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第1章
第5話:レイスくんと組手!
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学園は食堂も広かった。全校生徒及び職員数は300人に満たない程度だというが、全員が入ろうと思えば可能だろう。
食堂の外にもテラスがあり、いくつも席が置かれている。今日のように晴れた日なら、外で食べるのもおつかもしれない。
「午後からは校内を巡りましょう。特に見たいところは他にありますか?」
「ん……そうね、体を動かせる場所とかある? 組み手とかできるような。」
口に含んだサンドイッチを飲み込んでから、紅茶を軽く含み応える。
「教練場ですか? 今日はこれから見に行っても誰もいないと思いますが。」
「違うわよ。私が体を動かしたいだけ。読書してたら肩がこっちゃって。」
「……あなたが? 組み手を? まさかそんな――」
レイスくんは、私が第三王女であることを知っている数少ない人間の一人である。
そのうえ私の見た目は年齢より幼く見られやすい。要するにチビで華奢なのだ。
「これでも故郷では、武官と一緒に鍛錬を行ってたのよ。心配いらないわ。――そうだ、レイスくんが相手をしてくれない? あなた、結構できるほうでしょ。動きを見ればわかるわ。」
「いやでも、あなたは女性で体格差もある。危ない目には会わせられませんよ。」
「あら、令嬢に打ち伏せられるのが怖いのかしら? 大丈夫よ。あなたが怪我をしないよう、ちゃんと手加減はしてあげるわ。」
カチンときたような目付きに変わるが、本日のエスコート役としての責務もあるレイスくんは、責任感と男の意地で板挟みになり唸り始めた。思ったより単純なようだ。
私は最後のサンドイッチを胃の中に収めた後、腕を組み葛藤するレイスくんを眺めながらゆっくりと食後の紅茶を楽しんでいた。
******
校内の施設を一通り見せてもらった後、屋外の教練場に案内された。
フェンスに囲まれた、おおよそ50メートル四方、赤竜おじさまがすっぽり入るくらいだろうか。思ったよりは――
「狭いわね。」
「え?!」
レイスくんがびっくりしているようだが、故郷の教練場は軍隊用のそれだったので、そもそも規模が違うだけである。
そこを縦横無尽に走り回ってた私からすると窮屈に感じる、というだけだ。
「ごめんなさい、軍用の教練場しか見たことがなかったの。そうよね。1クラスの生徒数が入ればいいのだから、そんなに広いわけがないわね。」
「なるほど。では防具をお渡ししますので、きちんと装着してくださいね。寸止めルールとはいえ万が一がありますから。」
結局レイスくんは男の意地に負けたようである。寸止め、防具ありという条件付きで組手を受けてくれた。
渡された防具は腕や足、胴体、そして頭部を保護するものだ。軽量でかつ頑丈だという。
魔物の骨で作られたというそれを、教わりながら装着していく。最後に髪を紐で結い、準備完了である。
教練場の中央で相対したレイスくんには、いまだに戸惑いが見られる。今まで女子と武錬をしたことがなかったのかなー。となれば。
「じゃあ始めるわね。3本勝負よ?」
「え?!」
言葉を吐くと共に一瞬で間を詰め、両腕で咄嗟にガードしようとするレイスくんの顎を目掛けて掌を鋭く打ち上げる――もちろん寸止めだが。
「――はい、1本目。次も取ったら私の勝ち。未来の竜騎士様も大したことないわね。」
にやりと不敵に笑ってやり、元の位置に戻る。二人の距離は3mほど。
何が起こったのか理解できないような、混乱した様子のレイスくんを眺める。ふむ――もう少しか。
「さ、2本目。今度はレイスくんの方からどうぞ?」
だらりと両腕を降ろし挑発してみる。レイスくんは身構えはするものの、しばらく待ってもかかってくる様子はない。しょうがないなー。
「そっちから来ないならこっちからいくねー!」
再び私から間を詰めていく――ゆっくりと歩いて。
私のすることがまだ理解できていないレイスくんの動きは止まったままだ。そうしている間に手を伸ばせばあたる位置まで距離が詰まる。
「ガイアス公爵子息は、たとえ防具ごしでも女性を殴ることなんてできないというのかしら。食後の運動にも付き合ってくださらないなんて、意地悪な方ね。」
両手を広げ肩をすくめて、目を瞑って頭を振って見せる。まぁ隙だらけだ。さてどうくるかな。
「!!」
レイスくんの気配が動いたのでちらりと目をやると、右腕を振りかぶっている途中だった。ふむ。そのまま顔面に向けて寸止め、かな。これは。
少し頭に血が上っているようだが、まだ冷静さも維持している。
レイスくんが腕を振りぬく途中でバックステップしリーチの外に出る。そのまま彼の背後に回り込み、指で肩を叩いてやる。
驚いて振り向くレイスくんの動きに合わせて、彼の死角の中を動いてまた背後に回る。
「後ろだよー。」
私を見失っていたレイスくんが再びこちらに向き直るのにあわせて、ゆっくりとボディブローを放つ――彼のガードが間に合うように。
咄嗟にボディブローをガードしたレイスくんを載せて、私は拳を振り抜いた。ふわりと彼の身体が浮き上がり弾き飛ばされていく。
なんとか着地したレイスくんは、ようやく理解してくれたようだった。
「……なるほど。加減は必要ない、ということか。」
「そういうことー。なんなら寸止めもしなくていいよー。」
腕組みをしながらニヤニヤする私を、レイスくんが睨みつけてきた。うんうん、いい目だ。そうこなくちゃね。
「――いきます!」
ダッシュで間を詰めて拳を繰り出してくるレイスくんの猛攻を、私はひょいひょいと避けていく。
多分本気であろうその速度は、故郷の武官と比べてもそう悪くないものだった。思った通り“なかなかできる腕前”のようだ。
「やるねーレイスくん! ほらもっと頑張って!」
余裕しゃくしゃくで躱し続けていると、猛攻を続けるレイスくんの動きがだんだんと鈍くなってきた。スタミナ度外視で動いてたのかな? それにしても少し持久力が足りてないなー。
動きが緩慢になったレイスくんが私の顔面を狙って振り抜こうとする拳を片手で払いのけ、そのまま彼の顔面に掌を打ち付ける。まぁ寸止めだけど。
「はい、2本目。私の勝ちー。いやーレイスくん、もうちょっと体力鍛えないとダメだよー? この程度でバテてたら戦場じゃおいてかれちゃうからね?」
私が両手をはたき、「これでおしまい」と合図する――と同時に周囲から歓声が上がった。いつのまにかギャラリーが湧いていたようだ。
うーん面倒だな。これはさっさと逃げた方が良さそうだ。
「大丈夫? 動ける?」
座り込み、肩で息をしているレイスくんに声をかける。まだしゃべれそうにないが、頷く彼の表情は何故か清々しい。
私はレイスくんの防具を剥ぎ取ると私のものと合わせて元の場所に戻し、まだふらつくレイスくんの肩を押してさっさと教練場を後にした。
******
「アルルカ様、今日はありがとうございました。」
帰りの馬車の中、レイスくんが相変わらず清々しい笑顔で語りかけてきた。
「へ? なんのこと? むしろ今日は私の方こそお礼を……というかむしろ謝らないといけないことがあると思うんだけど。」
そう、私はレイスくんを何度も挑発した。とても褒められた行為ではない。
「いえ、己の未熟さを思い知りました。そして竜の巫女の強さも。」
「あー……一応誤解を解いておくと、あんだけ動き回れる竜の巫女は私しかいないからね?」
少なくとも母様や姉様は普通の女性だ。肉体的には。
「神竜様も『なんでかワカンネー』とか言ってたから、私にも理由はわからないけど。それに私だってか弱い女子だから、弱点ぐらいはあるんだよ?」
レイスくんの顔は「か弱い……?」という疑問で顰められている。こらこら、本人の前でそういう顔をしてはいけない。
「なぜか速く動けるし力も強いけど、耐久力は見た目通り他の女子と変わらないってこと。もし君が攻撃を当てることができたなら、1発で私は気絶しちゃうよ。」
「当てることができたならね。」とニヤニヤしてやると、流石に悔しそうな仏頂面に変わる。
「あなたに攻撃を当てられる人間がいるんですかね……」
「んー、よほど私の不意を突かない限り無理じゃないかなー。」
「ですよね……」
無言になった車内に、僅かな静寂が訪れた。レイスくんは疲れ切っていて、私は今日の出来事を思い出しながら夕日を眺めていた。
これから3年間お世話になる学び舎の姿、美味しい昼食、図書館のマニアックな蔵書。そして――」
「あっ! 今日の組手のことはアリーナには内緒にしておいて!」
「何故です? 故郷では日常だったのでは?」
だーかーらーだーよー! その”日常”は“アリーナからのお小言”で終わっていたのだから。
案の定、アリーナに口を割らされたレイスくんは、今日の出来事を洗いざらい吐かされ、私は寝る前に小一時間ほどのお説教を受けるのだった。
食堂の外にもテラスがあり、いくつも席が置かれている。今日のように晴れた日なら、外で食べるのもおつかもしれない。
「午後からは校内を巡りましょう。特に見たいところは他にありますか?」
「ん……そうね、体を動かせる場所とかある? 組み手とかできるような。」
口に含んだサンドイッチを飲み込んでから、紅茶を軽く含み応える。
「教練場ですか? 今日はこれから見に行っても誰もいないと思いますが。」
「違うわよ。私が体を動かしたいだけ。読書してたら肩がこっちゃって。」
「……あなたが? 組み手を? まさかそんな――」
レイスくんは、私が第三王女であることを知っている数少ない人間の一人である。
そのうえ私の見た目は年齢より幼く見られやすい。要するにチビで華奢なのだ。
「これでも故郷では、武官と一緒に鍛錬を行ってたのよ。心配いらないわ。――そうだ、レイスくんが相手をしてくれない? あなた、結構できるほうでしょ。動きを見ればわかるわ。」
「いやでも、あなたは女性で体格差もある。危ない目には会わせられませんよ。」
「あら、令嬢に打ち伏せられるのが怖いのかしら? 大丈夫よ。あなたが怪我をしないよう、ちゃんと手加減はしてあげるわ。」
カチンときたような目付きに変わるが、本日のエスコート役としての責務もあるレイスくんは、責任感と男の意地で板挟みになり唸り始めた。思ったより単純なようだ。
私は最後のサンドイッチを胃の中に収めた後、腕を組み葛藤するレイスくんを眺めながらゆっくりと食後の紅茶を楽しんでいた。
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校内の施設を一通り見せてもらった後、屋外の教練場に案内された。
フェンスに囲まれた、おおよそ50メートル四方、赤竜おじさまがすっぽり入るくらいだろうか。思ったよりは――
「狭いわね。」
「え?!」
レイスくんがびっくりしているようだが、故郷の教練場は軍隊用のそれだったので、そもそも規模が違うだけである。
そこを縦横無尽に走り回ってた私からすると窮屈に感じる、というだけだ。
「ごめんなさい、軍用の教練場しか見たことがなかったの。そうよね。1クラスの生徒数が入ればいいのだから、そんなに広いわけがないわね。」
「なるほど。では防具をお渡ししますので、きちんと装着してくださいね。寸止めルールとはいえ万が一がありますから。」
結局レイスくんは男の意地に負けたようである。寸止め、防具ありという条件付きで組手を受けてくれた。
渡された防具は腕や足、胴体、そして頭部を保護するものだ。軽量でかつ頑丈だという。
魔物の骨で作られたというそれを、教わりながら装着していく。最後に髪を紐で結い、準備完了である。
教練場の中央で相対したレイスくんには、いまだに戸惑いが見られる。今まで女子と武錬をしたことがなかったのかなー。となれば。
「じゃあ始めるわね。3本勝負よ?」
「え?!」
言葉を吐くと共に一瞬で間を詰め、両腕で咄嗟にガードしようとするレイスくんの顎を目掛けて掌を鋭く打ち上げる――もちろん寸止めだが。
「――はい、1本目。次も取ったら私の勝ち。未来の竜騎士様も大したことないわね。」
にやりと不敵に笑ってやり、元の位置に戻る。二人の距離は3mほど。
何が起こったのか理解できないような、混乱した様子のレイスくんを眺める。ふむ――もう少しか。
「さ、2本目。今度はレイスくんの方からどうぞ?」
だらりと両腕を降ろし挑発してみる。レイスくんは身構えはするものの、しばらく待ってもかかってくる様子はない。しょうがないなー。
「そっちから来ないならこっちからいくねー!」
再び私から間を詰めていく――ゆっくりと歩いて。
私のすることがまだ理解できていないレイスくんの動きは止まったままだ。そうしている間に手を伸ばせばあたる位置まで距離が詰まる。
「ガイアス公爵子息は、たとえ防具ごしでも女性を殴ることなんてできないというのかしら。食後の運動にも付き合ってくださらないなんて、意地悪な方ね。」
両手を広げ肩をすくめて、目を瞑って頭を振って見せる。まぁ隙だらけだ。さてどうくるかな。
「!!」
レイスくんの気配が動いたのでちらりと目をやると、右腕を振りかぶっている途中だった。ふむ。そのまま顔面に向けて寸止め、かな。これは。
少し頭に血が上っているようだが、まだ冷静さも維持している。
レイスくんが腕を振りぬく途中でバックステップしリーチの外に出る。そのまま彼の背後に回り込み、指で肩を叩いてやる。
驚いて振り向くレイスくんの動きに合わせて、彼の死角の中を動いてまた背後に回る。
「後ろだよー。」
私を見失っていたレイスくんが再びこちらに向き直るのにあわせて、ゆっくりとボディブローを放つ――彼のガードが間に合うように。
咄嗟にボディブローをガードしたレイスくんを載せて、私は拳を振り抜いた。ふわりと彼の身体が浮き上がり弾き飛ばされていく。
なんとか着地したレイスくんは、ようやく理解してくれたようだった。
「……なるほど。加減は必要ない、ということか。」
「そういうことー。なんなら寸止めもしなくていいよー。」
腕組みをしながらニヤニヤする私を、レイスくんが睨みつけてきた。うんうん、いい目だ。そうこなくちゃね。
「――いきます!」
ダッシュで間を詰めて拳を繰り出してくるレイスくんの猛攻を、私はひょいひょいと避けていく。
多分本気であろうその速度は、故郷の武官と比べてもそう悪くないものだった。思った通り“なかなかできる腕前”のようだ。
「やるねーレイスくん! ほらもっと頑張って!」
余裕しゃくしゃくで躱し続けていると、猛攻を続けるレイスくんの動きがだんだんと鈍くなってきた。スタミナ度外視で動いてたのかな? それにしても少し持久力が足りてないなー。
動きが緩慢になったレイスくんが私の顔面を狙って振り抜こうとする拳を片手で払いのけ、そのまま彼の顔面に掌を打ち付ける。まぁ寸止めだけど。
「はい、2本目。私の勝ちー。いやーレイスくん、もうちょっと体力鍛えないとダメだよー? この程度でバテてたら戦場じゃおいてかれちゃうからね?」
私が両手をはたき、「これでおしまい」と合図する――と同時に周囲から歓声が上がった。いつのまにかギャラリーが湧いていたようだ。
うーん面倒だな。これはさっさと逃げた方が良さそうだ。
「大丈夫? 動ける?」
座り込み、肩で息をしているレイスくんに声をかける。まだしゃべれそうにないが、頷く彼の表情は何故か清々しい。
私はレイスくんの防具を剥ぎ取ると私のものと合わせて元の場所に戻し、まだふらつくレイスくんの肩を押してさっさと教練場を後にした。
******
「アルルカ様、今日はありがとうございました。」
帰りの馬車の中、レイスくんが相変わらず清々しい笑顔で語りかけてきた。
「へ? なんのこと? むしろ今日は私の方こそお礼を……というかむしろ謝らないといけないことがあると思うんだけど。」
そう、私はレイスくんを何度も挑発した。とても褒められた行為ではない。
「いえ、己の未熟さを思い知りました。そして竜の巫女の強さも。」
「あー……一応誤解を解いておくと、あんだけ動き回れる竜の巫女は私しかいないからね?」
少なくとも母様や姉様は普通の女性だ。肉体的には。
「神竜様も『なんでかワカンネー』とか言ってたから、私にも理由はわからないけど。それに私だってか弱い女子だから、弱点ぐらいはあるんだよ?」
レイスくんの顔は「か弱い……?」という疑問で顰められている。こらこら、本人の前でそういう顔をしてはいけない。
「なぜか速く動けるし力も強いけど、耐久力は見た目通り他の女子と変わらないってこと。もし君が攻撃を当てることができたなら、1発で私は気絶しちゃうよ。」
「当てることができたならね。」とニヤニヤしてやると、流石に悔しそうな仏頂面に変わる。
「あなたに攻撃を当てられる人間がいるんですかね……」
「んー、よほど私の不意を突かない限り無理じゃないかなー。」
「ですよね……」
無言になった車内に、僅かな静寂が訪れた。レイスくんは疲れ切っていて、私は今日の出来事を思い出しながら夕日を眺めていた。
これから3年間お世話になる学び舎の姿、美味しい昼食、図書館のマニアックな蔵書。そして――」
「あっ! 今日の組手のことはアリーナには内緒にしておいて!」
「何故です? 故郷では日常だったのでは?」
だーかーらーだーよー! その”日常”は“アリーナからのお小言”で終わっていたのだから。
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