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~3年2組side(ぶつかった人)~
時が止まった気がした。
ここ桜坂高校は県内で三本の指に入る頭の良い男子校だ。
女子生徒はおろか、女性教師もいない。
だがこの日、俺たち3年2組はそれはもう本物の天使を見た。
HRが終わり皆騒いでいた。
うるさ過ぎて誰もドアが開いたことなんか気にするはずもない。
だがこの日は違った。
不意に教科書を置きに来た1年と俺がぶつかってしまった。
頭は良くてもあまり治安が良くないこの高校。
喧嘩っぱやいやつも多く大半が売られた喧嘩は買う主義。
「おい。1年何してんだ········え?」
ぶつかった事によって煩かった3年2組は静かになった。
その1年は小柄な上に目は大きく、色白というとても可愛らしい生徒だったからだ。
3年にぶつかって正気でいれるはずもなく、頭を下げてその場でじっと動けずにいた。
「す、すみません!」
その男子生徒の顔はまさに女。
いや、男だが女と言われたら信じてしまう程の美人。
そこらの女と比べたら断然この子の方が可愛い。
顔はほのかに赤くなっており、目には涙が溜まっていた。
その顔に3年2組の誰もが魅了された。
すると、その男子生徒は顔を上げて謝罪をし走って戻って行った。
その後俺らは時が止まったように誰もが動けずいた。
沈黙を破ったのは女遊びが激しい河野蓮という男だった。
蓮は顔は良く、頭も良いうえに運動神経がとてもいいモテ男だ。
女からはともかく男からも好かれるほどのイケメンだ。
「なぁ、悟っち···俺超どタイプなんだけど。」
俺(八神悟)はその言葉に同感した。
「クッソ可愛い。」
クラスの人は俺の発言に驚いたのか、
「悟が言うのも分かる····」
「あの悟が····」
等と口をつぐんでいた。
それもそのはず俺はどんな美人に言い寄られても気持ちが高鳴ることは今までに1度もなかったからだ。
俺はこの日初めて心を揺さぶられた。
時が止まった気がした。
ここ桜坂高校は県内で三本の指に入る頭の良い男子校だ。
女子生徒はおろか、女性教師もいない。
だがこの日、俺たち3年2組はそれはもう本物の天使を見た。
HRが終わり皆騒いでいた。
うるさ過ぎて誰もドアが開いたことなんか気にするはずもない。
だがこの日は違った。
不意に教科書を置きに来た1年と俺がぶつかってしまった。
頭は良くてもあまり治安が良くないこの高校。
喧嘩っぱやいやつも多く大半が売られた喧嘩は買う主義。
「おい。1年何してんだ········え?」
ぶつかった事によって煩かった3年2組は静かになった。
その1年は小柄な上に目は大きく、色白というとても可愛らしい生徒だったからだ。
3年にぶつかって正気でいれるはずもなく、頭を下げてその場でじっと動けずにいた。
「す、すみません!」
その男子生徒の顔はまさに女。
いや、男だが女と言われたら信じてしまう程の美人。
そこらの女と比べたら断然この子の方が可愛い。
顔はほのかに赤くなっており、目には涙が溜まっていた。
その顔に3年2組の誰もが魅了された。
すると、その男子生徒は顔を上げて謝罪をし走って戻って行った。
その後俺らは時が止まったように誰もが動けずいた。
沈黙を破ったのは女遊びが激しい河野蓮という男だった。
蓮は顔は良く、頭も良いうえに運動神経がとてもいいモテ男だ。
女からはともかく男からも好かれるほどのイケメンだ。
「なぁ、悟っち···俺超どタイプなんだけど。」
俺(八神悟)はその言葉に同感した。
「クッソ可愛い。」
クラスの人は俺の発言に驚いたのか、
「悟が言うのも分かる····」
「あの悟が····」
等と口をつぐんでいた。
それもそのはず俺はどんな美人に言い寄られても気持ちが高鳴ることは今までに1度もなかったからだ。
俺はこの日初めて心を揺さぶられた。
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