上 下
139 / 201
第四章 王都防衛戦

139.続・王都デート

しおりを挟む
 フラム達がまだ出てこないとわかり再び冒険者ギルドの外に出て話をするエイシェルとアリス。そろそろお昼時になるので例のクレープ屋へ行こうと王都の北側へ向かう話をしていた。

「ふたりがまだならクレープ屋にいこう?……それにしても、いつの間にか普通に喋れるようになったね?」

「ん?なんの事だ?」

「敬語」

 アリスが指摘したのはエイシェルの敬語だった。初めて会った時のエイシェルの敬語は壊滅的だった。敬語が出来ないというより緊張でうまく喋れないような感じだろう。それを見ていたアリスはエイシェルの成長を素直に誉めた。

「あれは……慣れてなかったというか……緊張して余計にというか……」

「あら、わたしと話すのに緊張してたんだー?」

 エイシェルの言い訳にアリスは少しからかってしまう。イタズラする子供のような顔でクスクスと笑っている。緊張するという事は多少なりとも相手を意識しているという事だろう。そう考えたアリスはちょっと嬉しくなりからかってしまったのだ。
 しかし、そんなアリスの気も知らないでエイシェルはただ答える。

「いや、村にいた時は同い年くらいの人がいなかったから、どう接していいか分からなかったんだ。敬語で話すべきかも迷ってたし」

「そ、そうなのね……」

 エイシェルの返事に明らかにテンションが下がるアリス。ひとりで変に盛り上がっていたとわかり恥ずかしくなったのと違っていたのかと残念に思う気持ちでシュンとする。
 そんなコロコロと表情を変えるアリスを見てキュンとしたエイシェルは少しだけ勇気を出すのだった。

「……それに、いきなりかわいい女の子が話しかけてきたら誰だって緊張するよ」

「えっ……?」

 エイシェルは恥ずかしそうに言いそっぽを向く。アリスはいつものようにキョトンとし、一気に顔を赤くする。ただ、その表情はニマニマしており、かわいいと言ったか?今言ったよな!?というような表情をしていた。それからまたいたずらっ子の顔を浮かべて何やら企んでいる。

「えいっ!」

「うお!?あ、アリス!?」

 アリスはそっぽを向くエイシェルの左腕に絡みついた。エイシェルの腕に柔らかいものがあたる。エイシェルは慌てているが振り解くわけにもいかない。そうこうしているとアリスがエイシェルの腕を引っ張る。

「えへへ……このまま腕組んでいこう!」

「~~~!」

 顔を真っ赤にしたエイシェルを強引に引っ張り王都の北側を目指すアリス。はたからみるとただのバカップルであった。



 そんなふたりの後ろ姿を眺める人影がある。

「受付の人に言われて出てみれば……」

「完全にデートだね……っていうかあの様子だともうくっついた?」

 実はエイシェルが受付にフラム達のことを聞いてギルドの外に出たすぐ後にフラム達が用事を済ませて出てきたのだ。
 それを見た受付が気を利かせて話しかけてくれたのでフラム達も急いで外に出てきたわけだが……

「これ、ついて行ったら邪魔にしかならないわね……」

「こっそりついて行くのも面白そうだけど、ずっとあの調子だとこっちまで恥ずかしくなりそうだよ……」

 いつのまにか距離が縮まるどころか密着しているではないか。あまりのイチャイチャっぷりに驚き固まっていたフラムとフルームはこれからどうしようか考える。

「あのふたりは放っておくとして、私たちはこれからどうしようね?」

「 そうね……ここ数日、トレーニング出来てなかったから西の公園に行ってみない?」

「いいね、どうせ人いないだろうし」

 昨日実戦で体を動かしたばかりだったがふたりとも剣術のトレーニングをしに行くようだ。もともとエイシェル達と行動を共にするまではふたりでの剣術のトレーニングが日課だったが最近はエイシェル達に合わせている為トレーニングが出来ていなかった。最近トレーニングをしたのは時間が有り余っていた船の上くらいである。その為、時間が出来たふたりはトレーニングに励もうと西の公園に向かうのだった。


 そんな中エイシェルとアリスはクレープ屋に着いていた。店に到着するまで腕を組んで歩いていた為エイシェルは終始顔を真っ赤にしてあるいていた。店に着いてからアリスが看板に書かれたメニューを見に行こうと離れた時はホッとした気持ちもあったがどこか寂しさもあり複雑な心境だ。そんなエイシェルの気持ちを知ってか知らずか少し離れた場所でメニューを見ていたアリスが満面の笑みで話しかける。

「ねぇねぇ!ここ黄金鶏の卵を使ったプリンアラモードクレープってやつがあるよ!わたしこれ食べたい!」

 アリスが興奮して話す。西の丘の上の店ではオムライスを食べたが、まだデザートに黄金鶏の卵を使用した料理を食べていないのだ。オムライスがとても美味しかった為、その卵を使ったプリンも期待できる。その気持ちが興奮に現れていた。
 ひとしきり興奮したあとアリスが訊ねる。

「それで、エイシェルは何にするの?」

 アリスの話を聞くためにメニュー前に移動していたエイシェルは何を食べようか迷っていた。アリスの言うように黄金鶏の卵を使ったプリンは興味がある。でも、朝から甘いものだけで終わらせるのは抵抗があった。
 メニューを上から見ていくといぜん見つけたしゃくじけいメニューに目が止まった。そこに書かれたメニューが気になり、食べる事に決めたのだった。

「おれはこれにしようかな。ツナと黄金鶏卵のサラダクレープ」

「あ!甘くないやつね!……それもおいしそうなのよねー」

 どうやらアリスも気になっていた様だ。ふたりは食べるものを決めるとさっそく店に入った。

 店はぱっと見とても綺麗でピンク調に統一された内装をしていた。席がけっこうあるがそのほとんどが埋まっている事から人気の店だと分かる。客のほとんどが女性客でありエイシェルは少し居づらそうにしている。
 そんな事はお構い無しにと店員に誘導されるアリスがエイシェルの手をぐいぐい引いてくる。当のアリスはおそらく無意識だろう。とても楽しそうにエイシェルの手を引き店内を歩いている。

 席に着いたふたりは早速注文した。待つこと十分くらいでクレープが運ばれてきた。アリスの頼んだプリンアラモードクレープはもちもちのクレープ生地を器がわりに大きいプリンやたくさんの生クリーム、キウイやいちごなどのフルーツがふんだんに使われており、見た目もとても豪華であった。

「わぁ!みてみて!綺麗!すごい美味しそう!」

 自分のクレープをみたアリスはその見た目に感動しとても興奮している。次にエイシェルが頼んだツナと黄金鶏卵のサラダクレープはパリパリの生地にツナとマヨネーズを混ぜたものにとろとろ具合で焼いた卵をレタスで巻いたようなものが包まれている。食事系と言うこともあり暖かい。どうやらデザート系と食事系でクレープの生地が違う様だ。きっとそれぞれの中身に合う様に変えているのだろう。とても手間がかかるはずだがそれをやると言う事は店としてもこだわりたいポイントなのだろう。

 食事が揃ったふたりはさっそく食べ始めた。プリンのクレープにアリスがかぶりつく。

「んーーー!……もぐもぐ、美味しい!プリンが甘くて濃厚で、下の上でとろけちゃう!クリームも甘すぎないでプリンを引き立てるのと、プリンと果物の甘味の橋渡しをしているような感じね!」

 アリスがよく分からないことを口走る。ただ、それだけ美味しいことは伝わった。笑顔でクレープを頬張るアリスはとても可愛らしかった。
 アリスの食べている様子に釘付けになっていたエイシェルだったが我にかえり自分のクレープに手を出した。
 
「これは……すごく美味しいな。レタスのシャキシャキ感がしっかりしてる上にクレープの生地もパリパリしてて食感がいい。それに、マヨネーズもコクがあるから……黄金鶏の卵を使ったものっぽいな。卵自体も言うことなしだ。トロトロふわふわな感じがとても……」

 エイシェルもついアリスに釣られて解説をしてしまった。そしてエイシェルがその解説中にアリスを見るとクレープをガン見しているではないか。思わず言葉が止まりポロリと思った言葉をこぼしてしまう。

「……一口食べてみる?」

「いいの!!?」

 するとアリスは満面の笑みでエイシェルからクレープを受け取る。そしてなんの躊躇もなくクレープにかじりついた。

「んーーーーー!!……もぐもぐ、これもとっても美味しい!!食感がとてもいいのと塩加減もちょうど良くてすごく美味しい!!エイシェルありがとうね!!」

 そう言ってエイシェルにクレープを返すアリス。そこでお返しをしなきゃとアリスが続けて話す。

「エイシェルもプリンのクレープ食べてみてよ!はい!どうぞ!」

 今度はアリスが食べていたクレープがエイシェルに差し出される。たしかに黄金鶏の卵を使ったプリンは気になるが、もっと気になる問題が発生していた。

(こ、これって間接なんちゃらってやつじゃ……!?え、食べていいの?っていうか、おれのクレープも既に……!?)

 エイシェルはアリスが既に自分のクレープを食べていたことを思い出し覚悟を決めてクレープにかじりついた。口いっぱいにプリンと生クリームの甘みが広がる。しかし、エイシェルは気になってしまいそれどころではなくなっていた。

「あ、ありがとう……その、すごく美味しいな」

「でしょ!?これ本当に美味しいから、お返しにエイシェルにも食べて貰いたく……て……?」

 アリスも遅れて状況に気づいた。時既に遅し。暴走の果てに訪れた結果はアリスの顔を赤く染める。

(ややややっちゃったあああああああ!!?これ間接キスじゃないの!?わたしもエイシェルのクレープに普通にかじりついちゃったし!あわわわわ……ど、どうする!?いや、どうしようもないけど、そ、そうよ!どうしようもないの!!それならこのまま何事もなく食べるしかない!!)

 アリスは覚悟を決めてエイシェルから返されたクレープにかぶりつく。もうどうにでもなれという感じで自棄になっていた。

(あ、アリスが普通に食べてる……?気にするのは村のみんなだけなのか……?それなら郷に入れば郷に従えだ!!)

そしてエイシェルも覚悟を決めて自分のクレープにかぶりついた。

(あ!?エイシェルも食べた!!かかか間接キス成立しちゃった!!?いや、今更なのはわかるんだけど!わたしの分で既に成立済みなのは分かるんだけど!!?)

 アリスも食事どころではなくなっていた。一度気になるとずっと気になってしまうのはふたりとも同じ様だ。
 その後一心不乱にクレープにかじりついたエイシェルとアリス。食べ終わったふたりは両方とも顔が真っ赤になっていた。

「お、美味しかったな」

「そ、そうね」

「並んできてるし、そろそろ出るか」

「う、うん。フラム達も終わってるかもだし」

 ぎこちないやりとりが続き店を出ることにしたふたり。しかしその目の前に問題が転がり込んできた。

コロコロコロ…………

「あれ、宝石?……大きい……」

「あ、すんません!」

「何落としてるのよ!ごめんなさい」

「いえ」

 若い冒険者のカップルだろうか、気付けば隣の席で注文を待っていた。そのカップルが落としたのだろう宝石をアリスが拾おうとしたその時、宝石に書かれた紋様が光出す。

「なっ!?ダメだアリス!そいつから離れろ!!」

「えっ?」

 そして、その紋様はエイシェルにとって警戒するに値するものであった。かつて村を襲ったイノシシに書かれていた紋様。召喚陣そのものであった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

彼女の幸福

豆狸
恋愛
私の首は体に繋がっています。今は、まだ。

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

【完結】間違えたなら謝ってよね! ~悔しいので羨ましがられるほど幸せになります~

綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」  何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?  後に聖女召喚で間違われたと知るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!  負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。  やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*) 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2022/06/22……完結 2022/03/26……アルファポリス、HOT女性向け 11位 2022/03/19……小説家になろう、異世界転生/転移(ファンタジー)日間 26位 2022/03/18……エブリスタ、トレンド(ファンタジー)1位

冷宮の人形姫

りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。 幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。 ※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。 ※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので) そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。

愚かな父にサヨナラと《完結》

アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」 父の言葉は最後の一線を越えてしまった。 その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・ 悲劇の本当の始まりはもっと昔から。 言えることはただひとつ 私の幸せに貴方はいりません ✈他社にも同時公開

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

【完結】私だけが知らない

綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

処理中です...