僕の歩んだ道

ぺこーしゃ

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1話 最初の月

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ああ、この瞬間をどれほど待ったことか…
僕は言う。
どこかの地下にある研究所で僕は、言う。
思えば長かった、小学5年生の秋 ふと人の死について考えた、なぜ人は生まれ、毎日を生き、死ぬのか。考えた結果たどり着いたのは、゙それが人だから゙。きっと僕は考えても見つからない答えを探すのに、意味をみいだせなかったんだ。
そうその日、僕が人の死について考えるのを放棄した日。僕の中で何かが変わったーー

小学校を卒業し、中学校に入学してから1年と3ヶ月たったその頃 、社会の授業で人権を学んだ。そして人権についてあなたはどのように考えますかー?的な課題がでた。は?人権?なにそれ? 僕は人権なんていらないと思った。なぜなら、人は幸せだろうが不幸せだろうが、金持ちだろうが貧乏だろうが、リア充だろうが非リア充だろうが、いつかは死ぬ。どんな毎日を送ろうが死ぬ、今日頑張って何になる?最後はあのなんたらとかいう最近TVにでてるあれ…えーとあの有名人、あいつと同じ結末になる。そう、死ぬ。
結局、今日を頑張ろうと、今日をサボろうと最後は同じなんだよ。…そんなような事を書いた覚えがある。

それから、中学3年の半分が終わろうとしていた頃。皆進路やら決まってるのに僕にはまだ何も無い、やりたい事、ない。将来の夢、ない。
じゃあ 何があるんだ、だから何も無い。
先生にみっちり進路指導され、時刻22時をきった頃僕は帰路につく。あれ?この道こんなあかるかったっけ?。そこは街灯が少ない住宅街。ってのは少し違うか、そもそも住宅街には街灯が少ないものなのか…曖昧。
とりあえず言いたいことは、普段暗い道がいつもより明るいーって事だ。
ああ、そうか今日は満月か。どうりで明るいわけだ。 月ってなんで形が変わるんだっけか、習った覚えはあるんだよな………まあ、どうでもいいか。 

ーー2話に続く
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