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エミリアの章
二人だけの誓い
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ぼんやりと目を覚ましたエミリアは、すこやかな寝息が聞こえる。目の前の滑らかな素肌の胸板が軽く上下している。
サイラスの目を閉じた顔がいつもより若く見える。
そっと、頬を撫でて、首から胸まで手を這わせて触れてみる。
金茶の髪が朝の光で艶やかに輝いて、同じ色の睫毛が頬に影を落として、無防備なサイラスがいとおしく、エミリアは思わず唇にキスをそっとしてみる。
しっとりと滑らかな肌が心地よくて、胸から背中に愛撫する。
そっと、キスをやめて離れようとすると、サイラスの手がエミリアの頬を押さえて、深くキスをする。
「ん、サイラス起きてたの?」
「こんな風に誘われて、寝てられない」
とパチリと目を開けたサイラスは微笑んだ。
「おはよう」
エミリアはクスクス笑うと、サイラスの胸に頬をあてて抱きついた。
「おはよう、俺の奥さん」
エミリアの額にキスをする。奥さんの響きにエミリアは、ポッと赤くなる。
「ぷっ!エミリアってほんとにかわいいよね!」
「はぁ?何がおかしいのサイラス!」
「こういう風に意地っ張りな事を言うくせに、簡単に照れてあかくなったり。可愛すぎ!」
サイラスは笑いながら、エミリアにキスをした。
エミリアの身体に、サイラスの猛ったものがあたり、主張している。
「えっと、サイラス。もう、朝なんだけど?」
「朝だから、それにエミリアのいたずらのせいで収まらないから責任とってよ」
エミリアの上にのしかかると、キスをして、手はエミリアの乳房を愛撫して、官能のスイッチを入れる。
昨夜、たくさんした行為の為エミリアは容易く理性をなくし、サイラスの手に落ちた。
サイラスとエミリアのお腹が同時になり笑いあうと、サイラスはベルを鳴らした。
少ししてメイドがエミリアとサイラスの服を用意して、バスルームが使える用に準備してくれた。
「一緒にはいる?」
エミリアはサイラスの背を叩いて拒否した。
「だめ!」
ははっ!と、笑ってサイラスはエミリアとは別のバスルームに行った。
さっと入ってワンピースを着て、部屋に戻ると、二人ぶんの料理とサイラスが待っていた。
サイラスもラフなシャツとズボンで、オフスタイルだ。
向かい合わせで座っていると、毎朝、朝食はほとんど一緒に摂っていたため、違和感が無いことに気づく。
それでも、昨日の結婚式と、初夜を過ごした今は、サイラスと二人きりというのが恥ずかしくもうれしくて、楽しい。
料理を口にするのが、なんだかとてもエロティックな行為にみえてしまう。
「なに?じっとみて?」
「ん?こう、しちゃうとなんだか食べるって、いやらしい行為にみえちゃうなって思ってた」
サイラスはぶはっ!と吹き出して笑った。
しばらく笑う。
「俺はいっつも思ってたよ?エミリア。この唇に触れたい、食べられてみたいって」
「いやよ、美味しくなさそう!」
爆笑し続けたサイラスは、ようやく笑いをおさめると
「やっぱりエミリアは最高だ!毎日楽しくなる」
「言っておくけど、誰にでも素直に言葉を紡いでる訳じゃないわよ?」
「うん。それもわかってる!賢いエミリアも素敵だよ」
こんな風にぽんぽん言い合える、そんな関係をエミリアも楽しいと思った。
「ふふっ。これからよろしくね?旦那様。浮気は許さないし、ちゃんと愛してくれないと逃げちゃうし。結婚したからって手を抜いたら、財産食い潰しちゃうからね?」
「その全てを約束しましょう?奥さん」
サイラスはエミリアの手をとると、指にはまった指輪にキスをした。目を合わせて二人で微笑みあった。
楽しい毎日が続きますように!きっとそれは叶うはず
サイラスの目を閉じた顔がいつもより若く見える。
そっと、頬を撫でて、首から胸まで手を這わせて触れてみる。
金茶の髪が朝の光で艶やかに輝いて、同じ色の睫毛が頬に影を落として、無防備なサイラスがいとおしく、エミリアは思わず唇にキスをそっとしてみる。
しっとりと滑らかな肌が心地よくて、胸から背中に愛撫する。
そっと、キスをやめて離れようとすると、サイラスの手がエミリアの頬を押さえて、深くキスをする。
「ん、サイラス起きてたの?」
「こんな風に誘われて、寝てられない」
とパチリと目を開けたサイラスは微笑んだ。
「おはよう」
エミリアはクスクス笑うと、サイラスの胸に頬をあてて抱きついた。
「おはよう、俺の奥さん」
エミリアの額にキスをする。奥さんの響きにエミリアは、ポッと赤くなる。
「ぷっ!エミリアってほんとにかわいいよね!」
「はぁ?何がおかしいのサイラス!」
「こういう風に意地っ張りな事を言うくせに、簡単に照れてあかくなったり。可愛すぎ!」
サイラスは笑いながら、エミリアにキスをした。
エミリアの身体に、サイラスの猛ったものがあたり、主張している。
「えっと、サイラス。もう、朝なんだけど?」
「朝だから、それにエミリアのいたずらのせいで収まらないから責任とってよ」
エミリアの上にのしかかると、キスをして、手はエミリアの乳房を愛撫して、官能のスイッチを入れる。
昨夜、たくさんした行為の為エミリアは容易く理性をなくし、サイラスの手に落ちた。
サイラスとエミリアのお腹が同時になり笑いあうと、サイラスはベルを鳴らした。
少ししてメイドがエミリアとサイラスの服を用意して、バスルームが使える用に準備してくれた。
「一緒にはいる?」
エミリアはサイラスの背を叩いて拒否した。
「だめ!」
ははっ!と、笑ってサイラスはエミリアとは別のバスルームに行った。
さっと入ってワンピースを着て、部屋に戻ると、二人ぶんの料理とサイラスが待っていた。
サイラスもラフなシャツとズボンで、オフスタイルだ。
向かい合わせで座っていると、毎朝、朝食はほとんど一緒に摂っていたため、違和感が無いことに気づく。
それでも、昨日の結婚式と、初夜を過ごした今は、サイラスと二人きりというのが恥ずかしくもうれしくて、楽しい。
料理を口にするのが、なんだかとてもエロティックな行為にみえてしまう。
「なに?じっとみて?」
「ん?こう、しちゃうとなんだか食べるって、いやらしい行為にみえちゃうなって思ってた」
サイラスはぶはっ!と吹き出して笑った。
しばらく笑う。
「俺はいっつも思ってたよ?エミリア。この唇に触れたい、食べられてみたいって」
「いやよ、美味しくなさそう!」
爆笑し続けたサイラスは、ようやく笑いをおさめると
「やっぱりエミリアは最高だ!毎日楽しくなる」
「言っておくけど、誰にでも素直に言葉を紡いでる訳じゃないわよ?」
「うん。それもわかってる!賢いエミリアも素敵だよ」
こんな風にぽんぽん言い合える、そんな関係をエミリアも楽しいと思った。
「ふふっ。これからよろしくね?旦那様。浮気は許さないし、ちゃんと愛してくれないと逃げちゃうし。結婚したからって手を抜いたら、財産食い潰しちゃうからね?」
「その全てを約束しましょう?奥さん」
サイラスはエミリアの手をとると、指にはまった指輪にキスをした。目を合わせて二人で微笑みあった。
楽しい毎日が続きますように!きっとそれは叶うはず
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らび猫@さま
感想ありがとうございます(о´∀`о)
ジェイク男前でしたかっ?
嬉しいです♪
薬の効果……どうなのでしょうね!きっともろもろの相乗効果できっと大変だったのじゃないでしょうか~(///ω///)♪
初めまして。
現在エミリアの章を読ませていただいてます。前章もそうですが早い展開にワクワクするとともにもっと話が広げられてもいいのにとも思ってしまいますが。
一人の主人公にこだわらず、一つの世界観で展開しまくるのも斬新で楽しいかと思います。どんどん更新していってください。応援します。
らび猫@さま
感想ありがとうございます♪
侍女のお話は、エミリアで終わりの予定なのですが、ladyシリーズとして同じ世界でこちらの続編のような形で引き続き執筆しております(*^^*)
応援ありがとうございます!とても嬉しいです!
よろしければ、まだまだお付きあいお願いいたします!