ゴミ国

いっき

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やがてゴミ国の財力は最大規模にまで拡大し、産業や科学技術は周辺のどの国よりも著しく発展した。

発展するとともに、ゴミを出す側となったゴミ国はゴミビジネスを行うこともなくなり……周辺諸国よりは大きな、『普通』の国となったのだった。

それから長い年月が経ち……その国の国民は、自国の発展がゴミビジネスによるということも、自国が『ゴミ国』の異名を持っていたことも完全に忘れ、周辺諸国と産業を切磋琢磨し競い合っていた。


そんなある時。とある小国が誕生した。
誕生したばかりのその国は、ゴミを周辺の国から譲り受けることで成り立っていた。
そのため、周辺諸国からは『ゴミ国』との異名で呼ばれていた。
…………
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