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旅行編

旅立ち…

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 咲「じゃあ行ってくるね…」
 シーフ「お気をつけて…」
 
 一通り必要なシーフに必要な操作を教え、迷宮管理許可をして私達はラート神殿に向かった
 
 咲「大丈夫かな?」
 イーリャ「まぁ大丈夫かと…最悪の事を想定して私と同モデルの者を置いてきましたし…」
 
 さらっと凄いことを言ったが驚かないぞ…
 
 咲「いつ作ったの?」
 イーリャ「前々から準備していたのでいつか貴方と旅立つときの為に…」
 咲「イーリャ…」

 純粋な目をして言っているので余計にまぶしい…
 話を変えるために亜美に話を振る

 咲「ところで亜美…」
 亜美「何?さっきー」
 
 そのあだ名定着なんだ…
 
 咲「この中でだとやっぱり亜美が一番強いの?」

 亜美は考え込み

 亜美「うーん…個人で言うとどうなんだろ…」
 咲「どういうこと?」
 亜美「私達は基本二人以上で動いていたから個人で動くことは少ないの…」
 
 協力戦を主にした戦いとしかしてこなかったのだろう…
 
 亜美「でもここにいないラウラは別格…彼女は私達全員束でかかっても勝てない…」
 咲「うん…それは見ただけでなんとなくわかる…」
 
 そう考えるとシーフもそこそこの実力なんだろうな…
 彼女とある程度張り合えそうな感じだった
 恐らくあの時は数が多すぎて仲間をどう守るか考えていたのだろう…
  
 亜美「ただ連携に関していえばアウラとミウラかな…現時点最強は…」

 なんだか悲しそうな目をした…恐らくフレアさんと亜美が二人で組んでいたのだろう
 
 アウラ「個人で言うと亜美さまがここでは一番強いのですよ」
 ミウラ「そうそう…」
  
 皆が頷くのだから亜美は強いのだろう
 
 咲「まぁ…最悪頼んだよ…あ、それと…はいこれ…」
 
 私は収納魔法から複数の武器をそれぞれに渡す
 
 咲「貴方達の武器ボロボロでしょ?よかったらこれ使って…」
 亜美「いいの?」
 咲「試作品だけど…戦闘には使えると思うから…」
 
 それぞれ装備する
 
 ルイ「この盾と手甲軽いな…」
 咲「貴方は装備が盾だからこれにしたよ…魔力流してみて…」
 
 そう言って彼は魔法が流れたことを確認し…

 咲「火炎」
 ルイ「何を!?」
 
 咄嗟に構え受け止める…
 盾が魔力を吸収して炎が弱まり完全に消えた
 成功かな…

 ルイ「これは!?」
 亜美「これは純粋な魔力返還…魔力を通すことで通行路が開く…ほとんどの魔法はこれに当てれば大概吸収できるけど…盾としての耐久は普通だからそこだけはごめんね…あと吸収した魔力を使って魔法も使えるから…」
 亜美「すごいわねそれ…いいなぁ~」
 咲「亜美たちのもこれ…」
 
 それぞれに武器を渡していく私なのだった
 
 
 
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