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勇者の弟子編
絶壁
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「そういえば、ラナって魔法使えるの?」
この子達だけなら小さいのでいけるが、ラナもとなると骨が折れる。
コベッサは魔法使いの多い国である。
それにより、魔法の使えない人達はあまりに高い壁に阻まれ、魔法使い以外は入ることは困難だとされている。
「使えるよ? あの時はあんまり食べたり寝れなかったから魔力が足りなかったの!」
ラナは魔法を発動する。
緑色の魔力……っと言う事は風魔法か……。
「うん、ストップ……使える事はわかったから」
魔法を発動する際、発動する魔法の色の魔力が漏れ出る。
それが出る時点で魔法の適性がある証拠になる。
「あ、この子達はまだ小さいから使えないの……」
魔力は親、もしくは魔力を持つ者が幼少期の子供に魔力を身体に流す事で発動する場合も例外ではあるが、大体遺伝なのでこの子達もいずれ使えるだろう。
「そうなんだ、それで風魔法はどのくらい操れる?」
「うーんとね、宙に浮いたり風の刃をだしたりできるよ。 お父さんは竜巻起こすことも出来たけど……」
竜巻という事は親は中級魔法を使えるという事だ。
「宙に浮けるなら、それで十分」
そう言って少し歩くと、大きい壁が現れる上の方には着地する場所が見える。
「いけそう?」
ラナは私の方を見て「大丈夫」っと言うので私が先に行く。
門番に子供達を任せ、下に降りる。
「お待たせ」
ラナは魔法を発動して、脚に風を纏わせる。
「久々だろうから、無茶しないでね」
「心配してくれてありがと、でも大丈夫」
そう言って上の方へ向かい、上に着くと門番から子供達を引き渡され、コベッサに入るのだった
この子達だけなら小さいのでいけるが、ラナもとなると骨が折れる。
コベッサは魔法使いの多い国である。
それにより、魔法の使えない人達はあまりに高い壁に阻まれ、魔法使い以外は入ることは困難だとされている。
「使えるよ? あの時はあんまり食べたり寝れなかったから魔力が足りなかったの!」
ラナは魔法を発動する。
緑色の魔力……っと言う事は風魔法か……。
「うん、ストップ……使える事はわかったから」
魔法を発動する際、発動する魔法の色の魔力が漏れ出る。
それが出る時点で魔法の適性がある証拠になる。
「あ、この子達はまだ小さいから使えないの……」
魔力は親、もしくは魔力を持つ者が幼少期の子供に魔力を身体に流す事で発動する場合も例外ではあるが、大体遺伝なのでこの子達もいずれ使えるだろう。
「そうなんだ、それで風魔法はどのくらい操れる?」
「うーんとね、宙に浮いたり風の刃をだしたりできるよ。 お父さんは竜巻起こすことも出来たけど……」
竜巻という事は親は中級魔法を使えるという事だ。
「宙に浮けるなら、それで十分」
そう言って少し歩くと、大きい壁が現れる上の方には着地する場所が見える。
「いけそう?」
ラナは私の方を見て「大丈夫」っと言うので私が先に行く。
門番に子供達を任せ、下に降りる。
「お待たせ」
ラナは魔法を発動して、脚に風を纏わせる。
「久々だろうから、無茶しないでね」
「心配してくれてありがと、でも大丈夫」
そう言って上の方へ向かい、上に着くと門番から子供達を引き渡され、コベッサに入るのだった
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