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勇者の弟子編
勇者ナタリアと旅人レックその2
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病についてサナは話すと、ナタリアは礼を言って出て行く。
調査で赴いたナタリアはこの国について調査しているが、食事や生活……何においても感染するような違和感はなかった。
他に原因があると思うのだが、それを掴む手がかりを探していたのだが……。
「見つからない!」
「まぁ、早々に見つかるならここまでなってないし、仕方ないさ」
項垂れたようにいうナタリアにレックは励ますように言う。
「まぁ、そうなんだけどさ~」
そういうと、再び街を回る。
「それにしても病が流行っているのに人が多いなんて、おかしな話よね~」
「まぁ実際、皆病気の人に会ったことがないって言ってたし、皆の中ではそれ程って言う感じなんだろ」
実際に遭ったもしくは見た事なければ、人というものは危機を感じない。
「それにしてもこの国のお偉いさんは何をしてるのかね~?」
こんな状態の国、他の国なら調査に躍起になるかもしくは閉鎖して感染を抑制に乗り出すはずなのに……。
「この国ってなんの対策もしてないわね~」
「多分だけど、そんなに注視してないとか? ってか、どうしてそこまで気にかけるの? 他国のことじゃん」
言い方に戸惑うナタリア……自分が勇者だと言う事は伏せているのだ。
弁明を考えているナタリアをレックは見ながら、
「いや、話さなくて良いや……ナリアにはナリアの事情があるんでしょ? なら言う必要はない……すまない」
「いやいや、こっちこそ……うん、そうだね……ごめん、もう少ししたらちゃんと話すから……」
信用はしたいが、安易に話して良いことではない。
私が勇者だと言う事は各国の王と私の祖国のごく一部だ。
「別に良いよ、話したくないなら話さなくて……それより……」
調査で赴いたナタリアはこの国について調査しているが、食事や生活……何においても感染するような違和感はなかった。
他に原因があると思うのだが、それを掴む手がかりを探していたのだが……。
「見つからない!」
「まぁ、早々に見つかるならここまでなってないし、仕方ないさ」
項垂れたようにいうナタリアにレックは励ますように言う。
「まぁ、そうなんだけどさ~」
そういうと、再び街を回る。
「それにしても病が流行っているのに人が多いなんて、おかしな話よね~」
「まぁ実際、皆病気の人に会ったことがないって言ってたし、皆の中ではそれ程って言う感じなんだろ」
実際に遭ったもしくは見た事なければ、人というものは危機を感じない。
「それにしてもこの国のお偉いさんは何をしてるのかね~?」
こんな状態の国、他の国なら調査に躍起になるかもしくは閉鎖して感染を抑制に乗り出すはずなのに……。
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「多分だけど、そんなに注視してないとか? ってか、どうしてそこまで気にかけるの? 他国のことじゃん」
言い方に戸惑うナタリア……自分が勇者だと言う事は伏せているのだ。
弁明を考えているナタリアをレックは見ながら、
「いや、話さなくて良いや……ナリアにはナリアの事情があるんでしょ? なら言う必要はない……すまない」
「いやいや、こっちこそ……うん、そうだね……ごめん、もう少ししたらちゃんと話すから……」
信用はしたいが、安易に話して良いことではない。
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