71 / 100
第3部 〝ペットテイマー〟、〝オークの砦〟を攻める プロローグ 強くなったペットたちと旅から持ち帰ったもの
71. 家族との団らんとスキルの強化
しおりを挟む
「シズクお姉ちゃん、起きて。朝食の時間だよ」
「ええ、もう?」
「シズクお姉ちゃん、お寝坊しすぎ」
「ごめんね、ミーベルン」
私、シズクは昨日、アイリーン特使としての任務を終え、メイナお姉ちゃんとミーベルンの待つメルカトリオ錬金術師店へと帰ってきた。
それで、昨日の夜はミーベルンにお願いして一緒に寝てもらったんだけど……気持ちよかったなぁ。
「シズクお姉ちゃん、早く着替えてきてね」
「うん。すぐ行くね」
私は起き上がって着替えるとすぐリビングへ。
そこではメイナお姉ちゃんが朝食の配膳を終えて待っていてくれた。
「シズクちゃん。お仕事が終わったからって気を抜きすぎだよ?」
「あはは、ごめんなさい」
「まあ、今日1日だけなら許してあげる。明日からはきちんと起きてきてね?」
「はい。そうします」
「じゃあ、シズクちゃんも席に着いて。朝食にしましょう」
私たちは家族3人仲良く朝食を食べることに。
ミーベルンも体調がよさそうだしよかったよかった。
他の家族たちもおいしそうにご飯を食べてくれているし、元気でなによりだね。
朝食を食べ終わると、私とミーベルンは食事の後片付け、メイナお姉ちゃんはメルカトリオ錬金術師店の開店準備に行った。
さて、食器も洗い終わったし、今日はなにをして過ごそうかな?
「ねえ、シズクお姉ちゃん。私、ウルフ狩りに行きたい」
「ウルフ狩りか。私もしばらく行っていないし、街にお肉と毛皮も供給しなくちゃいけないよね。いいよ、連れて行ってあげる」
「やったぁ! あのね、私、ペットから借りられるスキルの数が2つに増えていたの!」
「すごいね、ミーベルン! それで、なにを借りているの?」
「《隠密行動》と《周囲警戒》! ニベラマもベルンもハンテンも結構強くなってきたよ!」
「よかったね、ミーベルン。でも、油断しちゃだめだよ」
「うん! 私、鎧とかを着てくる!」
あらら、嬉しそうに駆けていっちゃった。
ミーベルンも〝ペットテイマー〟だし、将来は冒険者なのかな?
さて、私も冒険者服に着替えてレザーアーマーを身につけないと。
私が着替え終わったらレザーアーマーをつけるのに苦労していたミーベルンを手伝ってあげる。
私も最初の頃はもたついてたからね。
慣れれば早くなるよってミーベルンにも伝えておいた。
準備が整ったらメイナお姉ちゃんに一声かけ、ミーベルンと一緒に〝ウルフの林〟へ向かった。
ミーベルンも最初は自信なさげだったミーベルンも、いまではちょっとだけ自信がついてきているからね。
仲間たちもいるから油断しないだろうけれど、無理はしないように見ていてあげないと。
「あ、早速ウルフ発見」
「え、どこ?」
ミーベルンにはまだ気付けないか。
わりと近くにいるんだけどな。
「そこの茂みの影。こっちにはまだ気がついていないから、うまくいけば先手を取れるかも」
「わかった。ベルン、お願い」
『《帯電》だな。任せておけ』
ミーベルンの指示を受けたベルンが体を青白く光らせながら茂みの奥へと消えていった。
すると、ウルフが一鳴きする音だけが聞こえて、ベルンが戻ってきたよ。
『気絶させておいた。ミーベルン、とどめを』
「うん、わかった」
へえ、ベルンの《帯電》って触れるだけで、もうウルフを気絶させることができるんだ。
このまま鍛えていけば触れるだけでウルフを倒せるようになっちゃうかも。
私もミーベルンと一緒に茂みの影へと回り込み、ミーベルンがウルフにとどめをさすことを確認した。
そして、ミーベルンは周囲に他のウルフがいないことを確認してから解体を始めたね。
ニベラマやベルン、ハンテンも周囲を警戒しているし、1週間いなかった間にかなり成長しているよ。
解体は経験が少ないからあまりうまくいってないけれど、それでも駆け出し冒険者と考えれば上出来な方。
このまま鍛えていけば上手に肉と毛皮を切り離せるようになる日も近いかも。
ミーベルンも頑張り屋さんだからね。
ミーベルンには10匹ほど狩りをさせたところで終了。
本人は不満だったみたいだけれど、持てる荷物の量を考えるように説明したら諦めてくれた。
今度は力も鍛えなくちゃね。
そうなると私の狩りなんだけど。
「あれ?」
さっきから気にはなっていたけれど、全方位の音がよく聞こえるし、走る速度もすごく速くなっている。
ダガーの切れ味は元々いいから《魔爪》を使わずにウルフの首をはねてるんだけど、こんなに楽だったっけ?
疑問に思いつつもキントキに解体と回収を任せながら歩いて50匹ちょっとを倒したら終了。
そのあとは、ミーベルンに薬草などの採取方法を教えるために沢の上流へ。
ここでも不思議なことに普段よりも静かに飛んでいる気がする。
一体なんで?
薬草を採取し終わったら沢の水で手を洗ってミーベルンと昼食なんだけど……なにが変わったんだろう?
『ふむ、ミーベルンにも移動手段として鳥系のペットがいた方がいいかもしれぬな』
「本当!? ミネル!!」
『嘘は言わぬよ。今度、儂の仲間を紹介してやろう。最初は弱いから即戦力として期待するなよ?』
「うん!」
ミーベルンたらあんなに喜んじゃって。
新しい家族がそんなに嬉しいんだね。
さて、私の疑問もミネルに聞いておこう。
「ねえ、ミネル。ひょっとしてみんなのスキルが強化されてる?」
『いまさらか?』
『鈍すぎるよ、シズク』
『教えてこなかったけど、気付くのが遅いわさ』
『もっと早く気がついてほしかったの』
「あ、やっぱり強化されているんだ」
『うむ。まずは儂から。儂は《魔の鉤爪》が《魔獣の鉤爪》に強化された。威力が数倍になっておるから、多少の鎧兜ならば気にせずひねり潰せるぞ』
うわー、《魔の鉤爪》でも凶悪だったのにさらに強くなってたんだ。
最近使ってなかったから知らなかったよ。
『次に《静音飛行》が《無音飛行》に強化されておる。その名の通り、空を飛ぶときにまったく音がしなくなり、飛ぶ速度も速くなっているはずじゃ。気をつけて使え』
「わかった。他には?」
『《超聴覚》が《全周囲集音》に変わった。これで前方だけではなく、背後や側面の音も拾えるぞ。混乱するなよ』
「気をつけるよ。これで終わり?」
『あとひとつ。《風魔法》が《嵐魔法》に変わった。これで、大規模な攻撃や高密度な風による攻撃が行えるようになる。シズクも使えるが魔力消費も相応に増えるから注意せよ』
「はーい」
私が知らない間にミネルがすごい強化されている!
ひょっとして他の子たちも!?
『次は僕かな。僕は《土魔法》が《大地魔法》になったくらいだよ。他のスキルも大幅にパワーアップしているけどね』
「キントキも強くなったんだね」
『次はわちだわさ。わちは《砂魔法》が《灼砂魔法》になったわさ。砂による攻撃や目くらましに熱を持たせてやけどを負わせることができるようになったのだわさ』
「モナカもかぁ」
『わちはもっと変わっているわさ。《魔爪》が《魔爪刃》に強化、《俊足迅雷》が《疾風迅雷》に強化、あと《壁登り》というスキルを覚えたのだわさ』
「《魔爪刃》と《疾風迅雷》は元のスキルの強化版だよね? 《壁登り》は?」
『使ってみるといいわさ』
「わかった。って、あれ?」
『どうかしたわさ?』
「スキル、9個借りられてる」
『シズクも強くなっているわさ。他にもなにか借りてみて、どれだけスキルを同時に使えるか試すわさ』
「う、うん」
試しにどれだけ借りることができるかやってみたけれど、同時に10個までいけるみたい。
これで戦術の幅が増えたけれど、悩ましい……。
そして、《壁登り》は壁を普通に歩いていけるスキルだった。
上ることも下りることも横に動くことも自由自在。
足だけで移動できるから、手も使えてジャンプもできるし壁から飛びかかってそのまま切りかかるなんて離れ業もできるようになっちゃった。
私、どこに向かっているんだろう。
『最後はあたちなの。あたちは《回復魔法》が《命魔法》に強化、《気配判別》が《存在判別》に強化、《ガードバリア》が《シールドバリア》に強化なの。《命魔法》なら骨折も治せるけれど無茶しちゃメッなの』
《存在判別》かぁ。
さっきからミーベルンやペットたちのことがよくわかるし、薬草や魔力草の気配だってわかる。
ずっと下にいるウルフの気配だってわかっちゃうんだから優れものだよね。
これ頼りだけっていうのは危険だけれど便利に使わせてもらおう。
あと、私自身のスキルも強化されていて、《ペット用ご飯作り》が《ペット用デリシャスご飯作り》に、《ペット強化》が《ペット常時強化》に変わっていた。
《ペット常時強化》はその名前の通り、魔力を渡さなくてもペットが強化される能力らしい。
《ペット用デリシャスご飯作り》はご飯がおいしくなり、ペットの力が上がりやすくなるんだとか。
ミーベルンに嫉妬されちゃったけど、ミーベルンも頑張ればいつか到達できるよって教えたら、すっごくはりきりだした。
これは帰る前にもう10匹くらいウルフを倒させなくちゃだめかなあ。
「ええ、もう?」
「シズクお姉ちゃん、お寝坊しすぎ」
「ごめんね、ミーベルン」
私、シズクは昨日、アイリーン特使としての任務を終え、メイナお姉ちゃんとミーベルンの待つメルカトリオ錬金術師店へと帰ってきた。
それで、昨日の夜はミーベルンにお願いして一緒に寝てもらったんだけど……気持ちよかったなぁ。
「シズクお姉ちゃん、早く着替えてきてね」
「うん。すぐ行くね」
私は起き上がって着替えるとすぐリビングへ。
そこではメイナお姉ちゃんが朝食の配膳を終えて待っていてくれた。
「シズクちゃん。お仕事が終わったからって気を抜きすぎだよ?」
「あはは、ごめんなさい」
「まあ、今日1日だけなら許してあげる。明日からはきちんと起きてきてね?」
「はい。そうします」
「じゃあ、シズクちゃんも席に着いて。朝食にしましょう」
私たちは家族3人仲良く朝食を食べることに。
ミーベルンも体調がよさそうだしよかったよかった。
他の家族たちもおいしそうにご飯を食べてくれているし、元気でなによりだね。
朝食を食べ終わると、私とミーベルンは食事の後片付け、メイナお姉ちゃんはメルカトリオ錬金術師店の開店準備に行った。
さて、食器も洗い終わったし、今日はなにをして過ごそうかな?
「ねえ、シズクお姉ちゃん。私、ウルフ狩りに行きたい」
「ウルフ狩りか。私もしばらく行っていないし、街にお肉と毛皮も供給しなくちゃいけないよね。いいよ、連れて行ってあげる」
「やったぁ! あのね、私、ペットから借りられるスキルの数が2つに増えていたの!」
「すごいね、ミーベルン! それで、なにを借りているの?」
「《隠密行動》と《周囲警戒》! ニベラマもベルンもハンテンも結構強くなってきたよ!」
「よかったね、ミーベルン。でも、油断しちゃだめだよ」
「うん! 私、鎧とかを着てくる!」
あらら、嬉しそうに駆けていっちゃった。
ミーベルンも〝ペットテイマー〟だし、将来は冒険者なのかな?
さて、私も冒険者服に着替えてレザーアーマーを身につけないと。
私が着替え終わったらレザーアーマーをつけるのに苦労していたミーベルンを手伝ってあげる。
私も最初の頃はもたついてたからね。
慣れれば早くなるよってミーベルンにも伝えておいた。
準備が整ったらメイナお姉ちゃんに一声かけ、ミーベルンと一緒に〝ウルフの林〟へ向かった。
ミーベルンも最初は自信なさげだったミーベルンも、いまではちょっとだけ自信がついてきているからね。
仲間たちもいるから油断しないだろうけれど、無理はしないように見ていてあげないと。
「あ、早速ウルフ発見」
「え、どこ?」
ミーベルンにはまだ気付けないか。
わりと近くにいるんだけどな。
「そこの茂みの影。こっちにはまだ気がついていないから、うまくいけば先手を取れるかも」
「わかった。ベルン、お願い」
『《帯電》だな。任せておけ』
ミーベルンの指示を受けたベルンが体を青白く光らせながら茂みの奥へと消えていった。
すると、ウルフが一鳴きする音だけが聞こえて、ベルンが戻ってきたよ。
『気絶させておいた。ミーベルン、とどめを』
「うん、わかった」
へえ、ベルンの《帯電》って触れるだけで、もうウルフを気絶させることができるんだ。
このまま鍛えていけば触れるだけでウルフを倒せるようになっちゃうかも。
私もミーベルンと一緒に茂みの影へと回り込み、ミーベルンがウルフにとどめをさすことを確認した。
そして、ミーベルンは周囲に他のウルフがいないことを確認してから解体を始めたね。
ニベラマやベルン、ハンテンも周囲を警戒しているし、1週間いなかった間にかなり成長しているよ。
解体は経験が少ないからあまりうまくいってないけれど、それでも駆け出し冒険者と考えれば上出来な方。
このまま鍛えていけば上手に肉と毛皮を切り離せるようになる日も近いかも。
ミーベルンも頑張り屋さんだからね。
ミーベルンには10匹ほど狩りをさせたところで終了。
本人は不満だったみたいだけれど、持てる荷物の量を考えるように説明したら諦めてくれた。
今度は力も鍛えなくちゃね。
そうなると私の狩りなんだけど。
「あれ?」
さっきから気にはなっていたけれど、全方位の音がよく聞こえるし、走る速度もすごく速くなっている。
ダガーの切れ味は元々いいから《魔爪》を使わずにウルフの首をはねてるんだけど、こんなに楽だったっけ?
疑問に思いつつもキントキに解体と回収を任せながら歩いて50匹ちょっとを倒したら終了。
そのあとは、ミーベルンに薬草などの採取方法を教えるために沢の上流へ。
ここでも不思議なことに普段よりも静かに飛んでいる気がする。
一体なんで?
薬草を採取し終わったら沢の水で手を洗ってミーベルンと昼食なんだけど……なにが変わったんだろう?
『ふむ、ミーベルンにも移動手段として鳥系のペットがいた方がいいかもしれぬな』
「本当!? ミネル!!」
『嘘は言わぬよ。今度、儂の仲間を紹介してやろう。最初は弱いから即戦力として期待するなよ?』
「うん!」
ミーベルンたらあんなに喜んじゃって。
新しい家族がそんなに嬉しいんだね。
さて、私の疑問もミネルに聞いておこう。
「ねえ、ミネル。ひょっとしてみんなのスキルが強化されてる?」
『いまさらか?』
『鈍すぎるよ、シズク』
『教えてこなかったけど、気付くのが遅いわさ』
『もっと早く気がついてほしかったの』
「あ、やっぱり強化されているんだ」
『うむ。まずは儂から。儂は《魔の鉤爪》が《魔獣の鉤爪》に強化された。威力が数倍になっておるから、多少の鎧兜ならば気にせずひねり潰せるぞ』
うわー、《魔の鉤爪》でも凶悪だったのにさらに強くなってたんだ。
最近使ってなかったから知らなかったよ。
『次に《静音飛行》が《無音飛行》に強化されておる。その名の通り、空を飛ぶときにまったく音がしなくなり、飛ぶ速度も速くなっているはずじゃ。気をつけて使え』
「わかった。他には?」
『《超聴覚》が《全周囲集音》に変わった。これで前方だけではなく、背後や側面の音も拾えるぞ。混乱するなよ』
「気をつけるよ。これで終わり?」
『あとひとつ。《風魔法》が《嵐魔法》に変わった。これで、大規模な攻撃や高密度な風による攻撃が行えるようになる。シズクも使えるが魔力消費も相応に増えるから注意せよ』
「はーい」
私が知らない間にミネルがすごい強化されている!
ひょっとして他の子たちも!?
『次は僕かな。僕は《土魔法》が《大地魔法》になったくらいだよ。他のスキルも大幅にパワーアップしているけどね』
「キントキも強くなったんだね」
『次はわちだわさ。わちは《砂魔法》が《灼砂魔法》になったわさ。砂による攻撃や目くらましに熱を持たせてやけどを負わせることができるようになったのだわさ』
「モナカもかぁ」
『わちはもっと変わっているわさ。《魔爪》が《魔爪刃》に強化、《俊足迅雷》が《疾風迅雷》に強化、あと《壁登り》というスキルを覚えたのだわさ』
「《魔爪刃》と《疾風迅雷》は元のスキルの強化版だよね? 《壁登り》は?」
『使ってみるといいわさ』
「わかった。って、あれ?」
『どうかしたわさ?』
「スキル、9個借りられてる」
『シズクも強くなっているわさ。他にもなにか借りてみて、どれだけスキルを同時に使えるか試すわさ』
「う、うん」
試しにどれだけ借りることができるかやってみたけれど、同時に10個までいけるみたい。
これで戦術の幅が増えたけれど、悩ましい……。
そして、《壁登り》は壁を普通に歩いていけるスキルだった。
上ることも下りることも横に動くことも自由自在。
足だけで移動できるから、手も使えてジャンプもできるし壁から飛びかかってそのまま切りかかるなんて離れ業もできるようになっちゃった。
私、どこに向かっているんだろう。
『最後はあたちなの。あたちは《回復魔法》が《命魔法》に強化、《気配判別》が《存在判別》に強化、《ガードバリア》が《シールドバリア》に強化なの。《命魔法》なら骨折も治せるけれど無茶しちゃメッなの』
《存在判別》かぁ。
さっきからミーベルンやペットたちのことがよくわかるし、薬草や魔力草の気配だってわかる。
ずっと下にいるウルフの気配だってわかっちゃうんだから優れものだよね。
これ頼りだけっていうのは危険だけれど便利に使わせてもらおう。
あと、私自身のスキルも強化されていて、《ペット用ご飯作り》が《ペット用デリシャスご飯作り》に、《ペット強化》が《ペット常時強化》に変わっていた。
《ペット常時強化》はその名前の通り、魔力を渡さなくてもペットが強化される能力らしい。
《ペット用デリシャスご飯作り》はご飯がおいしくなり、ペットの力が上がりやすくなるんだとか。
ミーベルンに嫉妬されちゃったけど、ミーベルンも頑張ればいつか到達できるよって教えたら、すっごくはりきりだした。
これは帰る前にもう10匹くらいウルフを倒させなくちゃだめかなあ。
10
お気に入りに追加
821
あなたにおすすめの小説

できれば穏便に修道院生活へ移行したいのです
新条 カイ
恋愛
ここは魔法…魔術がある世界。魔力持ちが優位な世界。そんな世界に日本から転生した私だったけれど…魔力持ちではなかった。
それでも、貴族の次女として生まれたから、なんとかなると思っていたのに…逆に、悲惨な将来になる可能性があるですって!?貴族の妾!?嫌よそんなもの。それなら、女の幸せより、悠々自適…かはわからないけれど、修道院での生活がいいに決まってる、はず?
将来の夢は修道院での生活!と、息巻いていたのに、あれ。なんで婚約を申し込まれてるの!?え、第二王子様の護衛騎士様!?接点どこ!?
婚約から逃れたい元日本人、現貴族のお嬢様の、逃れられない恋模様をお送りします。
■■両翼の守り人のヒロイン側の話です。乳母兄弟のあいつが暴走してとんでもない方向にいくので、ストッパーとしてヒロイン側をちょいちょい設定やら会話文書いてたら、なんかこれもUPできそう。と…いう事で、UPしました。よろしくお願いします。(ストッパーになれればいいなぁ…)
■■

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。

私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
コーデリア魔法研究所
tiroro
ファンタジー
孤児院を出て、一人暮らしを始めた15歳の少女ミア。
新たな生活に胸を躍らせる中、偶然出会った魔導士に助けられ、なりゆきで魔法研究所で働くことになる。
未知の世界で魔法と向き合いながら、自分の力で未来を切り拓こうと決意するミアの物語が、ここから始まる。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

迷い人と当たり人〜伝説の国の魔道具で気ままに快適冒険者ライフを目指します〜
青空ばらみ
ファンタジー
一歳で両親を亡くし母方の伯父マークがいる辺境伯領に連れて来られたパール。 伯父と一緒に暮らすお許しを辺境伯様に乞うため訪れていた辺境伯邸で、たまたま出くわした侯爵令嬢の無知な善意により 六歳で見習い冒険者になることが決定してしまった! 運良く? 『前世の記憶』を思い出し『スマッホ』のチェリーちゃんにも協力してもらいながら 立派な冒険者になるために 前世使えなかった魔法も喜んで覚え、なんだか百年に一人現れるかどうかの伝説の国に迷いこんだ『迷い人』にもなってしまって、その恩恵を受けようとする『当たり人』と呼ばれる人たちに貢がれたり…… ぜんぜん理想の田舎でまったりスローライフは送れないけど、しょうがないから伝説の国の魔道具を駆使して 気ままに快適冒険者を目指しながら 周りのみんなを無自覚でハッピーライフに巻き込んで? 楽しく生きていこうかな! ゆる〜いスローペースのご都合ファンタジーです。
小説家になろう様でも投稿をしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる