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第一部 辺境の街で雑貨店を営む錬金術士少女 第三章 旅立ちと新米錬金術士
18. 錬金術士ノヴァ、デビュー
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救護室というところで治療をして錬金術士って話をしたら、さすがに変な顔をされた。
どうしてだろう?
「あの、お嬢さん。お名前は?」
受付にいた猫耳のお姉さんが聞いてきた。
そう言えばお名前を伝えてない。
「わたし? ノヴァです」
「じゃあ、ノヴァちゃん。この国じゃ錬金術士はいないのよ?」
「え?」
錬金術士がいないってどういうことだろう?
「ミカ、きちんと説明してやれ。半端だぞ」
「あ、すみません、ヴェルクさん」
今度は最初に〝ぼうけんしゃぎるど〟に入ってきたおじさんだ。
この人はヴェルクって言うんだね。
受付のお姉さんはミカさんか。
覚えた。
「おう、ノヴァの嬢ちゃん。この国じゃなあ、錬金術士様はみんな国の中心である王都ってところで働いているんだ。だから、この国の辺境に錬金術士なんていやしないんだよ」
なるほど、この国では〝おうと〟って場所に錬金術士は集まっているんだね。
わたしには関係ないけど。
だって、わたしはお母さんの巣から来たんだもの。
「あ、でも。ヴェルクさん、この子、この街の外から来たって衛兵さんが言っていましたね」
「ミカ、そうなのか? ノヴァの嬢ちゃん、どこから来たんだ?」
「お母さんの巣です」
「お母さんの巣?」
「フラッシュリンクスのお母さんの巣です」
「フラッシュリンクス? ミカ、知っているか?」
「先ほど調べました。聖獣様です」
「聖獣様の巣から来た? どういう意味だ?」
「さあ……?」
ミカって言うお姉さんもヴェルクっておじさんも黙り込んでしまった。
どうしよう?
「まあまあ、ヴェルクさんもミカも落ち着いて」
「そうよ。その子が錬金術士だって決まったわけじゃないし」
「……それもそうですね。おふたりとも、血の跡を拭ったら受付まで来てください」
「ノヴァの嬢ちゃんは俺たちと一緒に来い。ふたりを助けてくれたお礼をしなくちゃな」
む、誰もわたしが錬金術士だって信じてくれていない。
どうしようか?
とりあえず、最初にいた受付っていうところまで連れ戻られたけどいい案は思い浮かばない。
本当にどうしよう。
「にゃう?」
「どうしたの、シシ?」
「にゃお!」
「……そうだね、やっちゃおうか!」
シシの提案に賛成!
早速準備を始めなきゃ!
「あれ? ノヴァちゃん、どうしましたか?」
「ここで錬金術をする!」
「はあ!? 錬金術っていろいろな設備が必要だって聞くぞ!?」
「お鍋ひとつあれば十分! さあ、シシ! 始めるよ!」
「にゃうん!」
わたしがマジックバッグから錬金釜を取り出し、空中に浮かべるとシシはその下に潜り込んだ。
そして、シシが全身から炎を吹き上げ錬金釜を熱する。
わたしも浮かび上がって釜の様子を確認し、虹色の光が出てきたら錬金術開始!
今日は……傷薬でいいか!
「材料ぽいぽい、元気になーれ! ふっふふのふ~ん♪」
「みゃみゃみゃっみゃみゃみゃ~♪」
いつも通りに草花を入れ、いつも通りに釜で調合。
もちろん、いつも通りに傷薬ができた!
それを手に取って地面に下り、錬金釜を片付ける。
「ええっと。ノヴァちゃん、いまのって?」
「錬金術ですよ?」
「いや、そうじゃなくてだな……」
「はい?」
ミカさんもヴェルクさんも困った顔をしている。
一体どうしたんだろう?
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「ふむ。それじゃあ、そのノヴァって子供が錬金術士なのは間違いないんだな、ヴェルクさん」
受付っていうところで錬金術を使った後、さっき救護室ってところで怪我をしていた男の人と女の人と一緒に別の部屋に連れて来られた。
一体なんなんだろう。
「ああ、間違いない。作った傷薬もお前たちの治療に使ったものと寸分違わず一緒だ。試しに俺の怪我に塗ってみたが、きれいさっぱり怪我がなくなっちまった」
「となると、この子供は本物の錬金術士か……」
「そうですよ。何度も言っているじゃないですか」
「ああ、いや、すまない。こういったことは確認が大切だからな」
そうなんだ。
覚えておこうっと。
「そう言えば命の恩人に自己紹介もしていなかったな。俺の名前はアーテル。よろしくな、ノヴァ」
「私の名前はエニィ。危ないところを助けてくれてありがとう、ノヴァちゃん」
男の人がアーテルさん、女の人がエニィさん。
よし、これも覚えた。
「それで、どうしますか、ヴェルクさん。ノヴァのことは大々的に知れ渡ってしまったんでしょう?」
「ああ。一応、俺の方から冒険者どもには口止めをした。するにはしたが、娯楽のないこんな田舎町だ。すぐに噂になって知れ渡る。そうなれば、ノヴァの嬢ちゃんが錬金術士だなんて街中の知るところになるよ」
「なるほど。俺も父に頼んでおきましょうか?」
「そうしてくれ、アーテル。衛兵にも話を聞いたが、聖獣様が母親で、その母親がわざわざこの街の前まで連れてきて置いていったらしい。聖獣様の意向が入っているとあれば国の手出しを避けなければならん」
「同感です。この後、すぐに父へと連絡します」
「そっちは任せた。さて、そうなると、問題はノヴァの嬢ちゃんの身の振り方だな」
「?」
身の振り方ってどういう意味だろう?
わたしはもう巣立ちを終えた一人前の錬金術士なのに。
みんなにそう伝えたけど、みんな首を振ってダメ出しをしてきた。
「あの、ノヴァちゃん。人の世界では六歳で一人前にはなれないんですよ」
「成人っていってな。一人前の人として認められるのが十五歳だ。冒険者にはその前からなれるが、六歳じゃ冒険者になることだって無理だ」
「それに六歳だとひとりでは宿に泊めてもらうことすら難しいよ。一度お母さんのところに戻り、十五歳になるのを待ってから再びひとり立ちしてはどうかな?」
むう、わたしが一人前だって認めてもらえていない。
寝床だって結界魔法で作れるし、薬だって錬金術で作れる。
食事だって自分で木の実を集められるのにどうして認めてもらえないんだろう。
わたしがどう説明してもみんな受け入れてはくれなかった。
どうしたものか。
「どうしましょうか、ヴェルクさん。ノヴァちゃんを放置はできませんよ?」
「わかってるよ。わかっているが、どうするにもなぁ……」
「誰か里親を探しますか? それなら大丈夫でしょう」
「錬金術士の里親になりたいなんて奇特な奴……ああ、ひとり心当たりがある」
「本当ですか、ヴェルクさん!」
「ミカ、そう慌てるな。心当たりがあるだけだ」
里親って……。
わたしはひとり立ちした一人前だって言っているのにな。
信じてもらえないんだから、やんなっちゃう。
どうしてだろう?
「あの、お嬢さん。お名前は?」
受付にいた猫耳のお姉さんが聞いてきた。
そう言えばお名前を伝えてない。
「わたし? ノヴァです」
「じゃあ、ノヴァちゃん。この国じゃ錬金術士はいないのよ?」
「え?」
錬金術士がいないってどういうことだろう?
「ミカ、きちんと説明してやれ。半端だぞ」
「あ、すみません、ヴェルクさん」
今度は最初に〝ぼうけんしゃぎるど〟に入ってきたおじさんだ。
この人はヴェルクって言うんだね。
受付のお姉さんはミカさんか。
覚えた。
「おう、ノヴァの嬢ちゃん。この国じゃなあ、錬金術士様はみんな国の中心である王都ってところで働いているんだ。だから、この国の辺境に錬金術士なんていやしないんだよ」
なるほど、この国では〝おうと〟って場所に錬金術士は集まっているんだね。
わたしには関係ないけど。
だって、わたしはお母さんの巣から来たんだもの。
「あ、でも。ヴェルクさん、この子、この街の外から来たって衛兵さんが言っていましたね」
「ミカ、そうなのか? ノヴァの嬢ちゃん、どこから来たんだ?」
「お母さんの巣です」
「お母さんの巣?」
「フラッシュリンクスのお母さんの巣です」
「フラッシュリンクス? ミカ、知っているか?」
「先ほど調べました。聖獣様です」
「聖獣様の巣から来た? どういう意味だ?」
「さあ……?」
ミカって言うお姉さんもヴェルクっておじさんも黙り込んでしまった。
どうしよう?
「まあまあ、ヴェルクさんもミカも落ち着いて」
「そうよ。その子が錬金術士だって決まったわけじゃないし」
「……それもそうですね。おふたりとも、血の跡を拭ったら受付まで来てください」
「ノヴァの嬢ちゃんは俺たちと一緒に来い。ふたりを助けてくれたお礼をしなくちゃな」
む、誰もわたしが錬金術士だって信じてくれていない。
どうしようか?
とりあえず、最初にいた受付っていうところまで連れ戻られたけどいい案は思い浮かばない。
本当にどうしよう。
「にゃう?」
「どうしたの、シシ?」
「にゃお!」
「……そうだね、やっちゃおうか!」
シシの提案に賛成!
早速準備を始めなきゃ!
「あれ? ノヴァちゃん、どうしましたか?」
「ここで錬金術をする!」
「はあ!? 錬金術っていろいろな設備が必要だって聞くぞ!?」
「お鍋ひとつあれば十分! さあ、シシ! 始めるよ!」
「にゃうん!」
わたしがマジックバッグから錬金釜を取り出し、空中に浮かべるとシシはその下に潜り込んだ。
そして、シシが全身から炎を吹き上げ錬金釜を熱する。
わたしも浮かび上がって釜の様子を確認し、虹色の光が出てきたら錬金術開始!
今日は……傷薬でいいか!
「材料ぽいぽい、元気になーれ! ふっふふのふ~ん♪」
「みゃみゃみゃっみゃみゃみゃ~♪」
いつも通りに草花を入れ、いつも通りに釜で調合。
もちろん、いつも通りに傷薬ができた!
それを手に取って地面に下り、錬金釜を片付ける。
「ええっと。ノヴァちゃん、いまのって?」
「錬金術ですよ?」
「いや、そうじゃなくてだな……」
「はい?」
ミカさんもヴェルクさんも困った顔をしている。
一体どうしたんだろう?
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「ふむ。それじゃあ、そのノヴァって子供が錬金術士なのは間違いないんだな、ヴェルクさん」
受付っていうところで錬金術を使った後、さっき救護室ってところで怪我をしていた男の人と女の人と一緒に別の部屋に連れて来られた。
一体なんなんだろう。
「ああ、間違いない。作った傷薬もお前たちの治療に使ったものと寸分違わず一緒だ。試しに俺の怪我に塗ってみたが、きれいさっぱり怪我がなくなっちまった」
「となると、この子供は本物の錬金術士か……」
「そうですよ。何度も言っているじゃないですか」
「ああ、いや、すまない。こういったことは確認が大切だからな」
そうなんだ。
覚えておこうっと。
「そう言えば命の恩人に自己紹介もしていなかったな。俺の名前はアーテル。よろしくな、ノヴァ」
「私の名前はエニィ。危ないところを助けてくれてありがとう、ノヴァちゃん」
男の人がアーテルさん、女の人がエニィさん。
よし、これも覚えた。
「それで、どうしますか、ヴェルクさん。ノヴァのことは大々的に知れ渡ってしまったんでしょう?」
「ああ。一応、俺の方から冒険者どもには口止めをした。するにはしたが、娯楽のないこんな田舎町だ。すぐに噂になって知れ渡る。そうなれば、ノヴァの嬢ちゃんが錬金術士だなんて街中の知るところになるよ」
「なるほど。俺も父に頼んでおきましょうか?」
「そうしてくれ、アーテル。衛兵にも話を聞いたが、聖獣様が母親で、その母親がわざわざこの街の前まで連れてきて置いていったらしい。聖獣様の意向が入っているとあれば国の手出しを避けなければならん」
「同感です。この後、すぐに父へと連絡します」
「そっちは任せた。さて、そうなると、問題はノヴァの嬢ちゃんの身の振り方だな」
「?」
身の振り方ってどういう意味だろう?
わたしはもう巣立ちを終えた一人前の錬金術士なのに。
みんなにそう伝えたけど、みんな首を振ってダメ出しをしてきた。
「あの、ノヴァちゃん。人の世界では六歳で一人前にはなれないんですよ」
「成人っていってな。一人前の人として認められるのが十五歳だ。冒険者にはその前からなれるが、六歳じゃ冒険者になることだって無理だ」
「それに六歳だとひとりでは宿に泊めてもらうことすら難しいよ。一度お母さんのところに戻り、十五歳になるのを待ってから再びひとり立ちしてはどうかな?」
むう、わたしが一人前だって認めてもらえていない。
寝床だって結界魔法で作れるし、薬だって錬金術で作れる。
食事だって自分で木の実を集められるのにどうして認めてもらえないんだろう。
わたしがどう説明してもみんな受け入れてはくれなかった。
どうしたものか。
「どうしましょうか、ヴェルクさん。ノヴァちゃんを放置はできませんよ?」
「わかってるよ。わかっているが、どうするにもなぁ……」
「誰か里親を探しますか? それなら大丈夫でしょう」
「錬金術士の里親になりたいなんて奇特な奴……ああ、ひとり心当たりがある」
「本当ですか、ヴェルクさん!」
「ミカ、そう慌てるな。心当たりがあるだけだ」
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