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第一章 革新の始まり
学院生活の始まり 3
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(お~お~。みんな攻撃的な視線だね~)
学院長室から戻った俺は、座学担任となる教師に先導されるようにして教室へと向かった。案内してくれている先生は俺の方を一切向こうとせず、黙ったまま前を歩いていくだけだった。俺は初老を迎えようとしている年齢らしい、先生の寂しくなってきた頭髪を眺めながら付いていく。
そうして到着した教室は、50人が座ってもまだ余裕のある大講義室で、既に俺以外の新入生達は着席していた。すり鉢状になっている講義室は白い壁で清潔感があり、木目調のダークブラウンの机が4列、教壇の方から後ろまでずらっと並んでいる。俺が前のドアから入ってくると、新入生達は一斉に目を向けてきて、感情を隠すことのない視線を向けてきていた。
「アル・ストラウス君、とりあえず空いている席に座りなさい」
先生は少し怯えが混じる声音で俺にそう言うと、そそくさと教壇へと移動していた。どこに座ろうか見渡したが、空いているのは一番後ろの方にしかなかったので、クラス中の視線を浴びつつも後方へと移動した。
「あ、あの・・・よろしくお願いします、アル君・・・」
空いていた席に腰かけると、隣の机に座っていた一人の少女が遠慮がちに声を掛けてきた。入学式でやらかした俺に声を掛けてくるなんて、いったいどんな人物かとも思ったが、視線を向けてみると、入学試験の時に出会った平民の女の子だった。
先程の事もあり、少し怯えたような表情を浮かべているようだったが、顔見知りに挨拶しないわけにはいかないと考えたのだろう。
「ああ。よろしく、ロベリア」
「・・・はい!」
俺が笑顔で挨拶を返すと、彼女は安心した表情になり、次いで満面の笑みを浮かべた。
「では、今後の授業について説明する。座学についてはこの講義室にて一斉に行うが、実技については上位7名のグループ、そして以下20名のグループ、20名のグループの3つに別れることになる」
教壇に立つ先生から授業内容について説明が始まり、新入生たちは真剣な表情で聞き入っているようだった。ただ、今説明された実技についての人数に違和感があった。
(ん?このクラスの人数は50人だよな?計算が合わなくないか?)
実技のグループの人数が合わせて47人だったことに訝しげに首を傾げていると、そのことについての説明はすぐにあった。
「なお、聖魔術の素養のある生徒については剣武コースの実技にも参加してもらう。生徒が怪我をした場合、訓練も兼ねて治療に当たってもらうことになる為、特定のグループには組み込まれない」
(なるほど、つまり今年の新入生には、ロベリア以外に2人の聖魔術の使い手がいるってことか)
話される説明に納得しながら隣のロベリアを見やると、彼女はとても不安そうな表情を浮かべていた。学院長に聞いたところによると、今年の平民の新入生は俺を含めて3人ということだった。
ここ数年は皆無だったことを考えると、騎士団の監視もあって幾分改善したと言っていた。それでも学院全体から見ると、297人の貴族の生徒に対し、平民はったたの3人ということになると、心細く感じてしまうのは仕方のないことだろう。
(確かもう一人の平民は、剣武術コースに入ったって言ってたな。まぁ男らしいし、この学院に入学できるくらいの実力なんだから何とかなるだろう。問題が有るとすれば・・・)
ロベリアの性格を考えると、少し心配な部分がある。何やかんやと言い掛かりをつけられ、悪くもないのに頭を下げている姿が容易に想像できる。それで終わればただの嫌がらせだが、問題は同じ平民として入学している俺を退学させるのに利用される危険性が考えられるということだ。
(一応平民に対する悪意は俺に向かうようにしたつもりだが、直接は敵わないとみて、絡め手に出るかもしれないからな。注意しておこう)
そんな事を考えていると、先生の説明は終わりを迎え、解散ということになった。本格的な授業開始は明日からなので、今日は午後から暇な時間となる。
(さて、どうするかな・・・とりあえず昼食を食べてから考えるか)
ぼんやりとそんな事を考えながら教室を出ていく同級生達を見送っていると、隣のロベリアが話し掛けたそうにチラチラと俺に視線を向けていた。
「ん?どうかしたか?」
「あ、あの・・・お昼、一緒に食べませんか?」
切っ掛けが欲しそうだったのでこちらから水を差し向けると、昼食に誘われてしまった。どうすべきか一瞬悩んだが、不安そうにこちらを覗き込んでくるその顔に、断ることはできなかった。
「あぁ、それじゃあ食堂に行こうか」
「は、はいっ!」
俺の返答に安堵した表情を浮かべる彼女を引き連れ、俺達は学院の食堂へと向かったのだった。
「えっと、どこに座りましょうか・・・」
食堂は学院の校舎に隣接されており、300人は同時に食事が出来るだけの巨大な施設となっている。席は自由なのでどこで食べようが問題ないのだが、暗黙の了解のようなもので、学年毎に座る場所が決まっている。
今日は入学式ということもあり、上級生は授業が無いので疎らに座っている程度で人は少なめだった。そんな食堂でロベリアは、日替わり定食のトレーを持ちながらキョロキョロと座る場所を探していた。
ちなみに学院在籍中の食事代は無料で、ロベリアのトレーにはここぞとばかりに大盛りのおかずが積み上げられているのだが、そこには肉しかなかった。
(よほど困窮した孤児院だったのか?)
彼女のトレーを見ながらそんなことを考えていると、後ろからイラついた声が聞こえてきた。
「おい平民!お前はもっと隅の方に行けよ!」
「ちょっと、こっちに来ないでよ!平民の臭いが移るわ!」
「平民は平民らしく、床で食べてなさいよ!」
間違いなく喧嘩を売っているその言葉に、俺は子供の癖に度胸があるなと感心しながら振り向いたのだが、その声は俺に向けてではなく、一人の生徒に向けられていたものだった。
(ん?あの刺繍、剣武術コースの奴らか?囲まれてるのは・・・)
そこには俺と同じ位の身長で、耳まで掛かる長さの黒髪をした生徒が、うつ向きながら昼食のトレーを持って立ち竦んでいた。前髪が長く下を向いているため、その表情は伺い知れないが、肩が小刻みに震えていることから、かなり萎縮してしまっているようだった。
(やれやれ、俺という分かりやすい敵役を作ってやったのに、なかなか思い通りにはいかないか・・・)
呆れつつも、こんな雰囲気では飯が不味くなると苛立ち、騒動を起こしている生徒達の方へと歩き出した。
「ア、アル君?」
そんな俺の行動にロベリアは不安げに声を掛けてきたが、俺は心配ないと視線で制した。
「おい、うるさいぞ。お前らの耳障りな声で飯が不味くなるだろうが!」
「何だと!誰に向かってそんな口を・・・」
俺の言葉に反応した男子生徒が、憤怒の表情を浮かべながら顔を向けてきたのだが、目が合った瞬間に引きつった表情へと豹変した。それは彼だけでなく、周辺で騒いでいた全ての生徒達がそうだった。
「お前らだよ、お前ら。たった一人の平民の生徒に、群れなきゃデカイ態度も取れないのか?聞いてて胸くそ悪くなるから、お前らどっか他所へ行け」
「な、何で俺達が退かなきゃならないんだよ」
「そ、そうよ、退くのは普通平民の方でしょ」
「そ、それにあなたには関係ないでしょ」
俺の言葉に彼らは言い返してはいるが、その声に力は無く、視線も合わせようとしない。虚勢を張っているのは見え見えなのだが、貴族としてのプライドか、平民から逃げるという選択肢がとれないのだろう。
「平民の俺の前で、お前らが平民平民連呼するから気になるだろうが!もう一回気絶させたら、お前ら静かになるか?」
「「「ーーーっ!!!」」」
少し睨みを効かせて低い声で威嚇してやると、彼らは途端に顔を青くしながら冷や汗を流して動かなくなってしまった。この程度の脅しで怯えるくらいなら、最初から俺に突っかかってくるなよと思うのだが、相手はまだ15歳の子供だと言うことを忘れていた。
「はぁぁ・・・・君、名前は?」
このままでは埒が明かないと考えた俺は、大きなため息と共に当事者の生徒に声を掛けた。
「ボ、ボクですか?あ、あの・・・ラ、ライト・アルフォースと言います」
「ライト、一緒に飯食うか?」
「え、あ、は、はいっ!」
俺の問い掛けにライトは顔を上げると、満面の笑みを浮かべて返事をした。その顔に、俺は驚きを隠せなかった。何故ならもう一人の平民は男だと聞いていたのに、どう見てもライトは女の子にしか見えなかったからだ。
学院長室から戻った俺は、座学担任となる教師に先導されるようにして教室へと向かった。案内してくれている先生は俺の方を一切向こうとせず、黙ったまま前を歩いていくだけだった。俺は初老を迎えようとしている年齢らしい、先生の寂しくなってきた頭髪を眺めながら付いていく。
そうして到着した教室は、50人が座ってもまだ余裕のある大講義室で、既に俺以外の新入生達は着席していた。すり鉢状になっている講義室は白い壁で清潔感があり、木目調のダークブラウンの机が4列、教壇の方から後ろまでずらっと並んでいる。俺が前のドアから入ってくると、新入生達は一斉に目を向けてきて、感情を隠すことのない視線を向けてきていた。
「アル・ストラウス君、とりあえず空いている席に座りなさい」
先生は少し怯えが混じる声音で俺にそう言うと、そそくさと教壇へと移動していた。どこに座ろうか見渡したが、空いているのは一番後ろの方にしかなかったので、クラス中の視線を浴びつつも後方へと移動した。
「あ、あの・・・よろしくお願いします、アル君・・・」
空いていた席に腰かけると、隣の机に座っていた一人の少女が遠慮がちに声を掛けてきた。入学式でやらかした俺に声を掛けてくるなんて、いったいどんな人物かとも思ったが、視線を向けてみると、入学試験の時に出会った平民の女の子だった。
先程の事もあり、少し怯えたような表情を浮かべているようだったが、顔見知りに挨拶しないわけにはいかないと考えたのだろう。
「ああ。よろしく、ロベリア」
「・・・はい!」
俺が笑顔で挨拶を返すと、彼女は安心した表情になり、次いで満面の笑みを浮かべた。
「では、今後の授業について説明する。座学についてはこの講義室にて一斉に行うが、実技については上位7名のグループ、そして以下20名のグループ、20名のグループの3つに別れることになる」
教壇に立つ先生から授業内容について説明が始まり、新入生たちは真剣な表情で聞き入っているようだった。ただ、今説明された実技についての人数に違和感があった。
(ん?このクラスの人数は50人だよな?計算が合わなくないか?)
実技のグループの人数が合わせて47人だったことに訝しげに首を傾げていると、そのことについての説明はすぐにあった。
「なお、聖魔術の素養のある生徒については剣武コースの実技にも参加してもらう。生徒が怪我をした場合、訓練も兼ねて治療に当たってもらうことになる為、特定のグループには組み込まれない」
(なるほど、つまり今年の新入生には、ロベリア以外に2人の聖魔術の使い手がいるってことか)
話される説明に納得しながら隣のロベリアを見やると、彼女はとても不安そうな表情を浮かべていた。学院長に聞いたところによると、今年の平民の新入生は俺を含めて3人ということだった。
ここ数年は皆無だったことを考えると、騎士団の監視もあって幾分改善したと言っていた。それでも学院全体から見ると、297人の貴族の生徒に対し、平民はったたの3人ということになると、心細く感じてしまうのは仕方のないことだろう。
(確かもう一人の平民は、剣武術コースに入ったって言ってたな。まぁ男らしいし、この学院に入学できるくらいの実力なんだから何とかなるだろう。問題が有るとすれば・・・)
ロベリアの性格を考えると、少し心配な部分がある。何やかんやと言い掛かりをつけられ、悪くもないのに頭を下げている姿が容易に想像できる。それで終わればただの嫌がらせだが、問題は同じ平民として入学している俺を退学させるのに利用される危険性が考えられるということだ。
(一応平民に対する悪意は俺に向かうようにしたつもりだが、直接は敵わないとみて、絡め手に出るかもしれないからな。注意しておこう)
そんな事を考えていると、先生の説明は終わりを迎え、解散ということになった。本格的な授業開始は明日からなので、今日は午後から暇な時間となる。
(さて、どうするかな・・・とりあえず昼食を食べてから考えるか)
ぼんやりとそんな事を考えながら教室を出ていく同級生達を見送っていると、隣のロベリアが話し掛けたそうにチラチラと俺に視線を向けていた。
「ん?どうかしたか?」
「あ、あの・・・お昼、一緒に食べませんか?」
切っ掛けが欲しそうだったのでこちらから水を差し向けると、昼食に誘われてしまった。どうすべきか一瞬悩んだが、不安そうにこちらを覗き込んでくるその顔に、断ることはできなかった。
「あぁ、それじゃあ食堂に行こうか」
「は、はいっ!」
俺の返答に安堵した表情を浮かべる彼女を引き連れ、俺達は学院の食堂へと向かったのだった。
「えっと、どこに座りましょうか・・・」
食堂は学院の校舎に隣接されており、300人は同時に食事が出来るだけの巨大な施設となっている。席は自由なのでどこで食べようが問題ないのだが、暗黙の了解のようなもので、学年毎に座る場所が決まっている。
今日は入学式ということもあり、上級生は授業が無いので疎らに座っている程度で人は少なめだった。そんな食堂でロベリアは、日替わり定食のトレーを持ちながらキョロキョロと座る場所を探していた。
ちなみに学院在籍中の食事代は無料で、ロベリアのトレーにはここぞとばかりに大盛りのおかずが積み上げられているのだが、そこには肉しかなかった。
(よほど困窮した孤児院だったのか?)
彼女のトレーを見ながらそんなことを考えていると、後ろからイラついた声が聞こえてきた。
「おい平民!お前はもっと隅の方に行けよ!」
「ちょっと、こっちに来ないでよ!平民の臭いが移るわ!」
「平民は平民らしく、床で食べてなさいよ!」
間違いなく喧嘩を売っているその言葉に、俺は子供の癖に度胸があるなと感心しながら振り向いたのだが、その声は俺に向けてではなく、一人の生徒に向けられていたものだった。
(ん?あの刺繍、剣武術コースの奴らか?囲まれてるのは・・・)
そこには俺と同じ位の身長で、耳まで掛かる長さの黒髪をした生徒が、うつ向きながら昼食のトレーを持って立ち竦んでいた。前髪が長く下を向いているため、その表情は伺い知れないが、肩が小刻みに震えていることから、かなり萎縮してしまっているようだった。
(やれやれ、俺という分かりやすい敵役を作ってやったのに、なかなか思い通りにはいかないか・・・)
呆れつつも、こんな雰囲気では飯が不味くなると苛立ち、騒動を起こしている生徒達の方へと歩き出した。
「ア、アル君?」
そんな俺の行動にロベリアは不安げに声を掛けてきたが、俺は心配ないと視線で制した。
「おい、うるさいぞ。お前らの耳障りな声で飯が不味くなるだろうが!」
「何だと!誰に向かってそんな口を・・・」
俺の言葉に反応した男子生徒が、憤怒の表情を浮かべながら顔を向けてきたのだが、目が合った瞬間に引きつった表情へと豹変した。それは彼だけでなく、周辺で騒いでいた全ての生徒達がそうだった。
「お前らだよ、お前ら。たった一人の平民の生徒に、群れなきゃデカイ態度も取れないのか?聞いてて胸くそ悪くなるから、お前らどっか他所へ行け」
「な、何で俺達が退かなきゃならないんだよ」
「そ、そうよ、退くのは普通平民の方でしょ」
「そ、それにあなたには関係ないでしょ」
俺の言葉に彼らは言い返してはいるが、その声に力は無く、視線も合わせようとしない。虚勢を張っているのは見え見えなのだが、貴族としてのプライドか、平民から逃げるという選択肢がとれないのだろう。
「平民の俺の前で、お前らが平民平民連呼するから気になるだろうが!もう一回気絶させたら、お前ら静かになるか?」
「「「ーーーっ!!!」」」
少し睨みを効かせて低い声で威嚇してやると、彼らは途端に顔を青くしながら冷や汗を流して動かなくなってしまった。この程度の脅しで怯えるくらいなら、最初から俺に突っかかってくるなよと思うのだが、相手はまだ15歳の子供だと言うことを忘れていた。
「はぁぁ・・・・君、名前は?」
このままでは埒が明かないと考えた俺は、大きなため息と共に当事者の生徒に声を掛けた。
「ボ、ボクですか?あ、あの・・・ラ、ライト・アルフォースと言います」
「ライト、一緒に飯食うか?」
「え、あ、は、はいっ!」
俺の問い掛けにライトは顔を上げると、満面の笑みを浮かべて返事をした。その顔に、俺は驚きを隠せなかった。何故ならもう一人の平民は男だと聞いていたのに、どう見てもライトは女の子にしか見えなかったからだ。
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