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第二章 王女襲来
王族の視察 3
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ーーー 翌日の昼食 ーーー
「まぁ!アル様は平民でいらっしゃるのですね!その様な境遇でこの学院の首席を取られたなんて、私では想像できない程の努力を重ねられたのでしょうね!」
「そうですね。比喩として血反吐を吐くという表現がございますが、私の場合は実際に何度も吐いていました」
「まぁ!!」
昨日の話の通りに、俺は学院の食堂で王女と王子の2人と昼食を共にしている。
4人掛けテーブルの対面に王子が一人で座り、俺の隣に王女が座っているという奇妙な状況だ。隣で俺の話を満面の笑みを浮べながら受け答えしている王女に対して、周りに座っている学生達は困惑や嫉妬、妬み、怒り等の様々な心情を顔に浮かべていた。
対して王子は無の境地の様な表情をしており、俺達のやり取りに対して口を挟んでくることはない。今までの経験から、下手に口を出せば溺愛する妹の反感を買うと分かっているようだった。
俺はと言えば、誰から見られても王族の2人に対して失礼のないように気を使いながら話を盛り上げることに苦心している。
そんな状況の中、生徒の集団が近づいて来た。俺のクラスの面々だが、その集団を引き連れて先頭を歩いているのは、レンドール少年だった。
「王子殿下、王女殿下、お話中失礼いたしますが、今よろしいでしょうか?」
「ああ、構わないよ」
レンドール少年が深々と腰を折ってお伺いを立ててくると、王子は爽やかな笑みを浮かべながら気さくな様子で応えた。
「ありがとうございます。私はレンドール・フログレンス。フログレンス伯爵家の次期当主でございます。よろしければ私達も、両殿下との貴重なお話の場を頂ければと思いまして」
「ふむ、フログレンス伯爵家のご子息か。勿論構わないぞ」
「では、場所を移させていただいてもよろしいでしょうか?」
王子の返答に安堵した表情を浮かべる一行は、次いで場所の移動を願い出てきた。大人数だからという思いも見られるが、俺に時折向けられる視線から、その本心は別のところにあることが丸わかりだった。
「あら、別にこの場所でも大丈夫ですよ?どうぞ、お近くのテーブルにお掛けになって?」
レンドール少年の言葉に、王女は微笑を浮かべながらも移動は必要ないと答えた。実際、俺達の座る付近のテーブルは誰も座っていない。2人が王族ということもあり、近寄り難かったのだろう。
「いえ、ここでは少々王族のお二方にとって好ましくない人物も居るように見受けられます。是非、我らのテーブルへおいで下さい。有意義な時間が過ごせるかと存じます」
「あら、それはどうしてでしょうか?」
「奇跡的な偶然で、たまたま首席を取った平民に両殿下をご案内するというのは、少々荷が重いでしょう。よろしければ我々、由緒正しい貴族家の者達がこの学院をご案内致しましょう!」
「・・・・・・」
大仰な仕草で2人に語りかけるレンドール少年は、自分の言動に酔いしれるような様子で、右手を胸に当てながら、深々と腰を折って案内を申し出てきた。俺としてはそれでも全く構わないのだが、隣りに座っている王女からヒンヤリとした冷たい風が漂い、それを目の前で見ている王子は、溺愛する妹の変化を敏感に感じ取り、我関せずといった様子で静かに目を閉じていた。
「つまりこの学院は、偶発的な要因で実力が無い者でも首席がとれる仕組みであると生徒達が気付いているにもかかわらず、その欠陥を放置しているということですね。視察に来て良かったです。早急に報告書を纏めて学院の運営者を処分しましょう。情報提供していただいた感謝として、その報告書にレンドール様の名前も載せますね。勿論、そちらのご友人の方々も」
「えっ!?あっ、いや、その・・・」
王女の捲し立てるような言葉の内容に、自分の思った反応ではないどころか、下手をすればありもしない言い掛かりで学院の運営者を処分させる動きを唆したとして、逆に自分達の首を絞める可能性に気づいたのか、レンドール少年は勢いよく下げていた顔を上げると、ダラダラと冷や汗を流していた。
「(お、おい、何で変なこと言ったんだよ)」
「(すぐに取り消せよ!このままだと大事になるぞ!)」
「(何言ってんだ?お前らだってそう思っているだろ?)」
レンドール少年の背後にいる取り巻きの連中も、焦ったように小声で彼の発言を撤回をするように耳打ちしていた。それに対してレンドール少年も、自分だけに責任があるような周りの言い回しに反論していた。
「では、皆様のお名前をお聞かせくださいますか?」
王女は微笑を浮かべ、小首を傾げながら名前を聞こうと問いかける。一見すると可愛らしい仕草さなのだが、そこには有無を言わせない王族の迫力も垣間見えていた。
「も、申し訳ありません王女殿下!今の話は全てレンドール殿の思い込みでして・・・」
「その、常識的に考えて高度な鍛錬を行えるような環境にいない平民が、貴族を超える実力を保有しているなど想像の埒外でしょう。ですのでレンドール殿も深読みをしてしまったのではないかと・・・」
取り巻きの同級生達が額から汗を流しながら必死に弁明しているが、その言葉の端々から責任の所在をレンドール少年に擦り付けようとしている思惑が透けて見える。しかし当のレンドール少年はそれに気付いていないのか、その余裕すら無いのか、彼らの言葉に便乗するように口を開いた。
「そ、そうです!まさか平民が首席をとるなど夢にも思わないものですから、何か裏があるはずだろうと疑心暗鬼に囚われてしまったようです。いやはや、私の早とちりでしょう」
「まぁ、そうなのですか?では皆様、王女である私から一つ忠告を。この先発言には気をつけられた方がよろしいですよ?一度自分の口から出た言葉を取り消すのは、非常に難しいものです。それが公の場であれば尚更。感謝や称賛であれば問題ありませんが、非難や告発の場合は、確たる証拠があっての糾弾でなければご自身の立場を危うくするだけです。それをくれぐれも、お忘れなきように」
「「「はいっ!失礼しました!!!」」」
王女が僅かに見せた鋭い視線に、レンドール少年達は姿勢を正すと、地面に額が激突するような勢いで深々と頭を下げ、そのまま脱兎の勢いでこの場から逃げ出していった。
「あら、アル様に土下座させようと思ったのに逃げられましたわ。顔は覚えましたから、退学処分でいいかしら。どう思います?アル様?」
逃げ出した彼らの背中を見ながらポツリと呟いた王女は、俺の方に視線を向けると、至って真面目な表情で彼らを退学にすると言い出した。
「彼らもまだ学生ですし、今後の更生に期待するということで、お許しになられてはいかがでしょう?」
「むぅ・・・アル様がそう言われるのでしたら仕方ありませんね。今回は厳重注意と致しましょう」
俺の言葉に王女は頬を膨らませつつ、心底不満げな声を上げていたが、さすがに退学まではやりすぎだろう。そもそも俺はそういった考えを持つ彼らの意識を改善するために学院に潜入しているのであって、対象者をどんどん退学にしてしまっては意味がない。
「あ~、妹よ。ここでは周りの目や耳もある。少し話題を変えないか?」
これまで沈黙を守っていた王子は、苦笑いを浮かべながら苦言を呈してきた。彼の言葉通り、俺達の座るテーブルには周りの多くの生徒の視線が突き刺さっている。それもそのはずで、話の内容が生徒を処分するというものなのだ。明日は我が身と思って聞き耳を立てるのも仕方の無いことだ。
「あら、お兄様。王族に対して不確かな情報を提供し、誤った判断をさせようと画策したのです。いくら学生とはいえ、その危険性は周知されるべきだと考えます」
「お前の言うことは全く正しいが、これでは学生諸君が萎縮してしまい、彼らの普段の様子が見れなくなるばかりか、先程のように我々に話し掛けに来る者さえいなくなってしまうぞ?」
王女の考えに王子は賛同しながらも、その負の面について言及する。その言葉に王女はハッとした表情を浮かべると、悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「そうですね。私も同年代の方々とは仲良くしたいと思っていますし、あまり厳しい姿勢を見せるのは逆効果ですね。アル様?今の私の言動は気にされず、是非仲良くしてくださいね?」
「ええ、勿論です」
「・・・・・・」
王女は周りの生徒達がどの様な感情を抱いてこちらの様子を伺っているのか、全て理解した上でこのような態度をとっているのだろう。王族は平民であろうと接し方を貴族と変えることはなく、寧ろ平民と蔑み、謂われ無き誹謗中傷をしようとすれば処罰は厭わないという姿勢を見せていた。
これによって少しでも俺やロベリアなどの平民が辛い思いをしないようにという配慮をしているように本来は見えるのだが、王女の心情や目的を知っている王子からすると面白くないのか、憮然とした表情を浮かべるのだった。
「まぁ!アル様は平民でいらっしゃるのですね!その様な境遇でこの学院の首席を取られたなんて、私では想像できない程の努力を重ねられたのでしょうね!」
「そうですね。比喩として血反吐を吐くという表現がございますが、私の場合は実際に何度も吐いていました」
「まぁ!!」
昨日の話の通りに、俺は学院の食堂で王女と王子の2人と昼食を共にしている。
4人掛けテーブルの対面に王子が一人で座り、俺の隣に王女が座っているという奇妙な状況だ。隣で俺の話を満面の笑みを浮べながら受け答えしている王女に対して、周りに座っている学生達は困惑や嫉妬、妬み、怒り等の様々な心情を顔に浮かべていた。
対して王子は無の境地の様な表情をしており、俺達のやり取りに対して口を挟んでくることはない。今までの経験から、下手に口を出せば溺愛する妹の反感を買うと分かっているようだった。
俺はと言えば、誰から見られても王族の2人に対して失礼のないように気を使いながら話を盛り上げることに苦心している。
そんな状況の中、生徒の集団が近づいて来た。俺のクラスの面々だが、その集団を引き連れて先頭を歩いているのは、レンドール少年だった。
「王子殿下、王女殿下、お話中失礼いたしますが、今よろしいでしょうか?」
「ああ、構わないよ」
レンドール少年が深々と腰を折ってお伺いを立ててくると、王子は爽やかな笑みを浮かべながら気さくな様子で応えた。
「ありがとうございます。私はレンドール・フログレンス。フログレンス伯爵家の次期当主でございます。よろしければ私達も、両殿下との貴重なお話の場を頂ければと思いまして」
「ふむ、フログレンス伯爵家のご子息か。勿論構わないぞ」
「では、場所を移させていただいてもよろしいでしょうか?」
王子の返答に安堵した表情を浮かべる一行は、次いで場所の移動を願い出てきた。大人数だからという思いも見られるが、俺に時折向けられる視線から、その本心は別のところにあることが丸わかりだった。
「あら、別にこの場所でも大丈夫ですよ?どうぞ、お近くのテーブルにお掛けになって?」
レンドール少年の言葉に、王女は微笑を浮かべながらも移動は必要ないと答えた。実際、俺達の座る付近のテーブルは誰も座っていない。2人が王族ということもあり、近寄り難かったのだろう。
「いえ、ここでは少々王族のお二方にとって好ましくない人物も居るように見受けられます。是非、我らのテーブルへおいで下さい。有意義な時間が過ごせるかと存じます」
「あら、それはどうしてでしょうか?」
「奇跡的な偶然で、たまたま首席を取った平民に両殿下をご案内するというのは、少々荷が重いでしょう。よろしければ我々、由緒正しい貴族家の者達がこの学院をご案内致しましょう!」
「・・・・・・」
大仰な仕草で2人に語りかけるレンドール少年は、自分の言動に酔いしれるような様子で、右手を胸に当てながら、深々と腰を折って案内を申し出てきた。俺としてはそれでも全く構わないのだが、隣りに座っている王女からヒンヤリとした冷たい風が漂い、それを目の前で見ている王子は、溺愛する妹の変化を敏感に感じ取り、我関せずといった様子で静かに目を閉じていた。
「つまりこの学院は、偶発的な要因で実力が無い者でも首席がとれる仕組みであると生徒達が気付いているにもかかわらず、その欠陥を放置しているということですね。視察に来て良かったです。早急に報告書を纏めて学院の運営者を処分しましょう。情報提供していただいた感謝として、その報告書にレンドール様の名前も載せますね。勿論、そちらのご友人の方々も」
「えっ!?あっ、いや、その・・・」
王女の捲し立てるような言葉の内容に、自分の思った反応ではないどころか、下手をすればありもしない言い掛かりで学院の運営者を処分させる動きを唆したとして、逆に自分達の首を絞める可能性に気づいたのか、レンドール少年は勢いよく下げていた顔を上げると、ダラダラと冷や汗を流していた。
「(お、おい、何で変なこと言ったんだよ)」
「(すぐに取り消せよ!このままだと大事になるぞ!)」
「(何言ってんだ?お前らだってそう思っているだろ?)」
レンドール少年の背後にいる取り巻きの連中も、焦ったように小声で彼の発言を撤回をするように耳打ちしていた。それに対してレンドール少年も、自分だけに責任があるような周りの言い回しに反論していた。
「では、皆様のお名前をお聞かせくださいますか?」
王女は微笑を浮かべ、小首を傾げながら名前を聞こうと問いかける。一見すると可愛らしい仕草さなのだが、そこには有無を言わせない王族の迫力も垣間見えていた。
「も、申し訳ありません王女殿下!今の話は全てレンドール殿の思い込みでして・・・」
「その、常識的に考えて高度な鍛錬を行えるような環境にいない平民が、貴族を超える実力を保有しているなど想像の埒外でしょう。ですのでレンドール殿も深読みをしてしまったのではないかと・・・」
取り巻きの同級生達が額から汗を流しながら必死に弁明しているが、その言葉の端々から責任の所在をレンドール少年に擦り付けようとしている思惑が透けて見える。しかし当のレンドール少年はそれに気付いていないのか、その余裕すら無いのか、彼らの言葉に便乗するように口を開いた。
「そ、そうです!まさか平民が首席をとるなど夢にも思わないものですから、何か裏があるはずだろうと疑心暗鬼に囚われてしまったようです。いやはや、私の早とちりでしょう」
「まぁ、そうなのですか?では皆様、王女である私から一つ忠告を。この先発言には気をつけられた方がよろしいですよ?一度自分の口から出た言葉を取り消すのは、非常に難しいものです。それが公の場であれば尚更。感謝や称賛であれば問題ありませんが、非難や告発の場合は、確たる証拠があっての糾弾でなければご自身の立場を危うくするだけです。それをくれぐれも、お忘れなきように」
「「「はいっ!失礼しました!!!」」」
王女が僅かに見せた鋭い視線に、レンドール少年達は姿勢を正すと、地面に額が激突するような勢いで深々と頭を下げ、そのまま脱兎の勢いでこの場から逃げ出していった。
「あら、アル様に土下座させようと思ったのに逃げられましたわ。顔は覚えましたから、退学処分でいいかしら。どう思います?アル様?」
逃げ出した彼らの背中を見ながらポツリと呟いた王女は、俺の方に視線を向けると、至って真面目な表情で彼らを退学にすると言い出した。
「彼らもまだ学生ですし、今後の更生に期待するということで、お許しになられてはいかがでしょう?」
「むぅ・・・アル様がそう言われるのでしたら仕方ありませんね。今回は厳重注意と致しましょう」
俺の言葉に王女は頬を膨らませつつ、心底不満げな声を上げていたが、さすがに退学まではやりすぎだろう。そもそも俺はそういった考えを持つ彼らの意識を改善するために学院に潜入しているのであって、対象者をどんどん退学にしてしまっては意味がない。
「あ~、妹よ。ここでは周りの目や耳もある。少し話題を変えないか?」
これまで沈黙を守っていた王子は、苦笑いを浮かべながら苦言を呈してきた。彼の言葉通り、俺達の座るテーブルには周りの多くの生徒の視線が突き刺さっている。それもそのはずで、話の内容が生徒を処分するというものなのだ。明日は我が身と思って聞き耳を立てるのも仕方の無いことだ。
「あら、お兄様。王族に対して不確かな情報を提供し、誤った判断をさせようと画策したのです。いくら学生とはいえ、その危険性は周知されるべきだと考えます」
「お前の言うことは全く正しいが、これでは学生諸君が萎縮してしまい、彼らの普段の様子が見れなくなるばかりか、先程のように我々に話し掛けに来る者さえいなくなってしまうぞ?」
王女の考えに王子は賛同しながらも、その負の面について言及する。その言葉に王女はハッとした表情を浮かべると、悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「そうですね。私も同年代の方々とは仲良くしたいと思っていますし、あまり厳しい姿勢を見せるのは逆効果ですね。アル様?今の私の言動は気にされず、是非仲良くしてくださいね?」
「ええ、勿論です」
「・・・・・・」
王女は周りの生徒達がどの様な感情を抱いてこちらの様子を伺っているのか、全て理解した上でこのような態度をとっているのだろう。王族は平民であろうと接し方を貴族と変えることはなく、寧ろ平民と蔑み、謂われ無き誹謗中傷をしようとすれば処罰は厭わないという姿勢を見せていた。
これによって少しでも俺やロベリアなどの平民が辛い思いをしないようにという配慮をしているように本来は見えるのだが、王女の心情や目的を知っている王子からすると面白くないのか、憮然とした表情を浮かべるのだった。
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