ドラゴンに転生したけど、何しよう?

霧牙

文字の大きさ
上 下
2 / 6

2話 食べ物を探しにいってみる

しおりを挟む
 何かやる事を考えてたら、お腹が空いた気がする。
 そういえば、ドラゴンって何食べるの?……わからないな~。
 とりあえず、食べ物を探さないと駄目だよね。
 早速、探しに行こう!



 ん~?木の実とかを探しているのに、全然見当たらない!何故だ!どうしてなんだ!
 …諦めて元のところに戻ろうかな。って目の前の木に普通に木の実がなっているんですけど!しかも、凄く美味しそうな見た目していやがる!何でこんな奴、見逃していたんだよ私!
 …もういいよ。見つけられただけ、いい方だと思えば良いんだ。
 それはともかく、一人突っ込みしてないでさっさと木の実を食べよう!
 …!美味い!なんだこの美味しさは!今までに食べたことがない甘酸っぱい味が口の中に広がって、このとろけるような舌ざわりがとても良い感じを出していてたまらん!!

 ー堪能中ー

 この場所覚えて明日も来よう!そうしよう!…でも、覚えられる気がしない。適当に来たせいで帰る道を覚えてないから、戻ろうにも戻れない。どうすんだこの状況!

 ー考え中ー

 そうだった!私、ドラゴンだった!ドラゴンなら空を飛べるはず!なんで忘れていたんだろう?さっきなったばっかりだから、忘れていても仕方ないね!という事で飛んで行こう!
 その前に私、ちゃんと飛べるのかな?そう思ってくると出来る気がしなくなってどうしようもなくなる。そもそも飛び方なんてわからん。翼ってどうやって動かすの?
 悩んでも仕方ないから、とりあえず翼を動かしてみる。…簡単に動かせた。…なんなんだよ!こんなに悩んでいたのが、馬鹿みたいに見えるじゃん!はぁー。…私って意外と抜けているんだな~。ははは。
 もう、このことは置いてさっさと元の場所に戻ろう。

 ー移動中ー

 …思いっきり、迷子になって戻るのに凄く時間がかかった。おかげでもう、辺りが暗い。
 でも、普通に見えるんだよね。ドラゴンの目って凄い!
 …もしかしたら、前より身体能力が高いのかも?それでも迷子になる私って一体どんだけ方向音痴なんだ?
 でもな~。前はここまでは酷くなかったけど、なんでだろう?
 まあ、とにかく無事に戻れたからいいかな。
 今日は変なことに時間がかかりすぎたせいで、あっという間に暗くなっちゃったな~。でも、時間はそれなりにあるはずだからこんな感じでも、いいよね。
 さて、明日も特にする事がないからどうしようかな?
 などを考えながら、私は眠りに入った。




しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持

空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。 その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。 ※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。 ※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。

転生ヒロインは乙女ゲームを始めなかった。

よもぎ
ファンタジー
転生ヒロインがマトモな感性してる世界と、シナリオの強制力がある世界を混ぜたらどうなるの?という疑問への自分なりのアンサーです。転生ヒロインに近い視点でお話が進みます。激しい山場はございません。

断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!

ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」 ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。 「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」 そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。 (やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。 ※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。

どうやら悪役令嬢のようですが、興味が無いので錬金術師を目指します(旧:公爵令嬢ですが錬金術師を兼業します)

水神瑠架
ファンタジー
――悪役令嬢だったようですが私は今、自由に楽しく生きています! ――  乙女ゲームに酷似した世界に転生? けど私、このゲームの本筋よりも寄り道のミニゲームにはまっていたんですけど? 基本的に攻略者達の顔もうろ覚えなんですけど?! けど転生してしまったら仕方無いですよね。攻略者を助けるなんて面倒い事するような性格でも無いし好きに生きてもいいですよね? 運が良いのか悪いのか好きな事出来そうな環境に産まれたようですしヒロイン役でも無いようですので。という事で私、顔もうろ覚えのキャラの救済よりも好きな事をして生きて行きます! ……極めろ【錬金術師】! 目指せ【錬金術マスター】! ★★  乙女ゲームの本筋の恋愛じゃない所にはまっていた女性の前世が蘇った公爵令嬢が自分がゲームの中での悪役令嬢だという事も知らず大好きな【錬金術】を極めるため邁進します。流石に途中で気づきますし、相手役も出てきますが、しばらく出てこないと思います。好きに生きた結果攻略者達の悲惨なフラグを折ったりするかも? 基本的に主人公は「攻略者の救済<自分が自由に生きる事」ですので薄情に見える事もあるかもしれません。そんな主人公が生きる世界をとくと御覧あれ! ★★  この話の中での【錬金術】は学問というよりも何かを「創作」する事の出来る手段の意味合いが大きいです。ですので本来の錬金術の学術的な論理は出てきません。この世界での独自の力が【錬金術】となります。

【完結】悪役令嬢の反撃の日々

くも
恋愛
「ロゼリア、お茶会の準備はできていますか?」侍女のクラリスが部屋に入ってくる。 「ええ、ありがとう。今日も大勢の方々がいらっしゃるわね。」ロゼリアは微笑みながら答える。その微笑みは氷のように冷たく見えたが、心の中では別の計画を巡らせていた。 お茶会の席で、ロゼリアはいつものように優雅に振る舞い、貴族たちの陰口に耳を傾けた。その時、一人の男性が現れた。彼は王国の第一王子であり、ロゼリアの婚約者でもあるレオンハルトだった。 「ロゼリア、君の美しさは今日も輝いているね。」レオンハルトは優雅に頭を下げる。

メインをはれない私は、普通に令嬢やってます

かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・ だから、この世界での普通の令嬢になります! ↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

美少女に転生して料理して生きてくことになりました。

ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。 飲めないお酒を飲んでぶったおれた。 気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。 その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった

処理中です...