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第一部 辺境の街で雑貨店を営む錬金術士少女 第七章 爆弾などは作りません
34. 冬の薬草集めに出発!
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アーテルさんが来てからの一週間はわたしが三日間いなくなる事の周知と、その間のお薬の作り置きで大変だった。
特にスピカさんに症状にあわせたお薬の出し方を覚えてもらうのが大変だったかな?
普段はわたしひとりでやっているから気にしなかったけど、これって実はとっても難しいらしい。
でも、追加でお薬を買いに来る人も前に買っていったお薬で症状が改善したって言うし、売っている薬には間違いがない。
そんなに難しい事をしているかなぁ?
ともかく、スピカさんにもお薬の売り方を覚えてもらったし出発する準備は完了!
約束の日にアーテルさんがわたしを迎えに来るのを待っていた。
「申し訳ありません。ノヴァ様はいらっしゃいますか?」
アーテルさんを待っていたんだけど、玄関のドアがノックされて聞こえてきたのは知らない女の人の声。
すごく若そうな声だけど誰だろう?
用心してドアを開けよう。
シシに守ってもらいながらドアを開けると、立っていたのはわたしよりも結構年上だけどまだ女の子と呼べるくらいの人。
でも、服装を見る限り冒険者さんだし、誰だろう?
「はい。どなたでしょう?」
「私はライムと言います。アーテルさんの使いでやってきました」
アーテルさんの使い。
本当なのかなぁ?
あれ、でも、この人って。
「あの。昔、わたしがお薬で治療してあげた人ですよね?」
「はい。あの時助けられた者の一人です」
「なるほど。アーテルさんの使いだと証明できるものは持っていますか?」
「はい。この手紙を読むようにと」
「お預かりしますね。どれどれ……」
渡された手紙には確かにアーテルさんの文字で、代理の者を向かえにやるから付いてこいと書いてあった。
アーテルさん、わたしが文字を読めなかったらどうするつもりだったんだろう?
「わかりました。一緒に行きます。ちなみに、あなたはこのお手紙の内容を読みましたか?」
「いいえ、読んでいません。読まないように命令されましたし、そもそも文字を読む事が出来ませんので」
「そうなんですね。では、すぐに支度をしてくるので少し待っていてください」
「はい。よろしくお願いします」
わたしは急いでコートや帽子を身に着けて迎えに来た人のところに戻った。
迎えに来ていた人の顔色は寒さでちょっと青くなっている。
悪い事をしたかな?
そして、一緒にアーテルさんのところに行ったんだ。
アーテルさんは今回もたくさんの冒険者を引き連れていた。
ただ、中にはヴェルクさんの姿もある。
どうしたんだろう。
「お待たせしました、アーテルさん」
「よく来たな、ノヴァ。ライム、ノヴァはどうだった?」
「ドアを開けるときも慎重に様子をうかがいながら開けていました。私がアーテルさんの迎えだと言ってもすぐには信用せずに手紙を読んで初めて信用してくれたほどです」
「さすがだな、ノヴァ。用心していて偉いぞ」
む、アーテルさんが子供扱いしてる!
わたしだって一人前の錬金術士なのに!
「対してお前はどうだった、ライム」
「……はい。アーテルさんに呼ばれるとすぐに宿の扉を開けてしまい、殴られました」
「いいか、ライム。冒険者なら知り合いが声をかけてきても用心をしろ。本当に一人かどうかもわからん。ノヴァはお前と面と向かって話した事がないから注意深く対応したが、普段俺と話すときだって少し距離を空けている。それにその時、聖獣のシシは常にノヴァの足元にいて俺が何かをしようとしたら間違いなくかみ殺されるだろう。お前にはその用心深さがまったくない」
「はい」
「出発前の説教はこれくらいだな。お前も向こうの組に加われ。冬の平原や森はそれ以外の季節とはまったく違う。死にたくなければ勝手な行動は慎む事だ」
「わかりました。失礼いたします」
ライムって呼ばれていた女の子冒険者は向こうで待っている冒険者たちの輪の中にいってしまった。
そう言えば、あの人の名前って秋に革の補修剤を探しに行ったとき聞いた事があったかも。
でも、なんでアーテルさんはあの女の子に厳しくしているのかな?
「どうかしたのか、ノヴァ?」
「えっと、アーテルさんがどうしてあのライムって言う冒険者さんを気にしているのかなって」
「ん? ああ。あいつは冒険者ギルドの持ち物なんだ。だから、俺やヴェルクさんが徹底的にイロハを仕込んでいる真最中。いずれはフルートリオン冒険者ギルドの看板になってもらわなくちゃならないからな」
「冒険者ギルドの持ち物?」
「まあ、細かい事は気にするな。俺たちはあいつに物ごとを詳しく教えるよう冒険者ギルドからお願いされている、そう覚えていてくれればいい」
よくわからないけど、アーテルさんはこれ以上話してくれそうにないし引き下がろう。
それにしても、今回は冒険者さんがたくさん参加しているね。
二十人以上はいる気がする。
アーテルさんやヴェルクさんのように防寒着までしっかりと着込んでいる人たちと、冬なのに薄着な人たちで別れているね。
これもなぜなんだろう。
聞いたら教えてもらえるのかな?
「ねえ、アーテルさん。冒険者さんたちがふたつのグループに分かれているのはどうしてですか?」
「ああ、それ。今回は冬場に探索依頼などを請け負う際の訓練も兼ねて冒険者ギルドで人を集めているんだ。参加するだけで前金の報酬が出るっていうんで結構な人数が集まったな」
「そうなんですね。あっちの人たちは防寒着も半端で寒そうですけど」
「一週間前にも言っただろ? 冬になる前に防寒具を揃えられない冒険者もいるって」
ああ、そんな事も言っていたっけ。
大変そうだなぁ。
わたしの場合、そもそも防寒具がなくても種族特性で寒くない。
最悪、錬金術が出来る環境さえ整えば自分の翼の羽毛から布を作れちゃうしね。
うん、本当に大変だ。
「それで、ノヴァ。今日はどこの薬草を採取に行く?」
うーん、どこの薬草を集めるかかぁ。
あまり難しい事は考えていなかったんだよね。
三日もあれば近辺はすべて回れるとしか思っていなかったわけで。
「それじゃあ、近くの平原から始めましょう。さすがに草が枯れていてあまり見つからないと思いますが」
「平原か。丁度いいな。昨日、雪が降っていたから、少し雪が積もっているはずだ。雪道の歩き方を教えるのに持って来いだ」
「本当に訓練も兼ねているんですね」
「当たり前だろう。さて、ノヴァの準備が整ったら出発だ。今回のリーダー兼護衛対象はお前だからな」
なんだか子供扱いされている気がする。
でも、護衛対象というのはわかる気がするし、わたしがリーダーなのは薬草集めをするのがわたしだということだろう。
よし、受け入れよう。
「じゃあ、出発します。大丈夫ですか?」
「俺たち指導組は問題ない。いつでも出発できるように準備してあるからな。問題は、指導される側だが」
「あはは」
結局、出発までは十分ほどかかった。
団体行動って大変だね。
特にスピカさんに症状にあわせたお薬の出し方を覚えてもらうのが大変だったかな?
普段はわたしひとりでやっているから気にしなかったけど、これって実はとっても難しいらしい。
でも、追加でお薬を買いに来る人も前に買っていったお薬で症状が改善したって言うし、売っている薬には間違いがない。
そんなに難しい事をしているかなぁ?
ともかく、スピカさんにもお薬の売り方を覚えてもらったし出発する準備は完了!
約束の日にアーテルさんがわたしを迎えに来るのを待っていた。
「申し訳ありません。ノヴァ様はいらっしゃいますか?」
アーテルさんを待っていたんだけど、玄関のドアがノックされて聞こえてきたのは知らない女の人の声。
すごく若そうな声だけど誰だろう?
用心してドアを開けよう。
シシに守ってもらいながらドアを開けると、立っていたのはわたしよりも結構年上だけどまだ女の子と呼べるくらいの人。
でも、服装を見る限り冒険者さんだし、誰だろう?
「はい。どなたでしょう?」
「私はライムと言います。アーテルさんの使いでやってきました」
アーテルさんの使い。
本当なのかなぁ?
あれ、でも、この人って。
「あの。昔、わたしがお薬で治療してあげた人ですよね?」
「はい。あの時助けられた者の一人です」
「なるほど。アーテルさんの使いだと証明できるものは持っていますか?」
「はい。この手紙を読むようにと」
「お預かりしますね。どれどれ……」
渡された手紙には確かにアーテルさんの文字で、代理の者を向かえにやるから付いてこいと書いてあった。
アーテルさん、わたしが文字を読めなかったらどうするつもりだったんだろう?
「わかりました。一緒に行きます。ちなみに、あなたはこのお手紙の内容を読みましたか?」
「いいえ、読んでいません。読まないように命令されましたし、そもそも文字を読む事が出来ませんので」
「そうなんですね。では、すぐに支度をしてくるので少し待っていてください」
「はい。よろしくお願いします」
わたしは急いでコートや帽子を身に着けて迎えに来た人のところに戻った。
迎えに来ていた人の顔色は寒さでちょっと青くなっている。
悪い事をしたかな?
そして、一緒にアーテルさんのところに行ったんだ。
アーテルさんは今回もたくさんの冒険者を引き連れていた。
ただ、中にはヴェルクさんの姿もある。
どうしたんだろう。
「お待たせしました、アーテルさん」
「よく来たな、ノヴァ。ライム、ノヴァはどうだった?」
「ドアを開けるときも慎重に様子をうかがいながら開けていました。私がアーテルさんの迎えだと言ってもすぐには信用せずに手紙を読んで初めて信用してくれたほどです」
「さすがだな、ノヴァ。用心していて偉いぞ」
む、アーテルさんが子供扱いしてる!
わたしだって一人前の錬金術士なのに!
「対してお前はどうだった、ライム」
「……はい。アーテルさんに呼ばれるとすぐに宿の扉を開けてしまい、殴られました」
「いいか、ライム。冒険者なら知り合いが声をかけてきても用心をしろ。本当に一人かどうかもわからん。ノヴァはお前と面と向かって話した事がないから注意深く対応したが、普段俺と話すときだって少し距離を空けている。それにその時、聖獣のシシは常にノヴァの足元にいて俺が何かをしようとしたら間違いなくかみ殺されるだろう。お前にはその用心深さがまったくない」
「はい」
「出発前の説教はこれくらいだな。お前も向こうの組に加われ。冬の平原や森はそれ以外の季節とはまったく違う。死にたくなければ勝手な行動は慎む事だ」
「わかりました。失礼いたします」
ライムって呼ばれていた女の子冒険者は向こうで待っている冒険者たちの輪の中にいってしまった。
そう言えば、あの人の名前って秋に革の補修剤を探しに行ったとき聞いた事があったかも。
でも、なんでアーテルさんはあの女の子に厳しくしているのかな?
「どうかしたのか、ノヴァ?」
「えっと、アーテルさんがどうしてあのライムって言う冒険者さんを気にしているのかなって」
「ん? ああ。あいつは冒険者ギルドの持ち物なんだ。だから、俺やヴェルクさんが徹底的にイロハを仕込んでいる真最中。いずれはフルートリオン冒険者ギルドの看板になってもらわなくちゃならないからな」
「冒険者ギルドの持ち物?」
「まあ、細かい事は気にするな。俺たちはあいつに物ごとを詳しく教えるよう冒険者ギルドからお願いされている、そう覚えていてくれればいい」
よくわからないけど、アーテルさんはこれ以上話してくれそうにないし引き下がろう。
それにしても、今回は冒険者さんがたくさん参加しているね。
二十人以上はいる気がする。
アーテルさんやヴェルクさんのように防寒着までしっかりと着込んでいる人たちと、冬なのに薄着な人たちで別れているね。
これもなぜなんだろう。
聞いたら教えてもらえるのかな?
「ねえ、アーテルさん。冒険者さんたちがふたつのグループに分かれているのはどうしてですか?」
「ああ、それ。今回は冬場に探索依頼などを請け負う際の訓練も兼ねて冒険者ギルドで人を集めているんだ。参加するだけで前金の報酬が出るっていうんで結構な人数が集まったな」
「そうなんですね。あっちの人たちは防寒着も半端で寒そうですけど」
「一週間前にも言っただろ? 冬になる前に防寒具を揃えられない冒険者もいるって」
ああ、そんな事も言っていたっけ。
大変そうだなぁ。
わたしの場合、そもそも防寒具がなくても種族特性で寒くない。
最悪、錬金術が出来る環境さえ整えば自分の翼の羽毛から布を作れちゃうしね。
うん、本当に大変だ。
「それで、ノヴァ。今日はどこの薬草を採取に行く?」
うーん、どこの薬草を集めるかかぁ。
あまり難しい事は考えていなかったんだよね。
三日もあれば近辺はすべて回れるとしか思っていなかったわけで。
「それじゃあ、近くの平原から始めましょう。さすがに草が枯れていてあまり見つからないと思いますが」
「平原か。丁度いいな。昨日、雪が降っていたから、少し雪が積もっているはずだ。雪道の歩き方を教えるのに持って来いだ」
「本当に訓練も兼ねているんですね」
「当たり前だろう。さて、ノヴァの準備が整ったら出発だ。今回のリーダー兼護衛対象はお前だからな」
なんだか子供扱いされている気がする。
でも、護衛対象というのはわかる気がするし、わたしがリーダーなのは薬草集めをするのがわたしだということだろう。
よし、受け入れよう。
「じゃあ、出発します。大丈夫ですか?」
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