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第4章:異界文書
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翌朝の司書室で、ディララさんにお願いしてヴォルフガングさんを呼んでもらった。
やってきたヴォルフガングさんは、難しい顔をして話を聞いてくれた。
「なるほど、魔力を食べる魔導書か。
邪法の中には、似たような魔導具を作る手法があるとも聞く。
だが死ぬまで吸い取る訳じゃないなら、心配する必要はないだろう」
私は涙目で必死に訴える。
「そんなー、他人事みたいに言わないでくださいよ。
なんとかならないんですかー?」
ヴォルフガングさんが顎に手を置き、「ふむ」とつぶやいた。
「先ほど『百年くらい前までは魔力の提供者が居た』という話だったね。
その相手はどんな人間だったか、覚えているかな?」
『あー? その相手か。そうだな……。
いつも一人が俺に魔力を提供しに来てくれていた。
そいつらの魔力は、いつも良い香りがしてたな。ヴィルマほどじゃないが。
ヴィルマほど良い香りがする魔力は、かなり昔に遡らないと居ないな。
んーと、たぶん何百年か前に現れた最初の一人。
そいつの魔力が、ヴィルマくらい良い香りをしてたよ』
ヴォルフガングさんが、唸り声をあげながら考えこんでいるようだった。
「……『異界文書』、君が保管されて居た場所はどこだか、わかるかね?」
『保管場所? 俺が居たところって意味だな?
ここ何百年くらいは、ずっと同じ場所に置かれてたぞ。
――場所はこの辺りだ』
ふわり、と私が背負ったマギーから魔力の気配がして、テーブルの上に青白い光で地図が描かれた。
その中の一点が強く光り輝き、瞬いていた。
ヴォルフガングさんが険しい顔でその光点を見下ろしながら告げる。
「……この位置で、間違いないんだね?」
周りで見ていたファビアンさんが、ぽつりと呟く。
「そこはグリュンフェルト王国ですよね。
しかも百年前には、エテルナ王国があった場所だ。
――ということは、『異界文書』は元々、エテルナ王国が所有していた魔導書だったのか?」
私は驚いてヴォルフガングさんを見た。
「まさか、写本を依頼してきた国って、グリュンフェルト王国なんですか?!」
ヴォルフガングさんは苦笑いをしながら応える。
「今否定しても、説得力がないだろうね――その通り、グリュンフェルトだ。
だがこのことは内密にしてくれ。それが先方との契約だからね」
フランツさんが深刻な顔で呟く。
「エテルナ王国で捧げられていた魔力と、同系統の魔力を持つ――まさかヴィルマは、エテルナ王国所縁の人間なのか?」
私は明るく微笑みながらフランツさんに告げる。
「まっさかー! 我が家は代々、王都に住んでたって教わりましたよ?」
ファビアンさんが考えこみながら告げる。
「五百五十五年前に歴史に姿を現してから、『異界文書』は高名な魔導書だった。
その所在、所有者は定かではなかったらしいが、当時の文献には名前が残っているからね。
そんなものを所有しているとなると、王家か高位貴族、ということになる。
しかもエテルナ王国は魔導王国だったが小国、人口五万人程度の国だった。
となれば王族だった可能性が高い……」
カールステンさんが笑いながら告げる。
「おいおい、まさかヴィルマがエテルナ王国の王族だった、なんて言いださないだろうな?
たまたまエテルナ王国で『異界文書』に魔力を捧げていた人間と、同じ波長だっただけだろう。
いくらなんでも亡国の王族の末裔だった、なんてのは有り得ないさ」
マギーの声が響き渡る。
『そういや、ヴィルマの顔は俺に魔力を捧げに来た奴らとよく似てるぞ。
どことなく共通点がある。
周囲の人間が頭を下げてたから、何か特別な身分だったんじゃないか。
当時から言葉が理解できてれば、もっと情報を教えられたんだがな』
シルビアさんがうつむきながら呟く。
「巫女か何か、なのかしら。神職あたりが濃厚な線……でも、エテルナ王国は皆殺しに近い目に遭ったと歴史書にあるわ。
そんな高位の人間が生き延びたなんて話、今まで聞いたことがない」
サブリナさんも爪を噛みながら考えこんでいた。
「そもそも、なんで『異界文書』を写本しようとしたのか、それも気になるわね。
確かに老朽化は激しいけど、この魔導書の学術的価値を尊重するような国じゃないわ、グリュンフェルトは。
あそこは魔導より武力を貴ぶ国。魔導三大奇書なんかに、手間暇かける国じゃないもの」
なんだかみんな、真剣に考えこんでるみたいだ。
魔導フリークで頭がいい人たちだから、こういう話題は食いつきやすいのかな?
百年前に滅んだ国、エテルナ王国。そして魔導三大奇書の一冊である『異界文書』。
その二つに因縁があって、歴史の裏に隠されていることに、知的好奇心が疼くんだろうか。
ヴォルフガングさんが、真剣な顔で告げる。
「……みんな、よく聞いて欲しい。
今の話題は決して口外しないこと。
詳しいことは、夜に話をしてあげよう。
『異界文書』を交えて、改めて話し合いの場を設けたい」
なんだか怖いくらい真剣なヴォルフガングさんの雰囲気に、私たちは黙って頷いた。
ディララさんが両手を打ち鳴らして告げる。
「はいはい、お話はもうおしまいでいいかしら。
早朝蔵書点検の時間は、もうなくなってしまったわ。
もう少ししたら始業時刻だから、みんな用意して頂戴」
それぞれが声を上げて返事をして、司書室から出て持ち場に向かった。
――ヴォルフガングさんは、何かを知っている?
私は胸のもやもやを抱えながら、蔵書点検をしに書架に足を向けた。
****
私はマギーを背負いながら、無言で蔵書点検をしていった。
マギーは私に背中に居れば満足なのか、何も言わずに背負われていた。
お昼を知らせるベルが鳴り、私は司書室に向かった。
エプロンを脱いで、みんなと一緒に食堂へ向かう――でもみんな、なんだか考え込んでる様子だった。
食堂でテーブルに着くと、カールステンさんが口を開く。
「何を話すんだろうな、いったい。あんな真剣なヴォルフガング様は珍しいぞ」
ファビアンさんは静かにお茶を飲んでから応える。
「言わずと知れた事だ。もうわかってるんだろう?
問題はその先、『なぜ』の方だ。
そのことに付いて、話しておきたいことがあるのだろう」
シルビアさんは料理にフォークを付けたまま、手を止めているようだった。
「やっぱり……そういうことになるのかしら?」
サブリナさんがパンに齧りついてから答える。
「……それ以外に、結論がないじゃない」
フランツさんはなんだか落ち込んでいて、食事が進んでないみたいだ。
「大丈夫ですか、フランツさん。どうしたんですか?」
私が心配してかけた声に、フランツさんは辛そうな微笑みで応える。
「いや、なんでもないさ」
むー、せっかくの昼食の席なのに、空気が暗くて重たい。
「もーみなさん、どうしちゃったんですか!
意味の分からないことを口走ってないで、美味しくお昼を食べましょうよ!」
サブリナさんがふっと優しい笑顔を浮かべた。
「……そうね。問題の中心にいるヴィルマが、まったく気にしていないんだもの。
私たち周りの人間が気を揉んだって仕方がないわ」
シルビアさんも小さく息をついて告げる。
「それもそうね。これじゃあ折角のお昼も美味しくないもの。
夜の事は棚上げにして、今は目の前の食事に集中しましょうか」
ファビアンさんもカールステンさんも、同調して明るく食事を再開した。
フランツさんだけはただ一人、最後まで暗い表情で落ち込んだままだった。
****
午後の業務が終わり、ディララさんの指示によって人払いがされた司書室で待機していると、しばらくしてドアが開かれた。
現れたのはヴォルフガングさんと――アルフレッド殿下?! それに、王様?!
三人が中に入ってくると、王様が告げる。
「今回の事は国家機密とする。それを胸に刻み込んで欲しい」
みんなが緊張するのがわかる。
私もなんだか喉が渇いてきて、手元のお茶を一口飲んだ。
王様が背後にある、開かれたままのドアに向かって告げる。
「さぁラーズ殿、貴殿も中に」
――現れたのは、むすっとした顔の不機嫌そうな私のお爺ちゃんだった。
やってきたヴォルフガングさんは、難しい顔をして話を聞いてくれた。
「なるほど、魔力を食べる魔導書か。
邪法の中には、似たような魔導具を作る手法があるとも聞く。
だが死ぬまで吸い取る訳じゃないなら、心配する必要はないだろう」
私は涙目で必死に訴える。
「そんなー、他人事みたいに言わないでくださいよ。
なんとかならないんですかー?」
ヴォルフガングさんが顎に手を置き、「ふむ」とつぶやいた。
「先ほど『百年くらい前までは魔力の提供者が居た』という話だったね。
その相手はどんな人間だったか、覚えているかな?」
『あー? その相手か。そうだな……。
いつも一人が俺に魔力を提供しに来てくれていた。
そいつらの魔力は、いつも良い香りがしてたな。ヴィルマほどじゃないが。
ヴィルマほど良い香りがする魔力は、かなり昔に遡らないと居ないな。
んーと、たぶん何百年か前に現れた最初の一人。
そいつの魔力が、ヴィルマくらい良い香りをしてたよ』
ヴォルフガングさんが、唸り声をあげながら考えこんでいるようだった。
「……『異界文書』、君が保管されて居た場所はどこだか、わかるかね?」
『保管場所? 俺が居たところって意味だな?
ここ何百年くらいは、ずっと同じ場所に置かれてたぞ。
――場所はこの辺りだ』
ふわり、と私が背負ったマギーから魔力の気配がして、テーブルの上に青白い光で地図が描かれた。
その中の一点が強く光り輝き、瞬いていた。
ヴォルフガングさんが険しい顔でその光点を見下ろしながら告げる。
「……この位置で、間違いないんだね?」
周りで見ていたファビアンさんが、ぽつりと呟く。
「そこはグリュンフェルト王国ですよね。
しかも百年前には、エテルナ王国があった場所だ。
――ということは、『異界文書』は元々、エテルナ王国が所有していた魔導書だったのか?」
私は驚いてヴォルフガングさんを見た。
「まさか、写本を依頼してきた国って、グリュンフェルト王国なんですか?!」
ヴォルフガングさんは苦笑いをしながら応える。
「今否定しても、説得力がないだろうね――その通り、グリュンフェルトだ。
だがこのことは内密にしてくれ。それが先方との契約だからね」
フランツさんが深刻な顔で呟く。
「エテルナ王国で捧げられていた魔力と、同系統の魔力を持つ――まさかヴィルマは、エテルナ王国所縁の人間なのか?」
私は明るく微笑みながらフランツさんに告げる。
「まっさかー! 我が家は代々、王都に住んでたって教わりましたよ?」
ファビアンさんが考えこみながら告げる。
「五百五十五年前に歴史に姿を現してから、『異界文書』は高名な魔導書だった。
その所在、所有者は定かではなかったらしいが、当時の文献には名前が残っているからね。
そんなものを所有しているとなると、王家か高位貴族、ということになる。
しかもエテルナ王国は魔導王国だったが小国、人口五万人程度の国だった。
となれば王族だった可能性が高い……」
カールステンさんが笑いながら告げる。
「おいおい、まさかヴィルマがエテルナ王国の王族だった、なんて言いださないだろうな?
たまたまエテルナ王国で『異界文書』に魔力を捧げていた人間と、同じ波長だっただけだろう。
いくらなんでも亡国の王族の末裔だった、なんてのは有り得ないさ」
マギーの声が響き渡る。
『そういや、ヴィルマの顔は俺に魔力を捧げに来た奴らとよく似てるぞ。
どことなく共通点がある。
周囲の人間が頭を下げてたから、何か特別な身分だったんじゃないか。
当時から言葉が理解できてれば、もっと情報を教えられたんだがな』
シルビアさんがうつむきながら呟く。
「巫女か何か、なのかしら。神職あたりが濃厚な線……でも、エテルナ王国は皆殺しに近い目に遭ったと歴史書にあるわ。
そんな高位の人間が生き延びたなんて話、今まで聞いたことがない」
サブリナさんも爪を噛みながら考えこんでいた。
「そもそも、なんで『異界文書』を写本しようとしたのか、それも気になるわね。
確かに老朽化は激しいけど、この魔導書の学術的価値を尊重するような国じゃないわ、グリュンフェルトは。
あそこは魔導より武力を貴ぶ国。魔導三大奇書なんかに、手間暇かける国じゃないもの」
なんだかみんな、真剣に考えこんでるみたいだ。
魔導フリークで頭がいい人たちだから、こういう話題は食いつきやすいのかな?
百年前に滅んだ国、エテルナ王国。そして魔導三大奇書の一冊である『異界文書』。
その二つに因縁があって、歴史の裏に隠されていることに、知的好奇心が疼くんだろうか。
ヴォルフガングさんが、真剣な顔で告げる。
「……みんな、よく聞いて欲しい。
今の話題は決して口外しないこと。
詳しいことは、夜に話をしてあげよう。
『異界文書』を交えて、改めて話し合いの場を設けたい」
なんだか怖いくらい真剣なヴォルフガングさんの雰囲気に、私たちは黙って頷いた。
ディララさんが両手を打ち鳴らして告げる。
「はいはい、お話はもうおしまいでいいかしら。
早朝蔵書点検の時間は、もうなくなってしまったわ。
もう少ししたら始業時刻だから、みんな用意して頂戴」
それぞれが声を上げて返事をして、司書室から出て持ち場に向かった。
――ヴォルフガングさんは、何かを知っている?
私は胸のもやもやを抱えながら、蔵書点検をしに書架に足を向けた。
****
私はマギーを背負いながら、無言で蔵書点検をしていった。
マギーは私に背中に居れば満足なのか、何も言わずに背負われていた。
お昼を知らせるベルが鳴り、私は司書室に向かった。
エプロンを脱いで、みんなと一緒に食堂へ向かう――でもみんな、なんだか考え込んでる様子だった。
食堂でテーブルに着くと、カールステンさんが口を開く。
「何を話すんだろうな、いったい。あんな真剣なヴォルフガング様は珍しいぞ」
ファビアンさんは静かにお茶を飲んでから応える。
「言わずと知れた事だ。もうわかってるんだろう?
問題はその先、『なぜ』の方だ。
そのことに付いて、話しておきたいことがあるのだろう」
シルビアさんは料理にフォークを付けたまま、手を止めているようだった。
「やっぱり……そういうことになるのかしら?」
サブリナさんがパンに齧りついてから答える。
「……それ以外に、結論がないじゃない」
フランツさんはなんだか落ち込んでいて、食事が進んでないみたいだ。
「大丈夫ですか、フランツさん。どうしたんですか?」
私が心配してかけた声に、フランツさんは辛そうな微笑みで応える。
「いや、なんでもないさ」
むー、せっかくの昼食の席なのに、空気が暗くて重たい。
「もーみなさん、どうしちゃったんですか!
意味の分からないことを口走ってないで、美味しくお昼を食べましょうよ!」
サブリナさんがふっと優しい笑顔を浮かべた。
「……そうね。問題の中心にいるヴィルマが、まったく気にしていないんだもの。
私たち周りの人間が気を揉んだって仕方がないわ」
シルビアさんも小さく息をついて告げる。
「それもそうね。これじゃあ折角のお昼も美味しくないもの。
夜の事は棚上げにして、今は目の前の食事に集中しましょうか」
ファビアンさんもカールステンさんも、同調して明るく食事を再開した。
フランツさんだけはただ一人、最後まで暗い表情で落ち込んだままだった。
****
午後の業務が終わり、ディララさんの指示によって人払いがされた司書室で待機していると、しばらくしてドアが開かれた。
現れたのはヴォルフガングさんと――アルフレッド殿下?! それに、王様?!
三人が中に入ってくると、王様が告げる。
「今回の事は国家機密とする。それを胸に刻み込んで欲しい」
みんなが緊張するのがわかる。
私もなんだか喉が渇いてきて、手元のお茶を一口飲んだ。
王様が背後にある、開かれたままのドアに向かって告げる。
「さぁラーズ殿、貴殿も中に」
――現れたのは、むすっとした顔の不機嫌そうな私のお爺ちゃんだった。
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