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第4章:温かい家庭
86.秘密会談
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エシュヴィア公国、その王城の軍議室。
そこが秘密会談の会場だった。
部屋に入る私たちを、穏やかな笑みを浮かべるエシュヴィア公王と、もう一人が迎える。
非人間的な、琥珀の金色をした両目――。
クニューベル伯爵?! なんで騒動の主犯が、この場に居るの?!
事実を確認できたなら、とっくに捕縛されていないとおかしい。
だけどクニューベル伯爵には、そういった危機感が無いように思える。
事実を知らされていない?
困惑する私をよそに、アウレウス王がエシュヴィア公王の向かいに腰を下ろした。
私はユルゲン兄様に促され、両王の中間の席に腰を下ろす。
エシュヴィア公王が口火を開く。
「今回、両国間で緊張状態になった原因を、アウレウス王の口から聞きたい」
アウレウス王がそれに応える。
「我が娘がエシュヴィアの者にさらわれた。
町の郊外に遊びに出たところで馬車が襲われたのだ。
ご丁寧に、賊たちはエシュヴィア兵の恰好をしていた」
何人か返り討ちにできた賊の衣服から、エシュヴィアの犯行と断定したようだ。
その後、追跡もしたらしいけど、王女と共に賊が国境を越えるのを許してしまったらしい。
アウレウス王は悔しそうに唇をかんでいた。
エシュヴィア公王の厳しい目が、クニューベル伯爵に注がれた。
「グレゴール、これはどういうことだ。
私はそんな命令を出した覚えがないのだが」
クニューベル伯爵はしどろもどろになりながら、それに応える。
「あ……いや、わ、私は何も知りません!
私以外、そう誰か、あるいは他国の策謀ではないのですか?!」
エシュヴィア公王が再びクニューベル伯爵に告げる。
「お前は何も知らぬ。そう申すのだな?
それは身命を賭して言えるのか」
クニューベル伯爵は一瞬ためらい、顔をひきつらせた。
「……もちろんです! なぜお疑いになられるのか!」
エシュヴィア公王がアウレウス王を見て告げる。
「聞いたかアウレウス王。『身命を賭す』そうだ」
アウレウス王はそれを受けて、酷薄な笑みを浮かべた。
「確かに聞いた」
これは……何が起こってるの?
なんだか異様な空気で会談が進行してる。
――いや、それよりもこれは、『蜃気楼』が近くに居る?!
本来なら『蜃気楼』と感覚共有することも可能なんだけど、今は無理だ。
長期間の維持だけで精一杯。
気配を感じるまでが限界だった。
エシュヴィア公王に促され、背後に控えていた文官が軍議室の外に出た。
戻ってきた文官は、頭からすっぽりと布を被った子供を連れてきた。
顔が見えないけど、まさか――。
再び軍議室の扉が閉められた後、その布が取り払われた。
中から現れたのは、ボロボロのドレスを着たアンナ王女だった。
その目は虚ろで、頬はげっそりとこけている――あの日のアンナ王女、そのままだ。
驚愕するクニューベル伯爵をよそに、エシュヴィア公王がアウレウス王に告げる。
「ご息女で間違いないな?」
アウレウス王がゆっくりとうなずく。
「我が娘だ」
エシュヴィア公王の厳しい目が、再びクニューベル伯爵に注がれる。
「――グレゴール。王女はお前の所有する屋敷の地下に囚われていた。
これをどう説明するつもりだ?」
クニューベル伯爵の目がせわしなく動き、言い訳を探しているようだった。
その口からは、意味のない音が漏れている。
そんなクニューベル伯爵を、アウレウス王は憎悪をたぎらせて睨み付けた。
「先ほど貴様は『身命を賭す』と言ったな。
ならばその命、いま私が切り捨てさせてもらおう。
それでエシュヴィアとの和平に応じる」
エシュヴィア公王が深くうなずき「わかった」と口にした。
「グレゴール、残念だよ。
貴様がそこまで愚鈍だとは思わなかった。
――いや、それを見抜けなかった私の目が節穴だったのだな」
エシュヴィア公王の顔に、自嘲の笑みが浮かんだ。
クニューベル伯爵が慌てて立ち上がり、背中を見せて軍議室の扉に駆け寄って行った。
――その背中に、飛び掛かったアウレウス王の長剣が振り下ろされた。
****
軍議室から、クニューベル伯爵の死体が片付けられた。
エシュヴィア公王が告げる。
「我が国が迷惑をかけたこと、深く謝罪する。すまなかった」
そう言って、アウレウス王と私に頭を下げた。
――なんで私にまで?!
混乱する私に、横に座るユルゲン兄様が告げる。
「もう『蜃気楼』を解いていいよ。おつかれさん」
「――あ、はい。
よかった、さすがにそろそろきつくなってたんです」
私は言われた通り、『蜃気楼』を解除した。
ふわり、とアンナ王女の姿が掻き消える。
それを見ていた周囲の人間は、目を見開いて驚いていた。
アウレウス王とエシュヴィア公王は、あまり驚いていない。
ただ「これがファルケンシュタインの『蜃気楼』か」と、しみじみと口にしていた。
私はユルゲン兄様に尋ねる。
「もしかして、このために『蜃気楼』を維持させてたんですか?」
クニューベル伯爵を切り捨てる口実作り、ということかな。
ユルゲン兄様は、ふんわりとした笑みで応える。
「アウレウス王も、怒りをぶつける相手が居ないと納得できないでしょ?
だから正しい相手にぶつけてもらっただけだよ」
それはわかるけど、おかげでクマが酷いんですが。
ウルリケにも怒られるし……。
不満たらたらの私に、ユルゲン兄様が笑って告げる。
「大丈夫、ちゃんと『ご褒美』あげるから」
ご褒美? って、なんのこと?
改めて、アウレウス王とエシュヴィア公王が顔を見合わせる。
お互い、どこか晴れ晴れとした表情だ。
エシュヴィア公王が確認を取るように、アウレウス王に告げる。
「ではこれで、遺恨は無くなったな」
アウレウス王が鷹揚にうなずいた。
「ああ、問題ない」
二人が言葉を交わした後、その二対の目が私を見た。
エシュヴィア公王が私に告げる。
「実はだな。今回の秘密会談で『三国間の不可侵条約』を結びたい。
そういう段取りになっている」
私は思わず声を上げる。
「不可侵条約?! アウレウス王国と、エシュヴィア公国がですか?!」
レブナントと防衛協定を締結するまで、長く争乱を繰り返してきた両国だ。
特に武闘派のアウレウス王が、そんなものに同意するとは思えなかった。
私に見つめられたアウレウス王が、困ったように微笑んだ。
「今回、レブナントには大変な恩義を受けた。
――グランツ伯爵夫人。
これは我が娘を約束通り、無事奪還してくれた君への恩返しだ」
どうやら、嘘ではないらしい。
だけど『三国間』って言わなかった?
「三国って、あと一国はどこなんですか?!
今この場には二国しか居ませんよ?!」
横からジュリアスが告げる。
「我々が居るじゃないですか。
レブナントとアウレウス、エシュヴィアで三国になりますよ」
――レブナントとアウレウスが不可侵条約?! それこそありえない!
最近でこそ小康状態が続いていたけど、争乱の歴史ならレブナントの方が長い。
アウレウスはレブナントの土地を求め、何代にもわたり侵攻を繰り返してきた国だ。
私は立ち上がり、二人の王に告げる。
「ちょっと待ってください!
そんな大事なことを決められる人が、レブナント側に居ませんよ?!
私は調停を任されただけです!
こんなの、権限のある人を連れてこないと判断が――」
今回、私に与えられた任務は、アウレウスとエシュヴィアの緊張状態を解消するというもの。
不可侵条約は、『締結した国家間で軍事行動を起こさない』という国際的な約束。
破れば国家の信用問題につながる。
それを決定するのは、いくら王太子の側近とは言え、若輩者には越権行為だ。
三国間で結ばれる不可侵条約なら、なおのことだ。
レブナントから妥当な人間を連れてきて、日を改めて会談するべきだ。
そんな混乱をする私に、ユルゲン兄様が一通の手紙を渡してきた。
「ほい、これ。君に」
受け取った手紙の差出人は――無記名。
封蝋はされてないけど、この封筒は陛下が愛用している特別製だ。
……まさか、陛下から?
震える手で封筒から中の書状を取り出し、目を通していった。
――今、私の手には『全権委任状』と書かれ、国王の署名が施された書類があった。
書類の内容は、要するにこうだ。
『この三国間の交渉について、ヒルデガルトに丸投げするから、あとはよろしく』
――陛下?! 何を考えてるの?!
全権って、全部任せると? この若輩者に?!
混乱する私は、呆然と書状の文面を目で追い続けた。
そこが秘密会談の会場だった。
部屋に入る私たちを、穏やかな笑みを浮かべるエシュヴィア公王と、もう一人が迎える。
非人間的な、琥珀の金色をした両目――。
クニューベル伯爵?! なんで騒動の主犯が、この場に居るの?!
事実を確認できたなら、とっくに捕縛されていないとおかしい。
だけどクニューベル伯爵には、そういった危機感が無いように思える。
事実を知らされていない?
困惑する私をよそに、アウレウス王がエシュヴィア公王の向かいに腰を下ろした。
私はユルゲン兄様に促され、両王の中間の席に腰を下ろす。
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アウレウス王がそれに応える。
「我が娘がエシュヴィアの者にさらわれた。
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ご丁寧に、賊たちはエシュヴィア兵の恰好をしていた」
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その後、追跡もしたらしいけど、王女と共に賊が国境を越えるのを許してしまったらしい。
アウレウス王は悔しそうに唇をかんでいた。
エシュヴィア公王の厳しい目が、クニューベル伯爵に注がれた。
「グレゴール、これはどういうことだ。
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「あ……いや、わ、私は何も知りません!
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「……もちろんです! なぜお疑いになられるのか!」
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アウレウス王はそれを受けて、酷薄な笑みを浮かべた。
「確かに聞いた」
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――いや、それよりもこれは、『蜃気楼』が近くに居る?!
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戻ってきた文官は、頭からすっぽりと布を被った子供を連れてきた。
顔が見えないけど、まさか――。
再び軍議室の扉が閉められた後、その布が取り払われた。
中から現れたのは、ボロボロのドレスを着たアンナ王女だった。
その目は虚ろで、頬はげっそりとこけている――あの日のアンナ王女、そのままだ。
驚愕するクニューベル伯爵をよそに、エシュヴィア公王がアウレウス王に告げる。
「ご息女で間違いないな?」
アウレウス王がゆっくりとうなずく。
「我が娘だ」
エシュヴィア公王の厳しい目が、再びクニューベル伯爵に注がれる。
「――グレゴール。王女はお前の所有する屋敷の地下に囚われていた。
これをどう説明するつもりだ?」
クニューベル伯爵の目がせわしなく動き、言い訳を探しているようだった。
その口からは、意味のない音が漏れている。
そんなクニューベル伯爵を、アウレウス王は憎悪をたぎらせて睨み付けた。
「先ほど貴様は『身命を賭す』と言ったな。
ならばその命、いま私が切り捨てさせてもらおう。
それでエシュヴィアとの和平に応じる」
エシュヴィア公王が深くうなずき「わかった」と口にした。
「グレゴール、残念だよ。
貴様がそこまで愚鈍だとは思わなかった。
――いや、それを見抜けなかった私の目が節穴だったのだな」
エシュヴィア公王の顔に、自嘲の笑みが浮かんだ。
クニューベル伯爵が慌てて立ち上がり、背中を見せて軍議室の扉に駆け寄って行った。
――その背中に、飛び掛かったアウレウス王の長剣が振り下ろされた。
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エシュヴィア公王が告げる。
「我が国が迷惑をかけたこと、深く謝罪する。すまなかった」
そう言って、アウレウス王と私に頭を下げた。
――なんで私にまで?!
混乱する私に、横に座るユルゲン兄様が告げる。
「もう『蜃気楼』を解いていいよ。おつかれさん」
「――あ、はい。
よかった、さすがにそろそろきつくなってたんです」
私は言われた通り、『蜃気楼』を解除した。
ふわり、とアンナ王女の姿が掻き消える。
それを見ていた周囲の人間は、目を見開いて驚いていた。
アウレウス王とエシュヴィア公王は、あまり驚いていない。
ただ「これがファルケンシュタインの『蜃気楼』か」と、しみじみと口にしていた。
私はユルゲン兄様に尋ねる。
「もしかして、このために『蜃気楼』を維持させてたんですか?」
クニューベル伯爵を切り捨てる口実作り、ということかな。
ユルゲン兄様は、ふんわりとした笑みで応える。
「アウレウス王も、怒りをぶつける相手が居ないと納得できないでしょ?
だから正しい相手にぶつけてもらっただけだよ」
それはわかるけど、おかげでクマが酷いんですが。
ウルリケにも怒られるし……。
不満たらたらの私に、ユルゲン兄様が笑って告げる。
「大丈夫、ちゃんと『ご褒美』あげるから」
ご褒美? って、なんのこと?
改めて、アウレウス王とエシュヴィア公王が顔を見合わせる。
お互い、どこか晴れ晴れとした表情だ。
エシュヴィア公王が確認を取るように、アウレウス王に告げる。
「ではこれで、遺恨は無くなったな」
アウレウス王が鷹揚にうなずいた。
「ああ、問題ない」
二人が言葉を交わした後、その二対の目が私を見た。
エシュヴィア公王が私に告げる。
「実はだな。今回の秘密会談で『三国間の不可侵条約』を結びたい。
そういう段取りになっている」
私は思わず声を上げる。
「不可侵条約?! アウレウス王国と、エシュヴィア公国がですか?!」
レブナントと防衛協定を締結するまで、長く争乱を繰り返してきた両国だ。
特に武闘派のアウレウス王が、そんなものに同意するとは思えなかった。
私に見つめられたアウレウス王が、困ったように微笑んだ。
「今回、レブナントには大変な恩義を受けた。
――グランツ伯爵夫人。
これは我が娘を約束通り、無事奪還してくれた君への恩返しだ」
どうやら、嘘ではないらしい。
だけど『三国間』って言わなかった?
「三国って、あと一国はどこなんですか?!
今この場には二国しか居ませんよ?!」
横からジュリアスが告げる。
「我々が居るじゃないですか。
レブナントとアウレウス、エシュヴィアで三国になりますよ」
――レブナントとアウレウスが不可侵条約?! それこそありえない!
最近でこそ小康状態が続いていたけど、争乱の歴史ならレブナントの方が長い。
アウレウスはレブナントの土地を求め、何代にもわたり侵攻を繰り返してきた国だ。
私は立ち上がり、二人の王に告げる。
「ちょっと待ってください!
そんな大事なことを決められる人が、レブナント側に居ませんよ?!
私は調停を任されただけです!
こんなの、権限のある人を連れてこないと判断が――」
今回、私に与えられた任務は、アウレウスとエシュヴィアの緊張状態を解消するというもの。
不可侵条約は、『締結した国家間で軍事行動を起こさない』という国際的な約束。
破れば国家の信用問題につながる。
それを決定するのは、いくら王太子の側近とは言え、若輩者には越権行為だ。
三国間で結ばれる不可侵条約なら、なおのことだ。
レブナントから妥当な人間を連れてきて、日を改めて会談するべきだ。
そんな混乱をする私に、ユルゲン兄様が一通の手紙を渡してきた。
「ほい、これ。君に」
受け取った手紙の差出人は――無記名。
封蝋はされてないけど、この封筒は陛下が愛用している特別製だ。
……まさか、陛下から?
震える手で封筒から中の書状を取り出し、目を通していった。
――今、私の手には『全権委任状』と書かれ、国王の署名が施された書類があった。
書類の内容は、要するにこうだ。
『この三国間の交渉について、ヒルデガルトに丸投げするから、あとはよろしく』
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