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第四章 王都防衛戦
144.逃亡者と悲壮
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「あ……あぁ……」
アニスが投げた槍のおかげでワイバーンの軌道が変わり助かった。でも槍を投げたアニスをワイバーンの爪が切り裂く。ワイバーンはそのまま上空へ上がり様子を見るかのように旋回している。
切り裂かれたアニスは胸から脇腹にかけて肉が抉れているようで血で真っ赤に染まっていた。
どうしてこうなった。なんでこんな……。頭では何も考えられない。だが、体は動いていた。気付けば横たわるアニスに駆け寄り物陰に隠れようと引きずっていたのだ。
「早く、早く治療を……!」
思った事を口にしてしまった。何も考えられない頭でも分かっている。もう助からないと。それでも諦めたくなかった。
「くそっ!……俺だって!……ヒール!」
ダメもとで魔法を使う。生命力がごそっとなくなるのを感じた。それでもいい。アニスを助けられるならなんだっていい。それこそが素直な気持ちだ。
アニスの体が少し光ったような気がした。土壇場にヒールが成功したらしい。でも効果があるようには見えなかった。傷口は生々しく血が止まらない。何も状況は変わらなかった。
「くそっ!……くそくそくそっ!頼むから目を開けろよ!……ぅ……」
ダメだ。無理にヒールを使ったせいで頭がクラクラする。もう一度使えるほど生命力は余ってないだろう。それでもこのまま見殺しなんかできない。
「ぅ……も、もう一度……!」
その時アニスの目がうっすらと開いた。それだけでも奇跡が起きたと思った。
「あ、アニス!……アニス……!」
「ディル……よかった……」
「何がよかった、だ……。待ってろ。もう一度ヒールをして……」
「もういいの」
なにがいいのなのか全く分からない。
「それ以上はディルが死んじゃう」
そんなのは分かってる。
「でも!」
「……ねぇ、なんで私がディルに付いてきたか知ってる?」
なんで今そんな話をするんだ?
「……そんなの、俺が頼りなくて心配だったからって言ったじゃんか……」
「ふふ……そうかもね。そう言ったかも。でも本当は違うんだ」
なんでそんな顔が出来るんだ。なんで笑ってるんだ。
「本当は……ずっと一緒にいたかったから。色んなところに行って、色んなものを一緒に見て、感じて」
やめてくれ。お願いだから喋らないで休んでくれ。
「それで、家族になって、子供もいて、ずっとずっと、おじいさんおばあさんになるまで一緒にいたかったから」
俺も同じ気持ちだ。だから喋らないで休んで……!
「わがままでごめんね。でももう、ダメみたい。ディルは幸せに……なっ……て……」
アニスの目から光が消えた。どうやら旅立ってしまったらしい。最後に未練を残さないようにと想いを伝えて。
「あぁ……あああああああああああああああ!」
許さない。あのワイバーンは絶対に許してはいけない。そう思った時、不思議と頭がクリアになった。怒りに支配されてしまったのか。分からない。でもどうでもいい。やつを殺せればなんでもいい。そんな時、ふとアニスの腰にある短剣が目に入った。いつかプレゼントしたやつだ。今は少しでも武器を多く持っておきたい。
「後で返すからな」
そう言って短剣を借りる。後で絶対に返しに戻ると決意して立ち上がる。
周りを見渡すと幸いにも生き残った冒険者がいくらかいるようだ。目的のために利用させてもらおう。
ディルの中の何かが目覚め行動を開始した。
「聞いてくれ!あのワイバーンと戦うには協力しなきゃダメだ!ひとりひとりが別々に相手をしても返り討ちにあうだけだ!……あいつに復讐したいやつは協力してくれ!」
ディルは力いっぱい叫ぶ。すると、物陰からポツポツとひとが現れた。
「ぼうずの言う通りだ。このままじゃ終われねぇ……そうだろ!?」
そこにはギルドのサブマスがいた。後ろから何人か出てきたことから何か作戦を立てていたのだろうか。
そんな時に別のところからも声が上がる。
「僕だって……!このまま逃げられたらルードスさんにあわせる顔がないですよ!」
あれは……王国軍の魔術部隊長。逃げるのに必死で気付かなかったがちゃんと戦っている人はいたみたいだ。
「マーレ!お前生きてたか!」
「か、勝手に殺さないで下さいよ!」
サブマスと魔術隊長が話し始める。割り込むなら今だ。
「サブマス!あいつの討伐の過去事例はあるか?」
「いきなりだなぼうず。……いや、悠長に話してる場合じゃないな。過去事例はないに等しい。あれはワイバーンじゃない。ドラゴンだ」
「ドラゴン……?あれが?」
ワイバーンにしか見えないが……確かにブレスを吐くことや魔法を使うことを考えるとドラゴンと言われた方がしっくりくる。
「正確にはドラゴンの幼体。幼体と言っても討伐難易度はワイバーンとは比べ物にならないぜ。過去討伐事例は20年前に現れたドラゴン討伐と、2週間ちょっと前に南の半島で幼体が現れたのとで2件だ。両方ともAランク冒険者になったようなやつが討伐してるから参考にならんな」
なるほど、そもそも力ある冒険者が現れたから討伐できたってわけだ。そう考えると今この場では討伐は難しい。だが、だからって諦めるつもりはない。なにか方法があるはずだ。
「その幼体を討伐した時に何か気になる情報はないのか?」
「……報告書頼りの情報だが、魔力を込めた攻撃しか通用しないらしい」
「魔力?」
「そうだ。武器に魔力を纏わせるんだとさ」
そんなこと想像もしていなかった。もし攻撃が通らなくても闇雲に攻撃していたかもしれない。でもどうやったらそんな事が出来るんだ?
ディルがそんな事を考えていると横からマーレが口を挟む。
「魔力付与!それなら専門だ!……僕の研究テーマが日の目を見るなんてね……」
「そんな事が出来るのか?」
「理論上はね。いや、検証も出来てるか。でも実戦で使ったことはない」
「それでもいい。少しでもあいつを倒す確率を上げたい」
「ほぅ……ぼうず、名前は」
「ディルだ」
「……気に入った。ディル坊、まずはあいつを地面に引きずり下ろすぞ」
ジレトニーはそう言うと他の冒険者も交えて作戦を話し始めるのだった。
アニスが投げた槍のおかげでワイバーンの軌道が変わり助かった。でも槍を投げたアニスをワイバーンの爪が切り裂く。ワイバーンはそのまま上空へ上がり様子を見るかのように旋回している。
切り裂かれたアニスは胸から脇腹にかけて肉が抉れているようで血で真っ赤に染まっていた。
どうしてこうなった。なんでこんな……。頭では何も考えられない。だが、体は動いていた。気付けば横たわるアニスに駆け寄り物陰に隠れようと引きずっていたのだ。
「早く、早く治療を……!」
思った事を口にしてしまった。何も考えられない頭でも分かっている。もう助からないと。それでも諦めたくなかった。
「くそっ!……俺だって!……ヒール!」
ダメもとで魔法を使う。生命力がごそっとなくなるのを感じた。それでもいい。アニスを助けられるならなんだっていい。それこそが素直な気持ちだ。
アニスの体が少し光ったような気がした。土壇場にヒールが成功したらしい。でも効果があるようには見えなかった。傷口は生々しく血が止まらない。何も状況は変わらなかった。
「くそっ!……くそくそくそっ!頼むから目を開けろよ!……ぅ……」
ダメだ。無理にヒールを使ったせいで頭がクラクラする。もう一度使えるほど生命力は余ってないだろう。それでもこのまま見殺しなんかできない。
「ぅ……も、もう一度……!」
その時アニスの目がうっすらと開いた。それだけでも奇跡が起きたと思った。
「あ、アニス!……アニス……!」
「ディル……よかった……」
「何がよかった、だ……。待ってろ。もう一度ヒールをして……」
「もういいの」
なにがいいのなのか全く分からない。
「それ以上はディルが死んじゃう」
そんなのは分かってる。
「でも!」
「……ねぇ、なんで私がディルに付いてきたか知ってる?」
なんで今そんな話をするんだ?
「……そんなの、俺が頼りなくて心配だったからって言ったじゃんか……」
「ふふ……そうかもね。そう言ったかも。でも本当は違うんだ」
なんでそんな顔が出来るんだ。なんで笑ってるんだ。
「本当は……ずっと一緒にいたかったから。色んなところに行って、色んなものを一緒に見て、感じて」
やめてくれ。お願いだから喋らないで休んでくれ。
「それで、家族になって、子供もいて、ずっとずっと、おじいさんおばあさんになるまで一緒にいたかったから」
俺も同じ気持ちだ。だから喋らないで休んで……!
「わがままでごめんね。でももう、ダメみたい。ディルは幸せに……なっ……て……」
アニスの目から光が消えた。どうやら旅立ってしまったらしい。最後に未練を残さないようにと想いを伝えて。
「あぁ……あああああああああああああああ!」
許さない。あのワイバーンは絶対に許してはいけない。そう思った時、不思議と頭がクリアになった。怒りに支配されてしまったのか。分からない。でもどうでもいい。やつを殺せればなんでもいい。そんな時、ふとアニスの腰にある短剣が目に入った。いつかプレゼントしたやつだ。今は少しでも武器を多く持っておきたい。
「後で返すからな」
そう言って短剣を借りる。後で絶対に返しに戻ると決意して立ち上がる。
周りを見渡すと幸いにも生き残った冒険者がいくらかいるようだ。目的のために利用させてもらおう。
ディルの中の何かが目覚め行動を開始した。
「聞いてくれ!あのワイバーンと戦うには協力しなきゃダメだ!ひとりひとりが別々に相手をしても返り討ちにあうだけだ!……あいつに復讐したいやつは協力してくれ!」
ディルは力いっぱい叫ぶ。すると、物陰からポツポツとひとが現れた。
「ぼうずの言う通りだ。このままじゃ終われねぇ……そうだろ!?」
そこにはギルドのサブマスがいた。後ろから何人か出てきたことから何か作戦を立てていたのだろうか。
そんな時に別のところからも声が上がる。
「僕だって……!このまま逃げられたらルードスさんにあわせる顔がないですよ!」
あれは……王国軍の魔術部隊長。逃げるのに必死で気付かなかったがちゃんと戦っている人はいたみたいだ。
「マーレ!お前生きてたか!」
「か、勝手に殺さないで下さいよ!」
サブマスと魔術隊長が話し始める。割り込むなら今だ。
「サブマス!あいつの討伐の過去事例はあるか?」
「いきなりだなぼうず。……いや、悠長に話してる場合じゃないな。過去事例はないに等しい。あれはワイバーンじゃない。ドラゴンだ」
「ドラゴン……?あれが?」
ワイバーンにしか見えないが……確かにブレスを吐くことや魔法を使うことを考えるとドラゴンと言われた方がしっくりくる。
「正確にはドラゴンの幼体。幼体と言っても討伐難易度はワイバーンとは比べ物にならないぜ。過去討伐事例は20年前に現れたドラゴン討伐と、2週間ちょっと前に南の半島で幼体が現れたのとで2件だ。両方ともAランク冒険者になったようなやつが討伐してるから参考にならんな」
なるほど、そもそも力ある冒険者が現れたから討伐できたってわけだ。そう考えると今この場では討伐は難しい。だが、だからって諦めるつもりはない。なにか方法があるはずだ。
「その幼体を討伐した時に何か気になる情報はないのか?」
「……報告書頼りの情報だが、魔力を込めた攻撃しか通用しないらしい」
「魔力?」
「そうだ。武器に魔力を纏わせるんだとさ」
そんなこと想像もしていなかった。もし攻撃が通らなくても闇雲に攻撃していたかもしれない。でもどうやったらそんな事が出来るんだ?
ディルがそんな事を考えていると横からマーレが口を挟む。
「魔力付与!それなら専門だ!……僕の研究テーマが日の目を見るなんてね……」
「そんな事が出来るのか?」
「理論上はね。いや、検証も出来てるか。でも実戦で使ったことはない」
「それでもいい。少しでもあいつを倒す確率を上げたい」
「ほぅ……ぼうず、名前は」
「ディルだ」
「……気に入った。ディル坊、まずはあいつを地面に引きずり下ろすぞ」
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