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第3章:金色の輝き
77.明日に向かって!(3)
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結論から言うと一時間後、私の部屋はすし詰めだった。
いくら伯爵令嬢の部屋でも、十三人は多い……。
シュテルン在籍の十一人。
ウルリケとライナー様。
みんなは一時間ぴったりに、示し合わせたようにやってきた。
別に、一斉に見舞いに来なくても良いのでわ?
「なぜ、同時にやってきましたの?」
クラウが困ったように微笑んだ。
「あなたが目覚めた、と報せを受けて、急いでやってきただけよ。
いつ報せが来てもいいように、馬車を待機させていたの」
私はフランツ殿下に告げる。
「殿下もですか?」
「ああ。たとえ夜中だろうと駆け付けられるよう、準備していた」
どんだけ……。
どうやら、この場に居る全員が、私の回復を手ぐすね引いて待っていたらしい。
それぞれが最短時間で行動した結果、偶然にほぼ同着、となったそうだ。
今日が休日だったのも幸いしたらしい。
私はみんなを見回してクスリと笑う。
「みなさま、ありがとうございます」
みんなの顔が、安堵で緩んだ。
さて――。
私はフィルに向き直り、彼に告げる。
「フィル様、治療をし続けてくださったと聞きました。
おかげで命を拾うことができました。
ありがとうございます」
私は頭を下げてお礼を言った。
フィルは困ったように微笑んだ。
「いえ、あれはあなたの生命力が強かったからですよ。
私では、生命力以上の治療はできません。
結局あなたが、自力で生還したんです」
「それでも、命の恩人には変わりませんから!」
私はニコリとフィルに微笑んだ。
彼は顔を真っ赤に染めて、戸惑っているようだ。
おや? 女性慣れしてるはずなのに? 珍しいな。
今度はハーディに向き直る。
「ハーディ様も、今回は事情がわからない中で奮闘して頂きました。
リッドの窮地まで救って頂いたこと、感謝いたします」
学生の身で魔術騎士に負けない活躍をして見せた。
あれだけ戦力が拮抗していたんだし。
彼が居なかったら、今はなかっただろう。
私がニコリと微笑むと、こちらも顔を赤く染め、そっぽを向いてしまった。
「……俺は、俺にできることをしたまでだ」
と、ぶっきらぼうに言い捨てた。
おや、こちらも『うぶ』な反応だな?
心の中で首を傾げつつ、ライナー様に向き直る。
ライナー様は部屋に入って来てから、なんだか遠慮がちにしている。
沈んだ表情で、私を辛そうに見ていた。
「ライナー様にも、命を救って頂きましたね。
おかげで今も、首がつながっています。
ありがとうございます」
頭を下げてお礼を告げて、顔を上げた。
ライナー様は、泣きそうな顔で私を見ていた。
「あなたが深手を負うのを許してしまった。
本来ならもっとも戦力にならなければならない私が、務めを果たし切れなかった。
そのことは、悔やんでも悔やみきれません」
……深刻に考え過ぎでわ?
それにあれは、無謀に飛び出した私が悪いんだし。
「重たく考えすぎですよ!
今、私は元気にしています。
結果よければすべてよし! ですよ? 笑いましょう?」
ライナー様は「そう、ですね」と、弱々しい微笑みを返した。
ディーターにも顔を向け、ニコリと微笑む。
「ディーターも、今回は頑張りましたわね!
もう『軟弱貴公子』なんて、言わせませんわ!」
あの過酷な状況で、最後まで弱音を吐かずに戦い抜いた。
もう立派にファルケンシュタイン公爵家の男子だ。
ディーターは泣きそうな顔で「叔母上……」と口にした。
でもグイッと涙を拭い、力強く「はい!」と返事をした。
よし! 良い笑顔!
私はクラウ、ルイズ、エマ、リッドを見る。
「本当にみんなが無事でよかった!」
「あんたが言うな!」
四人が同時に突っ込んできた。
なぜ怒られなきゃいけないんだろう?
クラウたち四人にわちゃくちゃにされながら、私たちは笑い合った。
お互い無事でよかったね、と涙ながらに。
ベルト様を見る。
どこか辛そうな、でも寂しそうな笑顔だ。
「ベルト様も、今回は頑張ってくださいましたね」
「いえ、自分にできることをしたまでです。
そして自分の未熟さも、思い知りました。
これからは、あなたの強さを目指します」
私の強さ? ぱーどぅんみー?
私が小首をかしげていると、ベルト様が優しく微笑んだ。
……笑ってるから良し! 深く考えるのはやめよう!
フランツ殿下を見る。
大任を完遂した、という清々しい目をしている。
「殿下も、無事でよかったです。
でも駄目ですよ? 殿下は王位を継ぐ身。
あんな危ないことに身をさらしてはいけません」
フランツ殿下が一度うなずき、口を開く。
「王たる者、必要とあれば先陣を切ることもある。
むしろお前こそ自分の命をもっと大切にしろ。
お前は将来の、大切な側近なんだ」
開幕王族モードである。
そして、私の軽挙を戒めてきた。
私は苦笑を浮かべて応える。
「申し訳ありませんでした」
殿下は「うむ」と、笑顔でうなずいた。
最後にジュリアスを見る。
「ねぇジュリアス、ちょっとこっちに来て?」
ベッドサイドのジュリアスが、きょとんとして応える。
「もう目の前にいるじゃないですか」
「だーかーらー。
もっと近くに来て?
まだ体をうまく動かせないのよ」
ジュリアスが渋々立ち上がり、私に近づいてくる。
ベッドに腰を下ろしたジュリアスが、私に告げる。
「これでいいですか?」
「うん、そのまま動かないでね――」
私は電光石火の早業で、ジュリアスの唇を盗んであげた。
「――よし! 遺跡のお返し、これでいいかな?」
唇を奪われたなら、奪い返す!
これでおあいこ、一勝一敗だ!
ジュリアスは真っ赤になって硬直していた。
うーん、可愛い奴め。
私はもう一度、全員の顔を見回して告げる。
「よし! みなさま笑顔ですわね!
これからもみなさまで、笑って過ごしていきましょう!」
泣いてる弱い子は、もう居ない。
――笑顔あってこその、大団円だ!
****
「叔母上! ついに僕も『蜃気楼』の発動に成功しました!」
朝の教室、騒がしく飛び込んできたディーターが、喜び勇んで私の前に来た。
その笑顔は輝かんばかりだ。
私も笑顔で応える。
「凄いわ、ディーター!
頑張りましたのね!」
私はディーターの頭を優しく撫でてあげた。
彼は照れたような笑いに変わって告げる。
「……まだ、持続時間は一分にも満たないんですけどね。
叔母上ほど綺麗に発動できないので」
「お父様の元で、基礎をみっちり研鑽していけば、すぐに伸ばせますわ。
大丈夫! ディーターはわたくしより才能があるんですもの!」
照れ笑いを続けるディーターが、ハッと気づいたように告げる。
「それでですね、父上に『蜃気楼』を見せたんです。
次の家督は僕が継ぐことになると、内定を頂きました!」
つまり、ライナー様は跡継ぎの座を追われることになる。
ディーターには婚約者がいるので、公爵家としても安泰だ。
これで本家が私を必要とする理由がなくなった。
ライナー様がいくら望んでも、ルドルフ兄様がお父様に逆らうことはない。
本家のディーターと私の関係は良好だし。
これからは遠慮なく、ライナー様の求愛を跳ね返して行ける!
私は会心の笑みでディーターに応える。
「やりましたわ! 狙い通りですわね!
ありがとう、ディーター!
あなたのおかげで、わたくしは助けられたわ!」
私は感謝を込めて、ディーターの頭を撫でた。
ディーターはまた、照れ臭そうに笑っていた。
そんな私たちを見ていたクラウが、冷たい声で告げる。
「ヒルダ、確かにディーター様の努力は認めます。
ですが私の前で、その情けない顔をさらさないように注意してくださらない?
目障りよ?」
クラウはとっても機嫌が悪そうだ。
やっぱりまだ、ディーターを認め切れないのかな?
いや、これはもしかして……。
「あら、クラウもディーターを認めてくれたですわね!
嬉しいですわ!」
クラウの頭も、優しく撫でてあげた。
途端にクラウの顔もとろけ始める。
「ああ、ヒルダに撫でられてる……いいわね、これ」
やっぱり、撫でられてるディーターが羨ましかったのか。
それにしても、いいのかな?
淑女の顔が、崩れまくってるけど。
今日もまた、私を中心に騒がしい一日が始まる!
賑やかで、穏やかで、時々ちょっと冒険が混じる、そんな日々が私を待っている!
私が目指すのは『可愛いお嫁さん』!
必ず温かい家庭を、この手に掴んでやる!
いくら伯爵令嬢の部屋でも、十三人は多い……。
シュテルン在籍の十一人。
ウルリケとライナー様。
みんなは一時間ぴったりに、示し合わせたようにやってきた。
別に、一斉に見舞いに来なくても良いのでわ?
「なぜ、同時にやってきましたの?」
クラウが困ったように微笑んだ。
「あなたが目覚めた、と報せを受けて、急いでやってきただけよ。
いつ報せが来てもいいように、馬車を待機させていたの」
私はフランツ殿下に告げる。
「殿下もですか?」
「ああ。たとえ夜中だろうと駆け付けられるよう、準備していた」
どんだけ……。
どうやら、この場に居る全員が、私の回復を手ぐすね引いて待っていたらしい。
それぞれが最短時間で行動した結果、偶然にほぼ同着、となったそうだ。
今日が休日だったのも幸いしたらしい。
私はみんなを見回してクスリと笑う。
「みなさま、ありがとうございます」
みんなの顔が、安堵で緩んだ。
さて――。
私はフィルに向き直り、彼に告げる。
「フィル様、治療をし続けてくださったと聞きました。
おかげで命を拾うことができました。
ありがとうございます」
私は頭を下げてお礼を言った。
フィルは困ったように微笑んだ。
「いえ、あれはあなたの生命力が強かったからですよ。
私では、生命力以上の治療はできません。
結局あなたが、自力で生還したんです」
「それでも、命の恩人には変わりませんから!」
私はニコリとフィルに微笑んだ。
彼は顔を真っ赤に染めて、戸惑っているようだ。
おや? 女性慣れしてるはずなのに? 珍しいな。
今度はハーディに向き直る。
「ハーディ様も、今回は事情がわからない中で奮闘して頂きました。
リッドの窮地まで救って頂いたこと、感謝いたします」
学生の身で魔術騎士に負けない活躍をして見せた。
あれだけ戦力が拮抗していたんだし。
彼が居なかったら、今はなかっただろう。
私がニコリと微笑むと、こちらも顔を赤く染め、そっぽを向いてしまった。
「……俺は、俺にできることをしたまでだ」
と、ぶっきらぼうに言い捨てた。
おや、こちらも『うぶ』な反応だな?
心の中で首を傾げつつ、ライナー様に向き直る。
ライナー様は部屋に入って来てから、なんだか遠慮がちにしている。
沈んだ表情で、私を辛そうに見ていた。
「ライナー様にも、命を救って頂きましたね。
おかげで今も、首がつながっています。
ありがとうございます」
頭を下げてお礼を告げて、顔を上げた。
ライナー様は、泣きそうな顔で私を見ていた。
「あなたが深手を負うのを許してしまった。
本来ならもっとも戦力にならなければならない私が、務めを果たし切れなかった。
そのことは、悔やんでも悔やみきれません」
……深刻に考え過ぎでわ?
それにあれは、無謀に飛び出した私が悪いんだし。
「重たく考えすぎですよ!
今、私は元気にしています。
結果よければすべてよし! ですよ? 笑いましょう?」
ライナー様は「そう、ですね」と、弱々しい微笑みを返した。
ディーターにも顔を向け、ニコリと微笑む。
「ディーターも、今回は頑張りましたわね!
もう『軟弱貴公子』なんて、言わせませんわ!」
あの過酷な状況で、最後まで弱音を吐かずに戦い抜いた。
もう立派にファルケンシュタイン公爵家の男子だ。
ディーターは泣きそうな顔で「叔母上……」と口にした。
でもグイッと涙を拭い、力強く「はい!」と返事をした。
よし! 良い笑顔!
私はクラウ、ルイズ、エマ、リッドを見る。
「本当にみんなが無事でよかった!」
「あんたが言うな!」
四人が同時に突っ込んできた。
なぜ怒られなきゃいけないんだろう?
クラウたち四人にわちゃくちゃにされながら、私たちは笑い合った。
お互い無事でよかったね、と涙ながらに。
ベルト様を見る。
どこか辛そうな、でも寂しそうな笑顔だ。
「ベルト様も、今回は頑張ってくださいましたね」
「いえ、自分にできることをしたまでです。
そして自分の未熟さも、思い知りました。
これからは、あなたの強さを目指します」
私の強さ? ぱーどぅんみー?
私が小首をかしげていると、ベルト様が優しく微笑んだ。
……笑ってるから良し! 深く考えるのはやめよう!
フランツ殿下を見る。
大任を完遂した、という清々しい目をしている。
「殿下も、無事でよかったです。
でも駄目ですよ? 殿下は王位を継ぐ身。
あんな危ないことに身をさらしてはいけません」
フランツ殿下が一度うなずき、口を開く。
「王たる者、必要とあれば先陣を切ることもある。
むしろお前こそ自分の命をもっと大切にしろ。
お前は将来の、大切な側近なんだ」
開幕王族モードである。
そして、私の軽挙を戒めてきた。
私は苦笑を浮かべて応える。
「申し訳ありませんでした」
殿下は「うむ」と、笑顔でうなずいた。
最後にジュリアスを見る。
「ねぇジュリアス、ちょっとこっちに来て?」
ベッドサイドのジュリアスが、きょとんとして応える。
「もう目の前にいるじゃないですか」
「だーかーらー。
もっと近くに来て?
まだ体をうまく動かせないのよ」
ジュリアスが渋々立ち上がり、私に近づいてくる。
ベッドに腰を下ろしたジュリアスが、私に告げる。
「これでいいですか?」
「うん、そのまま動かないでね――」
私は電光石火の早業で、ジュリアスの唇を盗んであげた。
「――よし! 遺跡のお返し、これでいいかな?」
唇を奪われたなら、奪い返す!
これでおあいこ、一勝一敗だ!
ジュリアスは真っ赤になって硬直していた。
うーん、可愛い奴め。
私はもう一度、全員の顔を見回して告げる。
「よし! みなさま笑顔ですわね!
これからもみなさまで、笑って過ごしていきましょう!」
泣いてる弱い子は、もう居ない。
――笑顔あってこその、大団円だ!
****
「叔母上! ついに僕も『蜃気楼』の発動に成功しました!」
朝の教室、騒がしく飛び込んできたディーターが、喜び勇んで私の前に来た。
その笑顔は輝かんばかりだ。
私も笑顔で応える。
「凄いわ、ディーター!
頑張りましたのね!」
私はディーターの頭を優しく撫でてあげた。
彼は照れたような笑いに変わって告げる。
「……まだ、持続時間は一分にも満たないんですけどね。
叔母上ほど綺麗に発動できないので」
「お父様の元で、基礎をみっちり研鑽していけば、すぐに伸ばせますわ。
大丈夫! ディーターはわたくしより才能があるんですもの!」
照れ笑いを続けるディーターが、ハッと気づいたように告げる。
「それでですね、父上に『蜃気楼』を見せたんです。
次の家督は僕が継ぐことになると、内定を頂きました!」
つまり、ライナー様は跡継ぎの座を追われることになる。
ディーターには婚約者がいるので、公爵家としても安泰だ。
これで本家が私を必要とする理由がなくなった。
ライナー様がいくら望んでも、ルドルフ兄様がお父様に逆らうことはない。
本家のディーターと私の関係は良好だし。
これからは遠慮なく、ライナー様の求愛を跳ね返して行ける!
私は会心の笑みでディーターに応える。
「やりましたわ! 狙い通りですわね!
ありがとう、ディーター!
あなたのおかげで、わたくしは助けられたわ!」
私は感謝を込めて、ディーターの頭を撫でた。
ディーターはまた、照れ臭そうに笑っていた。
そんな私たちを見ていたクラウが、冷たい声で告げる。
「ヒルダ、確かにディーター様の努力は認めます。
ですが私の前で、その情けない顔をさらさないように注意してくださらない?
目障りよ?」
クラウはとっても機嫌が悪そうだ。
やっぱりまだ、ディーターを認め切れないのかな?
いや、これはもしかして……。
「あら、クラウもディーターを認めてくれたですわね!
嬉しいですわ!」
クラウの頭も、優しく撫でてあげた。
途端にクラウの顔もとろけ始める。
「ああ、ヒルダに撫でられてる……いいわね、これ」
やっぱり、撫でられてるディーターが羨ましかったのか。
それにしても、いいのかな?
淑女の顔が、崩れまくってるけど。
今日もまた、私を中心に騒がしい一日が始まる!
賑やかで、穏やかで、時々ちょっと冒険が混じる、そんな日々が私を待っている!
私が目指すのは『可愛いお嫁さん』!
必ず温かい家庭を、この手に掴んでやる!
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