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 絶望と救い。

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静江さんと別れた後ひたすら街を彷徨い続け、
行きつけのBARの営業時間に合わせて来店した。
お酒で現実逃避するしか出来なかったのだ。

『いらっしゃいませ。って蓮太郎さん?どうしたんですか?大丈夫ですか?』
心配そうにこちらへ駆け寄って来たのはこのBARで働く希(のぞみ)ちゃんだ。

黒のシャツの胸元からはたわわに実った者のみが作り出せる谷間が顔を覗かせ、黒のスキニーパンツを合わせる彼女。
そんな彼女の目は大きく切長に、形の良い鼻梁にリップに色付けられた唇は小ぶりに妖艶に。
全体的にしっかりと乗せた化粧が華やかさを演出し、服装も相まって色っぽい大人な彼女。

そんな希が働く店に蓮太郎は2年間ほぼ毎日仕事終わりに足を運んでいて、すっかり常連であり蓮太郎の唯一の憩いの場であった。

希ちゃんの肩を借りカウンターへと腰を下ろす。
『希ちゃん。なんでも良いから強いお酒を何種類かくれるかな』
雑に注文をしたところで顔を覗き込まれる。

『それは良いんですけど、どーしたんですか?蓮太郎さんは大丈夫なんですか?』
彼女の優しさはいつもありがたい。だが今は話しをしたいと思えない。
『ごめん、少しほっといてくれるかな』
『分かりました』
失礼な態度を取ってしまった自覚はある。
でも今ばっかりはそんな事を気にする余裕はなかった。



かれこれ2時間、希の出してくれるお酒を飲み尽くすと、希から声をかけられる。

『蓮太郎さん。何があったんですか?私で良ければ話してください』
『希ちゃん...僕実は...』
酩酊状態ではあったがしっかりと今日起きた出来事を彼女へと話し始めた。

『そんな。穂波さんが....』
彼女は話を聞き終え怒りを露わにしている。
いつもここに来て希ちゃんに西川とのことを聞いてもらっていたのだ。

『僕、何を間違えちゃったんだろう』
自然とそんな言葉が溢れ落ちた。
『蓮太郎さんは何も間違えてません。間違ってるのは絶対に周りなんですから』
先程よりも更に強く怒ってくれる。
自分にはまだ味方がいる。それだけでとっても嬉しかった。

『ありがとう希ちゃん。それとごめんね。こんな話聞かせちゃって』
『蓮太郎さんが落ち着けるなら私はどんな話でも聞きますから』
優しく笑いかけてくれる。
この子が居るから蓮太郎はこの店に通っている。
それほどに、この少女へと信頼と安心を覚えているのだった。

その後希と話しをしながら、彼女の出してくれるお酒を飲み続けていたところで蓮太郎は意識を失ってしまうのだった。



***********************


『蓮太郎さん起きてください』
『うぅ』
身体を優しく揺すり、声をかけるが起きる気配がない。
彼が寝てしまってからおよそ1時間。
店が空いているので放置していたが、そろそろ限界だろうと起こそうと悪戦苦闘していた。

『希、もう上がって良いわよ?』
『あっ、由美さん。蓮太郎さんが寝てしまってて...』
彼へと視線を移しながら伝えると額を抑えている由美さんがこちらへと出てくる。

『私の方でなんとかしておくから着替えておいで』
『...分かりました』

高校生である私は22時までには必ずお店を出なければいけない。蓮太郎の事が心配だが、ここは任せるしか無い。



普段よりも早く着替えて、戻るとまだ蓮太郎はカウンターで寝ていて、由美さんも彼の元から離れ、ドリンクを作っていた。

『由美さん、私蓮太郎さん起こしてお家まで送って来ますね』
『ダメよ。そんな危ないことさせられないわ。蓮太郎くんだって男性なの。分かるでしょ?』
『でも...』
由美さんは完全に否定している。
それでも蓮太郎が心配でたまらない。


(ブー、ブー、ブー、)
『ごめんね、電話だわ。お客さんには今注文受けられないって伝えて頂戴。早く帰るのよ?』
早足にバックルームへ続く扉へ向かいながら念入りに注意される。
『分かりました』
由美へ応え、姿が見えなくなったと同時に動き出す。

『小原さん。由美さん少し裏にいるみたいで、戻ってくるまで注文受けられないそうです』
『そっか。希ちゃんお疲れ様~』
4組残っていたお客様は全てが常連様で、すぐに伝え終えた。

そのまま早足に蓮太郎の元へと向かい、声をかける。

『蓮太郎くん、もう閉店よ。ほら起きて帰って頂戴』
声までは真似できないが喋り方を由美さんに合わせる。
泥酔している彼ならこれで充分な筈だ。

『あっ、由美さんすいません。お金財布から取ってください』
ギリギリ聞き取れる滑舌で助かった。
すぐに財布を借りて精算を済まし、由美へと書き置きをしてもらう。
泥酔状態の彼はこれをも疑問に思わない。

(早く~蓮太郎さん。由美さん戻って来ちゃう)

バックルームへ続く扉をチラチラと確認しながら蓮太郎を急かす。

『それじゃ帰りまーす』
書き終わり席を立ってフラフラな足取りで外へと出ていった蓮太郎を見送る。


『希まだ居たの?あれ?蓮太郎くんは?』
『丁度目が覚めたので今精算して帰られました』

嘘をついてしまい、申し訳ない。
それでもどうしても彼が心配なのだ。今この時間すら惜しい。

『私も帰りますね。お疲れ様です』
『はい、お疲れ。気をつけて帰るのよ?』
由美が笑顔で送り出してくれたので、早足に店外へ。

すると数十メートル先で蹲っている蓮太郎を発見する。
(ああもう、やっぱり...)
今日は普段の何倍も飲んでいたからこうなることは予想していた。

『蓮太郎さん?大丈夫ですか?』
早足に駆け寄り、声をかけると虚な瞳でこちらを見返してくる。

『希ちゃん...?』
『はいっ。私が希ちゃんです』
お化けでも見たかのような反応の蓮太郎。
無理もないか、みっともない姿を知り合いに見られるのはお化けよりも恐ろしいモノだ。

『歩けますか?私肩貸しますよ?』
『いや...大丈夫だよ』
言い終えすぐに立ち上がる蓮太郎。
その場でタタラを踏んでしまい、転びそうになる。

『ほら。私支えますから、頑張って帰りましょうね』
『...ごめん』
蓮太郎の腕を首から回し。前に垂らす。密着している方の腕で脇腹を支え、なんとか歩き始めた。

『ごめんねぇ、希ちゃん。こんな情けない男で。適当なホテルまでお願い』
『気にしてませんよ?そこ段差あります』
なんとか歩けている蓮太郎を支え、自宅へ誘導する。
何の迷いもなく身を任せる蓮太郎が可愛くて仕方がない。

(由美さんごめんなさい。私にはこの人を放っておくことは出来ません)
心の中で謝罪し蓮太郎へと目を向ける。

(私が支えますからね。今も、これからも)
つい、笑みが溢れてしまうのだった。


***********************


(ジリリリリリリ、ジリリリリリリ)
『う、もう朝か』
毎朝6時にセットしている、騒がしいアラームに叩き起こされ眠りから目覚める。
『頭痛い。気持ち悪い』
寝起き最初に襲ってきたのは、アルコールを大量に摂取した代償である二日酔いだった。
そんな二日酔いを必死に堪え、重たい瞼をあげる。
『えっ?どこだここ、え?』
僕の視界に最初に映ったのは見たことのない天井だった。

驚きの余り二日酔いが飛んでいく。なんてことはなく体を動かす力はないので首だけを動かして部屋を見渡す。

水色と白で統一された家具の数々。
更に、セーラー服が壁にかかっていた。
女子高生の部屋だろう。

『って、えっ........?セーラー服.....』
そこで蓮太郎はフリーズしてしまうのだった。



『蓮太郎さん起きましたか?』
突然少女が部屋へと入ってきた。

睫毛に縁取られた垂れ目が愛らしく、小ぶりな鼻と口は整っている。穢れを知らない白い肌はもう夏だというのに日焼け後やシミもなく瑞々しい。
化粧をしてないのに美少女。そんな女の子が僕へ向い口を開いていた。

『えっと、ごめん。今僕はここで何をしているのかな』
すぐさま彼女へ問いかける。
脳が二日酔いながらも正常に機能し始めたが、それでも全く理解ができないので聞くしかなかった。


『蓮太郎さんは今私のベットで寝てますよ?お陰で私は昨日ソファで寝ました』
『ごめん。つまりどういう状況かな』
『ふふ、少し意地悪しちゃいました。ごめんなさい』
ニッコリと微笑み小さな舌を出していて、こちらをからかってきていた。

可愛らしいが初対面の相手に対してはどーなのだろう。
『状況が飲み込めないから質問させてもらうね』
このままでは埒があかないので、蓮太郎が気になったことを、質問してみることにした。

『君は僕と会ったことはあるかい?失礼かもしれないが僕は君に会った覚えが無い』 
過去を振り返ってみたがやはり彼女とは初対面だろう。これほどの美少女一度見たら忘れるはずがない。

言い切った所で彼女の表情を伺うと、怒りと悲しみが浮かんでいた。

『蓮太郎さん。それは流石に酷いです。2年近く毎日会ってますよ。この声に覚えないですか?』
声?今まで気が動転していて気にしていなかったが、改めて言われることで気が付いた。
この声には覚えがある。2年間ほぼ毎日聴いていた。

『...まさか..希ちゃん...?』
そう。行きつけのBARで顔を合わせていた希の声だったのだ。

『はい。私が希ちゃんです』
笑顔で敬礼のポーズをしながら名乗る彼女。
少しお茶目なところも彼女のトレードマークだ。

彼女が希だということは理解できた。
だが一つ腑に落ちない点がある。
『希ちゃん?あのセーラー服は君のだよね?昔着ていたものかな?』
そう。BARで働く彼女は大人びている。
性格から話し方、動作に容姿。その全てがとても高校生とは思えないのだ。

『いえ、アレは私の今の制服ですよ。普段は女子高校生をしてます』
『.......そうなんだ』
言われてみれば今の彼女は見るからに高校生である。普段は化粧や服装で印象を変えているのだろう。

『それにしても、毎日あんなに話しているのに化粧落としただけで気付いてもらえないんですね~蓮太郎さんは酷いです』
腕を組みそっぽ向いてしまった。

でも言い訳をさせて欲しい。
目の前の清楚な美少女とBARで働く大人びて華のある美女が同一人物とはとても思えなかったのだ。

それに...
彼女は女子高生だと言った。
彼女が働いてるのはBARだ。必然的に大学生以上を想像するだろう。

それに女子高生の家で一晩過ごしてしまうのが今の僕に対してどれだけ危険なことなのか。考えてしまうと気が気でない。

『ごめん。気が付かなかった点については謝る。あと、僕は君に対して何か取り返しの付かない事をしてしまってないかい?』
彼女はキョトンとしているがこれが一番の問題だ。

酔い潰れて連れて来られた。
こんな事を言って信じてくれる他人は世界にどれくらい居るだろうか。

おそらくゼロだ。信頼してくれてた上司でさえ冤罪で僕を解雇する世界で、そんなことを信じる他人は絶対にいない。

『あ、一個だけ。蓮太郎さんに酷いことされてしまいました』
彼女は蓮太郎が危惧していたことを口にする。
(やばいやばいやばいやばい)
仕事と家を失った翌日に逮捕なんて洒落にならない。逃げ出したい気持ちを必死に堪え、希に目を据える。すると彼女がゆっくりと口を開く。

『昨日ここに連れてきた時。蓮太郎さんに戻されちゃって、服が使い物にならなくなりました』
キッパリと言い切る希。
『良かった.....』
安心してしまい、つい口から出てしまった。
その言葉を受けた希は少し怒っていた。

『良くないですよ。また仕事用に服買わないといけないじゃないですか』
希の言葉を受け、さっきまでビクビクしていた蓮太郎は肩の力が抜けてしまい、一つ提案をした。

『希ちゃん。本当に申し訳ないことをした。だからどうかその服を僕から君へプレゼントさせてくれないか?』
蓮太郎の言葉を受け希はパッと表情を明るくする。

『やった。お願いします蓮太郎さん』
女子高生らしいかわいい笑顔の彼女。
2年間顔を合わせてた蓮太郎も知らない表情だった。


『私朝食作って来ますが蓮太郎さんもいかがですか?』
『ありがたいけど食べれる気がしないかな』
『そうですよね。それでは蓮太郎さんはゆっくりしててくださいね』
言い残し希は部屋から出て行った。


そこでようやく一息つけた。

結局詳しくは分からなかったけど僕は彼女に手は出してないようだ。
それとお店で潰れた僕を自宅へ連れてきて泊めてくれた。
希にはどれだけ感謝をしても、し足りないだろう。

(後日改めてお詫びをしないといけないな)
なんて考えながら1人ボーッとさせてもらった。


***********************

(慌ててる蓮太郎さん可愛かったな)
トースターでパンを焼きながら、ついつい緩んでしまう口元を必死に引き結ぶが、ダメだ。ニヤケが止まらない。

『これを機に私の事もっと意識してくれないかな』
焼けたパンに話しかけてしまう。重症だ。
自分が手遅れなことに気が付いてしまい、今度は苦笑いが浮かんでしまう。

(今日学校なのが惜しい...もっと一緒に居たいな)
人間は欲深い生物だと改めて理解する。
ここまでを望む自分は最終的に彼とどうなる事を望んでいるのか。
分からない。今はまだ漠然としか浮かばない。

それでも今日は幸せだ。
この気持ちがずっと続いて欲しいと切に願ってしまう。

(私の提案は受け入れてもらえるかな)
昨日の夜から考えていた提案が脳裏によぎる。
もしかしたら受け入れてもらえないかもしれない。いやほぼ拒否されるだろう。

でもそのたった数パーセントを願わずには居られない。
私は多分彼じゃなきゃダメなのだから______。


***********************


『蓮太郎さん、少し起き上がれますか?まだ聞きたいこともあると思うので来れそうなら、リビングへ来ませんか?』
『そうだね。行こうかな』
了承し、希の後について行くのだった。


『まず、蓮太郎さんがうちにいる理由は私が由美さんにウチで預かるって言ったからです』
『そう、だったんだ。ありがとう』
由美さんとは希の雇い主だ。30代後半の女性で整った容姿と優しい性格で常連からとても人気だ。

『なんで、僕なんかを連れてきてくれたの?』
僕と彼女はただの店員と客の間柄である。
彼女が僕を家にあげるのはメリットよりもデメリットのが強い。と思うから尚更に気になってしまう。

『うーん....』
顎に手を当て適切な言葉を探す彼女。
こういった一つ一つの動作から幼さを感じる。

『やっぱり、心配だったからだと思います。昨日の蓮太郎さん、このまま居なくなってしまうと思うほど辛そうでした』
そこで一度言葉を区切り微笑みかけられる。

『私は蓮太郎さんに居なくなって欲しくなかったんです。私の為に蓮太郎さんにはここに来てもらいました』
最後まで笑顔で伝えてくれた。
まだ僕のことを必要としてくれる人がいる。それだけで心が温かくなる。

『ありがとう希ちゃん』
嬉しさや恥ずかしさから俯いてしまったが。しっかりと感謝を伝える。すると彼女は少し俯き暗い表情になる。
(なにか間違えてしまったかな)
と、不安に思った時だった。

『蓮太郎さん。私の本当の名前は瑠奈(るな)です。希はお店で使っている源氏名なので良ければお店以外では瑠奈と呼んでください』
早口に捲し立てられた。
僕にそんな事を教えて良いのか、って気持ちはある。
でも、それより彼女が僕に対して歩み寄ってくれたのが嬉しかった。

『瑠奈ね。分かった。これからよろしくね瑠奈』
『はいっ蓮太郎さん』
こうして2人はただのお客さんと店員さんから友達?にランクアップしたのだった。



『蓮太郎さん。昨日すぐにでも家を出なきゃならないって言ってましたけど大丈夫なんですか?』
『それなんだよね...』
現在1番の問題である。
仕事に関しては失業手当でなんとかなる。
が、後3日で退去しなければならない家に関してはどうにもならない。

『まずは今日一度帰ってから不動産屋さんに行ってみるよ。引っ越しの手続きとか間に合わないと思うけど、すぐ入れる部屋があるかどうかだけでも知りたいしね』

まずは不動産屋さんへ行かないと話にならない。
引っ越しに関して詳しくはないが、恐らく行ったところでこの短い時間では引っ越しは厳しいだろう。
最悪大家さんに取り壊しギリギリまで待ってもらうしかない。

そこでずっと難しい顔をしていた瑠奈が口を開く。
『蓮太郎さんは車はお持ちですか?』
『持っているよ?』
突然なにかと思ったが素直に答える。
するとそのまま何個か質問が続く。

『部屋に荷物は多いですか?』
『基本家には寝に帰るだけだから少ないほうだよ』

『例えば私の家にある物以外を持ってくるとして、どれくらいの量になりますか?』
『基本衣類だけかな。寝具もあったほうがいいか。
そうだな...大体僕の車で3往復分くらいじゃないかな?』

『要らない物の処分はすぐに出来るんですか?』
『そーだね。1日あれば終わると思うよ』

『それじゃ蓮太郎さん。私の家へ来ませんか?』
『そーだね、そーさせてもらうよ』

って、今なんて言った?
『それじゃ引っ越しに関してはこれで大丈夫そうですね』
『ごめん、瑠奈ちゃん。今流れのまま答えちゃったんだけどさ、僕がここに来るって?』
問題だらけすぎて逆スルーしてしまった。

だが彼女は『何か問題でも?』と言いたげな顔をしてる。
『はい。蓮太郎さんは私のウチへ来るべきです。私は一人暮らしですし、片付ければ一部屋お貸しできますので』
最近の若い子はみんなこんな感じなのだろうか。
全然ついていけない。

だがこの提案が魅力的なのも事実。
踏ん切りが付かない蓮太郎に対して、瑠奈が少し顔を近づける。
『私が蓮太郎さんと住みたいんです。ダメですか?』
至近距離からの美少女の上目遣い。
冴えないアラサーが対抗できる余地なんて無いだろう。

『それじゃ、新しい部屋が決まるまで。それまでお願いしても良いかな?』
『はいっ。お願いされます』


こうして女子高生との共同生活が始まってしまうのだった。






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最後まで読んでいただきありがとうございます。


作者のモチベになりますので、よろしければお気に入り、コメントなどお待ちしております。

次回の更新、お待ちくださいませ。

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