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第三章 『世界樹の村』
40. 黒翼族の村
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_/_/_/_/_/クーオ
聞いていた村の近くまで空間転移で移動して、そこから更に犬車で移動したニャ。
丘の上から眼下に見えてきた村は立派な塀で囲われた村ですニャ。
羊やヤギ、馬が放し飼いにされているのも見えますし目的の村で待ちがいないニャ。
早速行ってみますニャ。
「止まれ。お主、行商人か?」
「はいですニャ。ケットシー族の行商人、クーオだニャ」
「ケットシー族の行商人? そんな者がこんな田舎の村まで何を売りに来たのだ?」
「いまは食料を売り買いしているのですニャ。もっぱら私が売る方ですがニャ」
「食料か……食料があるのか?」
「はいですニャ。村の規模にもよりますが、数日分の食料ならすぐにご用意出来ますニャ」
「それはありがたい。ぜひ村に立ち寄っていってくれ」
「わかりましたニャ。ただ、私を襲って商品を奪おうとするなら……」
「そんな悪事、黒翼の誇りにかけて断じて行わん。この村でも食料は乏しいのだ。金はあまりないので物々交換になってしまうが、それでもよかったら恵んでくれ」
「かしこまりましたニャ」
黒翼族は誇り高く忠義に厚く礼節を重んじると聞いていましたが、この村でもそのようですニャ。
警戒は怠りませんが門衛の言葉をひとまずは信じてみましょうかニャ。
私は門衛に案内されて村の中を移動しましたニャ。
そしてたどり着いたのは村の中でも一際大きな家ですニャ。
おそらくここが村長のお宅でしょうニャ。
「ちょっと待っていてくれ。村長、客だ!」
「なんだ騒々しい。……おや? 犬の馬車に乗ったケットシー?」
出て来たのはお歳を召した男性の黒翼族ですニャ。
顔はしわが目立っていますが、種族の特徴である黒い翼はまだまだ元気そうにゃ。
そういえば、白翼族と同じで黒翼族も空を飛べると聞いたことがありますが、本当なのですかにゃ?
「ケットシーの行商人らしい。食料も豊富に取り扱っているそうだ。急場しのぎとはいえ村に食料が足りないのは事実、食料をいくらかでも譲ってもらってはどうだ?」
「ふむ……。行商人さん、この村には金はもうない。物々交換になるがそれでも構わないかい?」
「構いませんニャ。商談といきましょうかニャ」
「では、儂の家にどうぞ。なにもない家だがね」
私は犬車を降り、村長さんの招きに従い村長さんのお宅に上がらせてもらったのニャ。
そこは大きさのわりにとても質素な家で、村の広さからしてもう少し内装が立派でもよさそうな気がする家でしたのニャ。
「おや、行商人さん。私の家がそんなに珍しいのかい?」
「失礼したニャ。ずいぶん質素な家だと思いましたのニャ」
「金目の物はすべて売り払って食料と交換してきたからねぇ。今この村にあるのは腹を空かせた村人と、毛を満足に生やせなくなった羊、元気のない馬、やつれたヤギくらいなもんさ」
ふむふむ、なるほど。
この村は牧畜が盛んな村のようですニャ。
これはちょうどいいかもしれないですニャ。
「村長さん、提案がありますニャ。村の家畜も含め、村ごと別の場所に移住する気はありませんかニャ?」
「なに?」
「ああ、怪しい話なのは自分でも理解しておりますニャ。私は世界樹の精霊様から空間移動の種を預かり、住人を連れて行くお仕事もしていますのニャ。これまでも様々な種族の方々を世界樹の森に作られた村までお連れしたのニャ」
「ふむ……」
「おや、信じてもらえますのかニャ?」
「いや、私らも風の噂ぐらいには聞いている。猫の行商人がいまにも消えそうな村に現れ、村ごとひと晩で消えてなくなるってね」
村ごと消えてなくなるとは失礼な話ニャ。
でも、村人全員を連れて一日でいなくなっているのだから大差ないのかもニャ。
「わかった。ちょっと私らの間で話をさせてくれ。家畜は潰しちまった方がいいのかい?」
「いえ、潰さないでおいてもらいたいのニャ。移住先でも家畜を飼えないか相談してみますのニャ」
「承知したよ。ただ、考える時間に一週間ほどもらいたい。村の行く末を決める大事な決断、すぐには決められそうにないからね」
「わかりましたのニャ。とりあえず、考える間の食料を置いていきますがどこに出せばいいのかニャ?」
「おや? どうするか決めていないのに食料はくれるのかい?」
「食料の配布はどこでもやっていることですニャ。どこに出せばいいニャ?」
「じゃあ、私の家の前の広場に広げてくれ。村の者には報せを出してそこから取っていくように伝える」
「わかったのニャ。一週間後、色よい返事が聞けることを楽しみにしていますのニャ」
私は村長に言われた通り食料を並べていくと、早速村の子供たちが物欲しそうに見ていたのニャ。
その子たち用にイチゴを別枠でプレゼントしてあげるととっても喜ばれたのニャ。
「果物の宝石みたい!」と言って喜び食べていましたが、確かにみずみずしいイチゴは光沢もあり宝石のような果物ニャ。
野菜なのか果物なのかはっきりしませんが、今後は『果物の宝石』という名で売り込んでみましょうかニャ。
食料も出し終わり一週間待つ間、世界樹の精霊様にも牧畜の許可を取り、それに見合った大きな土地も用意していただきましたニャ。
あの黒翼族の村が移住する前提で話を進めているのニャが、断られはしないと思うのですニャ。
そして一週間後、再びあの村を訪れると、門衛たちに丁重に出迎えられて村長の下まで案内されたのニャ。
「おお、一週間ぶりですね。ケットシーの行商人様」
「そういえば名前を名乗っていなかったのニャ。クーオですにゃ」
「では、クーオ様と。移住ですが、その話、受けさせていただけますでしょうか」
「構いませんニャ。受け入れ準備もばっちりニャ」
「恐れ入ります。この村の土地もだんだん痩せ始めており、家畜たちの牧草さえままならなくなってきました。新たな場所への移住にはさほど反対意見は出ませんでしたじゃ」
「それはよかったニャ。それで、出発準備は出来ていますかニャ?」
「はい。各家で荷物を整理させておきました。あとは、家畜たちを集めて移住するだけでございます」
「わかったのニャ。それでは村のみんなに集まってもらうのニャ」
「かしこまりました」
村長さんたちに集合をかけてもらい、村の住民たちに集まってもらいましたニャ。
村の住民は全部で40人ほど。
ただ、家畜はその倍以上もいましたニャ。
話を聞けば、この村は家畜から採れる毛やミルクを使った加工食品、馬を繁殖させて売ることで生計を立てていたそうですニャ。
でも、それも土地が痩せ細って行き始めてからはうまくいかなかったようですニャ。
世界樹の森ではうまくやっていってほしいものですニャ。
聞いていた村の近くまで空間転移で移動して、そこから更に犬車で移動したニャ。
丘の上から眼下に見えてきた村は立派な塀で囲われた村ですニャ。
羊やヤギ、馬が放し飼いにされているのも見えますし目的の村で待ちがいないニャ。
早速行ってみますニャ。
「止まれ。お主、行商人か?」
「はいですニャ。ケットシー族の行商人、クーオだニャ」
「ケットシー族の行商人? そんな者がこんな田舎の村まで何を売りに来たのだ?」
「いまは食料を売り買いしているのですニャ。もっぱら私が売る方ですがニャ」
「食料か……食料があるのか?」
「はいですニャ。村の規模にもよりますが、数日分の食料ならすぐにご用意出来ますニャ」
「それはありがたい。ぜひ村に立ち寄っていってくれ」
「わかりましたニャ。ただ、私を襲って商品を奪おうとするなら……」
「そんな悪事、黒翼の誇りにかけて断じて行わん。この村でも食料は乏しいのだ。金はあまりないので物々交換になってしまうが、それでもよかったら恵んでくれ」
「かしこまりましたニャ」
黒翼族は誇り高く忠義に厚く礼節を重んじると聞いていましたが、この村でもそのようですニャ。
警戒は怠りませんが門衛の言葉をひとまずは信じてみましょうかニャ。
私は門衛に案内されて村の中を移動しましたニャ。
そしてたどり着いたのは村の中でも一際大きな家ですニャ。
おそらくここが村長のお宅でしょうニャ。
「ちょっと待っていてくれ。村長、客だ!」
「なんだ騒々しい。……おや? 犬の馬車に乗ったケットシー?」
出て来たのはお歳を召した男性の黒翼族ですニャ。
顔はしわが目立っていますが、種族の特徴である黒い翼はまだまだ元気そうにゃ。
そういえば、白翼族と同じで黒翼族も空を飛べると聞いたことがありますが、本当なのですかにゃ?
「ケットシーの行商人らしい。食料も豊富に取り扱っているそうだ。急場しのぎとはいえ村に食料が足りないのは事実、食料をいくらかでも譲ってもらってはどうだ?」
「ふむ……。行商人さん、この村には金はもうない。物々交換になるがそれでも構わないかい?」
「構いませんニャ。商談といきましょうかニャ」
「では、儂の家にどうぞ。なにもない家だがね」
私は犬車を降り、村長さんの招きに従い村長さんのお宅に上がらせてもらったのニャ。
そこは大きさのわりにとても質素な家で、村の広さからしてもう少し内装が立派でもよさそうな気がする家でしたのニャ。
「おや、行商人さん。私の家がそんなに珍しいのかい?」
「失礼したニャ。ずいぶん質素な家だと思いましたのニャ」
「金目の物はすべて売り払って食料と交換してきたからねぇ。今この村にあるのは腹を空かせた村人と、毛を満足に生やせなくなった羊、元気のない馬、やつれたヤギくらいなもんさ」
ふむふむ、なるほど。
この村は牧畜が盛んな村のようですニャ。
これはちょうどいいかもしれないですニャ。
「村長さん、提案がありますニャ。村の家畜も含め、村ごと別の場所に移住する気はありませんかニャ?」
「なに?」
「ああ、怪しい話なのは自分でも理解しておりますニャ。私は世界樹の精霊様から空間移動の種を預かり、住人を連れて行くお仕事もしていますのニャ。これまでも様々な種族の方々を世界樹の森に作られた村までお連れしたのニャ」
「ふむ……」
「おや、信じてもらえますのかニャ?」
「いや、私らも風の噂ぐらいには聞いている。猫の行商人がいまにも消えそうな村に現れ、村ごとひと晩で消えてなくなるってね」
村ごと消えてなくなるとは失礼な話ニャ。
でも、村人全員を連れて一日でいなくなっているのだから大差ないのかもニャ。
「わかった。ちょっと私らの間で話をさせてくれ。家畜は潰しちまった方がいいのかい?」
「いえ、潰さないでおいてもらいたいのニャ。移住先でも家畜を飼えないか相談してみますのニャ」
「承知したよ。ただ、考える時間に一週間ほどもらいたい。村の行く末を決める大事な決断、すぐには決められそうにないからね」
「わかりましたのニャ。とりあえず、考える間の食料を置いていきますがどこに出せばいいのかニャ?」
「おや? どうするか決めていないのに食料はくれるのかい?」
「食料の配布はどこでもやっていることですニャ。どこに出せばいいニャ?」
「じゃあ、私の家の前の広場に広げてくれ。村の者には報せを出してそこから取っていくように伝える」
「わかったのニャ。一週間後、色よい返事が聞けることを楽しみにしていますのニャ」
私は村長に言われた通り食料を並べていくと、早速村の子供たちが物欲しそうに見ていたのニャ。
その子たち用にイチゴを別枠でプレゼントしてあげるととっても喜ばれたのニャ。
「果物の宝石みたい!」と言って喜び食べていましたが、確かにみずみずしいイチゴは光沢もあり宝石のような果物ニャ。
野菜なのか果物なのかはっきりしませんが、今後は『果物の宝石』という名で売り込んでみましょうかニャ。
食料も出し終わり一週間待つ間、世界樹の精霊様にも牧畜の許可を取り、それに見合った大きな土地も用意していただきましたニャ。
あの黒翼族の村が移住する前提で話を進めているのニャが、断られはしないと思うのですニャ。
そして一週間後、再びあの村を訪れると、門衛たちに丁重に出迎えられて村長の下まで案内されたのニャ。
「おお、一週間ぶりですね。ケットシーの行商人様」
「そういえば名前を名乗っていなかったのニャ。クーオですにゃ」
「では、クーオ様と。移住ですが、その話、受けさせていただけますでしょうか」
「構いませんニャ。受け入れ準備もばっちりニャ」
「恐れ入ります。この村の土地もだんだん痩せ始めており、家畜たちの牧草さえままならなくなってきました。新たな場所への移住にはさほど反対意見は出ませんでしたじゃ」
「それはよかったニャ。それで、出発準備は出来ていますかニャ?」
「はい。各家で荷物を整理させておきました。あとは、家畜たちを集めて移住するだけでございます」
「わかったのニャ。それでは村のみんなに集まってもらうのニャ」
「かしこまりました」
村長さんたちに集合をかけてもらい、村の住民たちに集まってもらいましたニャ。
村の住民は全部で40人ほど。
ただ、家畜はその倍以上もいましたニャ。
話を聞けば、この村は家畜から採れる毛やミルクを使った加工食品、馬を繁殖させて売ることで生計を立てていたそうですニャ。
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