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「····お、れ、····星吾のこと····好き····なの、かな?」

涙でぐちゃぐちゃな顔で、星吾を見ながら問う。

星吾は黙ったままで、俺の鼻をすする音だけが部屋に響いた。

「····あの、な····星吾、見てると····ここら辺が、ギューって·····痛くなるんだよ···」

右手で心臓を服の上から抑えて語りかける。

「も、····嫌なんだよ。·····こんなの、やめたいんだよ」
「···········」

急にこんなこと言われて、戸惑われることなんて百も承知だ。
でも、じゃあ、どうすればいい?

星吾の沈黙が凄く怖い。

「······なぁ、····なんか、言えよ····」

掴まれたままの左手は、何故か熱を持っていた。

「······春馬、その気持ち、確かめてみない?」
「······確か、める?」

嬉しそうな、そんな顔を、見せた。

「·······っ」
「春馬」
「んっ!?·····む、何して····ん、んぅ」 

俺の言葉を遮るように、キスをしてきた。優しい、キスだった。

「ん····んぅ、···はぁ、んん」
「可愛い」

少し開いた口に、口の中を食べられるように、ゆっくり、ゆっくり舌を侵入させる。
上顎を丁寧に舐められ、ゾクリと体が震える。

「ん、····っはぁ、んあっ!?」
「もしかして、期待してた?」

綺麗な手が、俺の陰部に触れる。
トロトロと溢れ出た体液が、確かに期待を表しているような気がした。

「ほら、見て。先走りしてるよ。」
 「んぁあ!····ま、って···ひぃっ」

亀頭をグリグリと攻められ、なかなかイけない。縦の動作が速くなり、それに伴い鼓動も早くなる。

「あっ、ま、もう····っ、んぁぁっ!」

白濁の液が、星吾の手にかかる。

「あ~あ、イッちゃったね。」
「····あ、ごめ····」
「なんで?嬉しいよ。」

そう言って、手に付いた俺の液を舐めた。

「春馬、服、脱がすよ。」
「えっ、あ·····うん」

言われるがままに、下の服を脱がされた。

「え、あ、星吾?」
「ん~?なぁに?」
「な、に、それ。」

星吾は、ベット際の引き出しから筒型の箱に入った、液のような、でも、トロトロとしていてスライム?みたいな液体を手に纏った。

てか、そんな所に入ってるんだ。なぜ?

(····もしかして、····誰かと···?)

ゲームの世界だからといって、過去の相手が居ないとは限らない。

自分で考えたことに、ズキリと胸が痛んだ。

「俺を他所に、考え事?」
「い、や、·····っえ、な、に···」

俺の蕾に、液をつけた手で触ってきた。

「ひっ、····なんで、そこ···」
「男同士は、を使うんだよ。」
「で、も、そこは····」 
「大丈夫。優しくするから。」

熱を持った目で、俺の頬に手を伝い、軽くキスをおろした。


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