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第2部 街を駆け巡る〝ペットテイマー〟 第1章 〝ペットテイマー〟センディアの街に向かう
39. 〝ペットテイマー〟他の街へとお仕事へ
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私が仕事に復帰して1週間ほど経った頃、サンドロックさんに呼び出された。
そういえば、サンドロックさんにも訓練をつけてもらってないなぁ。
いまは忙しいから無理だろうけど、手が空いたらまたつけてもらえないかなぁ。
受付で到着したことを伝え、職員さんとともにギルドマスタールームへ。
許可が出たのでギルドマスタールームに入るとサンドロックさんだけではなく、領主のケウナコウ様までいた!?
急いで礼をとらないと!!
「ケウナコウ様、本日は……」
「よいよい、今日は私がお主に依頼を持ち込んだのだ。それに公の場では礼節を保ってもらわねばならぬが、普段はもっと気さくに接してくれて構わぬぞ」
ケウナコウ様の色も青。
いまの発言も本心からなんだ。
「では失礼して。本日はどのような依頼でしょうか?」
「まあ、お前も座れ。少し長い話になるかもしれねぇ」
「はい、失礼いたします」
私はサンドロックさんの目の前に座らせてもらった。
やっぱりギルドマスターのソファーだけあって座り心地が全然違う。
体が沈んでいくよ。
「さて、今日の依頼だな。私が身分証として渡したナイフは肌身離さず持っているか?」
「はい、ケウナコウ様。なくすことが恐ろしいので、普段はストレージにしまってありますが」
「その慎重さがあれば結構。あの分からず屋に対しても《ストレージ》を持っている冒険者を特使として派遣できるだけの力が、我が町はまだ保有しているという証になるからな」
「《ストレージ》を使える冒険者、でございますか?」
「《ストレージ》を使える者は基本的に大富豪や貴族の専属となることが多い。それも冒険者などではなく、上級使用人としてな」
うわ、普段から何気なく使っていた《ストレージ》ってそんなすごいスキルだったんだ。
「いまの話を聞いてどこかの貴族に雇われたくなったか?」
「い、いえ。私に貴族の使用人など務まりません。それ以上に、私のストレージはキントキから借りているものです。キントキがいなくなったら使えなくなるもの、お貴族様の前でキントキが無礼を働けばキントキ程度すぐに殺されてしまいます。そんな目に私の大切な家族をさらしたくはありません」
「……その話を聞いてさらに親近感が湧いたな。今回の騒動が落ち着いたら我が家にも遊びに来てはもらえないだろうか? 我が家には今年6歳になったばかりの娘がいる。お主の家族をみてどういう反応をするのか見てみたい」
「どういう反応をするのか、でございますか?」
「ああ。ただのオモチャとして扱おうとするならば厳しくしつけ直す。対等な生き物としてともに遊ぼうとするなら情操教育の一環として貴族が買うような〝ペット〟ではなくお主が飼っているような〝ペット〟を育てさせるのもよいかもしれぬ」
『ほほう、それは悪くない』
『そうだね。ただ、小動物たちがそんな簡単に見つかるかな?』
『街の中では難しいわさ。シラタマ、仲間のウサギとコンタクトを取れないかわさ?』
『話してみるだけなら可能なの。ただ、懐いてくれて一緒に街まで来てくれる子がいるかは別なの』
「うーん、やっぱりペットを増やすのって難しいよね……って、あれ? おふたりともどうなさいましたか?」
なんだかよくわからないけれど、ふたりの動きが止まっている。
一体どうしたんだろう?
「お、おい。いま、お前のペットたちの声が聞こえたんだが?」
「あ、ああ。私にもペットたちが普通に喋っているように聞こえた」
「ミネル?」
『お前のスキルも進化しているのじゃよ。お前が悪意なく接している相手には我々の言葉も直接通じるようになっている。もっと強くなれば……《ペット言語理解》と《ペット用ご飯作り》のふたつくらいは他人に渡せるようになるかもな』
「それ、私が使えないようになるの?」
『いや、お主のスキルを分離させて他人に渡すといったイメージになる。もちろん、相手が受け入れる意思を持って受け入れればの話じゃが』
「《ペット用ご飯作り》と《ペット言語理解》だけでもすごいことになるよ?」
『《ペット用ご飯作り》は劣化版になる。お主のように無制限にいくらでも強くはならぬよ。最終的な防護役を務められる程度にはなれるがな』
「それでも十分すごいって……」
ミネル、こんな場面でそんな重要なことをあっさりばらさないで……。
「いや、驚いた。〝ペットテイマー〟のスキルが一部だけでも手に入るとは」
「このことは他言無用だな。お前が狙われる原因になっちまう」
「そうしてください……」
うーん、私、ただの〝ウルフ狩りのステップワンダー〟でいいんだけどなぁ。
オーク戦で活躍しちゃったし、それも難しいのかな?
「さて、思いもがけない事実が判明して話が逸れてしまったが本題に戻ろう。冒険者シズク、お主には私の代理、特使としてふたつの街に行ってもらいたい」
「私が特使……ですか?」
「ああ、特使だ。依頼内容はこう。〝オークの砦を攻めるに当たっての冒険者募集〟だ」
「オークの砦攻めの冒険者。サンドロックさん、アイリーンの街だけでは足りないんですか?」
「悔しいがまったく足りない。オーク軍との戦争で、ギルドとして把握しているDランクとCランクの戦死者は300名を超えている。シズクが退却時に回復魔法をかけて回り、逃げ帰ることができた冒険者が多くてもこの有様だ。Bランク冒険者に被害が出ていないのは幸いだが、とてもじゃないが砦攻めには人数が足りない。他の街から希望者を募るしかないな」
「希望者……そんな簡単に集まってくれるでしょうか?」
「もちろん報酬ははずむ。今回の砦攻めに参加してくれた冒険者には金貨10枚を一律支給する。活躍度合いによっては増額だ」
冒険者ってお金で動く人種だからなぁ。
それだけの好条件を出してもらえれば動くかも。
「それ以外にも鋼製の武器を支給することを約束しておく。もちろん、上位オークから奪い取った魔法金属が混じった高級品じゃないがな」
「普通の鋼もかなりの量を集めましたからね」
「ああ、それだけ敵の守りも厚いってことだ。普通の鉄の剣じゃ対応できねえよ」
そうだよね、武器もしっかりしたものを支給しないと戦えないよね。
他の街から増援に来てもらうんだもの、サポートはきっちりしなくちゃ。
そういえば、サンドロックさんにも訓練をつけてもらってないなぁ。
いまは忙しいから無理だろうけど、手が空いたらまたつけてもらえないかなぁ。
受付で到着したことを伝え、職員さんとともにギルドマスタールームへ。
許可が出たのでギルドマスタールームに入るとサンドロックさんだけではなく、領主のケウナコウ様までいた!?
急いで礼をとらないと!!
「ケウナコウ様、本日は……」
「よいよい、今日は私がお主に依頼を持ち込んだのだ。それに公の場では礼節を保ってもらわねばならぬが、普段はもっと気さくに接してくれて構わぬぞ」
ケウナコウ様の色も青。
いまの発言も本心からなんだ。
「では失礼して。本日はどのような依頼でしょうか?」
「まあ、お前も座れ。少し長い話になるかもしれねぇ」
「はい、失礼いたします」
私はサンドロックさんの目の前に座らせてもらった。
やっぱりギルドマスターのソファーだけあって座り心地が全然違う。
体が沈んでいくよ。
「さて、今日の依頼だな。私が身分証として渡したナイフは肌身離さず持っているか?」
「はい、ケウナコウ様。なくすことが恐ろしいので、普段はストレージにしまってありますが」
「その慎重さがあれば結構。あの分からず屋に対しても《ストレージ》を持っている冒険者を特使として派遣できるだけの力が、我が町はまだ保有しているという証になるからな」
「《ストレージ》を使える冒険者、でございますか?」
「《ストレージ》を使える者は基本的に大富豪や貴族の専属となることが多い。それも冒険者などではなく、上級使用人としてな」
うわ、普段から何気なく使っていた《ストレージ》ってそんなすごいスキルだったんだ。
「いまの話を聞いてどこかの貴族に雇われたくなったか?」
「い、いえ。私に貴族の使用人など務まりません。それ以上に、私のストレージはキントキから借りているものです。キントキがいなくなったら使えなくなるもの、お貴族様の前でキントキが無礼を働けばキントキ程度すぐに殺されてしまいます。そんな目に私の大切な家族をさらしたくはありません」
「……その話を聞いてさらに親近感が湧いたな。今回の騒動が落ち着いたら我が家にも遊びに来てはもらえないだろうか? 我が家には今年6歳になったばかりの娘がいる。お主の家族をみてどういう反応をするのか見てみたい」
「どういう反応をするのか、でございますか?」
「ああ。ただのオモチャとして扱おうとするならば厳しくしつけ直す。対等な生き物としてともに遊ぼうとするなら情操教育の一環として貴族が買うような〝ペット〟ではなくお主が飼っているような〝ペット〟を育てさせるのもよいかもしれぬ」
『ほほう、それは悪くない』
『そうだね。ただ、小動物たちがそんな簡単に見つかるかな?』
『街の中では難しいわさ。シラタマ、仲間のウサギとコンタクトを取れないかわさ?』
『話してみるだけなら可能なの。ただ、懐いてくれて一緒に街まで来てくれる子がいるかは別なの』
「うーん、やっぱりペットを増やすのって難しいよね……って、あれ? おふたりともどうなさいましたか?」
なんだかよくわからないけれど、ふたりの動きが止まっている。
一体どうしたんだろう?
「お、おい。いま、お前のペットたちの声が聞こえたんだが?」
「あ、ああ。私にもペットたちが普通に喋っているように聞こえた」
「ミネル?」
『お前のスキルも進化しているのじゃよ。お前が悪意なく接している相手には我々の言葉も直接通じるようになっている。もっと強くなれば……《ペット言語理解》と《ペット用ご飯作り》のふたつくらいは他人に渡せるようになるかもな』
「それ、私が使えないようになるの?」
『いや、お主のスキルを分離させて他人に渡すといったイメージになる。もちろん、相手が受け入れる意思を持って受け入れればの話じゃが』
「《ペット用ご飯作り》と《ペット言語理解》だけでもすごいことになるよ?」
『《ペット用ご飯作り》は劣化版になる。お主のように無制限にいくらでも強くはならぬよ。最終的な防護役を務められる程度にはなれるがな』
「それでも十分すごいって……」
ミネル、こんな場面でそんな重要なことをあっさりばらさないで……。
「いや、驚いた。〝ペットテイマー〟のスキルが一部だけでも手に入るとは」
「このことは他言無用だな。お前が狙われる原因になっちまう」
「そうしてください……」
うーん、私、ただの〝ウルフ狩りのステップワンダー〟でいいんだけどなぁ。
オーク戦で活躍しちゃったし、それも難しいのかな?
「さて、思いもがけない事実が判明して話が逸れてしまったが本題に戻ろう。冒険者シズク、お主には私の代理、特使としてふたつの街に行ってもらいたい」
「私が特使……ですか?」
「ああ、特使だ。依頼内容はこう。〝オークの砦を攻めるに当たっての冒険者募集〟だ」
「オークの砦攻めの冒険者。サンドロックさん、アイリーンの街だけでは足りないんですか?」
「悔しいがまったく足りない。オーク軍との戦争で、ギルドとして把握しているDランクとCランクの戦死者は300名を超えている。シズクが退却時に回復魔法をかけて回り、逃げ帰ることができた冒険者が多くてもこの有様だ。Bランク冒険者に被害が出ていないのは幸いだが、とてもじゃないが砦攻めには人数が足りない。他の街から希望者を募るしかないな」
「希望者……そんな簡単に集まってくれるでしょうか?」
「もちろん報酬ははずむ。今回の砦攻めに参加してくれた冒険者には金貨10枚を一律支給する。活躍度合いによっては増額だ」
冒険者ってお金で動く人種だからなぁ。
それだけの好条件を出してもらえれば動くかも。
「それ以外にも鋼製の武器を支給することを約束しておく。もちろん、上位オークから奪い取った魔法金属が混じった高級品じゃないがな」
「普通の鋼もかなりの量を集めましたからね」
「ああ、それだけ敵の守りも厚いってことだ。普通の鉄の剣じゃ対応できねえよ」
そうだよね、武器もしっかりしたものを支給しないと戦えないよね。
他の街から増援に来てもらうんだもの、サポートはきっちりしなくちゃ。
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追記(2021/10/7)
お茶会の後を追加します。
更に追記(2022/3/9)
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