58 / 67
160.天運(2)
しおりを挟む
トビアスが小さく息をついた。
「――ふぅ。どうやらあなたは、何も話す気がないようだ。
ここに居ても無駄ですね。
連れて帰ることにします」
そういうとトビアスは、私のそばに腰を下ろした。
「私をみんなの元に帰してくれるの?」
トビアスはニヤリと笑った。
「まさか。
別の安全な場所に連れ帰って、貴方がすべてを話すように手を尽くすだけです。
――酷い目に遭うと思うので、そんなことはしたくないんですけどね」
だからここで話してもらいたい、そう彼は言った。
今なら彼の独断で私を逃がすこともできるから、と。
連れ帰ってしまったら、そんなことはできなくなるのだと。
その瞳に、嘘は無いように思えた。
「……優しいのね。
その優しさで、今すぐ私を解放してくれてもいいんじゃない?
今なら、あなたのことは秘密にしておいてあげる」
トビアスが楽しそうに笑った。
「おや、交換条件ですか?
それなりに魅力的ですが、今後あなたから古代魔法の秘密を聞き出す機会は無くなるでしょう。
私は古代魔法を諦めるつもりはないんです。残念ながらね」
トビアスがふと気が付いたかのように、大きな毛布を取り出した。
その毛布を、私の肩から下にかぶせる。
「その恰好は目の毒です。
一晩は一緒に過ごさねばなりません。
きちんと隠しておいてください」
言われてみれば、私は水着を着たままだ。
下着同然の姿を彼に見せていたことに、私はいまさら気が付いた。
「……紳士なのね。
かなり刺激的な格好だと思うんだけど。
良く手を出されなかったものだわ」
「我慢するのに苦労しましたよ。
これでも年頃の男子ですので」
再びトビアスが肩をすくめ、ひょうきんに笑った。
私も思わず笑みを返す。
「あら、こんな慎ましい体型でも、あなたの食指が伸びたのかしら?」
トビアスがニコリと微笑んだ。
「あなたは充分魅力的ですよ。
だからきちんと気を付けてください」
そう言ってトビアスは、座ったまま眠り始めた。
――彼が眠ってしまえば、縄を焼き切って逃げることができるだろうか。
だけどなんとなく、私が立ち上がった瞬間に彼が目を覚まして捕まってしまう。
そんな気がした。
夜が明ければ、彼は『安全な場所』に私を連れて移動するだろう。
その道中で逃げる隙が、あればいいんだけど。
****
どれくらい経っただろうか。
トビアスがふと顔を上げ、立ち上がった。
――やっぱり、目をつぶっていただけか。
トビアスは周囲の気配を探っているみたいだ。
しばらくして、諦めたようにため息をついた。
「どうやら、この場所が見つかってしまったようです。
不本意ですが、もう移動しなければなりません。
移動中で気が変わったなら、早めに行ってください。
向こうに着いたら、あなたは死ぬまで責め苦を受けます」
そう言って私を肩に担ぎあげたトビアスが、遺跡の通路を駆け出していった。
死ぬまで責め苦か……それは嫌だなぁ。
いくつかの角を曲がったところで、トビアスの足が止まった。
「……挟まれましたか」
「そういうことだ。マリオンを下ろせ」
マーセル殿下の声が通路に響いた。
前から現れたのは、マーセル殿下、サイ兄様、アラン様。
後ろから現れたのは、ヴァルター、アレックス様、アミン様。
トビアスは無言のまま、マーセル殿下を見つめて居た。
「聞こえなかったのか? マリオンを下ろせ」
「聞こえていますが、お断りします」
「この人数相手に、マリオンを担いで勝てると思っているのか?」
突然、甘い匂いが強く漂った。
私はむせ返る匂いに、思わず顔をしかめる。
トビアスが静かに告げる。
「マーセル王子とサイモン、アランの足止めをしろ。殺しても構わん」
その言葉と共に、背後に居たヴァルターたちが剣を抜いて殿下たちに襲い掛かった。
マーセル殿下たちも、即座に剣を抜いて応戦している。
その突然の様子に、私は驚いて声を上げる。
「ヴァルター?! 何をしてるの!?」
だけど私の声が聞こえないかのように、ヴァルターはサイ兄様と切り結んでいた。
状況を確認したトビアスが、別の咆哮に走り出す。
「待て! トビアス!」
マーセル殿下の声が、通路に響き渡った。
****
私はトビアスを睨み付けながら尋ねる。
「あの四人に何をしたの?」
「『仲良くなるおまじない』、と言いました。
ちょっとした魔導具でしてね。
軽く使えば相手の心を捕らえ、警戒心を薄める効果が望めます。
強く使うと相手の意志を奪い、洗脳することができる。
しばらくの間、彼ら四人は私の傀儡です。
効果が切れた時の副作用が強いので、できれば使いたくなかったんですが」
そんな強烈な魔導具なんて、聞いたことない。
「古代魔法を応用して作った者らしいですよ。
人間が抵抗するのは無理だと、そう言われてたんですけど。
なぜあなたには効果がないのでしょうね」
そんなの、こっちが聞きたいぐらいだ。
通路の奥に出口が見えた。
ここを出てしまえば、死ぬまでの責め苦が私を待ち受ける。
ヴァルターとアレックス様が相手だ。
いくらサイ兄様とアラン様でも、相手をするのは厳しいはず。
マーセル殿下なら、なおさら足手まといだろう。
彼らの助けが来るのは、諦めた方が良い。
トビアスたちにいくら責めたてられても、私が知ってることは少ない。
『知らない』ことを証明する方法なんて、私は知らない。
私が解放されることはなく、死ぬまで無意味に責め苦を受けるのだろう。
……神に頼るか。
目をつぶり、愛の神の気配を手繰り寄――。
突然、私は床に放り出されていた。
何が起こったかわからず、慌てて辺りを見回す。
薄暗がりで鶴具を押し付け合う、マーセル殿下とトビアスがそこに居た。
「マリオンを返してもらうぞ」
「そうはいきません」
二人は何度も剣を打ち合わせていく。
二人の力量は、互角に近いように見えた。
――マーセル殿下、いつの間にこんなに強くなってたの?!
何合目かの打ち合いで、トビアスの上半身が浅く切りつけられた。
マーセル殿下が優勢なんだ。
またしばらく打ち合ってるうちに、だんだんと形勢がはっきりしていく。
トビアスが苦しそうに顔を歪めた。
「――くっ!」
トビアスが鋭く私に『何か』を投げつける。
それに素早く反応したマーセル殿下が、私の前で『何か』を弾き飛ばしていた。
気が付いた時、そこにトビアスの姿はなかった。
「――ふぅ。どうやらあなたは、何も話す気がないようだ。
ここに居ても無駄ですね。
連れて帰ることにします」
そういうとトビアスは、私のそばに腰を下ろした。
「私をみんなの元に帰してくれるの?」
トビアスはニヤリと笑った。
「まさか。
別の安全な場所に連れ帰って、貴方がすべてを話すように手を尽くすだけです。
――酷い目に遭うと思うので、そんなことはしたくないんですけどね」
だからここで話してもらいたい、そう彼は言った。
今なら彼の独断で私を逃がすこともできるから、と。
連れ帰ってしまったら、そんなことはできなくなるのだと。
その瞳に、嘘は無いように思えた。
「……優しいのね。
その優しさで、今すぐ私を解放してくれてもいいんじゃない?
今なら、あなたのことは秘密にしておいてあげる」
トビアスが楽しそうに笑った。
「おや、交換条件ですか?
それなりに魅力的ですが、今後あなたから古代魔法の秘密を聞き出す機会は無くなるでしょう。
私は古代魔法を諦めるつもりはないんです。残念ながらね」
トビアスがふと気が付いたかのように、大きな毛布を取り出した。
その毛布を、私の肩から下にかぶせる。
「その恰好は目の毒です。
一晩は一緒に過ごさねばなりません。
きちんと隠しておいてください」
言われてみれば、私は水着を着たままだ。
下着同然の姿を彼に見せていたことに、私はいまさら気が付いた。
「……紳士なのね。
かなり刺激的な格好だと思うんだけど。
良く手を出されなかったものだわ」
「我慢するのに苦労しましたよ。
これでも年頃の男子ですので」
再びトビアスが肩をすくめ、ひょうきんに笑った。
私も思わず笑みを返す。
「あら、こんな慎ましい体型でも、あなたの食指が伸びたのかしら?」
トビアスがニコリと微笑んだ。
「あなたは充分魅力的ですよ。
だからきちんと気を付けてください」
そう言ってトビアスは、座ったまま眠り始めた。
――彼が眠ってしまえば、縄を焼き切って逃げることができるだろうか。
だけどなんとなく、私が立ち上がった瞬間に彼が目を覚まして捕まってしまう。
そんな気がした。
夜が明ければ、彼は『安全な場所』に私を連れて移動するだろう。
その道中で逃げる隙が、あればいいんだけど。
****
どれくらい経っただろうか。
トビアスがふと顔を上げ、立ち上がった。
――やっぱり、目をつぶっていただけか。
トビアスは周囲の気配を探っているみたいだ。
しばらくして、諦めたようにため息をついた。
「どうやら、この場所が見つかってしまったようです。
不本意ですが、もう移動しなければなりません。
移動中で気が変わったなら、早めに行ってください。
向こうに着いたら、あなたは死ぬまで責め苦を受けます」
そう言って私を肩に担ぎあげたトビアスが、遺跡の通路を駆け出していった。
死ぬまで責め苦か……それは嫌だなぁ。
いくつかの角を曲がったところで、トビアスの足が止まった。
「……挟まれましたか」
「そういうことだ。マリオンを下ろせ」
マーセル殿下の声が通路に響いた。
前から現れたのは、マーセル殿下、サイ兄様、アラン様。
後ろから現れたのは、ヴァルター、アレックス様、アミン様。
トビアスは無言のまま、マーセル殿下を見つめて居た。
「聞こえなかったのか? マリオンを下ろせ」
「聞こえていますが、お断りします」
「この人数相手に、マリオンを担いで勝てると思っているのか?」
突然、甘い匂いが強く漂った。
私はむせ返る匂いに、思わず顔をしかめる。
トビアスが静かに告げる。
「マーセル王子とサイモン、アランの足止めをしろ。殺しても構わん」
その言葉と共に、背後に居たヴァルターたちが剣を抜いて殿下たちに襲い掛かった。
マーセル殿下たちも、即座に剣を抜いて応戦している。
その突然の様子に、私は驚いて声を上げる。
「ヴァルター?! 何をしてるの!?」
だけど私の声が聞こえないかのように、ヴァルターはサイ兄様と切り結んでいた。
状況を確認したトビアスが、別の咆哮に走り出す。
「待て! トビアス!」
マーセル殿下の声が、通路に響き渡った。
****
私はトビアスを睨み付けながら尋ねる。
「あの四人に何をしたの?」
「『仲良くなるおまじない』、と言いました。
ちょっとした魔導具でしてね。
軽く使えば相手の心を捕らえ、警戒心を薄める効果が望めます。
強く使うと相手の意志を奪い、洗脳することができる。
しばらくの間、彼ら四人は私の傀儡です。
効果が切れた時の副作用が強いので、できれば使いたくなかったんですが」
そんな強烈な魔導具なんて、聞いたことない。
「古代魔法を応用して作った者らしいですよ。
人間が抵抗するのは無理だと、そう言われてたんですけど。
なぜあなたには効果がないのでしょうね」
そんなの、こっちが聞きたいぐらいだ。
通路の奥に出口が見えた。
ここを出てしまえば、死ぬまでの責め苦が私を待ち受ける。
ヴァルターとアレックス様が相手だ。
いくらサイ兄様とアラン様でも、相手をするのは厳しいはず。
マーセル殿下なら、なおさら足手まといだろう。
彼らの助けが来るのは、諦めた方が良い。
トビアスたちにいくら責めたてられても、私が知ってることは少ない。
『知らない』ことを証明する方法なんて、私は知らない。
私が解放されることはなく、死ぬまで無意味に責め苦を受けるのだろう。
……神に頼るか。
目をつぶり、愛の神の気配を手繰り寄――。
突然、私は床に放り出されていた。
何が起こったかわからず、慌てて辺りを見回す。
薄暗がりで鶴具を押し付け合う、マーセル殿下とトビアスがそこに居た。
「マリオンを返してもらうぞ」
「そうはいきません」
二人は何度も剣を打ち合わせていく。
二人の力量は、互角に近いように見えた。
――マーセル殿下、いつの間にこんなに強くなってたの?!
何合目かの打ち合いで、トビアスの上半身が浅く切りつけられた。
マーセル殿下が優勢なんだ。
またしばらく打ち合ってるうちに、だんだんと形勢がはっきりしていく。
トビアスが苦しそうに顔を歪めた。
「――くっ!」
トビアスが鋭く私に『何か』を投げつける。
それに素早く反応したマーセル殿下が、私の前で『何か』を弾き飛ばしていた。
気が付いた時、そこにトビアスの姿はなかった。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ボロ雑巾な伯爵夫人、やっと『家族』を手に入れました。~旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます2~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
第二夫人に最愛の旦那様も息子も奪われ、挙句の果てに家から追い出された伯爵夫人・フィーリアは、なけなしの餞別だけを持って大雨の中を歩き続けていたところ、とある男の子たちに出会う。
言葉汚く直情的で、だけど決してフィーリアを無視したりはしない、ディーダ。
喋り方こそ柔らかいが、その実どこか冷めた毒舌家である、ノイン。
12、3歳ほどに見える彼らとひょんな事から共同生活を始めた彼女は、人々の優しさに触れて少しずつ自身の居場所を確立していく。
====
●本作は「ボロ雑巾な伯爵夫人、旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます。」からの続き作品です。
前作では、二人との出会い~同居を描いています。
順番に読んでくださる方は、目次下にリンクを張っておりますので、そちらからお入りください。
※アプリで閲覧くださっている方は、タイトルで検索いただけますと表示されます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる