は今までの疲れや負傷を吹き飛ばすように咆哮を上げると、それまで以上の力と速さでもって攻撃を仕掛ける。騎士達もわかっているのだろう、この好機を逃せば後はないと。故に、残りの体力や魔力の配分を考えること無く、この瞬間に全てを賭けている。
「ばかな!こちらは神樹の薬まで使っているのだぞっ!お前達!分かっているのか!?負ければ命はないのだぞ!!」
「「「うおぉぉぉぉ!!」」」
吹き飛ばされたおっさんが立ち上がり、口の端しから血を流しつつも檄を飛ばすと、王国の騎士達も咆哮をあげる。ただそれは、追い詰められた者達の嘆きの声に感じられた。
(戦いの流れはこちら側に傾きつつあるな。単身の実力は向こうが高くとも、人数と士気はこちらが優勢。ならっ!)
俺もここが勝負所と感じ、僅かな魔力を使用して身体強化を施すと、体勢を整えているおっさんに肉薄する。
「ちっ!まだ魔力が残っていたか!だが、剣術師の私に接近戦を仕掛けてくるとは、師弟揃って不愉快にさせてくれる!!」
俺が間合いを詰めると、おっさんは今まで見たこともない憎悪に満ちた顔を向けてきたのだった。
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