42 / 99
第一部 辺境の街で雑貨店を営む錬金術士少女 第八章 春のフルートリオンには商隊が来ます
42. 傷薬は輸出できません
しおりを挟む
フルートリオンに商隊がやってきて数日が経過した。
街はこの間もずっと活気づいている。
でも、スピカさんの雑貨店はいつもと変わらず平常運転。
街の中心部から少し外れたところにあるし仕方がないのかな。
それにしても、最近は傷薬も売れなくなってきたなぁ。
それだけ冒険者さんたちが怪我をしなくなってきたという事なんだろうけど、ちょっと不安になっちゃう。
でも、冒険者ギルドからの発注量は減っていないし、あっちで治してもらっているのかな?
どちらにしても、あまり怪我をしてほしくはないね。
さて、今日も店番をしなくっちゃ。
「御免。ここに錬金術士がいると聞いてやってきたのだが」
開店してしばらくするとすらっとした体格の男の人がやってきた。
わたしに用ってなんだろう?
「はい。なんの用でしょうか?」
「うん? 私は錬金術士殿に会いたいのだ。店番の少女に会いに来たのではない」
「わたしが錬金術士です。それで、なんの用ですか?」
「君が? そのような歳で? 冒険者ギルドでは腕利きの錬金術士だと聞いていたのだが」
冒険者ギルドでわたしのことを聞いてきたんだね。
それなら、わたしの背格好も知っていて不思議じゃないんだけど、そこはどうなんだろう?
変わった人。
「まあ、君でもいいか。この店では錬金術士の作った傷薬を売っていると聞いた。どの程度在庫がある?」
「在庫ですか? 冒険者さんたちがいつ買いに来てもいいように二百個くらいは常備していますけど、それがどうかしたんですか?」
「わかった。その二百個をすべて買い取りたい。それから、追加で五千個ほど頼む。期日は一週間後、商隊がこの街を去るときまでだ」
うん?
この男の人は何を言っているんだろう?
傷薬をそんなに買ってどうするのかな?
「あの、どうしてそんなに必要なんですか? 冒険者さんたちでもそんなに買っては行きませんよ?」
「ああ、それか。私はこの街で仕入れる物は何もないと思っていたのだが、護衛の冒険者から錬金術士の薬をここで買えると聞いたのでな。それを買い付けに来たわけだ」
「買い付け?」
「早い話がここで仕入れた薬をほかの街で売るのだよ。さあ、早く売ってくれたまえ」
この街で買った薬を別の街で売る。
それってダメなんじゃないかな。
よし、断ろう。
「お断りします。わたしのお薬はこの街の中でしか売りません」
「ほう、なぜだね? 私に売って利益を出した方が儲かると思うのだが」
「わたしのお薬はお金儲けのために作っているわけじゃありません。みんなを幸せにするために作っているんです」
「幸せにか。それならば、なお私に売った方がいいだろう。私が買い取った薬は別の街で売るのだ。そうすれば別の街で薬が必要な者が助かる。どうだ、悪い話ではないだろう?」
あれ?
そう言われるとそんな気がする。
でも、なんだか売っちゃいけない気がするんだけど、なんでだったかな?
「皆を幸せにするためにも私に薬を売るのだ。さあ、早く」
「うーん。薬をほかの街で売るのはダメだった気が……」
「なに、そこは商人の知恵だ。もったいぶらずに売ってくれたまえ」
なんでダメだったんだっけ。
確か、錬金術士ってみんな国の王都ってところに連れて行かれるんだよね?
でも、そこで何をしているかはわからない。
王都に連れて行かれる理由は薬や爆弾を勝手に作られると困るから。
爆弾は単純に危ないからよくわかるけど、薬を作っちゃいけない理由は……あ、あれだ!
「やっぱりお薬を売るのはダメです! 神殿の人たちとケンカになっちゃいます!」
「うっ……そこは私の知恵でなんとかする。だから、薬を売るのだ!」
「ダメです! わたしだってお薬を売るのに公爵様の許可をもらうまで我慢していたんです! 勝手にほかの街で売ったらまた売るのを禁止されます!」
「そこは気付かれないように売る。早く薬を渡せ!」
「ダメです! お薬は売りません!」
そのあともこの男の人と口論になった。
でも、男の人はなかなか帰ってくれない。
どうしてそこまでわたしのお薬にこだわるのかな?
「ええい! 面倒な小娘だ! お前たち、少し痛い目に遭わせてやれ!」
男の人が叫ぶとお店の中に屈強な男の人がぞろぞろと入ってきた。
どうするつもりなんだろう?
「おう、小娘。薬を売るつもりはないのか?」
「ありません! 帰ってください!」
「じゃあ、仕方がないな。おらぁ!」
男の人は持っていた棒でわたしのことを殴りつけようとした。
でも、その棒は途中で燃え尽きて灰になってしまったんだよね。
ありがとう、シシ。
「あ? なんだ? 棒が灰になってなくなった?」
「にゃうにゃ!」
「なんだ? 羽の生えた猫?」
「うにゃう!」
「ぐふぁッ!?」
シシが体当たりで男の人を弾き飛ばした。
男の人はそのまま吹き飛ばされて、別の男の人を巻き込んで床に倒れ込んだね。
さすがシシ、とっても強い!
「な、なんだ!? 魔獣か!?」
「シシは聖獣だよ、ごろつきども」
「んな!? なんだお前らは!」
「この街の冒険者だ。まったく、スピカ婆さんが飛んできたと思ったらこんなことになっていたとは。面倒な事になってるわ」
お店の裏から何人かの冒険者さんが出てきた。
先頭に立っているのは……。
「あ、ヴェルクさん」
「おう、ノヴァの嬢ちゃん。この場は俺たちに任せて見ていろ」
「はい。お店や品物に傷をつけないでくださいね」
「そんなヘマはせん。さあ、行くぞ!」
「くっ……この場は退きましょう!」
最初にいた男の人も含め、店にやってきた人たちは全員逃げ出していった。
結局、わたしのお薬をどうしたかったんだろう?
「ノヴァの嬢ちゃん、怪我はないか?」
「シシが守ってくれましたから。それよりも、あの人たち、わたしのお薬をたくさん買っていこうとしていましたが、ほかの街で売ってもいいものなんですか?」
「当然ダメに決まっている。ノヴァの嬢ちゃんの薬、つまり錬金術士の薬はこのフルートリオンでだけ売ることを許可されているのだ。冒険者がほかの街でひとつやふたつ売る分には大目に見てもらえるだろうが、商人が大々的に販売するなど出来ん。裏で売るつもりだったのだろう」
「裏?」
「まあ、ノヴァの嬢ちゃんはあまり細かいことを考えるな。あとのことは俺たち冒険者に任せておけばいい」
「あ、はい」
なんだかよくわからないけど、あとは任せちゃおう。
翌日からは毎日冒険者さんたちがお店に来て見張りをしてくれているし、わたしが冒険者ギルドに納品に行くときは別の人が一緒に来てくれた。
シシがいるから護衛なんていらないって言ったんだけど、目に見える護衛っていうのも必要なんだって。
あと、最近冒険者さんたちがお薬を買いにきていない理由は、今回みたいに隊商の人がスピカさんの雑貨店に押しかけないよう、傷薬のことを内緒にしていたためらしい。
本当は傷薬を買いたい冒険者さんもいるみたいだね。
でも、隊商がいなくなる一週間後までは我慢するそう。
やっぱり冒険者さんたちっていろいろと大変だ。
街はこの間もずっと活気づいている。
でも、スピカさんの雑貨店はいつもと変わらず平常運転。
街の中心部から少し外れたところにあるし仕方がないのかな。
それにしても、最近は傷薬も売れなくなってきたなぁ。
それだけ冒険者さんたちが怪我をしなくなってきたという事なんだろうけど、ちょっと不安になっちゃう。
でも、冒険者ギルドからの発注量は減っていないし、あっちで治してもらっているのかな?
どちらにしても、あまり怪我をしてほしくはないね。
さて、今日も店番をしなくっちゃ。
「御免。ここに錬金術士がいると聞いてやってきたのだが」
開店してしばらくするとすらっとした体格の男の人がやってきた。
わたしに用ってなんだろう?
「はい。なんの用でしょうか?」
「うん? 私は錬金術士殿に会いたいのだ。店番の少女に会いに来たのではない」
「わたしが錬金術士です。それで、なんの用ですか?」
「君が? そのような歳で? 冒険者ギルドでは腕利きの錬金術士だと聞いていたのだが」
冒険者ギルドでわたしのことを聞いてきたんだね。
それなら、わたしの背格好も知っていて不思議じゃないんだけど、そこはどうなんだろう?
変わった人。
「まあ、君でもいいか。この店では錬金術士の作った傷薬を売っていると聞いた。どの程度在庫がある?」
「在庫ですか? 冒険者さんたちがいつ買いに来てもいいように二百個くらいは常備していますけど、それがどうかしたんですか?」
「わかった。その二百個をすべて買い取りたい。それから、追加で五千個ほど頼む。期日は一週間後、商隊がこの街を去るときまでだ」
うん?
この男の人は何を言っているんだろう?
傷薬をそんなに買ってどうするのかな?
「あの、どうしてそんなに必要なんですか? 冒険者さんたちでもそんなに買っては行きませんよ?」
「ああ、それか。私はこの街で仕入れる物は何もないと思っていたのだが、護衛の冒険者から錬金術士の薬をここで買えると聞いたのでな。それを買い付けに来たわけだ」
「買い付け?」
「早い話がここで仕入れた薬をほかの街で売るのだよ。さあ、早く売ってくれたまえ」
この街で買った薬を別の街で売る。
それってダメなんじゃないかな。
よし、断ろう。
「お断りします。わたしのお薬はこの街の中でしか売りません」
「ほう、なぜだね? 私に売って利益を出した方が儲かると思うのだが」
「わたしのお薬はお金儲けのために作っているわけじゃありません。みんなを幸せにするために作っているんです」
「幸せにか。それならば、なお私に売った方がいいだろう。私が買い取った薬は別の街で売るのだ。そうすれば別の街で薬が必要な者が助かる。どうだ、悪い話ではないだろう?」
あれ?
そう言われるとそんな気がする。
でも、なんだか売っちゃいけない気がするんだけど、なんでだったかな?
「皆を幸せにするためにも私に薬を売るのだ。さあ、早く」
「うーん。薬をほかの街で売るのはダメだった気が……」
「なに、そこは商人の知恵だ。もったいぶらずに売ってくれたまえ」
なんでダメだったんだっけ。
確か、錬金術士ってみんな国の王都ってところに連れて行かれるんだよね?
でも、そこで何をしているかはわからない。
王都に連れて行かれる理由は薬や爆弾を勝手に作られると困るから。
爆弾は単純に危ないからよくわかるけど、薬を作っちゃいけない理由は……あ、あれだ!
「やっぱりお薬を売るのはダメです! 神殿の人たちとケンカになっちゃいます!」
「うっ……そこは私の知恵でなんとかする。だから、薬を売るのだ!」
「ダメです! わたしだってお薬を売るのに公爵様の許可をもらうまで我慢していたんです! 勝手にほかの街で売ったらまた売るのを禁止されます!」
「そこは気付かれないように売る。早く薬を渡せ!」
「ダメです! お薬は売りません!」
そのあともこの男の人と口論になった。
でも、男の人はなかなか帰ってくれない。
どうしてそこまでわたしのお薬にこだわるのかな?
「ええい! 面倒な小娘だ! お前たち、少し痛い目に遭わせてやれ!」
男の人が叫ぶとお店の中に屈強な男の人がぞろぞろと入ってきた。
どうするつもりなんだろう?
「おう、小娘。薬を売るつもりはないのか?」
「ありません! 帰ってください!」
「じゃあ、仕方がないな。おらぁ!」
男の人は持っていた棒でわたしのことを殴りつけようとした。
でも、その棒は途中で燃え尽きて灰になってしまったんだよね。
ありがとう、シシ。
「あ? なんだ? 棒が灰になってなくなった?」
「にゃうにゃ!」
「なんだ? 羽の生えた猫?」
「うにゃう!」
「ぐふぁッ!?」
シシが体当たりで男の人を弾き飛ばした。
男の人はそのまま吹き飛ばされて、別の男の人を巻き込んで床に倒れ込んだね。
さすがシシ、とっても強い!
「な、なんだ!? 魔獣か!?」
「シシは聖獣だよ、ごろつきども」
「んな!? なんだお前らは!」
「この街の冒険者だ。まったく、スピカ婆さんが飛んできたと思ったらこんなことになっていたとは。面倒な事になってるわ」
お店の裏から何人かの冒険者さんが出てきた。
先頭に立っているのは……。
「あ、ヴェルクさん」
「おう、ノヴァの嬢ちゃん。この場は俺たちに任せて見ていろ」
「はい。お店や品物に傷をつけないでくださいね」
「そんなヘマはせん。さあ、行くぞ!」
「くっ……この場は退きましょう!」
最初にいた男の人も含め、店にやってきた人たちは全員逃げ出していった。
結局、わたしのお薬をどうしたかったんだろう?
「ノヴァの嬢ちゃん、怪我はないか?」
「シシが守ってくれましたから。それよりも、あの人たち、わたしのお薬をたくさん買っていこうとしていましたが、ほかの街で売ってもいいものなんですか?」
「当然ダメに決まっている。ノヴァの嬢ちゃんの薬、つまり錬金術士の薬はこのフルートリオンでだけ売ることを許可されているのだ。冒険者がほかの街でひとつやふたつ売る分には大目に見てもらえるだろうが、商人が大々的に販売するなど出来ん。裏で売るつもりだったのだろう」
「裏?」
「まあ、ノヴァの嬢ちゃんはあまり細かいことを考えるな。あとのことは俺たち冒険者に任せておけばいい」
「あ、はい」
なんだかよくわからないけど、あとは任せちゃおう。
翌日からは毎日冒険者さんたちがお店に来て見張りをしてくれているし、わたしが冒険者ギルドに納品に行くときは別の人が一緒に来てくれた。
シシがいるから護衛なんていらないって言ったんだけど、目に見える護衛っていうのも必要なんだって。
あと、最近冒険者さんたちがお薬を買いにきていない理由は、今回みたいに隊商の人がスピカさんの雑貨店に押しかけないよう、傷薬のことを内緒にしていたためらしい。
本当は傷薬を買いたい冒険者さんもいるみたいだね。
でも、隊商がいなくなる一週間後までは我慢するそう。
やっぱり冒険者さんたちっていろいろと大変だ。
12
あなたにおすすめの小説
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
【第2部開始】ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜
月森かれん
ファンタジー
中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。
戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。
暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。
疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。
なんと、ぬいぐるみが喋っていた。
しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。
天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。
※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる