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チート能力「魔王」の力を使って異世界で生きていく

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「…は?ふざけんなよ、ドラゴン倒してなんでレベル1なんだよ!」
「私はレベル100だった」
「は?」
「えーと私はレベル25だよ」
「ニャ~ニャッニヤ」
「えーと、「私はレベルカンストしてる」だって」
「…アカリはなんでレベル100なんだよ、何もしてないのに!」あとさ!
「シュリ様はとにかく、猫はなんでレベルカンストしてんだよ!その猫普通の猫じゃないだろう」
「碇君落ち着いて聞いてね?上級職だったらすぐレベル上がんないだけど、初級職だったらすぐレベル上がるんだよ」
「なんなんだよ!男女差別かと思ったら次は職業差別か?頑張ってドラゴン倒したのにレベル1とかふざけんなよ!あぁもう、こんな世界ピーーにすればいいのに!」
「椿君一回落ち着いて…あとシュリ様は泣かないで下さい」
「うっぐす、ご、ごめんね」
「椿君のせいでさっきの雰囲気が台無しだよ」
「ご、ごめん俺も言いすぎた」
「とにかく街に帰りましょ?」
俺達は街についてギルドにいったら歓声が上がった。
どうやら俺がドラゴンを倒したところを他の冒険者が見てそれをみんなに伝えたらしい。
「やったー!私達ドラゴンを倒したんだよ」
「そうだねシュリ様」
「お前達は何もしてないだろう」
「そ、そうだけどでも椿君が勝てたのはこの猫ちゃんのおかげなんだからね!」
そうあの猫だ。俺はあの猫に助けられたのだ。
「ニャ~」
「可愛いねー」
シュリ様が猫と話している。
「この猫どうするんだよ」
「帰る場所も無いみたいだし私達で飼わない?」
「俺はいいよ。その猫がいないと魔王の力が発揮出来ないから」
「私も賛成だよ」
「そうだ名前を決めようよ」
「そうだね。何て言う名前がいいかな?」
「そうだなー、ペテが良いんじゃないか?」
どうだ俺の付ける名前のセンスは。
「ペテかー私達はそれで良いよねアカリ」
「いいよ」
「じゃあ決定だな、今からお前の名前はペテだ」
「ニャ~」
「ペテも喜んでるみたいだね」
「そうだね、私達は飲もうか」
「そうだねアカリ、今夜は飲み明かすぞー!」
「おー!」
明日のことは明日考えようそう俺は思った。

「…頭痛い」
昨日は飲みすぎたうえに、馬鹿騒ぎしまくった。あの後ギルドにあった部屋を借りて寝たんだった。
とにかく部屋を出よう」
部屋を出ると、アカリとシュリ様がいた。
「おはようアカリ」
「あっおはよー!碇君」
「朝からハイテンションですね」
「いや、もう昼だけどね」
「それで今日はなにするの?」
「今日はパーティーを作りたいと思うんだけど」
「パーティーですか」
「でもどうしてパーティーを作るの?」
「パーティーを作るとモンスターを倒す時効率が上がるんだよ」
パーティーか、作ったら楽できそうだな。
「それでいついくんですか」
「今からだよ」
「今からですか」
「だってここで待っても誰も来ないと思うし」
「でもシュリ様どこで探すの?」
「仲間集めならアイリオンって言うところが良いよ。
ここより人が多いしね」
「分かりました。そこに行きましょう」
「シュリ様、アイリオンって何処にあるんですか?」
「すぐ近くだよ」
「じゃ私も行くからね」
「シュリ様、仕事は大丈夫なんですか?」
「うん。昨日ドラゴン倒してお金にも余裕ができたからね」
「よかっね。シュリ様」
これも碇君のおかげなんだけどね」
「俺は大丈夫ですよ」
「それじゃあ、アイリオンに出発だ!」
アイリオンに行く道中のこと。
「シュリ様」
「碇君、シュリ様はやめてくれないかな」
「どうしてですか」
「だって、シュリは天界にある人物でしょ?ここの人達にバレたら面倒くさいことになるからね。だからシレアって呼んで欲しいんだけどいいかな?」
「良いですけど」
「私も良いよ、シレア」
「ありがとう」
「なぁシレア、アイリオンって何かないのか?」
「確か、アイリオンには王女様がいるんだよ」
「王女さまかー、どんな人なんですか美人だよ」
その王女様に会ってみたいとふと思ってしまう。
「あ、着いたよ」
門をみると凄いでかかった。前の街の数倍はある。
「お前達、ここに来るのは初めてか?」
「初めてです」
「なら冒険者バッチを見せてくれ」
アカリとシレアのも貰ってまとめてみせる。
「ありがとう」
と言って門兵はどいた。
中に入るといろいろ凄かった。
「すごいね~あそに城がある」
奥には、白い城が建っている。
「あそこに女王様がいるんだよ」
「それは後で見にいこう」
「そうだね、今日はパーティーを集めるためにきたんだかね」
冒険者ギルドについた俺達、中に入ると人が結構いた。
「あ、多いな」
「それゃ、アイリオンだからね」
「ともかく、シレアどうやってパーティーに誘うんだよ」
「そこはこの幸運の女神に任せて頂戴!」
「シレアって運良かったけ?」
「まあ、シレアを言ってるんだし任せてみようぜ」
1時間後
「…な、なんで一人も集まらないの?あの幸運を司る女神なのに!」
「やっぱりシレアって運悪いよね」
「そうだな。だってシレアが昨日ドラゴン引き付けて来たんだもんな」
「そんな!」
「もう私が変わろうか?」
「いや、ここは女神の意地として一人でもパーティーに引き入れてやる!」
そう言って行ってしまった。
「今さらだけど、シレア大丈夫かな」
「まあ、何とかなるだろう」
30分後
「そこの貴方、私達のパーティーに入ってみない?
はいったら、シーカ教って言う団体に入れてあげるからお願いです。うちのパーティーに入ってください!」
シーカ教って何だよ、てかそれで今まで断られてきたんだよな。
お願いです。私達のパーティーに入ってください!」
「すいません。無理です」
「そっそんなー、一回だけこっちにきて話聞くだけでもいいからー!」
「ごめんなさい、無理です。」
「そんなぁぁぁぁぁあ!私達のリーダに一人でも連れて来いって言ってるの、ぐす、もし連れて来なかったら、すんごい事するぞって脅されてるのー!ぐっす。だからお願い来て!」
な、なんて無茶振りなっておい、何で俺が脅してるみたいになってんだよ!あの人俺のことクズを見るような目でみてるだけど!
「うわー椿君ってそういうことをする人だったんだ」
「ち、ちがう。誤解だ!」
「分かったから、そんなに泣かないで、ね?」
「ほ、ほんとう?」
「えぇ」
そしてこちらに向かってきた。
どっどうしよう。
しかも現れたのは美女だった。
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