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第三章 神樹の真実
神樹 21
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「はぁぁぁ!!」
『グルゥゥゥ!!』
元は国務大臣だった存在と拳を交わす。全身は灰色の鱗のような強固な体表に覆われ、背中からは赤く色づいた6本の触手のようなものが不規則な軌道を描いて周囲を蹂躙している。
俺と戦いながらも奴は、周囲にいるオースティンやエリーゼさん、騎士達へ攻撃を仕掛けている。こちらの手数が足りないからそれだけの余裕があるのか、それとも本能的に敵意を感じたものに対して攻撃を仕掛けているだけなのかはわからない。
既に奴の見た目は魔物とも違う化物の姿に成り下がっているが、その実力は脅威だ。先程まで文官達を貫いていた身体超強化では奴の体表を突破できず、いまいち決め手に欠けてしまっている。ただ、奴の攻撃もこちらの防御を突破するほどの威力は無い。
ただ、俺の魔力が現状心許ないこともあって、このままの状況ではジリ貧だ。
(このまま均衡を保って、奴が先に魔力切れなり身体の崩壊なりしてくれれば良いが、希望的観測は危険だな。前に学院の教師が使用した薬よりも、更に効果は高そうだからな・・・)
奴と交戦を続けながら、このまま持久戦に持ち込まれてしまうことを危惧し、何か状況を打破できる一手はないかと模索していると、触手の攻撃を二刀流で受け流しながらエリーゼさんが近寄ってきた。
「アルバート殿。皇帝陛下の元へ行き、剣を!」
「エリーゼさん?俺は武器が無くてもーーー」
「今の状況、攻め手に欠けているご様子。陛下の剣なら今の状況を打破するかもしれません」
俺の言葉を遮って伝えてくるエリーゼさんの表情は、真剣そのものだった。その切実な様子から、皇帝の剣には何かしらの特殊な効果が秘められているのではないかと思い当たる。
「わかりました。数秒この場を任せます」
「その程度、持ちこたえてみせます」
不敵な笑みを見せるエリーゼさんを見て、俺はすぐに行動に移った。渾身の正拳突きの一撃を化物の顔面に放つ。大して効いていないようだが、それでも数メートル程後退させることができ、距離はとれた。
その瞬間、床がひび割れるほどの勢いでバックステップしてその場を離れ、後方に待機していた皇帝の側へと着地する。
「皇帝陛下、エリーゼさんからーーー」
「分かっています。アルバート殿、こちらを」
全て理解しているという様子で、皇帝がコートの内側から短剣を取り出すと、それを俺に手渡してきた。豪奢な金の装飾が施された鞘に収まっているそれを引き抜くと、純白の刀身が姿を見せたが、驚くべき事にその短剣には刃が無かった。一見すると、ただの儀礼用の短剣だ。
「これはっ!?」
「それは皇帝の家系に代々伝わる『始まりの剣』です。資格ある者が所持したとき、その真価を発揮すると言われております」
驚きに目を見開いた俺に、皇帝が短剣について説明してきた。資格ある者と言われても、俺がその資格を有しているか分からないが、エリーゼさんや皇帝は確信があるような表情をしている。
「使用方法は?」
「魔力を!その短剣は絶対の勝利をもたらす剣となるでしょう」
言われて見ると、剣の鍔の中央に透明な魔溜石が嵌まっている。菱形に加工されているそれは、一つ一つは指先サイズの小ささだが、12個を円になるように組み合わされている。その大きさから、大した魔力量は必要ないが、精密な魔力操作でないと魔力で満たすことは非常に難しいものだ。
すぐに魔力を注ぐが、一つ一つの魔溜石を順に満たしていかなければならないようで、多少の時間が掛かってしまう。
(くっ!早く戻らないといけないってのに!)
短剣に魔力を込めながらも、謁見の間の戦闘状況を確認する。俺が居た場所をエリーゼさんが代わるようにして対応しているが、正直に言えば劣勢で、何かの弾みで一気に戦況が傾いて全滅してもおかしくないほどの危うい状況だ。
(急げ!急げ!時間も魔力も無駄に出来ない!俺が居る場で誰も死なせるか!!)
騎士となったときの矜持が俺を焦らせる。昔師匠から騎士になる際に聞かれたのだ。「どんな騎士に成りたいんだ?」と。その時の俺の答えだった。子供染みた理想の考えだが、今日までその矜持を守れなかったことはない。
(あと2つ・・・)
『ーーーーーーーーーーっ!!!』
「っ!?」
10個の魔溜石が虹色に変化し、もうすぐ全ての魔力の充填が終わろうとした時だった。化物に変貌した奴が突如として咆哮をあげた。人の可聴域を逸脱した叫びだったが、その瞬間、奴の身体が更に膨れ上がったような気がした。
そしてーーー
「「「ぐあぁぁぁぁ!!!」」」
奴は身体をコマのように高速回転させ、周囲の騎士達を薙ぎ払った。背中から生える触手の長さも相まって、その攻撃は広範囲に影響した。
ほとんどの騎士が今の攻撃で吹き飛ばされ、地面に横たわってしまっている。その隙を見逃すまいと、奴は手近に倒れている騎士に向かって飛びかかった。
「くっ!させるか!」
エリーゼさんが倒れた騎士を庇うように、横合いから二刀流で斬りかかるが、その攻撃を触手で弾くと、身体ごとエリーゼさんの方へ向き直り、閃光のような速さで追撃を仕掛ける。先程までの様な全員を相手とした攻撃スタイルが変わり、確実に仕留めるような動きを見せている。
「はぁぁぁぁ!!!」
奴は6本の触手を縦横無尽に振るってエリーゼさんの動きを制限している。裂帛の気合いで何とか全ての攻撃を捌くエリーゼさんだが、完全にその場で釘付けになり、一歩も動けないような状況だ。
(あと1つ・・・)
次第に触手の物量に押され、二刀の剣が腕ごと上へと弾かれてしまう。致命的な隙を晒したエリーゼさんの首を、奴が両手で締め上げる。
「がぁっ!」
「エリーゼ!!」
皇帝の悲痛な叫びが謁見の間に響く。見下すようにしてエリーゼさんの首を締め上げる奴の全ての触手が、彼女の心臓に狙いを定めて動きを一瞬止める。
(出来たっ!)
そして、心臓を貫かんと動き出す。
「間に合えっ!」
今からエリーゼさんの元に駆け込んでも遅いと判断した俺は、魔力の充填が終わった短剣を振りかぶり、渾身の力で投擲した。
いつの間にか短剣の刀身は漆黒へと変貌し、それはまるで俺の”虚無”を思わせるような姿となり、一条の漆黒の軌跡を描く。
『ーーーっ!』
触手がエリーゼさんの心臓を貫こうとした寸前、奴の額へ短剣が突き刺さった。頭が後方へ弾かれ、声にならない叫びが聞こえた気がした。同時に、エリーゼさんの首を締めていた手も離れ、奴は静かに仰向けで倒れ込んだ。
「かはっ!・・・ごほっ!ごほっ!」
奴から解放され、咳き込むようにしてエリーゼさんが倒れる。すぐに駆け込み、彼女を抱き起こしながら安否確認する。
「エリーゼさん!大丈夫ですか!?」
「はぁ・はぁ・・も、問題ない。それより奴はっ!?」
俺の問いかけに、彼女は喉を押さえながらも視線は仰向けに倒れる奴から目を離さない。その視線を追うように俺も奴へと目を向ける。
『・・・・・・』
仰向けになって大の字に倒れる奴は、ピクリとも動かず不気味なくらい静かだった。怪物に成り果てた存在が、この程度の攻撃で絶命したとは思えない。俺はエリーゼさんから手を離し、慎重に奴に近づくと、臨戦態勢のまま短剣が刺さったままの顔を覗き込んだ。
「・・・これはっ!」
奴は白目を向き、絶命していた。呆気ない幕切れに若干の驚きを隠せないが、俺には一つ思い当たる節があった。
確認のために額に突き刺さった短剣を引き抜く。その瞬間、漆黒だった刀身が一瞬で元の純白へと変化した。
(この感覚。やはり虚無と同様の効果だ!これほど少ない魔力量で虚無を人為的に発現させるとは、帝国の技術は脅威だな)
一度の使用で効果を失ってしまうようだが、それでも『斬りつけた対象の絶対なる死』の効果を考えれば破格だ。皇帝は誰でもは使えない様なことを言っていたが、そうでなければ恐ろしいほどの武器だ。
とは言え、今考えるべきはこの後に待っている事後処理の方だろう。俺は小さくため息を吐くと、オースティンとクリスティーナへ問題ないことを告げ、第二王子、ロズウェル達の方へ向き直った。
『グルゥゥゥ!!』
元は国務大臣だった存在と拳を交わす。全身は灰色の鱗のような強固な体表に覆われ、背中からは赤く色づいた6本の触手のようなものが不規則な軌道を描いて周囲を蹂躙している。
俺と戦いながらも奴は、周囲にいるオースティンやエリーゼさん、騎士達へ攻撃を仕掛けている。こちらの手数が足りないからそれだけの余裕があるのか、それとも本能的に敵意を感じたものに対して攻撃を仕掛けているだけなのかはわからない。
既に奴の見た目は魔物とも違う化物の姿に成り下がっているが、その実力は脅威だ。先程まで文官達を貫いていた身体超強化では奴の体表を突破できず、いまいち決め手に欠けてしまっている。ただ、奴の攻撃もこちらの防御を突破するほどの威力は無い。
ただ、俺の魔力が現状心許ないこともあって、このままの状況ではジリ貧だ。
(このまま均衡を保って、奴が先に魔力切れなり身体の崩壊なりしてくれれば良いが、希望的観測は危険だな。前に学院の教師が使用した薬よりも、更に効果は高そうだからな・・・)
奴と交戦を続けながら、このまま持久戦に持ち込まれてしまうことを危惧し、何か状況を打破できる一手はないかと模索していると、触手の攻撃を二刀流で受け流しながらエリーゼさんが近寄ってきた。
「アルバート殿。皇帝陛下の元へ行き、剣を!」
「エリーゼさん?俺は武器が無くてもーーー」
「今の状況、攻め手に欠けているご様子。陛下の剣なら今の状況を打破するかもしれません」
俺の言葉を遮って伝えてくるエリーゼさんの表情は、真剣そのものだった。その切実な様子から、皇帝の剣には何かしらの特殊な効果が秘められているのではないかと思い当たる。
「わかりました。数秒この場を任せます」
「その程度、持ちこたえてみせます」
不敵な笑みを見せるエリーゼさんを見て、俺はすぐに行動に移った。渾身の正拳突きの一撃を化物の顔面に放つ。大して効いていないようだが、それでも数メートル程後退させることができ、距離はとれた。
その瞬間、床がひび割れるほどの勢いでバックステップしてその場を離れ、後方に待機していた皇帝の側へと着地する。
「皇帝陛下、エリーゼさんからーーー」
「分かっています。アルバート殿、こちらを」
全て理解しているという様子で、皇帝がコートの内側から短剣を取り出すと、それを俺に手渡してきた。豪奢な金の装飾が施された鞘に収まっているそれを引き抜くと、純白の刀身が姿を見せたが、驚くべき事にその短剣には刃が無かった。一見すると、ただの儀礼用の短剣だ。
「これはっ!?」
「それは皇帝の家系に代々伝わる『始まりの剣』です。資格ある者が所持したとき、その真価を発揮すると言われております」
驚きに目を見開いた俺に、皇帝が短剣について説明してきた。資格ある者と言われても、俺がその資格を有しているか分からないが、エリーゼさんや皇帝は確信があるような表情をしている。
「使用方法は?」
「魔力を!その短剣は絶対の勝利をもたらす剣となるでしょう」
言われて見ると、剣の鍔の中央に透明な魔溜石が嵌まっている。菱形に加工されているそれは、一つ一つは指先サイズの小ささだが、12個を円になるように組み合わされている。その大きさから、大した魔力量は必要ないが、精密な魔力操作でないと魔力で満たすことは非常に難しいものだ。
すぐに魔力を注ぐが、一つ一つの魔溜石を順に満たしていかなければならないようで、多少の時間が掛かってしまう。
(くっ!早く戻らないといけないってのに!)
短剣に魔力を込めながらも、謁見の間の戦闘状況を確認する。俺が居た場所をエリーゼさんが代わるようにして対応しているが、正直に言えば劣勢で、何かの弾みで一気に戦況が傾いて全滅してもおかしくないほどの危うい状況だ。
(急げ!急げ!時間も魔力も無駄に出来ない!俺が居る場で誰も死なせるか!!)
騎士となったときの矜持が俺を焦らせる。昔師匠から騎士になる際に聞かれたのだ。「どんな騎士に成りたいんだ?」と。その時の俺の答えだった。子供染みた理想の考えだが、今日までその矜持を守れなかったことはない。
(あと2つ・・・)
『ーーーーーーーーーーっ!!!』
「っ!?」
10個の魔溜石が虹色に変化し、もうすぐ全ての魔力の充填が終わろうとした時だった。化物に変貌した奴が突如として咆哮をあげた。人の可聴域を逸脱した叫びだったが、その瞬間、奴の身体が更に膨れ上がったような気がした。
そしてーーー
「「「ぐあぁぁぁぁ!!!」」」
奴は身体をコマのように高速回転させ、周囲の騎士達を薙ぎ払った。背中から生える触手の長さも相まって、その攻撃は広範囲に影響した。
ほとんどの騎士が今の攻撃で吹き飛ばされ、地面に横たわってしまっている。その隙を見逃すまいと、奴は手近に倒れている騎士に向かって飛びかかった。
「くっ!させるか!」
エリーゼさんが倒れた騎士を庇うように、横合いから二刀流で斬りかかるが、その攻撃を触手で弾くと、身体ごとエリーゼさんの方へ向き直り、閃光のような速さで追撃を仕掛ける。先程までの様な全員を相手とした攻撃スタイルが変わり、確実に仕留めるような動きを見せている。
「はぁぁぁぁ!!!」
奴は6本の触手を縦横無尽に振るってエリーゼさんの動きを制限している。裂帛の気合いで何とか全ての攻撃を捌くエリーゼさんだが、完全にその場で釘付けになり、一歩も動けないような状況だ。
(あと1つ・・・)
次第に触手の物量に押され、二刀の剣が腕ごと上へと弾かれてしまう。致命的な隙を晒したエリーゼさんの首を、奴が両手で締め上げる。
「がぁっ!」
「エリーゼ!!」
皇帝の悲痛な叫びが謁見の間に響く。見下すようにしてエリーゼさんの首を締め上げる奴の全ての触手が、彼女の心臓に狙いを定めて動きを一瞬止める。
(出来たっ!)
そして、心臓を貫かんと動き出す。
「間に合えっ!」
今からエリーゼさんの元に駆け込んでも遅いと判断した俺は、魔力の充填が終わった短剣を振りかぶり、渾身の力で投擲した。
いつの間にか短剣の刀身は漆黒へと変貌し、それはまるで俺の”虚無”を思わせるような姿となり、一条の漆黒の軌跡を描く。
『ーーーっ!』
触手がエリーゼさんの心臓を貫こうとした寸前、奴の額へ短剣が突き刺さった。頭が後方へ弾かれ、声にならない叫びが聞こえた気がした。同時に、エリーゼさんの首を締めていた手も離れ、奴は静かに仰向けで倒れ込んだ。
「かはっ!・・・ごほっ!ごほっ!」
奴から解放され、咳き込むようにしてエリーゼさんが倒れる。すぐに駆け込み、彼女を抱き起こしながら安否確認する。
「エリーゼさん!大丈夫ですか!?」
「はぁ・はぁ・・も、問題ない。それより奴はっ!?」
俺の問いかけに、彼女は喉を押さえながらも視線は仰向けに倒れる奴から目を離さない。その視線を追うように俺も奴へと目を向ける。
『・・・・・・』
仰向けになって大の字に倒れる奴は、ピクリとも動かず不気味なくらい静かだった。怪物に成り果てた存在が、この程度の攻撃で絶命したとは思えない。俺はエリーゼさんから手を離し、慎重に奴に近づくと、臨戦態勢のまま短剣が刺さったままの顔を覗き込んだ。
「・・・これはっ!」
奴は白目を向き、絶命していた。呆気ない幕切れに若干の驚きを隠せないが、俺には一つ思い当たる節があった。
確認のために額に突き刺さった短剣を引き抜く。その瞬間、漆黒だった刀身が一瞬で元の純白へと変化した。
(この感覚。やはり虚無と同様の効果だ!これほど少ない魔力量で虚無を人為的に発現させるとは、帝国の技術は脅威だな)
一度の使用で効果を失ってしまうようだが、それでも『斬りつけた対象の絶対なる死』の効果を考えれば破格だ。皇帝は誰でもは使えない様なことを言っていたが、そうでなければ恐ろしいほどの武器だ。
とは言え、今考えるべきはこの後に待っている事後処理の方だろう。俺は小さくため息を吐くと、オースティンとクリスティーナへ問題ないことを告げ、第二王子、ロズウェル達の方へ向き直った。
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