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第三章
21話
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「早く言ってください、隠したところでどうなるものでなし」
呆れた顔をする槙野に瞬が縮こまる。垂れ切った耳と尾が見えてしまいそうなその姿に槙野の顔が苦笑に転じる。
「そんなに萎縮しなくても。形あるものはいつかは壊れるものです。故意ではないのでしょうし」
「わざとではない、ですけど……でもこれ……」
俯いた瞬が唇を噛んでいる。白くなるほどに力を込めているその口元を軽く指先でつねってやると、先ほどの傷が痛むのかその顔が歪んだ。
「過ぎたことですよ。そんなに引きずっていては身が持ちませんよ。あなたはただでさえ気持ちの切り替えが下手ですからね。それより随分ひどい傷ですが。何かあったんですか?」
気遣ってくれる槙野の優しさがじんわりと心に沁みる。本来、瞬にとっても伊南にとっても上司にあたる槙野に瞬が個人的に告げ口のようなことをするのは許されないことなのだろう。それでも忍が完全に私情を抑えた対応に徹したせいか、行き場をなくした誰かに甘えてしまいたいという気持ちばかりが燻ってどうしようもない。何度も言ってはいけないと喉元まで込み上げる声を抑えている様子を眺めて、槙野は不意に立ち上がった。珍しくジャケットも羽織らないまま、瞬を促す。
「少し新鮮な空気が必要ですね」
戸惑った顔をした瞬を連れて槙野が訪れたのは、屋上の開放ビオトープだった。
「いっ……」
「なるべく早く終えますから我慢していてください」
以前なら持ち歩いてなどいなかっただろう消毒用のアルコールに感謝しながら、手早く瞬の唇の傷を手当てする。世界規模の感染症も妙なところで役立つものだ。
痛みで身を引こうとする瞬に小さく「freeze」とコマンドを落とす。ビクッとしながらも素直に動きを止めた瞬を「いい子ですね」と褒めてくれる槙野の声に、瞬の中で張り詰めていた緊張の糸が切れた。滲んだ涙を手のひらで隠す。
「すみません、見なかったことにしてください……」
「私はそれでも構いませんが。あなたの方が限界のようですけどね」
なかなか血が止まらない傷口にハンカチを当ててやりながら、無言で顔を覆う瞬を正面から覗き込んでしまわないよう座り直す。
「私はここで休憩しているだけですから。あなたがそこで独り言を言っていても気にしませんよ。たまたま聞こえてしまったら少しくらいはあなたを褒めたりするかもしれませんが」
槙野の立ち居振る舞いはどこまでもスマートで優しい。どうして俺の周りはこんなにも出来た人ばかりなのだろうと思いながら、せっかくの粋な計らいを無駄にするのも、と心の中で言い訳をして淀んだ蟠りを辿々しく口にする。
「……どうしてなんですかね。俺の周りに今そう言う人がいないってのも、数年前なら信じられなかったと思うんです。俺はどっちかって言うとずっと殴られる側だったし……だから、今更別にこんな程度でダメージ受けるはずないんです。なのに……」
言葉にしていると混乱した頭も整理されてくる。伊南の件でなぜこれほど頭を悩ませているのか、不意に視界が開けるように理解が及ぶ。
「……そうか。俺、伊南のこと嫌いじゃねぇんだな……嫌われたくなかったからしんどいのか」
「そうでしょうね。あなたは誰のことも『理解できない』だなんて諦めたくないのでしょう。私にだって、最初の出会いはあんな形だったのに今もこうして頼ってくれる。あなたは周りの人間が優しくしてくれていると思っているようですが、それは違います。あなたの優しさに惹かれて人があなたに集まってくるんです。優しいのはあなたの方なんですよ」
そんなことないのではと咄嗟に謙遜しようとするものの、こんなふうに言われて嬉しくないはずがない。ただ、と槙野が空を眺める。
「それがどうしても分からない人間もいます。あなたがどれだけ理解しようと譲歩をしても、あなたのことを相手が完全に拒絶していた場合はその壁を突破するのは難しい。例を挙げるなら山岸さんでしょうか。伊南さんは何が原因なのかはわかりませんが、山岸さんの比ではないほどそれが強いのでしょうね」
結局何が原因なのかは分からないものです、と槙野が瞳を細めた。
「あなたがそうして優しくいられるのは、あなたが何も苦労を知らないからだと誤解する人間もいる。純真でいられるのは無垢だからと思い込むのは未熟な証拠ですが……人は目の前に立っている人間の生きた背景まで推し量ることはできません。長い間言葉を交わしてようやく知ることができるものを初対面で理解することは難しいんです。社長のように常に「もしかしたら」と多角的に考えられる人はほとんどいません。あなたにだって伊南さんの抱えている何かがわからないように、伊南さんにもあなたが酷い目に遭いながらここまで歩いてきたことはわからない。私がアドバイスできるのはこの程度ですが……」
それまで視線を向けずにいた槙野が横目で瞬に微笑みかけた。
「それはさておき、あなたはよく頑張ったと思いますよ。少し考えるのはやめにして、帰宅したら素直に今日はとても頑張ったのでご褒美が欲しいと社長におねだりしたらいいですよ。Subだからと言うわけではなく人の脳は報酬系ですからね。ご褒美があればまた頑張れます」
槙野の言葉に頷いて、頭を切り替えようと深く息を吸う。少し冷たくなりはじめた空気が心地良い。
「はい。少しわかった気がします……まだ何かできると思えたので」
「それはよかった。ところで、このカップなんですが」
「……あっ……はい、それは……その、あの……」
途端にしどろもどろになる瞬に僅かな意地の悪さを滲ませて槙野が問い返す。
「そもそもすぐに話せばよかったんですよ。そうしていたらここまで悩むこともなかった。あなたは社長との暮らしの中でわざとではない失態にまで罰を加えられることなどないともう学んできたのでしょうに」
「う……それは、そうなんですけど……」
「つい怖くなってしまうといったところですか?」
Subならば多少の説教や仕置きであればむしろ不安な心を払拭できてご褒美になるはずなのだが、基本的に瞬は叱られるのが苦手だ。
どれだけ謝っても許してくれない主人の元にいた期間が長いので無理もないだろうが、それなりに彼と信頼関係は築けていると思っていた槙野からすれば少々心外な気持ちもある。そう言ってやると瞬の顔が即座に落ち込んだ。あまりに素直に反省モードに入ってしまうので伝え方が難しいなと毎度のことながら苦笑が滲む。傷つけようというつもりはないのだが……。
「あなたに対して必要以上に厳しくしたいと思う人はあまりいませんよ。むしろ叱責というのは隠せば隠すほどひどくなるものです。まぁ、あなたの場合はこれがどういうものなのか分かってしまったからなのかもしれませんが」
破片の一つを指に取り裏を返すと、日付が記されている。槙野の誕生日を刻印したそのカップは忍から贈られたものだ。どうという関係でもなかったが、ほぼ初めての社会人としての生活の中で会社に馴染むこともなく、毎日のように実父への恨みつらみを吐いていた槙野を見かねて忍はよくプライベートでも声をかけてくれていた。その頃にもらったものだ。あえて忍の休憩時間に目につくように使っていた自分も相当だと今になって愚かさに気が滅入る。
「……いいんです。これは一度割れるべきだった。捨てるつもりはないので楽しみにしていてください。割れてしまったからと言ってそれで終わりではないので」
「……?」
不思議そうな顔をした瞬の背中を軽く叩く。
「さて。戻りましょう。伊南さんに全て仕事を取られてしまっては悔しいでしょうから」
はい、と頷いて瞬が微笑う。この笑顔がきっと忍も見たいのだろうと思わず魅入ってしまう雪解けのような眩しさに瞳を細めた。
呆れた顔をする槙野に瞬が縮こまる。垂れ切った耳と尾が見えてしまいそうなその姿に槙野の顔が苦笑に転じる。
「そんなに萎縮しなくても。形あるものはいつかは壊れるものです。故意ではないのでしょうし」
「わざとではない、ですけど……でもこれ……」
俯いた瞬が唇を噛んでいる。白くなるほどに力を込めているその口元を軽く指先でつねってやると、先ほどの傷が痛むのかその顔が歪んだ。
「過ぎたことですよ。そんなに引きずっていては身が持ちませんよ。あなたはただでさえ気持ちの切り替えが下手ですからね。それより随分ひどい傷ですが。何かあったんですか?」
気遣ってくれる槙野の優しさがじんわりと心に沁みる。本来、瞬にとっても伊南にとっても上司にあたる槙野に瞬が個人的に告げ口のようなことをするのは許されないことなのだろう。それでも忍が完全に私情を抑えた対応に徹したせいか、行き場をなくした誰かに甘えてしまいたいという気持ちばかりが燻ってどうしようもない。何度も言ってはいけないと喉元まで込み上げる声を抑えている様子を眺めて、槙野は不意に立ち上がった。珍しくジャケットも羽織らないまま、瞬を促す。
「少し新鮮な空気が必要ですね」
戸惑った顔をした瞬を連れて槙野が訪れたのは、屋上の開放ビオトープだった。
「いっ……」
「なるべく早く終えますから我慢していてください」
以前なら持ち歩いてなどいなかっただろう消毒用のアルコールに感謝しながら、手早く瞬の唇の傷を手当てする。世界規模の感染症も妙なところで役立つものだ。
痛みで身を引こうとする瞬に小さく「freeze」とコマンドを落とす。ビクッとしながらも素直に動きを止めた瞬を「いい子ですね」と褒めてくれる槙野の声に、瞬の中で張り詰めていた緊張の糸が切れた。滲んだ涙を手のひらで隠す。
「すみません、見なかったことにしてください……」
「私はそれでも構いませんが。あなたの方が限界のようですけどね」
なかなか血が止まらない傷口にハンカチを当ててやりながら、無言で顔を覆う瞬を正面から覗き込んでしまわないよう座り直す。
「私はここで休憩しているだけですから。あなたがそこで独り言を言っていても気にしませんよ。たまたま聞こえてしまったら少しくらいはあなたを褒めたりするかもしれませんが」
槙野の立ち居振る舞いはどこまでもスマートで優しい。どうして俺の周りはこんなにも出来た人ばかりなのだろうと思いながら、せっかくの粋な計らいを無駄にするのも、と心の中で言い訳をして淀んだ蟠りを辿々しく口にする。
「……どうしてなんですかね。俺の周りに今そう言う人がいないってのも、数年前なら信じられなかったと思うんです。俺はどっちかって言うとずっと殴られる側だったし……だから、今更別にこんな程度でダメージ受けるはずないんです。なのに……」
言葉にしていると混乱した頭も整理されてくる。伊南の件でなぜこれほど頭を悩ませているのか、不意に視界が開けるように理解が及ぶ。
「……そうか。俺、伊南のこと嫌いじゃねぇんだな……嫌われたくなかったからしんどいのか」
「そうでしょうね。あなたは誰のことも『理解できない』だなんて諦めたくないのでしょう。私にだって、最初の出会いはあんな形だったのに今もこうして頼ってくれる。あなたは周りの人間が優しくしてくれていると思っているようですが、それは違います。あなたの優しさに惹かれて人があなたに集まってくるんです。優しいのはあなたの方なんですよ」
そんなことないのではと咄嗟に謙遜しようとするものの、こんなふうに言われて嬉しくないはずがない。ただ、と槙野が空を眺める。
「それがどうしても分からない人間もいます。あなたがどれだけ理解しようと譲歩をしても、あなたのことを相手が完全に拒絶していた場合はその壁を突破するのは難しい。例を挙げるなら山岸さんでしょうか。伊南さんは何が原因なのかはわかりませんが、山岸さんの比ではないほどそれが強いのでしょうね」
結局何が原因なのかは分からないものです、と槙野が瞳を細めた。
「あなたがそうして優しくいられるのは、あなたが何も苦労を知らないからだと誤解する人間もいる。純真でいられるのは無垢だからと思い込むのは未熟な証拠ですが……人は目の前に立っている人間の生きた背景まで推し量ることはできません。長い間言葉を交わしてようやく知ることができるものを初対面で理解することは難しいんです。社長のように常に「もしかしたら」と多角的に考えられる人はほとんどいません。あなたにだって伊南さんの抱えている何かがわからないように、伊南さんにもあなたが酷い目に遭いながらここまで歩いてきたことはわからない。私がアドバイスできるのはこの程度ですが……」
それまで視線を向けずにいた槙野が横目で瞬に微笑みかけた。
「それはさておき、あなたはよく頑張ったと思いますよ。少し考えるのはやめにして、帰宅したら素直に今日はとても頑張ったのでご褒美が欲しいと社長におねだりしたらいいですよ。Subだからと言うわけではなく人の脳は報酬系ですからね。ご褒美があればまた頑張れます」
槙野の言葉に頷いて、頭を切り替えようと深く息を吸う。少し冷たくなりはじめた空気が心地良い。
「はい。少しわかった気がします……まだ何かできると思えたので」
「それはよかった。ところで、このカップなんですが」
「……あっ……はい、それは……その、あの……」
途端にしどろもどろになる瞬に僅かな意地の悪さを滲ませて槙野が問い返す。
「そもそもすぐに話せばよかったんですよ。そうしていたらここまで悩むこともなかった。あなたは社長との暮らしの中でわざとではない失態にまで罰を加えられることなどないともう学んできたのでしょうに」
「う……それは、そうなんですけど……」
「つい怖くなってしまうといったところですか?」
Subならば多少の説教や仕置きであればむしろ不安な心を払拭できてご褒美になるはずなのだが、基本的に瞬は叱られるのが苦手だ。
どれだけ謝っても許してくれない主人の元にいた期間が長いので無理もないだろうが、それなりに彼と信頼関係は築けていると思っていた槙野からすれば少々心外な気持ちもある。そう言ってやると瞬の顔が即座に落ち込んだ。あまりに素直に反省モードに入ってしまうので伝え方が難しいなと毎度のことながら苦笑が滲む。傷つけようというつもりはないのだが……。
「あなたに対して必要以上に厳しくしたいと思う人はあまりいませんよ。むしろ叱責というのは隠せば隠すほどひどくなるものです。まぁ、あなたの場合はこれがどういうものなのか分かってしまったからなのかもしれませんが」
破片の一つを指に取り裏を返すと、日付が記されている。槙野の誕生日を刻印したそのカップは忍から贈られたものだ。どうという関係でもなかったが、ほぼ初めての社会人としての生活の中で会社に馴染むこともなく、毎日のように実父への恨みつらみを吐いていた槙野を見かねて忍はよくプライベートでも声をかけてくれていた。その頃にもらったものだ。あえて忍の休憩時間に目につくように使っていた自分も相当だと今になって愚かさに気が滅入る。
「……いいんです。これは一度割れるべきだった。捨てるつもりはないので楽しみにしていてください。割れてしまったからと言ってそれで終わりではないので」
「……?」
不思議そうな顔をした瞬の背中を軽く叩く。
「さて。戻りましょう。伊南さんに全て仕事を取られてしまっては悔しいでしょうから」
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