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4話 迷子にならない方法

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 ……目が覚めた。昨日より起きるのが早い気がする。まあ、早く起きてもやる事がないから、意味がないんだよね。
 さて、木の実を食べに行こう!迷子にならないように、気を付けたいな。そう思っても、ほとんど変わらないのはわかっているんだけどね、どうにかならないかな?迷子にならない事を願いつつ、私は羽ばたいて空を飛び始めた。

 ー移動中ー

 やっぱり、いつも通りの迷子になったよ。願っても意味がないのか…。残念。早く迷子にならない方法を探して、時間があまりかからないようにしたいな~。
 とりあえず、今は木の実を食べよう。

 ー食事中ー

 この木の実は美味しいから、ずっと食べていたいけど、なくなると困るから育ててみようかな?育つかはわからないけど、やってみる価値はありそう。少しだけ持ち帰って植えてみよう!
 次は建物の場所に行ってみよう!何かわかるといいな!

 ー移動中ー

 うん。ちゃんと着けて良かった。…よく見ると、だいぶ古くみえるな~。いつ作ったんだろう?
 私は、気になってじっくり見ていたら、いつの間にか隣に知らない人がいた。
 ビックリし過ぎて軽く心臓が、止まった気がする。……元々、ホラーのビックリ系は無理なんですけど!!追い打ちをかけるようにいきなり、体を触ってきたから、失神寸前になって普通に動けるようになるまで、物凄く時間がかかり、もう精神的に疲れた。もう寝たい。誰もいないから、もう寝よう。おやすm「ちょっと待て」
 …寝ようとしたのに、誰かが邪魔したせいで、かなりイラついてきた。
 要件あるなら、早く言えや!今の私は何するかわからないよ?
「分かった。要件だけ、言わせてもらう。お前に能力をあげてくれと言われたのだが、特に指定なしだから、お前が選んでくれ。一つだけだけどな」
 …これは、アレを貰うしかない!
「…それで、いいんだな?」
 うん!
「このやつに、それが入っているから、それに触ると受け取ることができる。…ついでにこれもやる。好きに使え。じゃあな。暇だったら、ここに来てくれ、一応お…私の家だ」
 そう言われても…。まあ、どうせ暇だから明日にでも、行くことになりそう。
 それじゃあ、能力を貰っていこう!えーっと、ここを開けて触ればいいんだよね。…!不思議な感覚。なんだか、気分が凄くいい!使い方も、自然とわかってスラスラと操作ができる。
 もう片方のくれたやつには、何が入っているのかな?
 こっちは「縮小化」か、小っちゃくなる効果だけど、どうゆう使い方をしようかな?
 ………やっと、手に入れた!これがあれば、迷子にならない!「マップ」これで、迷子から、解放、されるのだ!やったね!




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