48 / 100
第2部 街を駆け巡る〝ペットテイマー〟 第3章 〝ペットテイマー〟センディアを去る
48. センディア滞在最終日
しおりを挟む
センディア滞在最終日、今日は正式なアイリーン特使として行動するので特使服に身を包んでの出発だ。
私がいない間にミーベルンへと危害が加わらないよう、ミーベルンも一緒に連れて行くことになった。
本当はあんな危ない場所に連れて行きたくはないし、大人の汚いところは見せたくないんだけれど。
「ミーベルン、本当に大丈夫? 怖かったらまだ宿で待っていてもいいんだよ?」
「大丈夫。私も行く」
『ミーベルンの守りは儂らが引き受ける。お主はお主の仕事を果たしてこい』
『そうだね。面倒な仕事はさっさと終わらせてアイリーンの街に帰ろう。居心地が悪いよ、ここ』
『新鮮なウルフ肉で作ったご飯が食べたいわさ』
『あたちも新鮮なお野菜の葉っぱが食べたいの』
『シズクの仲間たちはグルメだにゃ』
『それだけ住みよい街なのだろう、アイリーンの街は』
「住みやすい、いい街だよ。それじゃあ、面倒なことはさっさと終わらせて帰ろうか」
私とミーベルンはあえてキントキに乗り、冒険者ギルドまで乗り付ける。
通りすがった連中が慌てていたけど、知ったことか。
そのまま冒険者ギルドの入口を開けて冒険者ギルドカウンターへ。
私とミーベルンを汚らしいものを見るような目でにらんでくるけど、どうでもいい。
目的はひとつの依頼命令を出して帰るだけなんだから。
「ようこそ、薄汚いステップワンダーの特使様。今日はなんのご用でしょうか?」
「相変わらず、ここの冒険者ギルドは受付の態度が悪いですね。先日行方不明になった偽の受付嬢の同類でしょうか?」
「な!? 貴様、なぜそれを!」
「さあ? それよりもあなたにお仕事です。これをギルドマスターに渡してきなさい。今回、破り捨てるような真似をすれば、このギルドは冒険者ギルドとして孤立しますので勘違いしないように」
「この!? ステップワンダーのチビが!!」
「なんだ!! 特使様!?」
「1週間ぶりです、ウーフェン受付長。そこの受付嬢、本物か偽物かは知りませんが握りつぶそうとしている書状、すぐに手放させた方がいいですよ? 私はこれ以上の責任を持てませんから」
「書状? ……お前! なにをしている!?」
「ウーフェン受付長!?」
「その書状はアイリーン領主からの命令状だぞ!? 宛名に記されていないものが封蝋を破損すればそれだけで関係断絶の宣言! いますぐそれを手放しこちらによこせ!!」
「このようなステップワンダーが持って来たものでもですか!?」
「……お前も偽の職員だったようだな。衛兵! この女の制服と身分証を奪い取りギルドから放り出せ!」
大変だね、ウーフェン受付長も。
本当に大変なのはこの先なんだけれど。
「封蝋に破損は……よかった、入っていない……」
「おめでとうございます。それでは、お手数ですが、それを本来の受取人に渡してきてもらいますか? 今回は冒険者ギルドマスターからの依頼ではなく領主からの依頼命令です。従わなければ、その責任はギルド全体におよびますよ?」
「は、はい! すぐに!!」
ウーフェン受付長には貧乏くじを引かせてしまい、悪いことをしているなぁ。
それにしてもこの街の人間ってまともなやつがいないけれど、この先やっていけるのかな?
さて、最後にあのギルドマスターがどうでるか顔を見てやるか。
ミーベルンには悪いけど。
ウーフェン受付長が上の階にかけていって数分後、やっぱりあの偉そうなギルドマスターが降りてきたよ。
依頼書を握りつぶしながら。
そんなことをして大丈夫なのかな?
「おい! ステップワンダー!! 貴様、正気か!?」
「はい、正気ですよ。冒険者ギルドマスターからの依頼について受けるかどうかの検討期間を1週間与えた後、拒否された場合は領主による依頼命令書を出してこいというのが私の任務ですから」
「ふざけるな!! なぜ、センディア冒険者ギルドが第1級召集命令を冒険者にかけなくちゃいけねぇんだ!? しかも、目的は〝オークの砦の破壊〟で〝招集した冒険者全員にミスリル製以上の武具を貸与せよ〟だと!? ふざけているにも程がある!!」
「ふざけてなんかいませんよ? 今回、アイリーンの街を襲ってきたオークたちは通常のオーク兵こそ鉄の武装でしたが、ハイオークは鋼を、オークナイトはミスリル合金の装備を使っていました。ただの鉄製武器しか使えない冒険者を集めたところで意味はありません。オークナイトの鎧には傷ひとつつきませんから」
「っ!? じゃあ、〝滞在費用はセンディア冒険者ギルドが負担、滞在場所はアイリーンの街外、武器はアイリーン領主預かりとする〟ってのは!?」
「どこのギルドが滞在費用を負担するかなんて知りません。滞在場所がアイリーンの街の外なのと武器を預かるのはあなた方が〝人間至上主義〟とやらに凝り固まっているせいです。アイリーンには人間族以外もたくさん暮らしていますからね。暴動を起こされても困ります」
「こんのクソガキ!? こんな依頼命令、飲めるか!!」
「わかりました。センディア冒険者ギルドは領主命令依頼を断ると」
「当然だ!」
「では、帰って領主様と冒険者ギルドマスターに伝えましょう。それで、この街の冒険者ギルドは国から断絶。ほかの冒険者ギルドでは依頼の精算もできなくなりますし、ほかのギルドで受けた依頼を精算するのも法令違反となります。冒険者ギルド間における素材の取引も禁止になりますね」
「なっ!?」
「出発前に領主様と冒険者ギルドマスターから、冒険者ギルド規定などを読ませていただきましたが、そう書かれていました。それでは、今後の冒険者ギルド運営、頑張ってください」
「……お前ら! そのガキをぶっ殺せ!!」
「リーマンダギルドマスター!?」
「そのガキの口を封じれば問題なんてなくなる! ギルドマスター命令だ! さっさと殺せ!」
おや、まあ、過激なことを。
でも、それに反応して武器を抜く馬鹿もいるということは、相当この街では〝人間至上主義〟だか〝真理同盟〟だかが流行っているみたいだね。
武器を抜いたからには容赦しないけど!
「ふぅ。この服やマントが汚れるのも困るので一気に片付けましょう。ミネル」
『わかった。《ウィンドセイバー》』
「あ?」
「え?」
「は?」
一瞬の理解もできずに倒れ込んでいく武器を取りだした冒険者たち。
その両腕は切り落とされ、後ろの壁には風の刃が切りつけた傷跡が残っているけどね。
「な? お前、なにをやった?」
「さあ? そんなことより、もうかかってこないんですか? いまなら手加減して両腕を切り落とすだけですませます。命までは奪いませんよ?」
その言葉を聞いて一斉に武器を地面に投げ出した冒険者たち。
降伏するって意味かな?
まだ納得できてないやつがひとり残っているけど。
「貴様ら! それでもセンディア冒険者ギルドの冒険者か!? ステップワンダーごときに後れを取って!!」
「そう思うならあなたもかかってきなさい。手加減なんてしてあげませんけどね」
「この……劣等種が!」
剣を抜いて階段を飛び降りてきたね。
そんな隙だらけのことをしたら、ミネルの的でしかないのに。
って、両腕とも切り飛ばされちゃった。
「がぁっ!?」
「まだ、死なれると困りますね。シラタマ、傷口だけ塞いであげなさい」
『《ミドルヒール》なの』
「ぐっ……この……」
あ、芋虫みたいに這いずり回るかと思っていたけれど、起き上がったよ。
でも……もう、ね?
「依頼命令書は血で真っ赤に染まってもう判別不可能です。これでは依頼不受理でしょう。このギルドの未来も決まりましたね」
「おのれ。まだ、あのお方が!」
なに、まだ黒幕がいるの?
あいつが〝真理同盟〟のボスだって聞いていたんだけど。
これ以上、茶番に付き合っていられないから帰るけど。
「さて、帰ろうか、ミーベルン」
「えっと、いいの?」
「自業自得だよ。私たちは気にしないで……」
「お待ちください、特使様!」
この声は、ウーフェン受付長か。
あの人も大変だね。
「なんでしょう。もう用件は済みましたが」
「あ、あの、もう一度だけ我々に機会をお恵みください! 国の冒険者ギルドから孤立しては、我々のギルドは……」
「すみません、それは私の判断ではできません。あえて教えられることがあるとすれば、ギルドが混乱する前にお逃げください、としか」
「……わかりました。お引き留めしてしまい、申し訳ありませんでした」
「いえいえ。行こうか、ミーベルン」
「うん」
さて、帰りも面倒だしキントキに乗って帰ろっと。
私がいない間にミーベルンへと危害が加わらないよう、ミーベルンも一緒に連れて行くことになった。
本当はあんな危ない場所に連れて行きたくはないし、大人の汚いところは見せたくないんだけれど。
「ミーベルン、本当に大丈夫? 怖かったらまだ宿で待っていてもいいんだよ?」
「大丈夫。私も行く」
『ミーベルンの守りは儂らが引き受ける。お主はお主の仕事を果たしてこい』
『そうだね。面倒な仕事はさっさと終わらせてアイリーンの街に帰ろう。居心地が悪いよ、ここ』
『新鮮なウルフ肉で作ったご飯が食べたいわさ』
『あたちも新鮮なお野菜の葉っぱが食べたいの』
『シズクの仲間たちはグルメだにゃ』
『それだけ住みよい街なのだろう、アイリーンの街は』
「住みやすい、いい街だよ。それじゃあ、面倒なことはさっさと終わらせて帰ろうか」
私とミーベルンはあえてキントキに乗り、冒険者ギルドまで乗り付ける。
通りすがった連中が慌てていたけど、知ったことか。
そのまま冒険者ギルドの入口を開けて冒険者ギルドカウンターへ。
私とミーベルンを汚らしいものを見るような目でにらんでくるけど、どうでもいい。
目的はひとつの依頼命令を出して帰るだけなんだから。
「ようこそ、薄汚いステップワンダーの特使様。今日はなんのご用でしょうか?」
「相変わらず、ここの冒険者ギルドは受付の態度が悪いですね。先日行方不明になった偽の受付嬢の同類でしょうか?」
「な!? 貴様、なぜそれを!」
「さあ? それよりもあなたにお仕事です。これをギルドマスターに渡してきなさい。今回、破り捨てるような真似をすれば、このギルドは冒険者ギルドとして孤立しますので勘違いしないように」
「この!? ステップワンダーのチビが!!」
「なんだ!! 特使様!?」
「1週間ぶりです、ウーフェン受付長。そこの受付嬢、本物か偽物かは知りませんが握りつぶそうとしている書状、すぐに手放させた方がいいですよ? 私はこれ以上の責任を持てませんから」
「書状? ……お前! なにをしている!?」
「ウーフェン受付長!?」
「その書状はアイリーン領主からの命令状だぞ!? 宛名に記されていないものが封蝋を破損すればそれだけで関係断絶の宣言! いますぐそれを手放しこちらによこせ!!」
「このようなステップワンダーが持って来たものでもですか!?」
「……お前も偽の職員だったようだな。衛兵! この女の制服と身分証を奪い取りギルドから放り出せ!」
大変だね、ウーフェン受付長も。
本当に大変なのはこの先なんだけれど。
「封蝋に破損は……よかった、入っていない……」
「おめでとうございます。それでは、お手数ですが、それを本来の受取人に渡してきてもらいますか? 今回は冒険者ギルドマスターからの依頼ではなく領主からの依頼命令です。従わなければ、その責任はギルド全体におよびますよ?」
「は、はい! すぐに!!」
ウーフェン受付長には貧乏くじを引かせてしまい、悪いことをしているなぁ。
それにしてもこの街の人間ってまともなやつがいないけれど、この先やっていけるのかな?
さて、最後にあのギルドマスターがどうでるか顔を見てやるか。
ミーベルンには悪いけど。
ウーフェン受付長が上の階にかけていって数分後、やっぱりあの偉そうなギルドマスターが降りてきたよ。
依頼書を握りつぶしながら。
そんなことをして大丈夫なのかな?
「おい! ステップワンダー!! 貴様、正気か!?」
「はい、正気ですよ。冒険者ギルドマスターからの依頼について受けるかどうかの検討期間を1週間与えた後、拒否された場合は領主による依頼命令書を出してこいというのが私の任務ですから」
「ふざけるな!! なぜ、センディア冒険者ギルドが第1級召集命令を冒険者にかけなくちゃいけねぇんだ!? しかも、目的は〝オークの砦の破壊〟で〝招集した冒険者全員にミスリル製以上の武具を貸与せよ〟だと!? ふざけているにも程がある!!」
「ふざけてなんかいませんよ? 今回、アイリーンの街を襲ってきたオークたちは通常のオーク兵こそ鉄の武装でしたが、ハイオークは鋼を、オークナイトはミスリル合金の装備を使っていました。ただの鉄製武器しか使えない冒険者を集めたところで意味はありません。オークナイトの鎧には傷ひとつつきませんから」
「っ!? じゃあ、〝滞在費用はセンディア冒険者ギルドが負担、滞在場所はアイリーンの街外、武器はアイリーン領主預かりとする〟ってのは!?」
「どこのギルドが滞在費用を負担するかなんて知りません。滞在場所がアイリーンの街の外なのと武器を預かるのはあなた方が〝人間至上主義〟とやらに凝り固まっているせいです。アイリーンには人間族以外もたくさん暮らしていますからね。暴動を起こされても困ります」
「こんのクソガキ!? こんな依頼命令、飲めるか!!」
「わかりました。センディア冒険者ギルドは領主命令依頼を断ると」
「当然だ!」
「では、帰って領主様と冒険者ギルドマスターに伝えましょう。それで、この街の冒険者ギルドは国から断絶。ほかの冒険者ギルドでは依頼の精算もできなくなりますし、ほかのギルドで受けた依頼を精算するのも法令違反となります。冒険者ギルド間における素材の取引も禁止になりますね」
「なっ!?」
「出発前に領主様と冒険者ギルドマスターから、冒険者ギルド規定などを読ませていただきましたが、そう書かれていました。それでは、今後の冒険者ギルド運営、頑張ってください」
「……お前ら! そのガキをぶっ殺せ!!」
「リーマンダギルドマスター!?」
「そのガキの口を封じれば問題なんてなくなる! ギルドマスター命令だ! さっさと殺せ!」
おや、まあ、過激なことを。
でも、それに反応して武器を抜く馬鹿もいるということは、相当この街では〝人間至上主義〟だか〝真理同盟〟だかが流行っているみたいだね。
武器を抜いたからには容赦しないけど!
「ふぅ。この服やマントが汚れるのも困るので一気に片付けましょう。ミネル」
『わかった。《ウィンドセイバー》』
「あ?」
「え?」
「は?」
一瞬の理解もできずに倒れ込んでいく武器を取りだした冒険者たち。
その両腕は切り落とされ、後ろの壁には風の刃が切りつけた傷跡が残っているけどね。
「な? お前、なにをやった?」
「さあ? そんなことより、もうかかってこないんですか? いまなら手加減して両腕を切り落とすだけですませます。命までは奪いませんよ?」
その言葉を聞いて一斉に武器を地面に投げ出した冒険者たち。
降伏するって意味かな?
まだ納得できてないやつがひとり残っているけど。
「貴様ら! それでもセンディア冒険者ギルドの冒険者か!? ステップワンダーごときに後れを取って!!」
「そう思うならあなたもかかってきなさい。手加減なんてしてあげませんけどね」
「この……劣等種が!」
剣を抜いて階段を飛び降りてきたね。
そんな隙だらけのことをしたら、ミネルの的でしかないのに。
って、両腕とも切り飛ばされちゃった。
「がぁっ!?」
「まだ、死なれると困りますね。シラタマ、傷口だけ塞いであげなさい」
『《ミドルヒール》なの』
「ぐっ……この……」
あ、芋虫みたいに這いずり回るかと思っていたけれど、起き上がったよ。
でも……もう、ね?
「依頼命令書は血で真っ赤に染まってもう判別不可能です。これでは依頼不受理でしょう。このギルドの未来も決まりましたね」
「おのれ。まだ、あのお方が!」
なに、まだ黒幕がいるの?
あいつが〝真理同盟〟のボスだって聞いていたんだけど。
これ以上、茶番に付き合っていられないから帰るけど。
「さて、帰ろうか、ミーベルン」
「えっと、いいの?」
「自業自得だよ。私たちは気にしないで……」
「お待ちください、特使様!」
この声は、ウーフェン受付長か。
あの人も大変だね。
「なんでしょう。もう用件は済みましたが」
「あ、あの、もう一度だけ我々に機会をお恵みください! 国の冒険者ギルドから孤立しては、我々のギルドは……」
「すみません、それは私の判断ではできません。あえて教えられることがあるとすれば、ギルドが混乱する前にお逃げください、としか」
「……わかりました。お引き留めしてしまい、申し訳ありませんでした」
「いえいえ。行こうか、ミーベルン」
「うん」
さて、帰りも面倒だしキントキに乗って帰ろっと。
10
お気に入りに追加
821
あなたにおすすめの小説


できれば穏便に修道院生活へ移行したいのです
新条 カイ
恋愛
ここは魔法…魔術がある世界。魔力持ちが優位な世界。そんな世界に日本から転生した私だったけれど…魔力持ちではなかった。
それでも、貴族の次女として生まれたから、なんとかなると思っていたのに…逆に、悲惨な将来になる可能性があるですって!?貴族の妾!?嫌よそんなもの。それなら、女の幸せより、悠々自適…かはわからないけれど、修道院での生活がいいに決まってる、はず?
将来の夢は修道院での生活!と、息巻いていたのに、あれ。なんで婚約を申し込まれてるの!?え、第二王子様の護衛騎士様!?接点どこ!?
婚約から逃れたい元日本人、現貴族のお嬢様の、逃れられない恋模様をお送りします。
■■両翼の守り人のヒロイン側の話です。乳母兄弟のあいつが暴走してとんでもない方向にいくので、ストッパーとしてヒロイン側をちょいちょい設定やら会話文書いてたら、なんかこれもUPできそう。と…いう事で、UPしました。よろしくお願いします。(ストッパーになれればいいなぁ…)
■■

【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
うどん五段
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
コーデリア魔法研究所
tiroro
ファンタジー
孤児院を出て、一人暮らしを始めた15歳の少女ミア。
新たな生活に胸を躍らせる中、偶然出会った魔導士に助けられ、なりゆきで魔法研究所で働くことになる。
未知の世界で魔法と向き合いながら、自分の力で未来を切り拓こうと決意するミアの物語が、ここから始まる。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

伯爵令嬢アンマリアのダイエット大作戦
未羊
ファンタジー
気が付くとまん丸と太った少女だった?!
痩せたいのに食事を制限しても運動をしても太っていってしまう。
一体私が何をしたというのよーっ!
驚愕の異世界転生、始まり始まり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる