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第1章異世界転生

完成

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 数時間後

 「これを使えば何とかなる筈…」
 「ナリ―聞こえるか?」
 「ん~?君からは話しかけてくるとは珍しいな…」
 「こいつでいけるのか?」
 「それ僕にはわからない…だって遠くから見えても魔法に関しては見えないからさ~」
 「使えない神だ…」
 「あ~今言ってはいけないことを言った!花さ~ん!直人が虐める~」
 「直人いい過ぎよ…確かに使えないけど…」
 「君たち本当に僕の事神様だと思ってる?」
 「「………」」
 「黙るなよ!あ~もういいよ!もう教えてやらねぇから!」
 「別にいいぞ…僕は別にお前の助けなんて要らないし」
 「それは困るわ直人…この世界についてもまだまだ知らないことも多いし…多少はあれでも助けにはなると思うわ」
 「はぁ…仕方がないな…というか君達仲良くなってない?」
 
 ふとそんな気がしたが話を元に戻す

 「それよりいきなり本番で使うのはなぁ~」
 「いいんじゃないか?助からなかったら運が無かっただけだ…」
 「でも、直人…もし敵のように人質に取られていてもそんなこと言える?」
 「もしそうなら遠慮なく敵を抹殺する…」
 「うん、貴方はそうでしょうね?でも私は?貴方が悪事に手を染めているのを見て喜ぶかしら?」
 「それは…」
 「それにもしこの方法があって失敗して死んでしまったら嫌じゃないかな?」
 「ナリ―何か方法はないか?」
 「……」

 (こいつ拗ねてやがる!)

 「はぁ…俺が悪かった…だから教えてくれないか?」
 「わかればいいんだよ全く…」

 こいつ…まぁいい…取り敢えずは敵の動向が気がかりだな…

 「?誰か結界を通り抜けてきた…数は3人…」

 (敵が本丸に乗り込んできたのか?)

 「まぁいい、取り敢えず行くぞナリー」
 「はいは~い、あ、でも切らないで…さっきの剣豪たちだろうし…契約には僕が繋げないといけないしタイミングがあるから…」
 「なぁ、この世界は何故神が干渉しているんだ?」

 移動中にナリ―に聞こうと思ってた質問を投げかける

 「ん?まぁ、元々は信仰で序列を競ってたんだけど…いつの間にか信仰を妨害する方向にシフトしていったんだよね~」
 「くだらねぇ~」
 「それは僕も同感…でも序列を上げようとしている神も少なからずいてたちの悪い奴は滅ぼしてリセットしようとする輩までいる」
 「ここで一番高い神は誰なんだ?」
 「君たちが護衛しているラート様」
 「ラートって序列どの位なんだ?」
 「様をつけなさい…序列は四位…それにこの世界はラート様の信仰が最も多い世界だ」
 「あ~面倒くさ~神の闘争に俺達を巻き込むなよな…」
 「そう言うなよ~かなりそっちにいい条件で契約したんだから~」
 「うるっさい…」

 脳内で話していると花が

 「何だかんだ貴方も仲いいじゃない」
 「え~そうか?」
 「えぇ…それよりももうつくから警戒お願いね…」
 「了解…」
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