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第二章
12話
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ずずっと鼻水を啜る。鼻が詰まってしまって息が出来ない。ひっきりなしにしゃくりあげていることもあって、半ば酸欠になった顔が熱かった。そしてその顔よりも遥かに熟れた尻を確認するようにそっとなぞられ、びりっと走る痛みに呻く。もはや痛いと言葉にするのも辛かった。必死で息を整えながら忍の膝に縋り付くように背を丸めると、いつも通りの優しい手があやすようにぽんぽんと軽く叩いてくれる。それだけで、まだ告げられてはいないがもう終わりだと分かった。
「よく頑張ったね、もうおしまいだよ。まだ起き上がれないよね」
手早く尾のベルトを外してくれる忍に、力尽きたようにその黒い毛並みが尻の上に倒れて次の瞬間跳ね上がる。
「いたっ……」
毛並みが触れるだけで痛いだなんて、明日からしばらくどう過ごしたらいいのだろう。仕事だってあるし、私生活でだって椅子には座る。それにこんなに痛いのなら座らなくたって歩くだけで響くだろう。もうしばらく有給を使いたいくらいだった。もちろん、そんなわけには行かないが。
それはともかく、忍の言う通り身を起こす力もなかった。全身、ひどい緊張状態が続いたせいでどこもかしこも関節が震えてしまう。けれど、瞬ほどに骨格のいい相手を膝に乗せたままどれほどの時間経っているか、忍だってさすがに足が痺れてしまうはずだった。ぐっと両腕に力を込めて上半身を引き起こし、這いずるように膝から降りてベッドの上に移動する。ふかふかの布団が心地よくて、解放された安堵感も手伝って急激な眠気が襲う。半分まどろみながら、髪を優しく撫でてくれる忍の手の感触に酔ったような顔をしている瞬の尻の腫れに、ベッド脇のサイドテーブルから取り出した軟膏を塗りこんでいく。忍が滲みないものを選んでくれたのか、すっとここちよい清涼感とともに少しひやりとした冷たさが痛みを鎮めてくれた。
「疲れちゃったかな?」
穏やかな忍の声が耳に染み渡る。答える余裕などないまま、そのまま気絶するように眠りに落ちてしまった。
静かな寝息を聞きながら、忍が次への反省点を己の中で確認する。
(少し最初からやりすぎてしまったな……瞬はまだこの程度でも気絶しちゃうのか)
できるだけ早く腫れが引くように、何度も氷水へ浸したタオルを念入りに当てる。冷や汗まみれのままの体も丁寧に拭いてやり、先ほどの失禁の後始末も手早く済ませる。濡れたままだった己の部屋着も着替えながら、ひさしぶりの爽快感に暫く浸る。
まさか、セックスもしないままここまで欲求不満が解消できるとは思っていなかった。固定のパートナーが一番だと語るDomたちの気持ちが今ならわかる。固定の、というよりは自分だけの可愛いSubだからこそだ。他人がいくら泣こうが、健気に耐えていようが、それほど嬉しくはないのは人間として当たり前だった。愛しい相手が己のためだけに必死になって耐えてくれるから、そして──今回は瞬が目を覚ましてからにはなるが──そのあとに前後不覚になるまで甘やかして酔わせることができるからこそ満たされる。もっというならば、この先このまま関係を続けていくことで瞬はおそらく、忍の存在なくしては生きていくこともできなくなるほどに忍に溺れてくれるからこそ、だ。D/Sのパートナーは良くも悪くも依存関係なのだから。どこまでも縛り付けたい忍に絡め取られてしまえばいいと本気で思うほどに。
瞬の汗が染み込んでしまったパドルを乾拭きし、オイルを足して磨き直す。元通りに壁にかけ、隣り合う浴室に繋がったドアを開けて軽くシャワーを浴びて疲れを取る。お仕置きプレイは罰を受ける方も下す方も、それなりに体力を消耗する。この手のプレイであればなおさらだ。忍の愛用しているケア用品のホワイトモスの香りがシャワー室からわずかに漏れ、眠ったままだった瞬の意識を包み込んで、知らず知らずのうちに強張った心までをもほぐしてくれる。その香りがさらに強くなり、隣に少し体温の上がった忍のしっとりとした湿度を感じると、瞬はうっすらと目を開けた。ベッドで添い寝をするように横になってくれていた忍がすぐに気がついて、腫れぼったくなってしまった瞼にキスを落としてくれる。瞬が痛みを堪えて向きを変え、正面から向かい合うように忍の胸に額をつける。
「よしよし。偉かったね。もう二度とこんなことはしないで。こんなに厳しくされたのは朝帰りの罰もあるからって分かってるだろう? 君が心配なんだ。僕の守れるところにいて。お願いだから」
こくん、と押し付けられた額が頷く。抱きしめるように首を引き寄せて、ぽんぽんと背中を一定のリズムで軽く叩きながら、他の人間には絶対にかけないような甘い声で褒めた。
「いい子だ。本当にいい子だね。明日になったら笹野くんにもきちんとお礼の電話を入れないとね。君の周りの人は本当に君に甘いんだ、今日だって君が帰ってくるよりずっと先に笹野くんが僕に電話をくれていたんだよ。一社員がわざわざ社長の個人電話に、しかもその恋人を合コンに誘った話なんてするのがどれだけ勇気のいることかわかる? 下手をしたらクビになるかもしれないって思いながらかけてくれたはずだ。そうまでしても君のことはきちんと守ってあげたかったんだろうね。いい同僚を持ったね」
「笹野、そんなつもりで俺を誘ったんじゃないんだ」
はっと顔を上げた瞬に分かっているよ、と頷いてやる。
「全部聞いた。大丈夫だよ、分かってる。僕が君にお仕置きをしたのはそんなことが理由じゃない。分かる?」
小さく視線を落とした瞬の耳が分かりやすく垂れた。ぎゅっと忍にしがみついてくるのを抱き寄せて、言い聞かせる。
「僕は別に今更君が付き合いのために合コンに参加するくらいでは動揺しないよ。君との関係がそんなことで揺らぐと思ってない。でもね、あんなに遅い時間に泣きながら帰ってきて、君はただでさえしつこいストーカーじみた人間を寄せ付けやすいんだから──何かあってからでは僕も後悔でおかしくなってしまうよ。君の自由を奪いたいんじゃない。ただ、もう二度と辛い思いをしてほしくないだけだ。そのための門限だっただろう?」
「ごめんなさい……」
うん、と頷いてくしゃっと髪をかき混ぜる。
「もういいよ。分かってくれただろうし、お仕置きはもう終わりだからね。本当は家に帰ってくるのだって怖かっただろうに、きちんと帰ってきてくれただけでも100点だ。もうおしまい。甘えていいよ」
許してもらえた、と思った瞬間、また目頭が熱くなる。忍が押し付けられたまぶたからパジャマに染みてくる涙を感じながら、苦笑混じりにその体を抱き寄せてやる。ぐすっ、と鼻を啜る音がくぐもって響く。
「大丈夫。何度間違えてもきちんと僕が叱ってあげる。君はまだまだ学んでいかなくちゃいけないことが多いだけだ。そのために僕がいるんだから、心配しなくてもいいんだよ。迷って間違って、そうしてみないとわからないことは多い。本当に危なくなったら僕がちゃんとこうやって教えてあげるから、とりあえずは間違えてみればいいんだよ。人間は何度も躓いて磨かれていくものだからね、君はまだまだ原石なだけだ。大丈夫」
忍のパジャマを握りしめた拳を軽く叩いてやりながら、
「経験が人を輝かせるんだ。磨かれた先の君の輝きを僕は見てみたい。だから、君を磨いていく権利を僕にくれる?」
「こんなに、痛い磨き方なのかよ……?」
ぼそっと呟かれた恨み言に思わず笑ってしまう。
「うん、まだ君は研磨が進んでいないから仕方ないかな。今日のお仕置き、辛すぎた?」
「すっげえ痛い……明日から会社休みたいくらいだ」
「そうか。じゃ、これくらいがちょうどいいね」
「なんでそうなるんだよ?!」
悲鳴じみた声を上げた瞬に意地の悪い視線を送る。
「それがお仕置きってものだからだね。簡単にお仕置きして、なんていうからこうなるんだよ。それに、気持ちよくなってたのだって僕には分かってる」
その言葉に瞬の顔が真っ赤になった。不貞腐れたように小さくなじる。
「お前だって……お前の、当たってたんだぞ」
羞恥で消えてしまいたいと言う顔をしている瞬とは真逆の余裕で忍はあっさりと認めた。
「もちろん。だって僕たちはパートナーなんだから当たり前だよ。恥ずかしがることじゃない」
「…………~~~~っ、なんかムカつくっ……」
経験の違いを見せつけられたようなセリフにすっかり拗ねてしまった瞬を宥めながら、忍は手元のリモコンで照明を落とす。
「それも仕方がないね。何を今更、かな」
ぼんやりとした薄暗さの中で、忍のホワイトモスの香りとトクトクと響く心音が心地よい。いつのまにか眠り込んでしまった瞬の耳をそっと指でなぞり、
「おやすみ」
と忍が囁いた。
「よく頑張ったね、もうおしまいだよ。まだ起き上がれないよね」
手早く尾のベルトを外してくれる忍に、力尽きたようにその黒い毛並みが尻の上に倒れて次の瞬間跳ね上がる。
「いたっ……」
毛並みが触れるだけで痛いだなんて、明日からしばらくどう過ごしたらいいのだろう。仕事だってあるし、私生活でだって椅子には座る。それにこんなに痛いのなら座らなくたって歩くだけで響くだろう。もうしばらく有給を使いたいくらいだった。もちろん、そんなわけには行かないが。
それはともかく、忍の言う通り身を起こす力もなかった。全身、ひどい緊張状態が続いたせいでどこもかしこも関節が震えてしまう。けれど、瞬ほどに骨格のいい相手を膝に乗せたままどれほどの時間経っているか、忍だってさすがに足が痺れてしまうはずだった。ぐっと両腕に力を込めて上半身を引き起こし、這いずるように膝から降りてベッドの上に移動する。ふかふかの布団が心地よくて、解放された安堵感も手伝って急激な眠気が襲う。半分まどろみながら、髪を優しく撫でてくれる忍の手の感触に酔ったような顔をしている瞬の尻の腫れに、ベッド脇のサイドテーブルから取り出した軟膏を塗りこんでいく。忍が滲みないものを選んでくれたのか、すっとここちよい清涼感とともに少しひやりとした冷たさが痛みを鎮めてくれた。
「疲れちゃったかな?」
穏やかな忍の声が耳に染み渡る。答える余裕などないまま、そのまま気絶するように眠りに落ちてしまった。
静かな寝息を聞きながら、忍が次への反省点を己の中で確認する。
(少し最初からやりすぎてしまったな……瞬はまだこの程度でも気絶しちゃうのか)
できるだけ早く腫れが引くように、何度も氷水へ浸したタオルを念入りに当てる。冷や汗まみれのままの体も丁寧に拭いてやり、先ほどの失禁の後始末も手早く済ませる。濡れたままだった己の部屋着も着替えながら、ひさしぶりの爽快感に暫く浸る。
まさか、セックスもしないままここまで欲求不満が解消できるとは思っていなかった。固定のパートナーが一番だと語るDomたちの気持ちが今ならわかる。固定の、というよりは自分だけの可愛いSubだからこそだ。他人がいくら泣こうが、健気に耐えていようが、それほど嬉しくはないのは人間として当たり前だった。愛しい相手が己のためだけに必死になって耐えてくれるから、そして──今回は瞬が目を覚ましてからにはなるが──そのあとに前後不覚になるまで甘やかして酔わせることができるからこそ満たされる。もっというならば、この先このまま関係を続けていくことで瞬はおそらく、忍の存在なくしては生きていくこともできなくなるほどに忍に溺れてくれるからこそ、だ。D/Sのパートナーは良くも悪くも依存関係なのだから。どこまでも縛り付けたい忍に絡め取られてしまえばいいと本気で思うほどに。
瞬の汗が染み込んでしまったパドルを乾拭きし、オイルを足して磨き直す。元通りに壁にかけ、隣り合う浴室に繋がったドアを開けて軽くシャワーを浴びて疲れを取る。お仕置きプレイは罰を受ける方も下す方も、それなりに体力を消耗する。この手のプレイであればなおさらだ。忍の愛用しているケア用品のホワイトモスの香りがシャワー室からわずかに漏れ、眠ったままだった瞬の意識を包み込んで、知らず知らずのうちに強張った心までをもほぐしてくれる。その香りがさらに強くなり、隣に少し体温の上がった忍のしっとりとした湿度を感じると、瞬はうっすらと目を開けた。ベッドで添い寝をするように横になってくれていた忍がすぐに気がついて、腫れぼったくなってしまった瞼にキスを落としてくれる。瞬が痛みを堪えて向きを変え、正面から向かい合うように忍の胸に額をつける。
「よしよし。偉かったね。もう二度とこんなことはしないで。こんなに厳しくされたのは朝帰りの罰もあるからって分かってるだろう? 君が心配なんだ。僕の守れるところにいて。お願いだから」
こくん、と押し付けられた額が頷く。抱きしめるように首を引き寄せて、ぽんぽんと背中を一定のリズムで軽く叩きながら、他の人間には絶対にかけないような甘い声で褒めた。
「いい子だ。本当にいい子だね。明日になったら笹野くんにもきちんとお礼の電話を入れないとね。君の周りの人は本当に君に甘いんだ、今日だって君が帰ってくるよりずっと先に笹野くんが僕に電話をくれていたんだよ。一社員がわざわざ社長の個人電話に、しかもその恋人を合コンに誘った話なんてするのがどれだけ勇気のいることかわかる? 下手をしたらクビになるかもしれないって思いながらかけてくれたはずだ。そうまでしても君のことはきちんと守ってあげたかったんだろうね。いい同僚を持ったね」
「笹野、そんなつもりで俺を誘ったんじゃないんだ」
はっと顔を上げた瞬に分かっているよ、と頷いてやる。
「全部聞いた。大丈夫だよ、分かってる。僕が君にお仕置きをしたのはそんなことが理由じゃない。分かる?」
小さく視線を落とした瞬の耳が分かりやすく垂れた。ぎゅっと忍にしがみついてくるのを抱き寄せて、言い聞かせる。
「僕は別に今更君が付き合いのために合コンに参加するくらいでは動揺しないよ。君との関係がそんなことで揺らぐと思ってない。でもね、あんなに遅い時間に泣きながら帰ってきて、君はただでさえしつこいストーカーじみた人間を寄せ付けやすいんだから──何かあってからでは僕も後悔でおかしくなってしまうよ。君の自由を奪いたいんじゃない。ただ、もう二度と辛い思いをしてほしくないだけだ。そのための門限だっただろう?」
「ごめんなさい……」
うん、と頷いてくしゃっと髪をかき混ぜる。
「もういいよ。分かってくれただろうし、お仕置きはもう終わりだからね。本当は家に帰ってくるのだって怖かっただろうに、きちんと帰ってきてくれただけでも100点だ。もうおしまい。甘えていいよ」
許してもらえた、と思った瞬間、また目頭が熱くなる。忍が押し付けられたまぶたからパジャマに染みてくる涙を感じながら、苦笑混じりにその体を抱き寄せてやる。ぐすっ、と鼻を啜る音がくぐもって響く。
「大丈夫。何度間違えてもきちんと僕が叱ってあげる。君はまだまだ学んでいかなくちゃいけないことが多いだけだ。そのために僕がいるんだから、心配しなくてもいいんだよ。迷って間違って、そうしてみないとわからないことは多い。本当に危なくなったら僕がちゃんとこうやって教えてあげるから、とりあえずは間違えてみればいいんだよ。人間は何度も躓いて磨かれていくものだからね、君はまだまだ原石なだけだ。大丈夫」
忍のパジャマを握りしめた拳を軽く叩いてやりながら、
「経験が人を輝かせるんだ。磨かれた先の君の輝きを僕は見てみたい。だから、君を磨いていく権利を僕にくれる?」
「こんなに、痛い磨き方なのかよ……?」
ぼそっと呟かれた恨み言に思わず笑ってしまう。
「うん、まだ君は研磨が進んでいないから仕方ないかな。今日のお仕置き、辛すぎた?」
「すっげえ痛い……明日から会社休みたいくらいだ」
「そうか。じゃ、これくらいがちょうどいいね」
「なんでそうなるんだよ?!」
悲鳴じみた声を上げた瞬に意地の悪い視線を送る。
「それがお仕置きってものだからだね。簡単にお仕置きして、なんていうからこうなるんだよ。それに、気持ちよくなってたのだって僕には分かってる」
その言葉に瞬の顔が真っ赤になった。不貞腐れたように小さくなじる。
「お前だって……お前の、当たってたんだぞ」
羞恥で消えてしまいたいと言う顔をしている瞬とは真逆の余裕で忍はあっさりと認めた。
「もちろん。だって僕たちはパートナーなんだから当たり前だよ。恥ずかしがることじゃない」
「…………~~~~っ、なんかムカつくっ……」
経験の違いを見せつけられたようなセリフにすっかり拗ねてしまった瞬を宥めながら、忍は手元のリモコンで照明を落とす。
「それも仕方がないね。何を今更、かな」
ぼんやりとした薄暗さの中で、忍のホワイトモスの香りとトクトクと響く心音が心地よい。いつのまにか眠り込んでしまった瞬の耳をそっと指でなぞり、
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