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第三章 神樹の真実
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イーサルネント帝国。
その帝国の歴史は古く、帝城の禁書庫には3000年以上前の歴史書が眠っているほどだった。国家が3000年以上も存続していることからも分かる通り、帝国の治世は非常に安定していた。
歴代の皇帝も民に愛される政策を重視しており、これまでの歴史を紐解いても、国が混乱に陥ることはなかった。
また、神樹の研究も盛んに行われており、3000年の長きに渡る研究の結果、研究者達は神樹の真実として、一つの書物を残していた。その研究書の中には、最も重要な情報の一つとして、神樹の寿命についても書かれている。
内容については、代々皇帝にのみ知らされるものとなっており、神樹の真実を知る存在として、皇帝は国民から神樹の御遣いの様に見られ、長い年月神聖視されていた。
しかし、1年程前のことだった。
ここ数年帝国では、神樹教などという宗教が国民の間に爆発的な広がりを見せ、それまで神樹の遣いとして神聖視されていた対象が、皇帝から教祖に徐々に移っていった。
そして事件は起こる。
帝国で神樹教を中心とした大規模な反乱が発生したのだ。
曰く、神樹の御遣いを謀る皇帝は、神樹の恩恵を独占し、その恩恵を僅かにしか国民に還元していない。
曰く、神樹の知識を皇帝が独占しているのがその証左で、神樹を不当にも独占する皇帝は死罪が相応しい。
曰く、本来の帝国民への恩恵を取り戻すため、帝国臣民は神樹教と共に立ち上がり、悪政を敷く皇帝を討ち滅ぼそう、というものだった。
そうして、神樹教に導かれるように帝国の国民は反乱を起こし、半年程の争いの末、皇帝は教祖の手によって処刑された。皇帝は最後まで国民に武力を向けることなく、対話によって事態を終結させようとしたが、その思い虚しくこの世を去った。
しかし、ここで問題が起きた。神樹教は皇帝を処刑する際、本来は皇帝本人しか知り得ない情報を吐き出させてから処刑しなければならなかったにもかかわらず、興奮する民衆達の雰囲気に呑まれるような格好で、突発的に処刑してしまったのだ。
その時はまだ、重要な情報は帝城の禁書庫に保管されているはずだから問題ないと考えていた教祖は、実際に禁書庫に入って愕然とした。神樹の真実が記された書籍はあることにはあったのだが、既に風化し、本の形を保っているだけで、内容など全く読めない代物だったのだ。
そもそも書籍は数百年前に書かれたものであり、時の皇帝がその重要性から写本を禁止し、内容については歴代の皇帝が代々次期皇帝に口伝していたのだ。
自らの失態に気付いた神樹教は、神樹の真実を伝承されている可能性を考え、標的を皇帝の子供に切り替えた。当時皇帝には5人の子供が居たが、今回の反乱が始まってからしばらくした後、皇帝の命令で国中に散り散りになっていた。最悪の事態を考え、神樹の真実を知る存在を生き残らせるためだ。
そして神樹教も一枚岩ではなく、数人の幹部らは自身の更なる権力を求め、帝国全土を巻き込んだ皇帝の子供の捜索と奪い合いが始まった。
皇帝が処刑されたことで、次の帝国の頂点に立つのは神樹教の教祖が最有力だが、ここで神樹の真実を知るであろう皇帝の子供の身柄を押さえてしまえば、自分が次期皇帝へなれると考えたのだ。
そこからは血みどろの争いとなった。ある幹部が皇帝の子供の身柄を確保したという情報が流れれば、情報を引き出される前に子供や幹部ごとその一派を皆殺しにしたり。あるいは、確保した皇帝の子供から情報を引き出そうと無茶をし、拷問の末に殺してしまったりと、次々に皇帝の子供は殺されていった。
神樹教は、皇帝の子供が一人残っていれば何とかなるという考えのもと、内部闘争に明け暮れた。
そして権力闘争に没頭した末、帝国の機能は完全に麻痺する。少し考えれば分かることだが、皇帝が死去するということは、内政の頂点が不在になるということだ。何を決めるにしても、誰の採択を仰げば良いのか不明になってしまったのだ。
そのため、食糧生産や輸送関係、騎士団の運用、魔物討伐の遠征計画などなど、全てが完全に停止し、帝国の治安は次第に悪化した。そんな荒廃の一途を辿りつつある状況にもかかわらず、神樹教は権力争いでそれどころではなかった。
その間に、決定的な出来事が起こってしまった。
「それが、神樹の代替わりです」
「代替わり、ですか?」
皇帝の聞きなれぬ言葉に、王子は疑問の表情を浮かべていた。
「口伝によれば、神樹の寿命は約1000年。芽吹きから700年ほどは成長期で、魔物を寄せ付けない範囲を拡大していきますが、そこから衰退期に入ると、段々と範囲を縮小し、寿命を迎えるまで一定の範囲で落ち着きます」
「衰退期・・・なるほど」
皇帝の説明に、王女は納得した表情で頷いていた。歴史書によれば、数百年前に王国の安全域は縮小したと記録されており、その理由に合点がいったのだろう。
「そして寿命である1000年に近づいた時、神樹は子孫を残すため、一つの果実を実らせるのです」
「つまり、神樹がその種子を残すということが代替わりということですか?」
「ええ。そして問題はその代替わりの際、神樹の魔物を寄せ付けないという効力が失われることです」
「なっ!?」
神樹の安全域が失われるという驚きの言葉に、王子も王女も驚愕の表情を隠せなかった。
「更に問題がもう一つ。この実は、神樹が1000年もの間溜め込んだ魔力が濃縮、変質したもののようで、魔物がこの実を少量でも取り込むと、隔絶した力を身に付け、言うなれば進化するようです」
「進化・・・では、仮に人間が取り込むとどうなるのですか?」
「人の身には過ぎた代物のようで、僅かでも口にすれば、その魔力に耐えられず、身体が弾け飛ぶらしいです」
「そ、それはなんとも・・・」
苦笑を浮かべる王子だったが、続く皇帝の言葉に興味を引かれる。
「ですが、受け入れることが出来た者は、人ならざる新たな力を有したと伝えられています」
「・・・なるほど。その情報を広めぬ為、流出の恐れのある書物ではなく、口伝という形で代々伝えていたのですね」
王子の言葉に、皇帝は静かに頷く。確かに人にも進化の可能性を与えるものだとすれば、それを巡って争いが起きても不思議ではない。
「皇帝陛下。神樹の代替わりが起きた結果、帝国はどうなったのでしょう?」
話が一段落着いたところで、王女は真剣な表情を浮かべながら、最も重要な質問を行った。
「・・・神樹が実をつけ、1週間の内に帝国内に多数の魔物が入り込みました。本来なら帝国騎士団の全戦力をもって、事前に周辺の森に生息する魔物の数を減らすべきだったのですが、反乱による混乱で間引きもできず、住民は次々と魔物の餌に・・・」
悲しげに俯きながら、声を絞るように説明する皇帝は、まさにその現場を直視していたように見える。
「そして恐ろしいことに、神樹の実を魔物が取り込んだらしく、異常な力を有した新たな魔物が誕生し、一夜にして帝国は滅びを迎えました・・・私が生き残ったのは偶然の産物。神樹の安全域ギリギリに逃げていたことと、優秀な部下に恵まれていたからでしょう・・・」
憂いを帯びた表情を浮かべる皇帝の視線に、周りにいた彼の部下達は頭を垂れた。
「なんということでしょう・・・それでは、帝国は魔物に飲み込まれてしまったというのですね。そして、我が王国にとって最大の問題は、神樹の実を取り込んで進化したという魔物、ですね?」
「はい。我が国で発生した問題に周辺諸国を巻き込んでしまうのは大変心苦しいのですが、あれは・・・この世に災厄をもたらす存在でしょう。私も遠目に目にした程度ですが・・・正直、あの存在に人が対抗できる姿を想像することも出来ませんでした」
進化した魔物というのは余程の存在だったのだろう、その恐怖によるものか、皇帝は身体を小刻みに震わせながら、か細い声で話し終えた。
話をまとめると、帝国は既に滅亡し、この皇帝は帝国最後の皇帝ということだろう。国が無いので皇帝と称して良いかどうかは迷うところだが、その話を聞いても王子や王女の態度は変わらなかったのは、彼を肩書き通りに扱うという意思表示だろう。
そして一番の問題は、人の身では到底太刀打ち出来ないという魔物が誕生したということ。その存在が王国に襲来する可能性があるということだ。
最終的に帝国の一行は、神樹や帝国の終焉の情報を対価として、王国に亡命を求めるというものだった。
その帝国の歴史は古く、帝城の禁書庫には3000年以上前の歴史書が眠っているほどだった。国家が3000年以上も存続していることからも分かる通り、帝国の治世は非常に安定していた。
歴代の皇帝も民に愛される政策を重視しており、これまでの歴史を紐解いても、国が混乱に陥ることはなかった。
また、神樹の研究も盛んに行われており、3000年の長きに渡る研究の結果、研究者達は神樹の真実として、一つの書物を残していた。その研究書の中には、最も重要な情報の一つとして、神樹の寿命についても書かれている。
内容については、代々皇帝にのみ知らされるものとなっており、神樹の真実を知る存在として、皇帝は国民から神樹の御遣いの様に見られ、長い年月神聖視されていた。
しかし、1年程前のことだった。
ここ数年帝国では、神樹教などという宗教が国民の間に爆発的な広がりを見せ、それまで神樹の遣いとして神聖視されていた対象が、皇帝から教祖に徐々に移っていった。
そして事件は起こる。
帝国で神樹教を中心とした大規模な反乱が発生したのだ。
曰く、神樹の御遣いを謀る皇帝は、神樹の恩恵を独占し、その恩恵を僅かにしか国民に還元していない。
曰く、神樹の知識を皇帝が独占しているのがその証左で、神樹を不当にも独占する皇帝は死罪が相応しい。
曰く、本来の帝国民への恩恵を取り戻すため、帝国臣民は神樹教と共に立ち上がり、悪政を敷く皇帝を討ち滅ぼそう、というものだった。
そうして、神樹教に導かれるように帝国の国民は反乱を起こし、半年程の争いの末、皇帝は教祖の手によって処刑された。皇帝は最後まで国民に武力を向けることなく、対話によって事態を終結させようとしたが、その思い虚しくこの世を去った。
しかし、ここで問題が起きた。神樹教は皇帝を処刑する際、本来は皇帝本人しか知り得ない情報を吐き出させてから処刑しなければならなかったにもかかわらず、興奮する民衆達の雰囲気に呑まれるような格好で、突発的に処刑してしまったのだ。
その時はまだ、重要な情報は帝城の禁書庫に保管されているはずだから問題ないと考えていた教祖は、実際に禁書庫に入って愕然とした。神樹の真実が記された書籍はあることにはあったのだが、既に風化し、本の形を保っているだけで、内容など全く読めない代物だったのだ。
そもそも書籍は数百年前に書かれたものであり、時の皇帝がその重要性から写本を禁止し、内容については歴代の皇帝が代々次期皇帝に口伝していたのだ。
自らの失態に気付いた神樹教は、神樹の真実を伝承されている可能性を考え、標的を皇帝の子供に切り替えた。当時皇帝には5人の子供が居たが、今回の反乱が始まってからしばらくした後、皇帝の命令で国中に散り散りになっていた。最悪の事態を考え、神樹の真実を知る存在を生き残らせるためだ。
そして神樹教も一枚岩ではなく、数人の幹部らは自身の更なる権力を求め、帝国全土を巻き込んだ皇帝の子供の捜索と奪い合いが始まった。
皇帝が処刑されたことで、次の帝国の頂点に立つのは神樹教の教祖が最有力だが、ここで神樹の真実を知るであろう皇帝の子供の身柄を押さえてしまえば、自分が次期皇帝へなれると考えたのだ。
そこからは血みどろの争いとなった。ある幹部が皇帝の子供の身柄を確保したという情報が流れれば、情報を引き出される前に子供や幹部ごとその一派を皆殺しにしたり。あるいは、確保した皇帝の子供から情報を引き出そうと無茶をし、拷問の末に殺してしまったりと、次々に皇帝の子供は殺されていった。
神樹教は、皇帝の子供が一人残っていれば何とかなるという考えのもと、内部闘争に明け暮れた。
そして権力闘争に没頭した末、帝国の機能は完全に麻痺する。少し考えれば分かることだが、皇帝が死去するということは、内政の頂点が不在になるということだ。何を決めるにしても、誰の採択を仰げば良いのか不明になってしまったのだ。
そのため、食糧生産や輸送関係、騎士団の運用、魔物討伐の遠征計画などなど、全てが完全に停止し、帝国の治安は次第に悪化した。そんな荒廃の一途を辿りつつある状況にもかかわらず、神樹教は権力争いでそれどころではなかった。
その間に、決定的な出来事が起こってしまった。
「それが、神樹の代替わりです」
「代替わり、ですか?」
皇帝の聞きなれぬ言葉に、王子は疑問の表情を浮かべていた。
「口伝によれば、神樹の寿命は約1000年。芽吹きから700年ほどは成長期で、魔物を寄せ付けない範囲を拡大していきますが、そこから衰退期に入ると、段々と範囲を縮小し、寿命を迎えるまで一定の範囲で落ち着きます」
「衰退期・・・なるほど」
皇帝の説明に、王女は納得した表情で頷いていた。歴史書によれば、数百年前に王国の安全域は縮小したと記録されており、その理由に合点がいったのだろう。
「そして寿命である1000年に近づいた時、神樹は子孫を残すため、一つの果実を実らせるのです」
「つまり、神樹がその種子を残すということが代替わりということですか?」
「ええ。そして問題はその代替わりの際、神樹の魔物を寄せ付けないという効力が失われることです」
「なっ!?」
神樹の安全域が失われるという驚きの言葉に、王子も王女も驚愕の表情を隠せなかった。
「更に問題がもう一つ。この実は、神樹が1000年もの間溜め込んだ魔力が濃縮、変質したもののようで、魔物がこの実を少量でも取り込むと、隔絶した力を身に付け、言うなれば進化するようです」
「進化・・・では、仮に人間が取り込むとどうなるのですか?」
「人の身には過ぎた代物のようで、僅かでも口にすれば、その魔力に耐えられず、身体が弾け飛ぶらしいです」
「そ、それはなんとも・・・」
苦笑を浮かべる王子だったが、続く皇帝の言葉に興味を引かれる。
「ですが、受け入れることが出来た者は、人ならざる新たな力を有したと伝えられています」
「・・・なるほど。その情報を広めぬ為、流出の恐れのある書物ではなく、口伝という形で代々伝えていたのですね」
王子の言葉に、皇帝は静かに頷く。確かに人にも進化の可能性を与えるものだとすれば、それを巡って争いが起きても不思議ではない。
「皇帝陛下。神樹の代替わりが起きた結果、帝国はどうなったのでしょう?」
話が一段落着いたところで、王女は真剣な表情を浮かべながら、最も重要な質問を行った。
「・・・神樹が実をつけ、1週間の内に帝国内に多数の魔物が入り込みました。本来なら帝国騎士団の全戦力をもって、事前に周辺の森に生息する魔物の数を減らすべきだったのですが、反乱による混乱で間引きもできず、住民は次々と魔物の餌に・・・」
悲しげに俯きながら、声を絞るように説明する皇帝は、まさにその現場を直視していたように見える。
「そして恐ろしいことに、神樹の実を魔物が取り込んだらしく、異常な力を有した新たな魔物が誕生し、一夜にして帝国は滅びを迎えました・・・私が生き残ったのは偶然の産物。神樹の安全域ギリギリに逃げていたことと、優秀な部下に恵まれていたからでしょう・・・」
憂いを帯びた表情を浮かべる皇帝の視線に、周りにいた彼の部下達は頭を垂れた。
「なんということでしょう・・・それでは、帝国は魔物に飲み込まれてしまったというのですね。そして、我が王国にとって最大の問題は、神樹の実を取り込んで進化したという魔物、ですね?」
「はい。我が国で発生した問題に周辺諸国を巻き込んでしまうのは大変心苦しいのですが、あれは・・・この世に災厄をもたらす存在でしょう。私も遠目に目にした程度ですが・・・正直、あの存在に人が対抗できる姿を想像することも出来ませんでした」
進化した魔物というのは余程の存在だったのだろう、その恐怖によるものか、皇帝は身体を小刻みに震わせながら、か細い声で話し終えた。
話をまとめると、帝国は既に滅亡し、この皇帝は帝国最後の皇帝ということだろう。国が無いので皇帝と称して良いかどうかは迷うところだが、その話を聞いても王子や王女の態度は変わらなかったのは、彼を肩書き通りに扱うという意思表示だろう。
そして一番の問題は、人の身では到底太刀打ち出来ないという魔物が誕生したということ。その存在が王国に襲来する可能性があるということだ。
最終的に帝国の一行は、神樹や帝国の終焉の情報を対価として、王国に亡命を求めるというものだった。
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